「天ぷらは英語で何と言えばいい?」「tempuraだけで料理の特徴まで伝わる?」「衣や天つゆはどう表現するの?」と迷ったことはありませんか。料理名自体は簡単でも、具材、食感、作り方、食べ方まで英語で話そうとすると、必要な言葉が一気に増えます。
天ぷらは英語でもtempuraです。さらに、light batter、deep-fry、crispyという三つの表現を組み合わせれば、天ぷらを知らない相手にも料理の姿をかなり具体的に伝えられます。
この記事では、綴りと発音から、具材名、調理工程、料理教室での受け答え、レストランでの注文、アレルギー確認、文化的背景まで順番に学べます。声に出して練習した後、より多くの場面で会話を試したい場合は、英語教室で講師を相手に料理の説明を練習する方法もあります。
最初からすべて暗記する必要はありません。まずは「料理名を言う」「一文で特徴を伝える」「好きな具材を話す」の三段階を目標にしましょう。そこまでできれば、旅行先でも家庭での交流でも会話を始めやすくなります。
天ぷらは英語でも「tempura」と言う
- 天ぷらの一般的な英語表記はtempura
- 料理名として使うときは通常、小文字で書く
- 知らない相手にはlight batterとdeep-friedを添える
天ぷらは、寿司をsushi、豆腐をtofuと呼ぶのと同じように、日本語由来の料理名が英語に定着しています。そのため、無理に別の料理名へ置き換えず、I like tempura.のようにそのまま使うのが基本です。
文の途中ではtempuraと小文字で書くのが一般的です。文頭ではTempura、メニューの見出しではTempuraと大文字で始めることもあります。数個の天ぷらを見ても、通常はtempurasと機械的に複数形にせず、tempuraまたはpieces of tempuraと表現すると自然です。
- フレーズ
- Have you ever tried tempura?
- 日本語訳
- 天ぷらを食べたことはありますか。
- 使う場面
- 海外から来た人と日本料理の話を始めるときに使えます。Yesと答えられたら、What kind did you try?と続けられます。
- 注意点・誤用例
- Have you ever eaten tempura?も通じます。経験を尋ねる文なので、Did you ever try tempura?よりHave you ever tried tempura?のほうが学習の最初は使いやすい形です。
- 発音・ニュアンス
- tempuraは「テム・プラ」または「テム・プーラ」に近く聞こえることがあります。英語では中央のpur付近が目立ち、日本語のように各拍を同じ強さで読むとは限りません。
tenpuraではなくtempuraと書く理由
日本語の「ん」の後ろに「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の音が続くと、発音時には唇が閉じ、mに近い音になります。英語で定着した綴りも、この音の並びを反映したtempuraです。
tenpuraと書いても意味を推測してもらえる場合はありますが、辞書、メニュー、案内文ではtempuraを使いましょう。検索するときもtempura restaurantやshrimp tempuraのように入力すると目的の情報を見つけやすくなります。

名称が分かったら、次は相手の頭の中に料理の姿を描く一文を作ってみましょう。
天ぷらを一文で英語説明する基本形
- Japanese dish、seafood or vegetables、light batterを入れる
- 揚げる動作はdeep-fryで表す
- 天ぷららしい食感にはlight and crispyが合う
天ぷらを知らない相手には、「日本料理」「魚介類や野菜」「薄い衣」「油で揚げる」という情報を一文に入れると伝わります。中心となる文は、Tempura is a Japanese dish made by deep-frying seafood and vegetables in a light batter.です。
batterは、小麦粉、水、卵などを混ぜた液状の生地や衣を指します。パン粉はbreadcrumbs、表面を覆うもの全般はcoatingです。天ぷら特有の水分を含む衣を言うならbatterが最も具体的です。
- フレーズ
- Tempura is a Japanese dish of seafood or vegetables coated in a light batter and deep-fried until crisp.
