災害のニュースを見た海外の友人から、突然「Are you safe?」と連絡が来たら、落ち着いて返事ができますか。反対に、旅行先や留学先で地震、台風、大雨、竜巻の警報を聞いたとき、周りの人に英語で危険を知らせられるでしょうか。

防災英語 フレーズで大切なのは、長い英文を作る力ではありません。相手の無事を確かめる、自分の安全を伝える、避難を促す、助けを求める。この4つを短く言えるだけで、災害時の英語はかなり使いやすくなります。

この記事には、地震、台風、竜巻、津波、停電、避難所で使える表現を、場面別に並べています。会話として声に出して練習したい人は、基礎表現を口に出す環境として英語教室を活用する選択肢もあります。

ただし、英語表現は安全判断そのものの代わりにはなりません。実際の災害時は、自治体、気象機関、現地の係員、避難所スタッフなどの案内を優先し、そのうえで必要な情報を英語で伝えるための道具として使ってください。

災害時の英語は「短く、正確に、安心できる」が基本

この章の要点
  • 災害時は、長い説明より短く明確な英語が役立つ
  • 安否確認、無事報告、避難指示、助けを求める表現を先に覚える

災害時の英語で最初に意識したいのは、短く言い切ることです。強い揺れのあと、暴風の音がする中、通信が不安定な状態では、長い英文を組み立てる余裕がないこともあります。

理由はシンプルです。災害時に相手が知りたいのは、文法の細かさよりも「無事か」「どこにいるか」「今すぐ何をすべきか」です。たとえば「I am safe.」だけでも、相手の不安はかなり軽くなります。

もう一つ大切なのは、安心を添えることです。無事を伝えるときに「Thank you for checking on us.」を加えると、心配してくれた相手への感謝も伝わります。

防災用品を整えた日本の住まいの様子
非常用品と一緒に、短い英語表現も準備しておくと確認しやすくなります。
フレーズ
I’m safe.
日本語訳
私は無事です。
使う場面
地震や台風のあと、海外の友人や同僚に自分の無事を知らせるとき。
注意点・誤用例
I’m safety. とは言いません。safe は「安全な、無事な」という形容詞、safety は「安全」という名詞です。
発音・ニュアンス
「アイム セイフ」に近い音です。safe の最後の f を軽く出すと伝わりやすくなります。
フレーズ
Are you safe?
日本語訳
無事ですか。
使う場面
災害のあと、相手の安全を最初に確認したいとき。
注意点・誤用例
Why didn’t you reply? のように責める言い方から入ると、相手に負担をかけることがあります。まずは安全確認を優先します。
発音・ニュアンス
「アー ユー セイフ」に近い音です。心配している気持ちをのせ、強く詰める調子にしないのが自然です。
フレーズ
Take shelter now.
日本語訳
今すぐ安全な場所に避難してください。
使う場面
竜巻警報、暴風、危険な落下物などがあり、すぐに身を守る必要があるとき。
注意点・誤用例
災害時の shelter は「避難所」だけでなく、「身を守る場所」という広い意味でも使います。建物の内側の部屋に入る行動にも合います。
発音・ニュアンス
「テイク シェルター ナウ」に近い音です。now を最後に置くことで、急ぐ必要があることをはっきり示せます。

基本は「Are you safe?」「I’m safe.」「Take shelter now.」の3方向です。では、災害のあとに実際のメッセージとして送るなら、どのように組み合わせると自然なのでしょうか。

安否確認と無事報告で最初に使うフレーズ

この章の要点
  • 安否確認では、返信を急かさない気遣いが大切
  • 無事報告では、家族、家、電気、水、避難場所を短く伝える

災害直後の連絡では、相手を急かさない表現が安心につながります。通信が混み合っていたり、停電で充電を節約していたりする場合、すぐに返事ができないこともあります。

そのため、最初の一文は短くします。続けて「Reply when you can.」や「No need to reply right away.」を添えると、相手に余計な負担をかけにくくなります。

