「電話をかけようとしている」は、英語ではどのように言えばよいのでしょうか。学校で習った知識から、とりあえず「trying to」を思い浮かべる人は多いかもしれません。しかし、今まさに発信ボタンを押すところなら、別の表現のほうが状況に合います。
日本語の「〜しようとしている」には、努力中、準備中、行動の直前、検討中など、いくつもの状態が含まれます。英語では、その違いをbe trying to・be about to・be getting ready toなどで表し分けます。
この記事を読み進めれば、同じ日本語から適切な英語を選ぶ基準が分かり、電話、待ち合わせ、仕事、学習、日常生活で使える文を自分で組み立てやすくなります。声に出して練習したいときは、英語教室のように対話の機会がある環境も選択肢になります。まずは、最も基本的な判断基準から押さえましょう。
「しようとしている」は状況を見て英語を選ぶ
- 努力や試みならbe trying toを使う
- 直前ならbe about to、準備中ならbe getting ready toを選ぶ
最初に覚えたいのは、日本語を一語ずつ置き換えるのではなく、話し手がどの状態を伝えたいのか考えることです。中心となる表現はbe trying toですが、すべての場面に当てはまるわけではありません。
たとえば「彼は電話をかけようとしている」という日本語を考えてみましょう。何度も発信しているのにつながらないなら、He is trying to call. が自然です。指が発信ボタンに触れる直前なら、He is about to call. が合います。
電話番号を確認し、静かな場所へ移動している段階なら、He is getting ready to call. と言えます。電話しようか迷っているだけなら、He is thinking of calling. が近い表現です。このように、同じ動作でも「努力・直前・準備・検討」のどこにいるかで英語が変わります。
- be trying to + 動詞の原形:目標に向かって努力している、実現を試みている
- be about to + 動詞の原形:今まさに行動を始める直前である
- be getting ready to + 動詞の原形:行動に必要な準備を進めている
- be thinking of + 動名詞:実行するかどうか検討している
- be going to + 動詞の原形:予定や意思がある
迷ったときは、「すでに努力しているか」「開始の直前か」「準備をしているか」と自分に問いかけてください。まず場面を分類してから英文を作ると、単純な直訳から離れやすくなります。では、中心となるbe trying toを詳しく見ていきましょう。

努力中を表すbe trying toの基本
- 主語+be動詞+trying to+動詞の原形で作る
- 目標はあるが達成したかどうかは文だけでは決まらない
be trying toは、何かを実現するために行動している状態を表します。基本形は「主語+be動詞+trying to+動詞の原形」です。主語に応じてam、is、areを選びます。
I am trying to study. は「私は勉強しようとしています」、She is trying to open the door. は「彼女はドアを開けようとしています」です。会話ではI’m、she’s、they’reのような短縮形がよく使われます。
大切なのは、trying toには目標へ向かう途中という感覚があることです。行動が成功したかどうかは、この形だけでは分かりません。結果を伝えたい場合は、後ろに成功または失敗を示す内容を続けます。
- フレーズ
- She is trying to open the window.
