書類の数字を打ち間違えた、送信先を間違えた、確認の手順をひとつ飛ばしてしまった。仕事や生活の中で「あっ」と声が出る瞬間は、どんなに慎重な人にも訪れます。
そんなとき英語で「次は間違えないように気をつけよう」と言いたくなります。ところが辞書を引くと take care not to は「〜しないように気を付ける」という一行の訳しか載っていないことが多く、be careful not to や make sure not to との違いが分からないまま止まってしまいがちです。
この記事では、take care not to の文の組み立て方から、似た表現との住み分け、職場・日常・旅行での言い回し、日本語から直訳すると崩れやすい落とし穴、そして声に出す練習の手順までをひとつながりで扱います。読み終えたときには、辞書の一行が「自分の口から出る一文」に変わっているはずです。
独学で音とリズムまで固めたい方は、英語教室のように話す機会を確保する方法もあります。まずは、この表現の骨組みから確かめていきましょう。
- take care not toの意味と基本の形
- notの位置がすべてを決める|不定詞の否定形
- take care toとtake care not toの方向の違い
- be careful not toとの違いと選び方
- be carefulの前置詞で注意の向け先が変わる
- Take care.とtake care of ~を切り分ける
- watch out・mind・make sure not toの比較
- オフィスでの会話例|ミスに気づいた場面
- 職場で使える例文集|書類・メール・日程
- 日常生活・旅行で使える例文集
- 会話に出てきた周辺表現を掘り下げる
- 間違えやすい五つのポイント
- 発音とリズムの練習手順
- 7日間で口に馴染ませる練習プラン
- ミスを減らす発想と英語表現
- よくある質問
take care not toの意味と基本の形
- take care not to + 動詞の原形で「〜しないように気をつける」を表す
- take care は「注意を払う」という意味の動詞句が土台になっている
- 否定語 not は to の直前に置くのが標準的な語順
- 避けたい事態を先に言葉にすることで、行動の指針として機能する
take care not to は「〜しないように気をつける」という意味を表し、not to のあとには動詞の原形が続きます。まずこの形を丸ごと覚えてしまえば、あとは動詞を入れ替えるだけで無数の文が作れます。
なぜこの形になるのかというと、take care がもともと「注意を払う」「用心する」という意味の動詞句だからです。ここに不定詞 to do を続けると「〜するように注意する」となり、その不定詞を否定した形が take care not to do になります。
つまり「注意を払う」+「〜しないという方向へ」という二段構えの表現です。日本語の「〜しないように気をつける」と語順が逆さになるため、最初は組み立てに時間がかかりますが、後ろから訳す癖をつけると一気に楽になります。
- フレーズ
- We should take care not to make a mistake.
- 日本語訳
- 間違えないように気をつけるべきですね。
- 使う場面
- 同僚と一緒に書類のミスに気づき、次に同じことが起きないよう声をかけ合うとき。主語を we にすると相手を責めずに済みます。
- 注意点・誤用例
- ×We should take care not making a mistake. のように動名詞を続けるのは誤りです。not to のあとは必ず原形の make になります。
- 発音・ニュアンス
- take care は「テイクケア」と切らずに「テイッケア」とつなげます。not to は t が重なるため「ナッ・トゥ」と一度息を止めるように発音すると自然です。
続けて、身近な場面で使える基本例を並べます。どれも動詞を差し替えただけの同じ構造なので、声に出しながら形を体に入れてください。
- フレーズ
- Take care not to burn yourself.
- 日本語訳
- やけどをしないように気をつけて。
- 使う場面
- 熱い鍋や飲み物を手渡すとき。相手の体が傷つく事態を先に言葉にして防ぎます。
- 注意点・誤用例
- burn は他動詞なので目的語が必要です。×Take care not to burn. だけでは何を焼くのか宙に浮きます。自分の身なら yourself を添えます。
- 発音・ニュアンス
- burn yourself は「バーンユアセルフ」ではなく「バーニョアセルフ」に近く滑らかにつながります。声を落として言うと気遣いが伝わります。
- フレーズ
- Take care not to cut your fingers when you chop the onions.
- 日本語訳
- 玉ねぎを刻むとき、指を切らないように気をつけて。
- 使う場面
- 台所で一緒に作業しているとき。when 以下で条件を足すと、いつ気をつけるべきかが明確になります。
- 注意点・誤用例
- ×Take care not to cut finger. と冠詞や所有格を落とすと不自然です。体の部位には your や the を添えます。
- 発音・ニュアンス
- cut your は「カッチョア」のように t と y が溶けます。長い文は when の前で軽く息を継ぐと聞き取りやすくなります。
- フレーズ
- We took care not to be seen by anybody.