相手の安全をたずねる

フレーズ
Is your family okay?
日本語訳
ご家族は大丈夫ですか。
使う場面
相手本人だけでなく、家族の安否も気にかけたいとき。
注意点・誤用例
Are your family okay? と言う人もいますが、family を一つのまとまりとして扱うなら Is your family okay? が使いやすい形です。
発音・ニュアンス
「イズ ユア ファミリー オーケイ」に近い音です。okay は「無事、大丈夫」という広い確認に使えます。
フレーズ
No need to reply right away. I just hope you are safe.
日本語訳
すぐ返信しなくて大丈夫です。ただ無事でいてほしいです。
使う場面
災害直後に相手の負担を減らしながら、心配している気持ちを伝えるとき。
注意点・誤用例
Please reply now. は急かす印象になります。緊急の救助要請でない限り、返事のタイミングに余裕を持たせる表現が向いています。
発音・ニュアンス
right away は「すぐに」です。災害時のメッセージでは、相手を思いやる柔らかい響きになります。

自分や家族の無事を伝える

自分の状況を伝えるときは、誰が無事なのかをはっきりさせます。They are okay. だけでは、文脈によって誰のことか曖昧になるため、my family や everyone を入れると伝わりやすくなります。

フレーズ
My family is safe.
日本語訳
家族は無事です。
使う場面
地震や台風のあと、海外の友人や職場の人に家族の安否を知らせるとき。
注意点・誤用例
My family is safety. とは言いません。safe を使います。
発音・ニュアンス
family は「ファミリー」に近いですが、最初の fa をはっきり出すと聞き取りやすくなります。
フレーズ
Our house wasn’t damaged.
日本語訳
家に被害はありませんでした。
使う場面
家屋の被害がない、または大きな損傷がないと伝えたいとき。
注意点・誤用例
My house is not broken. は不自然に聞こえやすい表現です。災害による家や建物の被害には damaged がよく合います。
発音・ニュアンス
damaged は「ダミッジド」に近い音です。最後の d は強く伸ばさず、軽く添える程度で十分です。
フレーズ
Thank you for checking on us.
日本語訳
私たちの安否を気にかけてくれてありがとうございます。
使う場面
心配して連絡をくれた相手に、お礼を伝えるとき。
注意点・誤用例
checking us だけだと「私たちを検査する」のように響く場合があります。安否を気にかける意味では checking on us が自然です。
発音・ニュアンス
checking on はつなげて「チェッキン オン」に近く聞こえます。温かいお礼の表現です。

短い会話で流れをつかむ

会話例
友人: I saw the news. There was a big earthquake. Are you safe?
学習者: Yes, we’re all safe. Our house wasn’t damaged.
友人: I’m glad to hear that. Is your family okay?
学習者: Yes, my family is safe. Thank you for checking on us.
日本語訳
友人: ニュースを見ました。大きな地震がありましたね。無事ですか。
学習者: はい、全員無事です。家に被害はありませんでした。
友人: それを聞いて安心しました。ご家族は大丈夫ですか。
学習者: はい、家族は無事です。安否を気にかけてくれてありがとうございます。
使う場面
災害後に海外の友人、仕事相手、オンライン上の知人と短く状況を共有するとき。
注意点・誤用例
被害の詳細を無理に長く書く必要はありません。まずは safe、damaged、family などの核になる語で伝えます。
発音・ニュアンス
I’m glad to hear that. は「それを聞いて安心しました」に近い定番表現です。相手の無事を喜ぶ場面で自然に使えます。

安否のやり取りができたら、次は命を守る行動を伝える表現です。避難を促す英語は、ふだんの会話よりも短く、はっきりした形が向いています。

避難を促すフレーズ:地震・津波・竜巻で使い分ける

この章の要点
  • 避難表現は、丁寧さよりも明確さを優先する
  • 地震、津波、竜巻、火災では動く方向や身を守る場所が違う

避難を促すときは、行動をそのまま言うのが基本です。危険が迫っている場面では、遠回しな表現よりも「Evacuate now.」「Stay away from windows.」のような短い指示が役立ちます。

理由は、聞き手がすぐに動けるからです。Please を付ければ丁寧にはなりますが、緊急時には一語増えるだけでも意味の受け取りが遅れることがあります。もちろん落ち着いた場面なら、Please evacuate now. と言ってもかまいません。