- 日本語訳
- 彼女は窓を開けようとしています。
- 使う場面
- 窓が固い、鍵が動かないなど、開けるという目標に向けて取り組んでいる場面です。
- 注意点・誤用例
- She trying to open the window. ではなく、be動詞を入れてShe is trying to open the window. とします。
- 発音・ニュアンス
- trying toは会話で「トライイン・トゥ」のようにつながります。toは弱く発音されやすく、努力が続いている印象があります。
今この瞬間だけでなく、現在の取り組みにも使える
I’m trying to learn English. と言ったとき、話している瞬間に教科書を開いている必要はありません。数週間、数か月という幅を持つ現在の取り組みも表せます。日本語では「英語を学ぼうとしています」「英語を勉強しているところです」などと訳せます。
I’m trying to eat less sugar these days. なら、「このところ砂糖を控えようとしています」という意味です。毎回成功しているとは限りませんが、生活上の目標として取り組んでいることが伝わります。
try toは失敗を意味するとは限らない
He tried to solve the problem. だけでは、問題を解決できたかどうかは確定しません。He tried to solve the problem, but he couldn’t. と続けば失敗です。He tried to solve the problem and eventually found the answer. と続けば、最終的には成功しています。
tryingの前にはbe動詞が必要で、後ろの動詞との間にはtoを置きます。I trying to call. やShe is trying open the door. とはせず、I’m trying to call.、She is trying to open the door. とします。
ここまでで、努力を表す形はつかめました。次は、日本語では同じ「しようとしている」でも、努力ではなく時間的な直前を表すbe about toを確認します。
今まさにするところならbe about to
- be about toは行動や出来事の直前を表す
- 遠い将来の予定には通常使わない
be about to+動詞の原形は、「今まさに〜するところだ」「もうすぐ〜が起こる」という直前の状態を表します。努力の有無ではなく、出来事までの時間が非常に短いことが中心です。
I’m about to leave. と言えば、荷物を持ち、もう出発するところだと伝えられます。I’m trying to leave. なら、帰ろうとしているのに話しかけられる、仕事が終わらないなど、出発を実現しようとしている印象になります。
- フレーズ
- I was just about to call you.
- 日本語訳
- ちょうどあなたに電話しようとしていたところです。
- 使う場面
- 電話しようと思っていた相手から、先に電話がかかってきた場面で便利です。
- 注意点・誤用例
- I was about to calling you. とはしません。about toの後ろには動詞の原形を置きます。
- 発音・ニュアンス
- about toは「アバウトゥ」のようにつながり、justを加えるとまさにその瞬間という感覚が強まります。
遠い予定にはbe going toを使う
be about toは、通常、すぐ後に起こる出来事に使います。そのため、I’m about to move to Canada next year. のように「来年」と組み合わせると、直前という意味と遠い予定がぶつかります。
来年の予定なら、I’m going to move to Canada next year. が自然です。引っ越し当日で、荷物を積み終え、これから出発するなら、I’m about to leave for Canada. と言えます。
- The train is about to depart.:電車はまもなく出発します。
- The movie is about to start.:映画が始まろうとしています。
- She’s about to go to bed.:彼女は寝るところです。
- We were just about to order.:私たちはちょうど注文するところでした。
時間の近さを伝えたいならbe about to、目標への取り組みを伝えたいならbe trying toです。この違いを押さえたら、その中間に見えやすい「準備中」の表現へ進みましょう。
準備をしているならbe getting ready to
- 着替えや荷造りなど、行動前の準備を表す
- be about toよりも行動開始までに幅がある
be getting ready to+動詞の原形は、「〜する準備をしている」という意味です。行動そのものはまだ始まっていなくても、必要な用意を進めているときに使えます。
I’m getting ready to go out. なら、着替える、持ち物を確認する、靴を履くなどの準備が想像できます。I’m about to go out. は準備がほぼ終わり、外へ出る直前です。この時間的な幅が違いを見分けるポイントです。
- フレーズ
- She is getting ready to give a presentation.