- 日本語訳
- 天ぷらは、魚介類や野菜に薄い衣をつけ、カリッとするまで揚げた日本料理です。
- 使う場面
- 外国の友人への説明、飲食店での接客、料理紹介の発表などに使える基本文です。
- 注意点・誤用例
- Tempura is fried food.だけでは、フライドチキンなどとの違いが分かりません。light batterとseafood or vegetablesを加えると、天ぷららしさが伝わります。
- 発音・ニュアンス
- coated inは「表面を覆われた」、until crispは「カリッとした状態になるまで」という変化を表します。文が長ければ、Tempura is a Japanese dish. It is made with seafood or vegetables.と分けても構いません。
crispy、crisp、crunchyの違い
揚げたての衣にはcrispyが使いやすい表現です。The batter is light and crispy.なら「衣が軽くサクサクしています」と言えます。調理指示ではDeep-fry it until crisp.のようにcrispもよく使われます。
crunchyは、噛んだときの強めの歯ごたえを連想させます。レンコンの食感ならLotus root has a crunchy texture.が合いますが、薄く繊細な衣ならlight and crispyのほうが特徴を伝えやすいでしょう。
では、皿に並ぶ具材は英語でどう呼ぶのでしょうか。次の語彙を使えば、盛り合わせの中身や自分の好みまで話せます。
天ぷらの具材を英語で伝える
- 食材名の後ろにtempuraを置くのが基本
- shrimpとprawnには地域や大きさによる使い分けがある
- 食事制限では衣、つゆ、共用油まで確認する
具材名は、shrimp tempuraやvegetable tempuraのように、食材名をtempuraの前に置きます。盛り合わせはassorted tempura、野菜の盛り合わせはassorted vegetable tempuraと表現できます。
魚介類の天ぷら
- shrimp tempura:エビの天ぷら
- prawn tempura:大きめのエビの天ぷら
- squid tempura:イカの天ぷら
- white fish tempura:白身魚の天ぷら
- scallop tempura:ホタテの天ぷら
- conger eel tempura:穴子の天ぷら
アメリカ英語では、エビを広くshrimpと呼ぶ傾向があります。イギリス英語などでは、比較的大きなエビをprawnと呼ぶことがあります。日本料理を初めて説明する場面では、shrimp tempuraが使いやすい表現です。
野菜の天ぷら
- eggplant tempura:ナスの天ぷら
- sweet potato tempura:サツマイモの天ぷら
- kabocha squash tempura:カボチャの天ぷら
- lotus root tempura:レンコンの天ぷら
- green pepper tempura:ピーマンの天ぷら
- asparagus tempura:アスパラガスの天ぷら
- onion tempura:タマネギの天ぷら
- shiitake mushroom tempura:シイタケの天ぷら
- shiso leaf tempura:大葉の天ぷら
kabochaは英語の料理記事でも見かけますが、相手が知らない場合はJapanese pumpkinまたはkabocha squashと補足できます。大葉もshisoだけで伝わらなければ、a Japanese herb called shisoと説明すると親切です。
- フレーズ
- This platter includes shrimp, eggplant, kabocha squash, and lotus root tempura.