- 日本語訳
- 私たちは誰にも見られないように注意しました。
- 使う場面
- サプライズの準備を進めた経緯を後から語るときなど。過去形にすると「実際にそう行動した」という報告になります。
- 注意点・誤用例
- not to のあとに受動態を置く場合は not to be seen となります。×not to seen とすると be が抜けた形になります。
- 発音・ニュアンス
- took care の oo は短く「トゥック」。物語を語る調子でゆっくり言うと、慎重に振る舞った様子が伝わります。
このように take care not to は、避けたい事態を先に言葉にしてから行動を選ぶ表現です。では、その not はなぜ to の前に来るのでしょうか。ここが日本語話者のつまずきやすい地点なので、次の章で丁寧に確かめます。
notの位置がすべてを決める|不定詞の否定形
- 不定詞を否定するときは not を to の直前に置く
- take care not to / be careful not to / make sure not to すべて同じ語順
- 会話では to not も耳にするが、書き言葉では not to が安全
- decide や promise など他の動詞にも同じ規則が広がる
不定詞を否定するときは not を to の直前に置くのが英語の基本規則です。take care not to make が正しく、take care to not make は標準的な形ではありません。
理由は、not が「to 以下のかたまり全体」を否定しているからです。to make a mistake という一つの意味の塊があり、その塊の前に not を置いて「その塊を打ち消す」という発想になります。
日本語で考えると「気をつける/間違えない/ように」と並べたくなり、not を動詞の近くへ持っていきたくなります。しかし英語では否定したい塊の頭に印をつける、と覚え直すのが近道です。
×Take care to not make a mistake. という語順は、会話では通じるものの、報告書や社外メールでは避けたほうが無難です。とくに掲示物や取扱説明書の文では、Take care not to 〜 の語順が標準として扱われます。読み手が文法の誤りとして受け取る可能性があるため、書くときは not to で固定しておきましょう。
この規則は take care だけの話ではありません。次のように、不定詞を取る動詞のほとんどが同じ形を共有しています。
- フレーズ
- I decided not to say anything.
- 日本語訳
- 何も言わないことにしました。
- 使う場面
- 言い返さずに黙る選択をしたと伝えるとき。decide、promise、pretend、choose なども同じ形を取ります。
- 注意点・誤用例
- ×I didn’t decide to say anything. にすると「言うと決めなかった」という別の意味になり、決意の中身が変わってしまいます。
- 発音・ニュアンス
- not to にわずかに力を込めると「あえて言わない選択をした」という含みが出ます。平坦に読むと単なる報告になります。
否定の位置が変わると意味が変わるという点は、丸暗記より仕組みで理解しておく価値があります。I didn’t decide to go. は「行くと決めていない」、I decided not to go. は「行かないと決めた」。前者は未決、後者は決定済みです。

語順の骨組みが見えたところで、肯定形の take care to との対比に進みます。同じ動詞句なのに、not があるかないかで役割が大きく変わります。
take care toとtake care not toの方向の違い
- take care to do は「忘れずに〜する」「きちんと〜するよう気を配る」
- take care not to do は「起こしたくない事態を避ける」
- 肯定形は実行の確実さ、否定形は失敗の回避に重心がある
- 実際の会話では否定形のほうが登場頻度が高い
肯定形の take care to do は「忘れずに〜する」「きちんと〜するよう心を配る」という意味です。実行してほしい行動そのものを言葉にします。
対する否定形は、避けたい結果を言葉にします。同じ状況でも、どちらを口にするかで相手の意識の向く先が変わるのが面白いところです。
- フレーズ
- Take care to lock the door when you leave.
- 日本語訳
- 出るときは忘れずに鍵をかけてください。
- 使う場面
- 留守を任せる相手への申し送りや、社内の運用ルールを文書で伝えるとき。
- 注意点・誤用例
- 同じ内容を否定形で言うなら Take care not to leave the door unlocked. になります。伝えたい焦点が「施錠する」か「開けっぱなしにしない」かで選び分けます。
- 発音・ニュアンス
- lock the door の the は弱く飲み込むように。命令文ですが語尾を下げすぎないと、指示より依頼に近い響きになります。
- フレーズ
- She took care to explain every step slowly.
- 日本語訳
- 彼女は一つひとつの手順をゆっくり説明するよう心を配りました。
- 使う場面
- 誰かの丁寧な仕事ぶりを評価して伝えるとき。第三者の配慮を描写する文脈でよく使われます。
- 注意点・誤用例
- took care of となると「面倒を見た」「対処した」に意味が変わります。of を入れるかどうかで文の意味が別方向に動く点に注意します。
- 発音・ニュアンス
- slowly をゆっくり言うと内容と音が一致して説得力が増します。書き言葉寄りの落ち着いた響きを持つ文です。
take care は接続詞 that を伴う形も取れます。この形を知っておくと、主語を変えたいときに困りません。
that節を使うと主語を自由に変えられる
Take care that you don’t lose the receipt. は「領収書をなくさないように気をつけて」という意味です。that 以下に主語と述語が揃うため、誰の行動について言っているのかがはっきりします。
He took care that no one noticed his absence. のように、第三者を主語に立てることもできます。不定詞の take care not to は文の主語と一致する行動にしか使えないため、ここが実用上の分かれ目です。
つまり「自分が自分の行動に気をつける」なら不定詞、「別の人物の行動が起きないよう気を配る」なら that 節。この切り分けを持っておくと、言いたい内容に合う形をすぐ選べます。
ここまでが take care 系の骨組みです。では、もう一つの代表格である be careful not to とはどう違うのでしょうか。使い分けの感覚を次の章で整えます。
be careful not toとの違いと選び方
- 意味はほぼ重なるが、be careful は目前の危険や直後のミスに向く
- take care は行動全体への心構えや、説明書などの落ち着いた文脈に向く
- 交換できる場面も多く、どちらを選んでも意味は通じる
- 迷ったら口頭の注意は be careful、文書は take care と決めておくと楽
be careful not to do も「〜しないように気をつける」を表し、意味の中心は take care not to と重なります。違いは重心の置き方です。
careful は「注意深い」という形容詞なので、be careful は 注意を向けた状態でいなさいという指示に近い響きを持ちます。目の前の具体的な危険や、これから起こりうるミスに反応する形です。
一方 take care not to は、行動全体への心構えを述べる傾向があります。手順書や注意書き、落ち着いた説明の文脈で見かける機会が多い表現です。
- フレーズ
- Be careful not to send it to the wrong person.