- 日本語訳
- 彼女は発表をする準備をしています。
- 使う場面
- 資料を確認する、機器を接続する、話す内容を見直すなど、発表前の用意をしている場面です。
- 注意点・誤用例
- 発表が数秒後に始まることだけを言うなら、She is about to give a presentation. のほうが明確です。
- 発音・ニュアンス
- getting ready toは会話で音がつながります。readyをややはっきり発音すると、準備段階であることが伝わりやすくなります。
旅行の場面で3表現を比較する
He is trying to leave on a trip. は、旅行に出ようとしているものの、休暇が取れない、予約がうまくいかないなど、実現に向けて取り組んでいる印象があります。
He is getting ready to leave on a trip. なら、荷造り、予約確認、着替えなどの準備中です。He is about to leave on a trip. なら、準備はほぼ終わり、まもなく出発します。
3つとも日本語では「旅行に出ようとしている」と訳せます。しかし、英語では目標達成への努力、出発前の準備、出発の直前を分けて伝えられます。ここを区別できると、短い英文でも場面が鮮明になります。
try to doとtry doingを混同しない
- try to doは目標を達成しようとする試み
- try doingは方法を実際に試してみること
try to doとtry doingは形が似ていますが、視点が異なります。try to doは、ある行動の達成を目標にします。try doingは、問題を解決する方法として、その行動を実際に試します。
I tried to move the sofa. は「ソファを動かそうとした」です。重すぎて動かなかった可能性があります。I tried moving the sofa. は「試しにソファを動かしてみた」で、部屋の配置を変える方法として移動を実行した印象があります。
- フレーズ
- Try restarting your computer.
- 日本語訳
- パソコンを再起動してみてください。
- 使う場面
- 不具合を直すための方法として、再起動を提案するときに使います。
- 注意点・誤用例
- Try to restart your computer. も文法的には正しいものの、「再起動できるよう努力してください」という目標達成の響きが強くなります。
- 発音・ニュアンス
- Tryの後で長く区切らず、Try restartingをひとまとまりで発音します。命令形でも、解決策を穏やかに提案する言い方として使えます。
電話を使った比較
I tried to call him. は、彼に電話をかけようとしたことを表します。番号が分からなかった、電波がなかった、発信しても相手が出なかったなど、目標を十分に達成できなかった文脈でもよく使われます。
I tried calling him. は、連絡を取る手段として電話を試したという意味です。メールだけでなく、電話という方法も実行した印象になります。電話をかける行為自体は行われたと考えるのが自然です。
- Try adding a little salt.:試しに塩を少し加えてみてください。
- Try speaking more slowly.:もう少しゆっくり話してみてください。
- Try talking to your manager.:上司に相談してみてください。
- She tried studying at the library.:彼女は図書館で勉強してみました。
「やってみて」と方法を提案するならtry doingが基本です。一方、「できるよう努力して」と求めるならtry to doが合います。日本語訳だけでなく、目標と方法のどちらを示すかで判断してください。
現在・過去・未来で形を変える方法
- be動詞を変えると現在と過去の取り組みを表せる
- 未来の努力にはwill try toが使える
「しようとしている」を時間に合わせて表すには、be動詞やtryの形を変えます。現在進行形はam、is、are trying to、過去進行形はwas、were trying toです。過去の一度の試みならtried toを使います。
現在進行形は今の取り組み
I’m trying to call him. は「彼に電話をかけようとしています」です。She’s trying to find her keys. は「彼女は鍵を見つけようとしています」、We’re trying to understand the situation. は「私たちは状況を理解しようとしています」となります。
過去進行形はその時点の背景
I was trying to call you when my phone died. は、「あなたに電話をかけようとしていたとき、携帯電話の電源が切れました」です。過去進行形は、別の出来事が起きたときに進行していた背景を伝えるのに向いています。
- フレーズ
- She was about to leave when the phone rang.