防災訓練で災害時の英会話を練習する学習者たち
避難の英語は、会話というより「すぐ動くための合図」として練習すると身につきやすくなります。
フレーズ
Evacuate now.
日本語訳
今すぐ避難してください。
使う場面
避難指示が出ている、建物に危険がある、火災や浸水の可能性があるとき。
注意点・誤用例
Please escape. は場面によって「脱出して」のように強く響きます。避難全般には evacuate が使いやすい語です。
発音・ニュアンス
evacuate は「イヴァキュエイト」に近い音です。最初の e は弱く、vac の部分をややはっきり言うと伝わりやすくなります。
フレーズ
Go to higher ground.
日本語訳
高い場所へ避難してください。
使う場面
津波、洪水、高潮、低い土地での浸水リスクがあるとき。
注意点・誤用例
Go to high place. でも意味は推測されますが、津波避難では higher ground がよく使われます。
発音・ニュアンス
higher ground は「ハイヤー グラウンド」に近い音です。「より高い地面、より高い場所」という意味で、海岸から離れる行動にもつながります。
フレーズ
Stay away from windows.
日本語訳
窓から離れてください。
使う場面
竜巻、台風、強風、飛散物、ガラス破損の危険があるとき。
注意点・誤用例
Don’t look at the window. だと「窓を見るな」に近くなります。離れる行動を伝えるなら stay away from を使います。
発音・ニュアンス
away from は続けて「アウェイ フロム」に近く聞こえます。危険物から距離を取るときの定番表現です。
フレーズ
Drop, cover, and hold on.
日本語訳
姿勢を低くし、頭や体を守り、つかまってください。
使う場面
地震の揺れを感じたとき、落下物から身を守る行動を伝えるとき。
注意点・誤用例
揺れている最中に外へ走ることを勧める表現は危険につながる場合があります。まず身を守る行動を伝えます。
発音・ニュアンス
drop は「しゃがむ」、cover は「覆って守る」、hold on は「つかまる」です。3つをリズムで覚えると声に出しやすい表現です。
注意点

津波や洪水の場面では、go outside だけでは安全な方向が伝わりません。海岸や低い土地から離れる必要がある場合は、Go to higher ground. のように移動先を入れると誤解を減らせます。

場面 短い英語 日本語
建物から出る Leave the building. 建物から出てください。
エレベーターを避ける Do not use the elevator. エレベーターを使わないでください。
階段を使う Use the stairs. 階段を使ってください。
屋内にとどまる Stay indoors. 屋内にいてください。
落下物に注意する Watch out for falling objects. 落下物に注意してください。

避難フレーズは、災害の種類によって動きが変わります。次に、地震、台風、竜巻、ハリケーン、サイクロンなどの単語の違いを整理して、ニュースや警報を聞いたときに迷いにくくしていきます。

竜巻・地震・台風の英単語の違いを整理する

この章の要点
  • typhoon、hurricane、cyclone は主に地域で呼び方が変わる
  • tornado は熱帯低気圧そのものではなく、局地的な激しい渦を指す

自然災害の英単語は、種類と地域で使い分けます。特に typhoon、hurricane、cyclone は「どれが一番強いか」だけで分けると誤解しやすい語です。

日本に近づく台風は typhoon と言うのが自然です。アメリカやカリブ海周辺のニュースでは hurricane、インド洋や南太平洋の強い熱帯低気圧では cyclone という語が出てくることがあります。

一方、tornado は竜巻です。台風やハリケーンのような大きな低気圧全体ではなく、積乱雲に伴う局地的な渦を指します。範囲は狭くても、短時間で建物や車に大きな被害を与えることがあります。

英語 日本語 使い方の目安
earthquake 地震 揺れや震源、余震について話すとき
tsunami 津波 海岸から離れる、高台に避難する場面
typhoon 台風 日本、台湾、フィリピン周辺などの強い熱帯低気圧
hurricane ハリケーン 大西洋や北東太平洋などのニュースでよく使う
cyclone サイクロン インド洋や南太平洋の強い熱帯低気圧、または低気圧性の嵐
tornado 竜巻 積乱雲に伴う局地的な激しい渦
flood 洪水 川の氾濫、道路の冠水、浸水被害
landslide 土砂崩れ 斜面や山沿いの危険を伝えるとき

tornado watch と tornado warning の違い

竜巻の英語で特に大切なのが、watch と warning です。tornado watch は竜巻が起こりやすい条件がある状態、tornado warning は竜巻が確認された、または危険が差し迫っている状態です。