- 日本語訳
- この盛り合わせには、エビ、ナス、カボチャ、レンコンの天ぷらが入っています。
- 使う場面
- 料理を取り分けるとき、接客で盛り合わせを説明するとき、食べられない具材がないか確認するときに使えます。
- 注意点・誤用例
- includeの後ろには中身を直接並べられます。This platter is including shrimp.ではなく、状態の説明ならThis platter includes shrimp.とします。
- 発音・ニュアンス
- platterは複数の料理を盛った大皿を指します。assortmentも「盛り合わせ」の意味で、What is included in the assortment?と質問できます。
かき揚げを説明する
かき揚げはkakiageと表記できますが、tempuraほど広く知られているとは限りません。Kakiage is a type of tempura made by deep-frying a mixture of thinly sliced vegetables and seafood.と言えば、「細く切った野菜や魚介類を混ぜて揚げた天ぷらの一種」と伝えられます。
fritterは、食材を生地に混ぜたり、生地でまとめたりして揚げる料理です。mixed vegetable tempura fritterでも形を想像してもらえますが、文化的な料理名を伝えたいときはkakiageと言ってから説明を足すほうが明確です。
vegetable tempuraでも、衣に卵、天つゆに魚のだしが使われていることがあります。魚介類と同じ油で揚げる店もあるため、アレルギーや食事制限がある場合は「野菜だから大丈夫」と判断せず、材料と調理環境を確認してください。
具材を言えるようになったら、次は「むく」「混ぜる」「くぐらせる」「油を切る」という動作へ進みます。料理英語は、実際の手順と一緒に覚えると記憶に残りやすくなります。
下ごしらえから衣作りまでの英語
- 下ごしらえにはprepareまたはprepを使う
- 殻をむいて背わたを取るはpeel and devein
- 衣は冷たい状態を保ち、軽く混ぜると表現する
材料はingredient、複数ならingredientsです。「まず材料を準備しましょう」はLet’s prepare the ingredients first.と言えます。会話ではprepを動詞として使い、Let’s start by prepping the shrimp.と表現することもあります。
エビの頭、殻、背わたを取る
- Remove the heads from the shrimp.:エビの頭を取ってください。
- Peel the shrimp.:エビの殻をむいてください。
- Leave the tails on.:尾は残してください。
- Make a shallow cut along the back.:背中に沿って浅く切り込みを入れてください。
- Devein the shrimp.:エビの背わたを取ってください。
- Pat the shrimp dry.:エビの水気を軽く押さえて拭いてください。
peelは果物や野菜の皮だけでなく、エビの殻をむく場合にも使えます。deveinはエビの背わたを取る動作に対応する便利な動詞です。Peel and devein the shrimp.はレシピでよく見られる組み合わせなので、一続きで覚えましょう。
- フレーズ
- Make a few shallow cuts across the underside, then gently straighten the shrimp.
- 日本語訳
- 腹側に浅い切り込みを数本入れ、それからエビをやさしくまっすぐにしてください。
- 使う場面
- エビが揚げている間に丸まるのを抑える下ごしらえを説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 腹側をbellyと呼んでも意味は推測できますが、位置を客観的に示す料理手順ではundersideが適しています。deep cutsにすると深い切り込みになるため、shallowを使います。
- 発音・ニュアンス
- gentlyは単に速度が遅いのではなく、「力を入れすぎず、やさしく」という意味です。straightenはstraightの語尾にenが付いた動詞で、「まっすぐにする」を表します。
卵、水、小麦粉で衣を作る
「卵を割る」はcrack an egg、「よく冷えた水」はice-cold waterです。実際に氷が入った水を指す場合もあるiced waterより、温度の低さを明確に伝えるice-cold waterまたはvery cold waterが使いやすいでしょう。
- Crack an egg into a bowl.:ボウルに卵を割り入れます。
- Add ice-cold water.:よく冷えた水を加えます。
- Lightly mix the egg and water.:卵と水を軽く混ぜます。
- Add the flour to the egg mixture.:卵液に小麦粉を加えます。
- Stir the batter lightly.:衣を軽く混ぜます。
- Stop when the ingredients are just combined.:材料がまとまったところで止めます。
小麦粉を加える表現はadd A to Bが基本です。Add the flour to the mixture.なら「小麦粉を混合物に加える」となります。日本語から直訳したAdd the flour into it.でも意図は推測できますが、レシピではadd the flour to the mixtureが自然です。
- フレーズ
- Do not overmix the batter. A few small lumps are fine.