- 日本語訳
- 電話が鳴ったとき、彼女はまさに出かけようとしていました。
- 使う場面
- ある動作を始める直前に、別の出来事が起きたことを伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- She was trying to leave. にすると、帰ろうと努力していた、帰りたいのに妨げられていたという読み方もできます。
- 発音・ニュアンス
- was about toをひとまとまりで読み、leaveを少し強めると、出発直前だったことが伝わります。
未来の努力を表すwill try to
I’ll try to finish it today. は「今日中に終わらせるよう努力します」です。I’ll try to call you tonight. は「今夜、電話をかけてみます」、We’ll try to arrive before noon. は「正午までに着くようにします」と訳せます。
ただし、I’ll try toには実現を断言しない響きがあります。確実な対応を期待されている場面でI’ll try to send it today. と言うと、「努力はするが、送れるとは限らない」と受け取られることがあります。
実行する意思を明確にするなら、I’ll send it today. と言います。状況次第で難しい可能性があり、それでも努力するならI’ll try to send it today. が適切です。相手が何を期待しているかまで考えて選びましょう。
否定文と疑問文では語順に注意する
- not trying toは試みや意図そのものを否定する
- trying not toは後ろの行動を避けようとする
否定語notの位置が変わると、意味も変化します。I’m not trying to laugh. は「笑おうとしているわけではありません」です。一方、I’m trying not to laugh. は「笑わないようにこらえています」となります。
前者ではtryを否定し、そのような意図はないと伝えます。後者ではlaughを否定し、笑うことを避けるために努力しています。日本語では語順の違いが目立ちにくいため、英語を作るときは「何を否定するのか」を先に決めることが大切です。
- フレーズ
- I’m not trying to blame you.
- 日本語訳
- あなたを責めようとしているわけではありません。
- 使う場面
- 問題点を指摘するとき、相手への攻撃が目的ではないと前置きする場面です。
- 注意点・誤用例
- I’m trying not to blame you. では、「あなたを責めないよう努力している」という別の意味になります。
- 発音・ニュアンス
- notを少し強めると、責める意図を否定していることが伝わります。ただし、続く内容や声の調子によっては防御的に聞こえることもあります。
Are you trying to …?は意図を尋ねる
疑問文はbe動詞を主語の前へ出して作ります。Are you trying to call George? は「ジョージに電話をかけようとしているのですか」、Is he trying to avoid me? は「彼は私を避けようとしているのですか」です。
Are you trying to tell me something? は、相手が何かをほのめかしているように感じたときに使えます。ただし、Are you trying to upset me? やAre you trying to make fun of me? は、不満や疑いを含む強い質問になりやすい表現です。
Are you trying to …?は、内容と声の調子によって問い詰める響きが出ます。柔らかく確認するなら、Sorry, are you trying to say that we should leave now? のように前置きを添えられます。
否定文と疑問文は、文法だけでなく対人関係にも影響します。次は、実際の待ち合わせ場面で、trying toとabout toの違いを会話として確認しましょう。

待ち合わせの会話で使い分けを確認する
- was trying toは過去の時点で試みが続いていたことを表す
- was about toは過去の時点で行動直前だったことを表す
待ち合わせ相手が見つからず、電話もつながらない場面では、trying toの「目的はあるが、まだ実現していない」という特徴がよく表れます。次の会話を、場面を思い浮かべながら読んでください。
- フレーズ
- 学習者A:What are you doing here?
学習者B:I’m waiting for a friend. We promised to meet here.
学習者A:I saw someone near the bookstore. He was trying to call somebody.
学習者B:He may have been trying to call me. I left my phone at home.
学習者A:I hope he’s still there.