- 日本語訳
- 別の人に誤送信しないよう気をつけてください。
- 使う場面
- 送信ボタンを押す直前の同僚に声をかけるとき。今この瞬間の危険に反応する言い方です。
- 注意点・誤用例
- 強い調子で言うと責める響きになります。Let’s be careful not to 〜 と主語を we 側に寄せると協力的に聞こえます。
- 発音・ニュアンス
- wrong person の wrong に軽く強勢を置くと、どこが問題かが伝わります。早口で言うほど焦りが伝染するので、あえて落ち着いて。
- フレーズ
- Take care not to damage the surface when you remove the film.
- 日本語訳
- フィルムを剥がす際、表面を傷つけないようご注意ください。
- 使う場面
- 製品の取扱説明や作業手順の案内文。読み手全体に向けた落ち着いた注意喚起に向きます。
- 注意点・誤用例
- 同じ文を Watch out not to 〜 に置き換えると不自然です。watch out は for + 名詞、または独立した警告として使います。
- 発音・ニュアンス
- 読み上げるときは damage the surface をひと息で。書き言葉らしい格調があり、口語の緊急感はありません。
目安としては、日常会話の「危ないよ」に近い場面では be careful、手順や心がけを述べる落ち着いた場面では take care。この二択で考えれば選択に困りません。
もっとも、両者は交換できる場面も多く、どちらを使っても意味が伝わらない相手はいません。まずは口が慣れているほうを使い、余裕が出てから使い分けを意識するのが現実的です。
ところで be careful には not to 以外に、前置詞を続ける形もあります。ここを整理すると表現の幅が一気に広がるので、続けて確かめましょう。
be carefulの前置詞で注意の向け先が変わる
- of は警戒したい対象そのものを示す
- about は発言や選択などテーマ全体への慎重さを示す
- with は手元で扱う物や、接し方に配慮が必要な相手を示す
- careful のあとに名詞を直接続けることはできない
be careful のあとに続く前置詞は of、about、with の三つが軸になります。同じ名詞でも前置詞が変わると意味が動くため、セットで音として覚えるのが確実です。
of は「危険な対象そのもの」
犬、車、段差、詐欺など、警戒したい相手や物を示すときは of を使います。Be careful of the traffic when you cross the street. は「道を渡るときは車に気をつけて」。
Be careful of scams that ask for personal information. は「個人情報を求める詐欺に気をつけてください」。Be careful of pickpockets in crowded places. なら「混雑した場所ではスリに気をつけて」となります。
about は「事柄やテーマ全体」
発言、選択、情報の扱いなど、行為全体について慎重になる場合は about が合います。Be careful about what you say in the meeting. は「会議で何を言うかには気をつけて」。
We need to be careful about sharing customer data. は「顧客データの共有には慎重になる必要があります」。判断や方針に関わる話題では about が自然に響きます。
with は「扱い方への配慮」
手元の道具や、丁寧に接すべき相手には with を使います。Be careful with the knife. は「ナイフの扱いに気をつけて」。Please be careful with confidential documents. は「機密文書の取り扱いには気をつけてください」。
We need to be careful with the budget. のように、数字や資源の扱いにも広がります。対象から受ける危険なら of、対象の扱いなら withと対比させると迷いません。
- フレーズ
- Be careful of the dog. / Be careful with the dog.