- 日本語訳
- 衣を混ぜすぎないでください。小さな粉の塊が少し残っていても問題ありません。
- 使う場面
- 料理教室で講師が衣の混ぜ方を指示するときや、天ぷらの軽い食感を保つ理由を伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 衣は一つの混合物として扱うため、Add the flour and stir them.ではなく、stir itまたはstir the batterとします。beatは勢いよく混ぜる響きがあるため、天ぷらの衣にはstir lightlyが合います。
- 発音・ニュアンス
- overmixはoverとmixをつなげた語で「必要以上に混ぜる」という意味です。lumpは粉などの小さな塊を指し、a few lumps are fineで「少しくらい残っても大丈夫」という安心感を伝えます。
precookは「あらかじめ加熱する」という意味です。殻をむく、背わたを取る、切るといった下ごしらえにWe’ll precook the shrimp.を使うと、先にエビを加熱する意味になりかねません。We’ll prepare the shrimp first.を使いましょう。
下ごしらえと衣の準備ができたら、いよいよ揚げる工程です。高温の油を扱うため、動作だけでなく安全に関する表現も一緒に身につけましょう。
天ぷらを揚げる工程で使う英語
- 打ち粉はdust A with flour
- 衣にくぐらせる動作はdip A in the batter
- 油へ入れるときはgently lowerを使う
たっぷりの油で揚げる動作はdeep-fryです。fryだけでは、少量の油で焼く調理も含むため、天ぷらの作り方を正確に表すならdeep-fryが適しています。
油を温め、打ち粉をする
Heat the oil to about 180 degrees Celsius.は「油を摂氏約180度に熱してください」です。180はone hundred and eighty、摂氏はdegrees Celsiusと読みます。北米の相手にはabout 356 degrees Fahrenheitと華氏を添えると理解されやすくなります。
衣が付きやすいように小麦粉を薄くまぶす動作はLightly dust the shrimp with flour.です。dustは名詞では「ほこり」ですが、料理では粉を薄くまぶす動詞として使われます。余分な粉を落とすときはShake off any excess flour.と言います。
衣にくぐらせ、油へ入れる
- フレーズ
- Dip the shrimp in the batter and let the excess batter drip off.
- 日本語訳
- エビを衣にくぐらせ、余分な衣を滴らせて落としてください。
- 使う場面
- 具材に薄く均一な衣を付ける手順を説明するときに使います。野菜ならDip the vegetables in the batter.に変えられます。
- 注意点・誤用例
- dip A in Bで「AをBにくぐらせる」です。食べるときにもDip the tempura in the sauce.と使えるため、何に浸すのかを明示します。
- 発音・ニュアンス
- drip offは液体が滴って落ちる様子です。excessは「余分な」という意味で、excess flour、excess batter、excess oilのように応用できます。
- フレーズ
- Gently lower the shrimp into the hot oil, away from you.
- 日本語訳
- エビを自分から離れる方向へ、熱い油の中に静かに入れてください。
- 使う場面
- 料理教室などで、高温の油へ具材を安全に入れる方向と動きを伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- Put the shrimp slowly.では、どこへどのように入れるのかが曖昧です。lower A into Bなら「AをBの中へ下ろす」という動きが明確になります。
- 発音・ニュアンス
- away from youは「あなたから離れる方向へ」です。gentlyには慎重で滑らかな動きという響きがあり、安全指示に適しています。
水分が残った食材を高温の油に入れると、油がはねる危険があります。Pat the ingredients dry.、Be careful not to splash the oil.、Place it in the oil away from you.という安全表現を、調理動作と一緒に覚えてください。
少量ずつ揚げ、油を切る
一度に多く入れないことはFry the ingredients in small batches.、鍋を具材でいっぱいにしないことはDo not overcrowd the pot.と言えます。batchは一度に処理する一組、overcrowdは一か所へ詰め込みすぎることです。
衣がカリッとしたら、Remove the tempura from the oil.で取り出します。続けてDrain the tempura on a wire rack.と言えば、「網の上で油を切る」です。drainは水分や油を切る動作を表し、Drain off the excess oil.とも言えます。
一連の工程を英語だけで並べると、Prepare, dust, dip, lower, deep-fry, remove, drainとなります。動作の順番ごと覚えることで、単語を単独で暗記するよりも会話で取り出しやすくなります。

料理教室で使える天ぷらの英会話
- What should I do first?で最初の手順を尋ねる
- Do you mean…?で聞いた内容を確認する
- 安全に関わる指示は分からないまま進めない
料理教室では、難しい文を組み立てるより、短く正確に確認することが大切です。最初の手順はWhat should I do first?、実演を頼むときはCould you show me how to do it?が役立ちます。
エビの準備を確認する会話
- フレーズ
- 講師: Let’s start by preparing the shrimp.