学習者B:I’ll go and look for him. Thanks. - 日本語訳
- 学習者A:ここで何をしているのですか。
学習者B:友人を待っています。ここで会う約束をしたんです。
学習者A:書店の近くで人を見かけました。その人は誰かに電話をかけようとしていました。
学習者B:私に電話をかけようとしていたのかもしれません。携帯電話を家に置いてきました。
学習者A:その人がまだそこにいるとよいですね。
学習者B:捜しに行きます。ありがとう。 - 使う場面
- 待ち合わせ相手と行き違い、第三者から目撃情報を聞く場面です。
- 注意点・誤用例
- 単に発信直前だったと伝えるなら、He was about to call somebody. にします。was trying toは、連絡を取ろうとする試みが進行中だったことを示します。
- 発音・ニュアンス
- was trying to callは、tryingとtoを滑らかにつなげます。callをやや強くすると、電話で連絡を取ろうとしていたことが聞き取りやすくなります。
会話で一緒に覚えたい表現
What are you doing here? は「ここで何をしているのですか」という意味です。意外な場所で知人に会った驚きを表すこともあります。ただし、強い調子で言うと相手を問い詰めているように聞こえるため、表情や声の調子が重要です。
promise to+動詞の原形は「〜すると約束する」です。We promised to meet here. なら「ここで会う約束をしました」となります。否定はHe promised not to be late. のように、toの前にnotを置けます。
I left my phone at home. のleaveは「去る」ではなく、「置いてくる」という意味です。場所を添えることで、携帯電話がどこにあるかを明確にできます。I forgot my phone. も使えますが、I left my phone at home. のほうが状況を具体的に伝えます。
I hope he’s still there. のhopeは、望ましいことが起こる可能性を期待するときに使います。現実には携帯電話を持っていないことを残念に思うなら、I wish I had my phone with me. と言えます。
似た表現との違いを整理する
- 予定、検討、直前、努力は別の視点で表す
- attempt toなどは場面に応じて硬さが変わる
「しようとしている」に近い表現は、trying toだけではありません。予定ならbe going to、まだ検討中ならbe thinking of doingが使えます。また、文章の硬さや出来事の重大さによって、attempt to、be on the point of、be on the verge ofも選択肢になります。
be thinking of doingは検討中
I’m thinking of moving to Osaka. は「大阪へ引っ越そうかと考えています」です。まだ案として考えている段階かもしれません。I’m trying to move to Osaka. なら、住居や仕事を探すなど、実現に向けた行動を始めている印象があります。
be going toは予定や意思
I’m going to call him tonight. は「今夜、彼に電話をかけるつもりです」です。現在つながらなくて苦労しているわけでも、今すぐ発信する直前でもありません。予定または意思を伝えています。
- I’m trying to call him.:つながらないなど、電話で連絡を取ろうとしている
- I’m about to call him.:今まさに電話をかける直前である
- I’m going to call him.:電話をかける予定や意思がある
- I’m thinking of calling him.:電話をかけようかと考えている
attempt toは硬い「試みる」
attempt to+動詞の原形も「〜しようと試みる」という意味です。try toより硬く、報告、業務上の記録、改まった説明で使われやすい傾向があります。
The team is attempting to solve the problem. は「チームはその問題を解決しようとしています」です。友人との日常会話で瓶を開けようとしているなら、I’m trying to open this jar. のほうが自然です。
be on the point ofとbe on the verge of
be on the point of+動名詞は「まさに〜するところ」を表します。I was on the point of leaving. は「私はまさに出ようとしていました」です。日常会話ではI was about to leave. のほうが簡潔です。
be on the verge of+動名詞または名詞は、重大な変化や限界の直前によく使われます。She was on the verge of tears. は「彼女は今にも泣き出しそうでした」、The company was on the verge of collapse. は「その会社は崩壊寸前でした」です。
単なる日常動作ならbe about toで十分なことが多く、重大な変化の寸前を強く描くならbe on the verge ofが合います。似た訳語でも、文体と出来事の大きさを考えて選びましょう。
場面別にそのまま使える実用例
- 単語だけでなく、自分が使う場面と組み合わせて覚える
- 電話、学習、職場、日常、人間関係で文を作る
表現を使えるようにするには、自分の日常と結び付けることが大切です。ここでは、よくある場面ごとに短い文を並べます。主語や目的語を入れ替えながら音読してください。
電話・連絡
- I’m trying to reach the person in charge.:担当者に連絡を取ろうとしています。
- I tried to call you several times.:何度かあなたに電話をかけようとしました。