- 日本語訳
- その犬に気をつけて(危険かもしれない)。/その犬を優しく扱ってね。
- 使う場面
- 前者は初めて訪ねた家で番犬に近づく人へ。後者は小さな子どもがペットに触ろうとしているときへ。
- 注意点・誤用例
- ×Be careful the dog. と前置詞を落とすのは誤りです。ガラスの例でも of なら割れた破片への警戒、with なら手に持ったグラスを割らない配慮になります。
- 発音・ニュアンス
- of は「オヴ」より弱く「ァヴ」、with は「ウィズ」よりも「ウィθ」に近い息の音。前置詞は弱く速く流すのが自然です。
careful の後ろに名詞を直接続けることはできません。日本語の「犬に気をつけて」を語順どおり訳すと前置詞が抜け落ちやすく、×Be careful the dog. という形になりがちです。be careful of / be careful about / be careful with の三つを、前置詞まで含めたひとつの音の塊として覚えてしまうのが安全です。
前置詞が整理できたところで、もう一つ混同しやすい問題に触れます。それは take care が not to も of も伴わずに単独で現れる場合です。
Take care.とtake care of ~を切り分ける
- 単独の Take care! は「じゃあね」「元気でね」という別れ際の挨拶
- take care of ~ は「世話をする」「対処する」「支払いを済ませる」
- not to を伴うときだけ「〜しないように注意する」になる
- この三分岐を頭に入れておくと聞き取りで混乱しない
別れ際の Take care! は「じゃあね」「元気でね」「気をつけて帰ってね」という温かい挨拶です。危険が迫っている状況を指すのではなく、相手を気遣う定型句として働きます。
It was nice seeing you. Take care! は「会えてよかった。元気でね」。Take care on your trip. Have a safe journey. なら「旅行、気をつけてね。よい旅を」となります。
体調を崩した相手には I heard you caught the flu. Take care, okay? のように使えます。この場合は「お大事にね」に近い響きです。
- フレーズ
- I’ll take care of it.
- 日本語訳
- それは私がやっておきます。
- 使う場面
- 残った作業やトラブル対応を引き受けるとき。職場での使用頻度がとても高い一言です。
- 注意点・誤用例
- ×I’ll take care it. と of を落とすと文が成立しません。また「注意する」意味にはならないため、警告として使うと通じません。
- 発音・ニュアンス
- care of it は「ケアロヴィッ」と一続きに聞こえます。落ち着いた低めの声で言うと頼もしさが増します。
take care of は幅広く使えます。Could you take care of the kids for an hour? は「1時間ほど子どもたちを見ていてもらえますか」、He took care of the bill. は「彼が支払いを済ませてくれました」。
Take care of yourself and get well soon. は「体を大事にして、早く元気になってね」。同じ take care of でも、目的語が人か物かで「世話をする」と「処理する」に分かれます。
整理すると、not to なら注意、of なら世話や対処、単独なら挨拶という三分岐です。この見取り図があれば、聞き取りの瞬間にも意味を取り違えません。
では、「気をつけて」を表す表現は他にどんなものがあるでしょうか。緊急度による使い分けを次に見ていきます。
watch out・mind・make sure not toの比較
- Watch out! は差し迫った危険への反射的な警告
- mind は英国系の注意書きで定番(Mind the step. など)
- make sure not to は「必ず〜しないように」という確認の指示
- avoid ~ing / refrain from ~ing は動名詞を取る言い換え
Watch out! はとっさの「危ない!」です。車が近づいてきた、頭上から物が落ちてきたといった、今その瞬間の危険に対する叫びに近い表現です。
Watch out! That car is about to hit you. は「危ない、車がぶつかるぞ」。Watch out for the low-hanging branch. のように for + 名詞を続ける形も頻出します。Look out! もほぼ同じ働きです。
英国系の英語では mind を使った注意書きが定番です。Mind your head.(頭に気をつけて)、Mind the step.(段差に注意)、Mind the gap.(隙間に注意)は駅や店先でよく目にします。
- フレーズ
- Make sure not to reply to all.
- 日本語訳
- 全員返信にならないよう必ず確認してください。
- 使う場面
- 社内メールの運用ルールを伝えるとき。確認行為そのものを求める強めの指示になります。
- 注意点・誤用例
- 部下以外に対して連発すると管理的な響きになります。同僚間なら Let’s be careful not to 〜 のほうが柔らかく届きます。
- 発音・ニュアンス
- make sure は「メイクシュア」より「メイクシュー」に近い音。sure に強勢が乗ると「確認せよ」という念押しが伝わります。
Please make sure not to miss the deadline. は「締め切りを逃さないようにしてください」。make sure は確認の念押しという点で、心構えを述べる take care とは役割が違います。
動名詞を使う言い方もあります。Try to avoid using technical jargon in the presentation. は「プレゼンでは専門用語を使わないようにしてください」。avoid のあとは to do ではなく ~ing です。
Please refrain from taking photos inside the hall. は「館内での写真撮影はご遠慮ください」。refrain from は掲示や館内放送で使われる硬い表現で、日常会話で人に向けて言うと堅苦しく響きます。
距離感に合った表現を選ぶことが、自然さにつながります。緊急なら watch out、心構えなら take care、確認なら make sure、規則の告知なら refrain from、と場面で仕分けておきましょう。
ここまでで表現の地図が描けました。次は、実際の会話の流れの中でこれらがどう現れるかを見ていきます。
オフィスでの会話例|ミスに気づいた場面
- Oops! は自分の小さな失敗に気づいた瞬間の反射的なひと言
- Oh, no! はもう少し困った気持ちがこもった反応
- ミスの直後は「注意」より「立て直し」の表現が役に立つ
- work smart は根性ではなく仕組みで効率を上げる発想を指す
書類のミスをきっかけに、社員と同僚が「どうすれば要領よく仕事ができるか」を話し合う場面です。役割名で読み進めてください。
- 会話(英語)
- 社員: Oops! I made a mistake. I must correct my mistake with white-out.