学習者: Should I remove the shells?
講師: Yes, but leave the tails on.
学習者: Do I need to devein them too?
講師: Yes. Make a shallow cut along the back and remove the dark vein. - 日本語訳
- 講師: エビの下ごしらえから始めましょう。
学習者: 殻を取りますか。
講師: はい。ただし尾は残してください。
学習者: 背わたも取る必要がありますか。
講師: はい。背中に沿って浅く切り込みを入れ、黒い背わたを取り除いてください。 - 使う場面
- 調理前に、取り除く部分と残す部分を確認する場面です。Should I…?は「私は〜したほうがよいですか」と指示を求める形です。
- 注意点・誤用例
- Do I leave the tails on?も自然です。leaveは単に「去る」だけでなく、「その状態のまま残す」という意味でも使われます。
- 発音・ニュアンス
- Do I need to…?は必要性を確認する表現です。Should I…?は講師の判断や望ましい手順を尋ねる響きがあります。
衣の状態を確認する会話
- フレーズ
- 学習者: Is this the right consistency?
講師: It is a little too thick. Add a small amount of cold water.
学習者: Should I mix it until it is completely smooth?
講師: No. Stir it only a few times. A few lumps are fine. - 日本語訳
- 学習者: このくらいの固さで合っていますか。
講師: 少し濃すぎます。冷水を少量加えてください。
学習者: 完全になめらかになるまで混ぜますか。
講師: いいえ。数回だけ混ぜてください。小さな塊が残っても大丈夫です。 - 使う場面
- 衣、ソース、生地など、液体の濃さや状態が適切か確認するときに使えます。
- 注意点・誤用例
- consistencyはここでは「一貫性」ではなく、液体や生地の固さ、粘度を表します。衣が薄すぎるならIt is too thin.、濃すぎるならIt is too thick.です。
- 発音・ニュアンス
- a little too thickは「少し濃すぎる」と程度を和らげます。too thickだけより、穏やかな指摘になります。
聞き返しと安全確認
- Could you say that again, please?:もう一度言っていただけますか。
- Could you show me how to do it?:やり方を見せていただけますか。
- Do you mean I should stir it only a few times?:数回だけ混ぜるという意味ですか。
- Did you say 180 degrees Celsius?:摂氏180度と言いましたか。
- Let me make sure I understood.:正しく理解できたか確認させてください。
- So I should lower it into the oil gently, right?:つまり油へ静かに入れればよいのですね。
- Is the oil hot enough?:油は十分に温まっていますか。
- How do I know when it is done?:揚がったことはどう判断しますか。
聞き返すことは会話の失敗ではありません。特に油や包丁を使う場面では、確認してから動くことが安全につながります。聞き取れた部分をDo you mean…?やDid you say…?に入れれば、相手も訂正しやすくなります。
調理が終わったら、次は食べ方を案内する場面です。天つゆや塩の説明までできると、単なる料理名ではなく日本の食べ方も伝えられます。
天ぷらの食べ方とレストラン注文の英語
- 天つゆはtempura dipping sauceと説明できる
- つゆへ軽くつける動作にはdip lightlyを使う
- 注文時は盛り合わせの中身と食事制限を確認する
天つゆと塩で食べる
天つゆはtentsuyuと日本語名を残すか、tempura dipping sauceと説明します。Tentsuyu is a dipping sauce made with dashi, soy sauce, and mirin.なら、だし、しょうゆ、みりんで作るつけ汁だと伝えられます。
- フレーズ
- Dip the tempura lightly in the sauce, or try it with a small amount of salt.