- Are you trying to send me a file?:私にファイルを送ろうとしていますか。
- I was just about to reply.:ちょうど返信するところでした。
- We’re getting ready to contact the customers.:顧客へ連絡する準備をしています。
reachは電話などで相手と連絡がつくことを表せます。I tried to call him, but I couldn’t reach him. なら、「彼に電話をかけましたが、連絡がつきませんでした」です。
英語学習
- I’m trying to memorize these phrases.:これらのフレーズを覚えようとしています。
- I’m trying to speak English every day.:毎日英語を話すようにしています。
- Try reading the sentence aloud.:その文を声に出して読んでみてください。
- I’m trying not to translate every word.:すべての単語を訳さないようにしています。
- I was about to start studying.:ちょうど勉強を始めるところでした。
職場
- We’re trying to meet the deadline.:締め切りに間に合わせようとしています。
- I’m trying to arrange a meeting.:会議を設定しようとしています。
- She’s trying to resolve the issue.:彼女はその問題を解決しようとしています。
- We’re about to start the meeting.:まもなく会議を始めるところです。
- I’ll try to send the document by noon.:正午までに書類を送るようにします。
日常生活
- I’m trying to cook more often.:もっと頻繁に料理をしようとしています。
- He’s trying to save money.:彼はお金をためようとしています。
- She’s about to take a shower.:彼女はシャワーを浴びるところです。
- We’re getting ready to go out.:私たちは出かける準備をしています。
- Try putting the table near the window.:試しにテーブルを窓の近くへ置いてみてください。
感情・人間関係
- I’m trying to understand how you feel.:あなたの気持ちを理解しようとしています。
- I’m not trying to hurt you.:あなたを傷つけようとしているわけではありません。
- Are you trying to avoid the question?:その質問を避けようとしているのですか。
- She was trying not to cry.:彼女は泣かないようにしていました。
- He’s trying to make things right.:彼は事態を正そうとしています。
- フレーズ
- I’m trying to understand how you feel.
- 日本語訳
- あなたの気持ちを理解しようとしています。
- 使う場面
- 意見の食い違いがあるとき、相手の立場を理解する努力を伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- I understand how you feel. は理解していると述べる文です。I’m trying to understandは、まだ完全には理解できていなくても努力していることを表します。
- 発音・ニュアンス
- understandを強くしすぎず、落ち着いた調子で話すと、相手に歩み寄ろうとする姿勢が伝わりやすくなります。
例文を眺めるだけで終わらず、I、she、weなどの主語を替え、目的語も自分の生活に合わせてください。自分が実際に言いそうな文に変えると、会話で取り出しやすくなります。
よくある間違いを短時間で直す
- be動詞、to、動詞の形を順番に確認する
- 文法的に正しくても場面に合わない表現に注意する
間違いを減らすには、「be動詞があるか」「toの後ろが動詞の原形か」「努力・準備・直前のどれか」という3点を確認します。長い文でも、この順番なら見直しやすくなります。
be動詞を落とす
誤りはI trying to call him.、正しくはI’m trying to call him.です。tryingは現在分詞なので、進行形を作るbe動詞が必要です。
tryingの後ろからtoを落とす
She is trying open the door. ではなく、She is trying to open the door. とします。try to doの形では、tryと動詞の原形の間にtoが入ります。
about toの後ろをing形にする
I’m about to leaving. は誤りで、I’m about to leave. が正しい形です。一方、on the point ofの後ろでは、I’m on the point of leaving. のように動名詞を使います。
遠い予定にabout toを使う
来月や来年の予定ならbe going toが基本です。about toは、話している時点から見て行動が差し迫っているときに使います。「いつ起こるのか」を考えると選びやすくなります。
try doingを努力と捉える
I tried restarting the computer. は通常、「試しに再起動してみた」です。再起動を達成しようとしたことを言うなら、I tried to restart the computer. とします。
日本語訳が自然でも、英語が示す段階と場面が一致していないことがあります。文法確認の後に、「努力中か、準備中か、直前か」を必ず見直してください。