同僚: Oh, no! I made another mistake. This paper is going to be covered with white-out.
社員: We should take care not to make a mistake.
同僚: Do you have any idea to work smart?
社員: Well, we should clean up our personal belongings.
同僚: All right. I’ll throw away some old documents.
社員: That’s a good idea.
同僚: Oh, no! I put the wrong papers into the shredder.
社員: It’s important not to lose our cool. Calm down. - 日本語訳
- 社員: あっ! 間違えちゃった。間違いを修正液で直さなくちゃ。
同僚: あら!また間違えちゃった。この用紙は修正液だらけになりそう。
社員: 私たち、間違えないように気をつけるべきね。
同僚: 要領よく仕事をするのに何かアイディアはある?
社員: ええと、身の回りの物を片付けるべきね。
同僚: わかった。古い書類を捨てよう。
社員: それは、良い考えね。
同僚: あらー!シュレッダーにかける書類を間違えちゃった。
社員: 冷静さをなくさないようにすることが大切よ。落ち着いて。 - 使う場面
- 紙の書類を扱う職場で、小さなミスが続いたとき。責め合わずに次の手を相談する流れがそのまま真似できます。
- 注意点
- Do you have any idea to work smart? は口語的な言い回しです。よりきちんと書くなら Do you have any ideas on how to work smart? となります。
- 発音・ニュアンス
- Oops! は「ウープス」と唇を丸めて短く。Oh, no! は no を伸ばすほど困り具合が増します。声に出すと感情の温度が体で分かります。
会話に出てきた語句
短い会話ですが、ミスをしたときに使える語句がひととおり詰まっています。ひとつずつ確認しておきましょう。
- Oops!:あら/あっ/おっと
- make a mistake:失敗をする
- correct:訂正する
- with 〜:〜で/〜を使って
- white-out:修正液
- another:もう一つ/別の
- be covered with 〜:〜で覆われる
- take care not to 〜:〜しないように気をつける
- work smart:要領よく仕事をする
- clean up:片付ける
- personal belongings:身の回りの物
- throw away:捨てる
- documents:書類
- wrong:間違った
- shredder:シュレッダー
- It’s important not to 〜:〜しないことが大切だ
- lose one’s cool:慌てる/取り乱す
- calm down:落ち着く
Oops! は自分の小さな失敗に気づいた瞬間の反射的なひと言、Oh, no! はもう少し困った気持ちがこもった反応です。どちらも声に出して覚えておくと、とっさの場面で自然に口から出ます。
白眉は最後のやりとりです。ミスが重なったときに It’s important not to lose our cool. と言えると、場の空気が一段落ちます。注意より立て直しを優先する姿勢が伝わる一文です。
この会話の型を土台に、職場で使える言い回しを場面ごとに増やしていきます。
職場で使える例文集|書類・メール・日程
- 書類・メール・日程の三領域に分けて言い回しを蓄える
- 命令文は主語を we 側に寄せると協力的な響きになる
- 具体的な行動(double-check など)を示すと指示が伝わりやすい
- 婉曲表現は上下関係が微妙な相手に有効
まず書類やデータの扱いについて。混同、上書き、置き忘れという三大ミスに対応する言い方を押さえます。
- Take care not to mix up the invoices.(請求書を混同しないように気をつけてください)
- Take care not to overwrite the shared file.(共有ファイルを上書きしないよう注意してください)
- Be careful not to attach the wrong version.(違うバージョンを添付しないよう気をつけて)
- Let’s take care not to leave any confidential papers on the desk.(机の上に機密書類を置いたままにしないよう気をつけましょう)
次にメールやコミュニケーションについて。宛先と言葉選びは、一度失敗すると取り返しがつきにくい領域です。
- Take care not to cc the client by mistake.(誤ってクライアントをCCに入れないよう気をつけてください)
- Let’s be careful with the wording in this announcement.(この告知文の言葉選びには注意しましょう)
- We should be careful about making promises we can’t keep.(守れない約束をすることには慎重になるべきです)
- Be careful of phishing emails that look official.(公式メールに見えるフィッシングメールに注意してください)
最後にスケジュールや作業手順について。段取りのミスは、後になってから影響が広がる種類の失敗です。
- Take care not to double-book the meeting room.(会議室を二重予約しないよう気をつけてください)
- Take care not to skip the approval step.(承認のステップを飛ばさないよう注意してください)
- Take care not to promise a date you can’t meet.(守れない日程を約束しないよう気をつけて)
Be careful. と短く強く言うだけでは、忠告ではなく叱責に聞こえることがあります。とくに Be careful what you say. は相手を威圧する響きを持ちやすい言い方です。職場では Let’s be careful with 〜 のように主語を we 側に寄せる、あるいは Could you double-check 〜? のように具体的な行動を依頼する形にすると、同じ内容でも協力的に届きます。