- 日本語訳
- 天ぷらをつゆへ軽くつけるか、少量の塩でも味わってみてください。
- 使う場面
- 初めて天ぷらを食べる人へ、二つの食べ方を穏やかに案内するときに使えます。
- 注意点・誤用例
- soakは長く浸して液体を染み込ませる響きがあります。衣のサクサク感を保つ食べ方ならdip lightlyが適しています。命令調が気になる場面ではYou can dip it lightly in the sauce.とできます。
- 発音・ニュアンス
- lightlyは「軽く、少しだけ」です。a small amount of saltは、塩を大量に使わず少量で味わうことを柔らかく示します。
抹茶塩はmatcha saltまたはa mixture of green tea powder and saltです。Grated daikon is often added to the dipping sauce.と言えば、天つゆへ大根おろしを加える食べ方も説明できます。
天丼、天そば、天ぷらうどん
- tendon / tempura rice bowl:天丼
- tempura soba:天ぷらそば
- tempura udon:天ぷらうどん
- tempura set meal:天ぷら定食
- assorted tempura:天ぷら盛り合わせ
tendonという音だけを聞くと、英語の「腱」を表すtendonと受け取られる場合があります。料理名を知らない相手には、tempura rice bowlと補足しましょう。Tendon is a bowl of rice topped with tempura and a savory sauce.と説明すれば、料理の構成まで分かります。
注文する会話
- フレーズ
- 客: What is included in the assorted tempura?
店員: It comes with shrimp, white fish, eggplant, and two seasonal vegetables.
客: I’d like the assorted tempura with cold soba, please.
店員: Certainly. Would you like tentsuyu or salt?
客: Both, please. - 日本語訳
- 客: 天ぷらの盛り合わせには何が入っていますか。
店員: エビ、白身魚、ナス、季節の野菜二種類が付きます。
客: 天ぷら盛り合わせを冷たいそばと一緒にお願いします。
店員: かしこまりました。天つゆと塩のどちらになさいますか。
客: 両方お願いします。 - 使う場面
- 海外の日本料理店で中身を確認し、主食や調味料を選んで注文する場面です。
- 注意点・誤用例
- I want assorted tempura.でも意味は通じますが、注文ではI’d like…を使うと穏やかです。What kind of tempura do you have?なら種類全体を尋ねられます。
- 発音・ニュアンス
- come withは「料理に〜が付く」という飲食店で便利な表現です。seasonal vegetablesは季節の野菜、bothは提示された二つの選択肢の両方を指します。
アレルギーと食事制限を確認する
- Does the batter contain eggs?:衣に卵は入っていますか。
- Does the dipping sauce contain fish stock?:天つゆに魚のだしは入っていますか。
- I’m allergic to shellfish.:甲殻類にアレルギーがあります。
- Is the vegetable tempura fried in the same oil as the shrimp?:野菜の天ぷらはエビと同じ油で揚げていますか。
- Do you have any vegan tempura?:動物性食品を使わない天ぷらはありますか。
- Could you check with the kitchen?:厨房へ確認していただけますか。
重いアレルギーがある場合は、料理名や見た目だけで判断できません。衣の材料、つゆのだし、調理器具、共用油による接触の可能性を店へ直接確認してください。英語で十分に伝わらないと感じた場合は、アレルギーカードなども併用すると確認しやすくなります。
天ぷらとフライ、から揚げ、フリッターの違い
- 天ぷらは薄い液状の衣を使う
- 日本のエビフライはbreadcrumbsを使う
- deep-fried foodだけでは料理の違いが伝わりにくい
天ぷらとほかの揚げ物の大きな違いは衣です。天ぷらは水分を含むlight batterを使います。日本のエビフライは一般に、パン粉を付けたbreaded fried shrimpと説明できます。
- tempura:薄い液状の衣を付けた日本の揚げ物
- breaded fried food:パン粉などを付けた揚げ物
- karaage:下味を付け、粉をまぶして揚げる日本料理
- fritter:食材を生地に混ぜるか、生地で包んで揚げた料理
- deep-fried food:たっぷりの油で揚げた料理全般
- フレーズ
- Tempura uses a light, wet batter, while Japanese-style fried shrimp is usually coated with breadcrumbs.