間違いの形と正しい形を対にして音読すると、正しい語順が定着しやすくなります。次は、知識を会話で使うための発音練習へ進みましょう。
発音とリズムを身につける練習
- 単語を一つずつ区切らず、意味のまとまりで読む
- 録音して強弱と語順を確認する
文法を理解していても、trying toを一語ずつ強く発音すると、会話では不自然に聞こえることがあります。英語では内容を担う動詞を比較的強くし、toなどの機能語を弱くする傾向があります。
I’m trying to CALL him. では、callを中心に読みます。I’m ABOUT to leave. では、直前であることを対比したいならaboutを意識できます。I’m getting READY to go out. では、readyを明瞭にすると準備中の感じが出ます。
3段階の音読練習
- 英文を見ながら、意味を確認してゆっくり3回読む
- trying to、about to、getting ready toをひとまとまりにして3回読む
- 英文を見ずに場面だけを思い浮かべて3回言う
練習文には、I’m trying to find my keys.、I’m about to leave.、I’m getting ready to go out. の3文が使えます。どの文も行動に関係しますが、頭の中の映像は異なります。
置き換え練習
I’m trying to find my keys. のfind my keysをcall my friend、finish this report、understand this ruleへ替えてください。文の骨組みを保ったまま中身だけを替えると、会話で応用しやすくなります。
次に、I’m about to leave. のleaveをstart、eat、go to bedへ替えます。最後に、I’m getting ready to go out. のgo outをtravel、give a presentation、start workへ替えてみましょう。
録音で確認する項目
- be動詞を落としていないか
- trying toのtoを強く読みすぎていないか
- about toの後ろを動詞の原形にしているか
- 文末の動詞が聞き取れるか
- 場面に合う気持ちで言えているか
発音を細部まで一度に直そうとする必要はありません。最初は語順、次に意味のまとまり、最後に音のつながりという順で確認します。場面を思い浮かべて話すことが、単なる暗唱から会話へ移る助けになります。
今日からできる実践トレーニング
- 場面判定、英文作成、音読の順で練習する
- 短い復習を複数回行い、使い分けを確認する
知識を使える形にするには、英文を見る前に場面を判定する練習が有効です。次の日本語を読み、「努力」「直前」「準備」「方法」「検討」のどれかを先に決めてください。その後で英語を作ります。
- 電話がつながらず、何度も連絡している
- 靴を履き終え、玄関から出るところである
- 旅行用の荷物をかばんに詰めている
- 眠れないので、温かい飲み物を試す
- 転職するかどうかを考えている
答えの例は、I’m trying to reach him.、I’m about to leave.、I’m getting ready to travel.、I’ll try having a warm drink.、I’m thinking of changing jobs. です。表現が一つに決まらない場面もありますが、選んだ理由を説明できれば理解が深まっています。
1日目は3表現だけを比べる
I’m trying to leave.、I’m getting ready to leave.、I’m about to leave. を並べ、それぞれ違う映像を思い浮かべます。帰ろうとしているのに仕事が終わらない、荷物をまとめている、ドアノブに手をかけているという3場面です。
2日目はtry toとtry doingを比べる
I tried to open the door. とI tried pushing the door. を使います。前者はドアを開けるという目標、後者は押すという方法です。目標と方法を言葉で説明してから音読してください。
3日目は否定の位置を変える
I’m not trying to laugh. とI’m trying not to laugh. を交互に読みます。最初の文では「笑う意図はない」、次の文では「笑いをこらえる」という場面を明確に分けます。
4日目は過去の出来事を話す
I was trying to call you when my phone died. のように、途中で別の出来事が起きた文を作ります。whenの前後に、自分が知っている動詞を入れて2文作ってみましょう。
5日目は会話にする
Are you trying to call someone?、Yes, but I can’t reach them. のように、質問と返答を組み合わせます。一人で練習するときは、役割を替えながら両方を読みます。

一人では表現の選択が合っているか判断しにくいこともあります。対話の中で試し、相手の反応を見ながら使い分けを確認したい場合は、無理のない範囲で会話練習の機会を取り入れてください。
使い分けの最終チェック
- 努力・直前・準備・方法・検討の順で場面を判定する
- 迷ったら一つの動詞で複数の表現を比較する
日本語の「しようとしている」を英語にするときは、最初に努力や試行があるか確認します。目標へ向かって取り組んでいるならbe trying toです。うまくいっているかどうかは、必要に応じて後続の文で示します。
次に、行動の直前かを考えます。今にも始まりそうならbe about toです。着替え、荷造り、資料確認などをしているならbe getting ready toを選びます。
問題を解決する手段として実際に何かを試すならtry doingです。まだ実行せず、案として考えているならbe thinking of doing、すでに決めた予定や意思ならbe going toが合います。
- 努力中:He is trying to call her.