上下関係が微妙な相手には婉曲表現も便利です。You might want to be careful about how you phrase that. は「その言い方は少し慎重にしたほうがいいかもしれません」という含みを持ちます。
might want to は直訳すると「したいと思うかもしれない」ですが、実際には 柔らかい助言として働きます。指示を出す立場でないときに重宝する言い方です。
職場の言い回しが揃ったところで、日常や旅行の場面に視野を広げます。生活のほうが実は使用頻度が高い表現です。
日常生活・旅行で使える例文集
- 置き忘れ、食べすぎ、日焼け、紛失など生活の失敗全般に使える
- 口語では be を省いた Careful! だけでも通じる
- 旅行では貴重品の紛失に関する表現が実用的
- 身近な出来事で例文を作ると記憶に残りやすい
生活の場面では、自分にも相手にも使える言い方が中心になります。以下はそのまま口に出せる形です。
- Take care not to eat too much before bed.(寝る前に食べすぎないように気をつけて)
- Take care not to leave your umbrella on the train.(電車に傘を置き忘れないように気をつけて)
- Take care not to get sunburned at the beach.(ビーチで日焼けしすぎないように気をつけて)
- Be careful not to overspend your budget this month.(今月は予算を使いすぎないように注意しましょう)
- Be careful about drinking too much tonight.(今夜は飲みすぎないよう気をつけて)
- Be careful on your way home.(帰り道、気をつけてね)

- フレーズ
- Take care not to lose your passport.
- 日本語訳
- パスポートをなくさないように気をつけて。
- 使う場面
- 一緒に旅行する相手を見送るとき、あるいは宿のスタッフから声をかけられるとき。
- 注意点・誤用例
- 綴りは lose(失う)です。loose は「ゆるい」という別語なので、書くときに混同しないよう気をつけます。
- 発音・ニュアンス
- lose は「ルーズ」で語尾が z の音、loose は「ルース」で s の音です。音でも区別があるので聞き分けの練習になります。
口語では be を省いた Careful! だけでも通じます。手元の作業をしている相手に短く注意を促したいときに便利な言い方です。
自分の生活に合わせて例文を作り替えると、記憶に残りやすくなります。傘、鍵、財布、充電器など、自分がよく忘れる物の名前を入れてみてください。
続いて、先ほどの会話に登場した周辺表現を掘り下げます。take care not to と一緒に覚えると、ミスの場面で言葉に詰まらなくなります。
会話に出てきた周辺表現を掘り下げる
- mistake は可数名詞で、動詞は make を使う
- It’s important not to 〜 は形式主語 it を使った構文
- lose one’s cool は「冷静さを失う」。loose との綴り違いに注意
- 片付けやオフィス用品の語彙も同時に押さえておく
make a mistake の周辺表現
mistake は可数名詞なので、a mistake、mistakes と数えます。動詞は make が定番で、do a mistake とは言いません。
- I made a mistake in the calculation.(計算を間違えました)
- I made another mistake.(また間違えてしまいました)
- That was my mistake. I’ll fix it right away.(私のミスです。すぐ直します)
- Everyone makes mistakes.(誰でもミスはするものです)
- Let’s learn from our mistakes.(失敗から学びましょう)
謝罪の場面では It was my mistake. や My apologies for the error. のように、原因を自分に帰す言い方が誠実に響きます。言い訳より先に事実を認めるほうが、その後の話が早く進みます。
It’s important not to ~ の形
It’s important not to lose our cool. は形式主語 it を使った構文です。不定詞の否定形がここでも not to の順で現れます。
- It’s important not to rush the final check.(最終確認を急がないことが大切です)
- It’s important not to take criticism personally.(批判を個人攻撃と受け取らないことが大切です)
- It’s better not to reply when you’re upset.(腹が立っているときは返信しないほうがいいです)
important のほかに better、wise、safer なども同じ形で使えます。not の位置に慣れておくと、表現の応用範囲が一気に広がります。
lose one’s cool と calm down
lose one’s cool は「冷静さを失う」「慌てる」という意味の口語表現です。cool を「かっこよさ」ではなく「落ち着き」と捉えると意味がつかめます。
- Don’t lose your cool.(落ち着いて。冷静さを失わないで)
- He lost his cool during the meeting.(彼は会議中に取り乱してしまいました)
- Keep your cool.(冷静さを保って)
- Stay calm and take a deep breath.(落ち着いて、深呼吸して)
- Let’s take it one step at a time.(一つずつ進めましょう)
片付けとオフィスの語彙
clean up は「片付ける」、tidy up も同義です。personal belongings は「身の回りの物」で、駅や機内の案内でも Please make sure you have all your personal belongings with you.(お手荷物をお忘れなく)という形で耳にします。