つまり、watch では情報を確認し、避難できる準備をします。warning では、すぐ身を守る行動が必要です。

フレーズ
A tornado warning has been issued.
日本語訳
竜巻警報が出ました。
使う場面
竜巻の危険が差し迫っていることを知らせるとき。
注意点・誤用例
watch と warning を同じ意味で扱わないようにします。warning のほうが差し迫った行動につながります。
発音・ニュアンス
issued は「イシューd」に近い音です。has been issued は「発表された、出された」という報道寄りの表現です。
フレーズ
A typhoon is approaching Japan.
日本語訳
台風が日本に近づいています。
使う場面
海外の人に、日本で台風が近づいている状況を伝えるとき。
注意点・誤用例
日本の台風を hurricane と言っても大まかには伝わる場合がありますが、自然な語は typhoon です。
発音・ニュアンス
typhoon は「タイフーン」に近い音です。approaching は「近づいている」という意味で、天気の話でよく使えます。
フレーズ
A tornado touched down near the town.
日本語訳
町の近くで竜巻が発生しました。
使う場面
竜巻が地上に達したことをニュースや会話で伝えるとき。
注意点・誤用例
touched down は飛行機の着陸にも使われますが、竜巻では「地上に達した」という意味で使われます。
発音・ニュアンス
tornado は「トーネイドウ」に近い音です。複数形は tornadoes がよく使われます。

竜巻と聞くと、物語に登場する強い風を思い浮かべる人もいるかもしれません。英語では tornado や cyclone と結びつけて語られることがありますが、現実の災害では家屋の損傷、停電、飛散物によるけがに注意が必要です。

単語の違いが見えてきたら、次は文化の違いです。日本と海外では、よく備える災害の種類も、家のつくりも、避難の考え方も少しずつ異なります。

日本と海外の防災文化を英語で話す

この章の要点
  • 防災文化の違いは、優劣ではなく災害の種類と暮らしの違いから生まれる
  • 日本の地震対策や台風対策を、やさしい英語で説明できると会話が広がる

防災文化を英語で話すときは、どちらが優れているかで比べないことが大切です。国や地域によって、地震、台風、竜巻、山火事、洪水など、身近な災害が違うからです。

たとえば、アメリカの一部地域では竜巻に備えて地下室や storm shelter を用意する家庭があります。一方、日本の多くの住宅には地下室がなく、地震への備え、家具の固定、台風時の雨戸やシャッター、避難所の確認などが身近です。

この違いは、英語で次のように表せます。難しい専門語を使わなくても、背景を短く添えるだけで相手に伝わりやすくなります。

フレーズ
Different countries face different types of disasters.
日本語訳
国によって直面する災害の種類が違います。
使う場面
日本と海外の防災対策の違いを、落ち着いて説明したいとき。
注意点・誤用例
Our country is better prepared. のように言い切ると、相手の地域を低く見ている印象を与えることがあります。
発音・ニュアンス
face は「直面する」という意味です。問題やリスクを客観的に話すときによく使います。
フレーズ
Most houses in Japan don’t have basements.
日本語訳
日本の多くの家には地下室がありません。
使う場面
竜巻対策として地下室が話題になったとき、日本の住宅事情を説明する場面。
注意点・誤用例
all houses と言い切ると例外がなくなります。一般的な傾向として話すなら most houses が自然です。
発音・ニュアンス
basement は「ベイスメント」に近い音です。地下室、地下階を表します。
フレーズ
We usually move to an interior room away from windows.
日本語訳
私たちはたいてい、窓から離れた建物の内側の部屋へ移動します。
使う場面
地下室がない住まいで、竜巻や暴風時の行動を説明するとき。
注意点・誤用例
inside room でも意味は近いですが、建物の内側の部屋という防災文脈では interior room が伝わりやすい語です。
発音・ニュアンス
interior は「インティリア」に近い音です。窓や外壁から離れた場所を表すときに便利です。