- 発信直前:He is about to call her.
- 電話の準備中:He is getting ready to call her.
- 方法として電話を試した:He tried calling her.
- 電話しようか検討中:He is thinking of calling her.
- 電話する予定:He is going to call her.
この6文を同じ場面として覚えず、それぞれ別の映像にしてください。英語では、話し手が動作のどの段階を見ているかが表現に現れます。場面を先に決めることが、自然な選択への近道です。
最初から多くの表現を一度に使う必要はありません。まずbe trying to、be about to、be getting ready toの3つを、自分の日常に合う文で言えるようにします。その後、try doingやbe thinking of doingを加えると整理しやすくなります。
「しようとしている」の英語に関するQ&A
- 迷いやすい語順とニュアンスを質問形式で確認する
- 回答を読んだ後、自分の例文を一つ作る
最後に、学習中に生じやすい疑問を確認します。答えを読むだけでなく、各項目について自分の生活に合う英文を一つ作ると復習になります。
「しようとしている」はいつもbe trying toでよいですか?
いいえ。目標に向かって努力しているならbe trying to、行動の直前ならbe about to、準備中ならbe getting ready toを使います。日本語だけで決めず、その行動がどの段階にあるかを確認してください。
I’m trying to leave.とI’m about to leave.の違いは何ですか?
I’m trying to leave.は、帰ろうとしているのに仕事や会話が終わらないなど、出発を実現しようとしている状態です。I’m about to leave.は準備がほぼ終わり、今まさに出発する直前であることを表します。
try to doとtry doingはどう見分けますか?
達成したい行動そのものが目標ならtry to do、問題解決の方法として実際に試すならtry doingです。I tried to open the door.はドアを開けようとしたこと、I tried pushing the door.は方法として押してみたことを表します。
be about toは来月の予定にも使えますか?
通常は使いません。be about toは出来事がすぐ起こる直前を表します。来月や来年の予定にはbe going toなどを使い、今まさに始まるところである場合にbe about toを選びます。
I’m not trying to laugh.とI’m trying not to laugh.は同じですか?
同じではありません。I’m not trying to laugh.は笑おうという意図を否定し、I’m trying not to laugh.は笑わないようにこらえていることを表します。notがtryの前後どちらに関係するかで意味が変わります。
I’ll try toは約束として使えますか?
努力する意思は伝えられますが、実現を断言する表現ではありません。確実に行う意思を示すならI’ll do it.を使い、難しい可能性がある中でも努力すると伝えるならI’ll try to do it.が合います。
Are you trying to …?は失礼になりますか?
必ず失礼になるわけではありませんが、内容や声の調子によっては相手を問い詰める響きが出ます。柔らかく確認したいときは、SorryやDo you meanなどの前置きを添え、決めつけない調子で尋ねてください。
trying toを自然に発音するにはどうすればよいですか?
tryingとtoを細かく切らず、ひとまとまりで読みます。toは弱くなりやすいため、後ろの中心動詞を比較的はっきり発音してください。短い文を録音し、語順とリズムを順番に確認すると練習しやすくなります。
「しようとしている」を見たら、すぐ一つの表現へ置き換えるのではなく、努力中、準備中、直前、方法、検討のどれかを考えてください。中心となるbe trying toを押さえ、be about toとbe getting ready toを場面ごとに比べることで、意図と時間の感覚をより正確に伝えられます。