- 日本語訳
- 天ぷらは薄い液状の衣を使いますが、日本式のエビフライには通常パン粉が使われます。
- 使う場面
- tempuraとfried shrimpの違いを尋ねられたときや、日本の洋食について話すときに使えます。
- 注意点・誤用例
- 英語のfried shrimpは調理法を広く指し、必ずしも日本のエビフライだけを意味しません。パン粉を使うことを明確にするならbreadedを加えます。
- 発音・ニュアンス
- whileはここでは時間の「〜している間」ではなく、二つのものを対比する「一方で」です。coated with breadcrumbsは「パン粉で覆われた」を表します。
deep-fried foodだけでは、フライドポテト、ドーナツ、から揚げなども含まれてしまいます。天ぷらを説明するなら、Japanese dish、light batter、seafood or vegetablesの情報を足すことが重要です。
天ぷらの文化的背景を英語で話す
- 天ぷらにつながる揚げ物の技法はポルトガルから伝わったと考えられている
- 日本の食材や調理文化の中で独自に発展した
- 語源には複数の説があり、断定を避ける
天ぷらにつながる小麦粉の衣を使った揚げ物の技法は、16世紀ごろにポルトガル人によって日本へ伝えられたと考えられています。その後、日本の食材や食文化に合わせて変化し、独自の料理として発展しました。
英語では、is believed to have been introducedという形を使うと、「伝えられたと考えられている」と断定を避けて説明できます。
- フレーズ
- The cooking technique that led to Japanese tempura is believed to have been introduced by the Portuguese in the sixteenth century.
- 日本語訳
- 日本の天ぷらにつながる調理技法は、16世紀にポルトガル人によって伝えられたと考えられています。
- 使う場面
- 日本文化の紹介、食文化の交流、料理の歴史について尋ねられた場面で使えます。
- 注意点・誤用例
- 「現在の天ぷらがそのまま持ち込まれた」と単純化せず、the cooking technique that led to Japanese tempuraと表現しています。伝来後に日本独自の形へ発展した点も添えましょう。
- 発音・ニュアンス
- lead toは「〜につながる」、be believed toは「〜だと考えられている」です。歴史上の由来について慎重に述べるときに便利な形です。
江戸時代には、天ぷらが屋台料理として親しまれるようになりました。During the Edo period, tempura became popular as a type of street food.と表現できます。現在では家庭料理、定食、そばやうどんの具、専門店で一品ずつ出される料理まで、さまざまな形で楽しまれています。
専門店の提供方法を説明するなら、At a traditional tempura restaurant, each piece may be fried and served individually so that guests can eat it at its best.と言えます。「最もよい状態で食べられるよう、一品ずつ揚げて提供することがある」という意味です。
なお、tempuraという語の由来には、ポルトガル語やラテン語との関係を指摘する複数の説があります。一つの説だけを確定した事実として伝えるのではなく、There are several theories about the origin of the word tempura.と述べるのが安全です。
間違えやすい天ぷら英語を直す
- 下ごしらえにはprecookではなくprepareを使う
- 背わたを取る動作はdeveinで表せる
- 安全な動作にはslowlyよりgentlyが合う場合がある
precookではなくprepare
We’ll precook the shrimp.は「エビをあらかじめ加熱します」という意味になります。殻をむく、背わたを取る、水分を拭くという下ごしらえなら、We’ll prepare the shrimp first.が自然です。
take the veinではなくdevein
take the veinでも意図を推測してもらえる場合はありますが、料理ではremove the veinまたはdevein the shrimpが一般的です。Peel and devein the shrimp.と一組で覚えると、短く指示できます。
stir themではなくstir it
小麦粉、卵、水という複数の材料を意識するとthemを使いたくなりますが、混ざった衣は一つのbatterとして扱います。Add the flour and stir it lightly.またはAdd the flour and stir the batter lightly.とします。
put them slowlyではなくlower them gently
Put them slowly.は置き場所と動作が曖昧です。高温の油の中へ静かに下ろすなら、Gently lower them into the oil.を使います。ゆっくりかどうかだけでなく、慎重で滑らかな動作を表せます。
sauceだけで終わらせない
tempura sauceでも通じることはありますが、相手によっては濃いソースや甘いソースを想像する可能性があります。tempura dipping sauce、tentsuyu、a light soy sauce-based dipping sauceのように説明すると具体的です。
- フレーズ
- Tempura is commonly served with a light dipping sauce made from dashi, soy sauce, and mirin.