日本の備えを説明する表現

英語 日本語
Japan has many earthquakes, so we have regular evacuation drills. 日本は地震が多いので、定期的に避難訓練があります。
Many buildings in Japan are designed to withstand earthquakes. 日本の多くの建物は地震に耐えられるように設計されています。
We secure furniture to the wall to prevent it from falling. 家具が倒れないように壁に固定します。
We use shutters to protect windows from strong winds. 強風から窓を守るために雨戸やシャッターを使います。
We prepare emergency bags with water, food, and flashlights. 水、食料、懐中電灯を入れた非常用持ち出し袋を準備します。
会話例
海外の友人: Do many homes in Japan have storm shelters?
学習者: Not usually. Most houses in Japan don’t have basements.
海外の友人: Then what do people do during strong winds?
学習者: We stay away from windows and move to an interior room. We also use shutters in many homes.
日本語訳
海外の友人: 日本の多くの家には竜巻用の避難場所がありますか。
学習者: ふつうはありません。日本の多くの家には地下室がありません。
海外の友人: では強風のとき、人々は何をしますか。
学習者: 窓から離れて、建物の内側の部屋に移動します。多くの家では雨戸やシャッターも使います。
使う場面
日本の住まいに合った防災行動を、海外の人に説明するとき。
注意点・誤用例
文化の違いを話すときは、相手の国の方法を否定しない言い方が安全です。We can learn from other countries, but we need local solutions. と添えると自然です。
発音・ニュアンス
local solutions は「地域に合った解決策」という意味です。防災文化の違いを穏やかに話すときに便利です。

文化を説明できるようになると、英語の表現力はぐっと広がります。ただし、災害時の英語では直訳による誤解も起こりやすいため、次は間違えやすい表現を確認します。

災害時の誤用を避ける英語

この章の要点
  • safe、safety、damage、damaged は品詞の違いに注意する
  • 直訳よりも、災害の文脈で自然な言い回しを選ぶ

災害時の英語では、伝わる組み合わせを覚えることが近道です。単語を知っていても、品詞や相性を間違えると不自然に聞こえたり、意味がぼやけたりします。

ここでは、初心者がつまずきやすい表現を、自然な言い換えと一緒に見ていきます。英語が完璧でなくても、危険や無事が伝わる形を選べば十分に役立ちます。

注意点

I’m safety. は避けます。「私は無事です」は I’m safe. です。safety は名詞なので、Safety comes first. のように「安全」という意味で使います。

避けたい表現 自然な表現 理由
I’m safety. I’m safe. safe は形容詞、safety は名詞
My house is not broken. Our house wasn’t damaged. 災害による家屋被害には damaged が合う
A disaster happened to my phone. My phone broke. 個別の故障は disaster では大げさになりやすい
People are used to live with tornado risks. People are used to living with tornado risks. be used to の後ろは名詞または動名詞
come out with better measures come up with better measures 「考え出す」は come up with が自然

damage と damaged の使い分け

damage は名詞または動詞として使えます。damaged は「被害を受けた、損傷した」という形で、建物や屋根、窓などの状態を説明するときに便利です。

フレーズ
There was serious damage.
日本語訳
深刻な被害がありました。
使う場面
地域全体、建物、道路などに大きな被害が出たことを伝えるとき。
注意点・誤用例
There was serious damaged. とは言いません。名詞として使うなら damage、状態を表すなら damaged です。
発音・ニュアンス
serious damage は「深刻な被害」です。ニュースや報告でよく合う表現です。

「災害が起こる」を言う動詞

「災害が起こる」は、英語では happen、occur、hit、strike、cause などで表します。日常会話では happen、少し硬めの説明では occur、地域を襲った感じを出すなら hit や strike が使いやすいです。

動詞 例文 日本語
happen Earthquakes happen often in Japan. 日本では地震がよく起こります。
occur Tornadoes can occur suddenly. 竜巻は突然発生することがあります。
hit A typhoon hit western Japan. 台風が西日本を襲いました。
strike A powerful earthquake struck the region. 強い地震がその地域を襲いました。
cause Heavy rain caused flooding. 大雨で洪水が発生しました。
注意点

disaster は大きな災害や惨事に使う語です。交通事故やスマートフォンの故障など、個別の事故には accident、break、problem などのほうが自然な場合があります。