- Let’s clean up our desks before we leave.(帰る前に机を片付けましょう)
- I’ll throw away some old documents.(古い書類を捨てます)
- Could you shred these papers?(この書類をシュレッダーにかけてもらえますか)
- I put the wrong papers into the shredder.(シュレッダーにかける書類を間違えました)
- We need to declutter this cabinet.(このキャビネットを整理する必要があります)
white-out は修正液を指す言い方で、アメリカでは商標名から Wite-Out、イギリスやオーストラリアでは Tipp-Ex、あるいは correction fluid とも呼ばれます。修正テープは correction tape です。
語彙が揃ってきました。ここからは、日本語話者がとくにつまずきやすい地点を五つに絞って確認します。
間違えやすい五つのポイント
- 否定語 not は to の直前に置く
- 別れ際の Take care! を注意喚起の意味で使わない
- pay attention to には危険回避の含みが薄い
- 命令文の強さと、careful のあとの前置詞に注意する
第一に、否定語の位置です。take care not to do、be careful not to do、make sure not to do のいずれも not は to の直前に入ります。この語順が標準だと割り切ってしまうのが早道です。
第二に、Take care. と take care not to の混同です。別れ際の Take care! を「注意しなさい」の意味で使うと、相手には「じゃあね」と聞こえます。注意を促す意図なら Take care not to 〜 と続けるか、Be careful を選びます。
第三に、pay attention to との違いです。pay attention to は「意識や集中を向ける」表現で、危険を避けるという含みは薄くなります。
Pay attention to the details. は「細部に注意を向けて」という品質を高めるための助言であり、危険回避の警告ではありません。注意の中身が「集中」か「回避」かで選び分けます。
第四に、命令文の強さです。相手を思って言うのであれば、理由や代替案を添えるだけで受け取り方が変わります。Be careful not to click that link — it might be a phishing attempt. のように根拠を足すと、警告が助言に変わります。
第五に、be careful のあとの前置詞です。危険な対象なら of、判断や事柄なら about、扱いなら with。この三つを押さえておけば、大半の場面で違和感なく話せます。
誤りやすい点が見えたところで、音の練習に進みます。形を知っていても口が動かなければ会話では間に合いません。
発音とリズムの練習手順
- take care は「テイッケア」と子音をつなげる
- not to は t が重なり「ナッ・トゥ」と一度息が止まる
- 強勢は take と care、そして not to のあとの動詞に乗る
- 短い単位で区切って繰り返すと口が形を覚える
take care not to は四語ですが、実際の音は三つの塊で流れます。take-care、not-to、そして動詞という区切りです。
take の k と care の k は同じ子音なので、二回発音せず一回で済ませます。結果として「テイッケア」のように、あいだで軽く息が止まる音になります。
not to も同様で、t が重なるため「ナットゥー」ではなく ナッ・トゥと一瞬間が空きます。この止まりを意識するだけで、ぐっとそれらしい響きになります。
強勢は take と care に乗り、not to は弱め、そのあとの動詞にもう一度強めの拍が来ます。Take CARE not to MAKE a mistake. という波を作るイメージです。
- 練習フレーズ
- Take care not to make the same mistake again.
- 日本語訳
- 同じミスを繰り返さないように気をつけてください。
- 使う場面
- 振り返りの場で、次回に向けた申し合わせをするとき。We should を頭に付けると柔らかくなります。
- 注意点
- the same mistake の the を落とさないようにします。same は特定を示すため、原則として定冠詞を伴います。
- 発音・ニュアンス
- make the same を「メイクザセイム」と平坦にせず、same に軽く山を作ります。again は語尾を下げて締めると落ち着きます。
練習の手順はこう組み立てます。まず not to のあとの動詞だけを五回。次に not to + 動詞で五回。最後に文全体を五回。短い単位から積み上げると、長い文でも崩れません。
声に出せる形が整ったら、あとは使う機会を確保するだけです。次の章で一週間の練習の組み方をまとめます。
7日間で口に馴染ませる練習プラン
- 1日10分、7日で「形→音→自作文→実践」の順に積む
- 自分の生活語彙を入れた文を作ると定着しやすい
- 週の後半は言い換え表現に広げて選択肢を増やす
- 使った回数を記録すると継続の目安になる
表現を知ることと使えることのあいだには、声に出した回数の差があります。一日10分を7日積むだけでも、口の動きは変わります。
- 1日目:take care not to + 動詞の形を、この記事の基本例文5つで音読する。not to の止まりだけを意識する。
- 2日目:take care to(肯定形)と take care not to を交互に音読し、方向の違いを体で覚える。
- 3日目:be careful of / about / with を、身の回りの物の名前に差し替えて各5文作る。
- 4日目:Take care! / take care of ~ / take care not to ~ の三分岐を、それぞれ3文ずつ言い分ける。
- 5日目:職場や生活の中で実際に起きたミスを一つ選び、それを防ぐ文を英語で3通り書く。
- 6日目:watch out / mind / make sure not to / avoid ~ing に言い換えて、同じ内容を別の表現で言う。
- 7日目:オフィスの会話例を役割を入れ替えて音読し、最後に自作の文を加えて締める。