誤用を避ける目的は、きれいな英語を見せることではありません。災害時に「何が起きたか」「何が必要か」が早く伝わることです。次に、避難所や救助を求める場面で使える表現へ進みます。

避難所・救助要請・体調確認で使えるフレーズ

この章の要点
  • 助けを求めるときは、場所、けが、必要な支援を分けて伝える
  • 避難所では、薬、アレルギー、持病、家族の状況を短く言えると安心

緊急時に助けを求める英語では、場所と必要な助けを先に伝えます。英語が流ちょうでなくても、I need help.、I’m injured.、I’m at the station. のように短く言えれば状況は伝わります。

電話で話す場合は、相手が聞き返すこともあります。聞き取れないときは、Please speak slowly. と言ってかまいません。場所を伝えるときは、住所、駅名、出口、建物名、階数など、相手が探しやすい情報を短く足します。

フレーズ
Please call an ambulance.
日本語訳
救急車を呼んでください。
使う場面
けが人がいる、急病の人がいる、医療の助けが必要なとき。
注意点・誤用例
日本と海外では緊急通報番号が異なる場合があります。滞在先の番号は、旅行前や到着後に確認しておくと安心です。
発音・ニュアンス
ambulance は「アンビュランス」に近い音です。焦っているときほど、Please call an ambulance. を一息で言う練習が役立ちます。
フレーズ
I’m trapped in the elevator.
日本語訳
エレベーターに閉じ込められています。
使う場面
停電や地震でエレベーターに閉じ込められたとき。
注意点・誤用例
I’m in the elevator. だけでは危険度が伝わりにくい場合があります。閉じ込められているなら trapped を使います。
発音・ニュアンス
trapped は「トラップト」に近い音です。最後の t は強く伸ばさず、短く切ります。
フレーズ
There may be a gas leak.
日本語訳
ガス漏れの可能性があります。
使う場面
ガスのにおいがする、配管の損傷が疑われる、火気を避ける必要があるとき。
注意点・誤用例
There is gas. だけでは意味が広すぎます。漏れている可能性は gas leak と言います。
発音・ニュアンス
may be は「可能性がある」です。断定できないときでも、安全のために危険を知らせられます。

避難所で伝える体調と必要なもの

英語 日本語 場面
Where is the evacuation shelter? 避難所はどこですか。 避難先を探す
Can I stay here tonight? 今夜ここに泊まれますか。 避難所で滞在を確認する
I need drinking water. 飲料水が必要です。 物資が必要
I need medicine. 薬が必要です。 薬を探す
I have an allergy. アレルギーがあります。 食事や薬の確認
My child has a fever. 子どもに熱があります。 家族の体調を伝える
フレーズ
I don’t speak English well. Please speak slowly.
日本語訳
英語があまり得意ではありません。ゆっくり話してください。
使う場面
緊急電話、避難所、駅、空港などで、相手の英語を聞き取りにくいとき。
注意点・誤用例
I’m poor English. とは言いません。自分の英語力については I don’t speak English well. が自然です。
発音・ニュアンス
slowly は「スロウリー」に近い音です。相手に配慮を求める、失礼になりにくい表現です。

防災英語は、知っているだけでなく、声に出せる状態にしておくと使いやすくなります。会話形式で練習したい場合は、短いフレーズから少しずつ口に出すのがおすすめです。

今日から作れる非常用英語カードと練習メニュー

この章の要点
  • 非常用英語カードは、充電切れや通信不良のときにも使える
  • 発音練習は、完璧さより「短く、はっきり、落ち着いて」を意識する

防災英語を実際に使う準備として、紙のカードを作っておくと安心です。スマートフォンは便利ですが、停電、電池切れ、通信混雑のときに使えない場合があります。

カードには、名前、国籍、言語、緊急連絡先、持病、薬、アレルギー、宿泊先を書きます。海外旅行、留学、出張だけでなく、日本で外国人の友人を案内するときにも役立ちます。

非常用英語カードと薬や充電器を机に置いた準備の様子
非常用カードは、声で伝えにくい医療情報や連絡先を見せるための助けになります。
項目 英語での書き方 補足
氏名 Name: Taro Yamada パスポート表記とそろえる
国籍 Nationality: Japanese 国籍を明確にする
使用言語 Language: Japanese 通訳が必要な場合に役立つ
緊急連絡先 Emergency contact: family member 電話番号は自分で記入する
アレルギー Allergies: peanuts, eggs 食事や薬の確認に使う
持病 Medical condition: asthma 必要に応じて医師の確認を受ける
Medication: inhaler 薬の名前は正確に書く
宿泊先 Hotel: hotel name and address 旅行中の連絡に使う
フレーズ
I have important medical information on this card.
日本語訳
このカードに大切な医療情報があります。
使う場面
避難所、病院、空港、ホテルなどで、自分の健康情報を見せたいとき。
注意点・誤用例
医療情報は自己判断だけで書かず、薬の名前やアレルギーは正確に確認します。読み間違いを避けるため、文字ははっきり書きます。
発音・ニュアンス
medical information は「医療情報」です。うまく発音できない場合は、カードを見せながら言うだけでも伝わりやすくなります。

声に出す練習メニュー

練習は、難しい長文から始める必要はありません。まずは「無事」「場所」「助け」の3つを、一文ずつ口に出します。発音の美しさより、短く、はっきり、落ち着いて言うことを意識します。

練習する内容 声に出す英語 確認する点
自分の無事 I’m safe. safe の f を軽く出す
家族の無事 My family is safe. family をはっきり言う
現在地 We are at a shelter. at a をつなげすぎなくてもよい
助けが必要 We need medical help. medical の最初を落ち着いて言う
避難を促す Take shelter now. now で急ぐ感じを出す
高い場所へ移動 Go to higher ground. higher ground をひとかたまりで言う

練習するときは、家の中の場所と組み合わせると実感がわきます。玄関で「Leave the building.」、窓の近くで「Stay away from windows.」、非常用持ち出し袋の前で「Bring only what you need.」のように、行動と英語を結びつけます。

ここまでの表現をすべて覚えようとすると大変です。まずは、自分が使う可能性の高い文だけを選んで、非常用カードに書き、月に一度でも声に出して確認してみてください。

防災英語フレーズのQ&A

この章の要点
  • 迷いやすい表現を質問形式で確認する
  • 必要な一文から声に出して使える状態に近づける

最後に、初心者が迷いやすいポイントをQ&Aで確認します。防災英語は、短い一文の積み重ねです。必要な場面を想像しながら、自分の言葉として声に出してみましょう。

防災英語は最初に何から覚えると使いやすいですか?

まずは Are you safe?、I’m safe.、Take shelter now.、Go to higher ground. のような短い一文から始めると使いやすいです。災害時は長い説明より、安全確認、無事報告、避難の指示が伝わる表現が役立ちます。

tornado watch と tornado warning は何が違いますか?

tornado watch は竜巻が起こりやすい条件がある状態、tornado warning は竜巻が確認された、または危険が差し迫っている状態です。warning を聞いたら、すぐに安全な場所へ移動します。

台風は英語で typhoon と hurricane のどちらですか?

日本や北西太平洋の台風は typhoon と言うのが自然です。hurricane は大西洋や北東太平洋などで使われる呼び方なので、災害の種類だけでなく地域で使い分けます。

「家は壊れていません」は My house is not broken. で通じますか?

意味を推測してもらえることはありますが、災害による家屋被害には Our house wasn’t damaged. や There was no damage to our house. のほうが自然です。broken は窓や道具など個別の物に使う場面が多い語です。

英語が苦手なとき、緊急電話で何と言えばよいですか?

I don’t speak English well. Please speak slowly. と言うと、相手にゆっくり話してほしいことを伝えられます。場所は I’m at … や I’m near … に続けて、駅名、出口、建物名を短く伝えます。

防災英語を普段どう練習すればよいですか?

家族の無事、現在地、必要な助けをそれぞれ一文で言う練習が向いています。たとえば I’m safe.、We are at a shelter.、We need medical help. を声に出し、非常用カードにも同じ内容を書いておくと確認しやすくなります。