大切なのは 自分の語彙で作り替えることです。invoice や shredder が身近でないなら、鍵、傘、レシート、充電器など日常の物に置き換えて構いません。

記録は簡単でよく、その日に声に出した文の数を書くだけで十分です。数字が並ぶと、続いている感覚そのものが次の日の支えになります。
一人で音を確かめるのが難しいときは、話し相手のいる環境を使う方法もあります。相手の反応があると、どの言い方が自然に届いたかがその場で分かります。
ミスを減らす発想と英語表現
- work smart は気合いではなく仕組みで失敗を減らす発想
- チェックリストや机の整頓が「気をつける」を実行可能にする
- ミスの直後はまず冷静さを保つ言葉を自分にかける
- 覚えた表現は口に出して初めて自分のものになる
会話の中で同僚が口にした Do you have any idea to work smart? という問いには、失敗を気合いでゼロにしようとするのではなく、仕組みで減らそうという発想が表れています。
机の上を片付ける、不要な書類を処分する、確認の手順を決める。こうした地味な整えが、結果的に 「気をつける」を実行可能なものにするのです。
- Let’s set up a checklist so we don’t miss anything.(何も抜けないようにチェックリストを作りましょう)
- Could you double-check the numbers before you send it?(送る前に数字をもう一度確認してもらえますか)
- Let’s keep only what we need on the desk.(机の上には必要なものだけ置くようにしましょう)
- It helps to sleep on it before making a big decision.(大きな決断の前に一晩置くと役に立ちます)
仕事で失敗をしたことがない人はいないでしょう。それでも、なるべく失敗を少なくしたいというのが本音です。
そのためには慌てずに着々とこなすしかなさそうで、take care not to という表現は、まさにその心構えを言葉にしたものだと言えます。
ミスをしてしまった場面では、まず It’s important not to lose our cool. と自分に言い聞かせ、原因を一つ片付ける。この繰り返しは、英語でも日本語でも変わらない仕事の作法です。
覚えた表現は、実際に口に出して使ってみることで初めて自分のものになります。次にオフィスで小さなミスに気づいたら、心の中で Oops! と言ってから、We should take care not to make the same mistake again. とつぶやいてみてください。
最後に、学習者から寄せられやすい疑問を整理しておきます。細かい迷いはここで解消しておきましょう。
よくある質問
- 語順、丁寧さ、類似表現との使い分けに関する疑問を扱う
- 迷ったときの判断基準を短く持ち帰れる形で示す
take care not to と be careful not to はどちらを使えばいいですか
意味はほぼ同じなので、どちらを使っても伝わります。目安として、目の前の危険や直後のミスに口頭で反応するときは be careful not to、手順や心構えを落ち着いて述べるときや文書で書くときは take care not to が合います。迷ったら、会話は be careful、書き言葉は take care と決めておくと選択に時間を取られません。
take care to not do という語順は間違いですか
会話では耳にすることがあり、通じないわけではありません。ただし標準的な語順は not を to の直前に置く take care not to do です。報告書や社外メール、掲示物では not to の語順で書いておくほうが安全です。
別れ際の Take care! と Take care not to ~ は同じ意味ですか
別物です。単独の Take care! は「じゃあね」「元気でね」「お大事に」という気遣いの挨拶で、危険を知らせる言葉ではありません。注意を促したいときは Take care not to 〜 と続けるか、Be careful を使います。
take care not to を上司や取引先に使っても失礼になりませんか
命令文の形で相手に向けると、立場によっては指示のように響くことがあります。上司や取引先には、主語を we に寄せた We should take care not to 〜 や、婉曲な You might want to be careful about 〜 を選ぶと角が立ちません。Please を添えるだけでも印象は柔らかくなります。
take care not to と take care that 節はどう使い分けますか
不定詞の take care not to は、文の主語と同じ人物の行動について使います。一方 take care that 節は that 以下に別の主語を立てられるため、相手や第三者の行動に触れたいときに向きます。Take care that you don’t lose the receipt. のように、誰が何をしないよう気をつけるのかを明示できます。
watch out と mind の違いは何ですか
watch out は差し迫った危険に対する反射的な警告で、Watch out! と単独で叫ぶ形や Watch out for 〜 の形を取ります。mind は英国系の英語で使われる注意喚起で、Mind the step. や Mind your head. のように掲示や案内で目にすることが多い言い方です。
avoid のあとに to do を続けてはいけないのですか
avoid のあとは動名詞を取り、avoid using のように ~ing の形になります。to do を続けるのは誤りです。同じ「〜しないようにする」を表す表現でも、take care は not to do、avoid は ~ing、refrain は from ~ing と続く形が異なるため、動詞ごとにセットで覚えるのが確実です。
lose と loose はどう区別すればいいですか
lose は「失う」という動詞で、発音は語尾が z の音になります。loose は「ゆるい」という形容詞で、語尾は s の音です。lose your passport(パスポートをなくす)と loose screw(ゆるんだねじ)のように、意味も品詞も別なので、綴りと音を合わせて覚えると混同しにくくなります。