- 日本語訳
- 天ぷらには一般的に、だし、しょうゆ、みりんで作った軽いつけ汁が添えられます。
- 使う場面
- 天つゆを見たことがない相手へ、材料と用途を同時に説明する場面で使えます。
- 注意点・誤用例
- dashiを知らない相手にはJapanese soup stockと補えます。ただし、魚由来とは限らないだしもあるため、アレルギー確認では具体的な材料を店へ尋ねます。
- 発音・ニュアンス
- commonlyは「一般的に」、be served withは「〜を添えて提供される」です。常に同じつゆが付くと断定せず、一般的な提供方法として伝えられます。
今日からできる発音練習と復習手順
- 単語ではなく意味のまとまりごとに読む
- 短い一文から調理工程へ段階的に広げる
- 思い出して話す練習を復習へ入れる
発音練習では、長い文を最初から一息で読もうとしないことが大切です。たとえばTempura is a Japanese dish / of seafood or vegetables / coated in a light batter / and deep-fried until crisp.のように、意味のまとまりで区切ります。
第1段階:三つの短文を言う
- It’s called tempura.:天ぷらと呼ばれます。
- It’s a Japanese dish.:日本料理です。
- It’s light and crispy.:軽くてサクサクしています。
まずは一文ずつ、意味を思い浮かべながら声に出します。文字を目で追うだけでなく、皿に盛られた天ぷらを指すつもりで読むと、実際の会話に近づきます。
第2段階:好きな具材を足す
- My favorite is shrimp tempura.:一番好きなのはエビの天ぷらです。
- I prefer vegetable tempura.:私は野菜の天ぷらのほうが好きです。
- I especially like lotus root tempura.:特にレンコンの天ぷらが好きです。
- Kabocha tempura has a mild sweetness.:カボチャの天ぷらには穏やかな甘みがあります。
prefer A to Bを使えば、I prefer vegetable tempura to seafood tempura.のように二つを比べられます。favoriteは一番好きなもの、especially likeは複数の好物の中でも特に好きなものを表します。
第3段階:作り方を五文で話す
- First, prepare the seafood and vegetables.
- Next, make a cold batter with flour, water, and egg.
- Dip the ingredients in the batter.
- Deep-fry them until crisp.
- Drain the tempura and serve it immediately.
First、Nextを使うと順番が明確になります。最後のserve it immediatelyは「すぐに提供する」です。天ぷらの揚げたての食感まで伝えたいなら、Tempura tastes best when it is freshly fried and crispy.を追加できます。
第4段階:日本語を見て英語を思い出す
復習では英文を読み直すだけでなく、日本語だけを見て英語を思い出します。「衣」「背わたを取る」「油へ静かに入れる」「油を切る」を見て、batter、devein、gently lower into the oil、drainが出てくるか確かめましょう。
思い出せなかった語だけを短い例文へ戻します。batterならKeep the batter cold.、deveinならPeel and devein the shrimp.のように、必ず使い方と一緒に確認してください。

一人でできる一分間スピーキング
目の前に外国の友人がいると想定し、次の順番で一分ほど話してみましょう。①料理名、②特徴、③好きな具材、④食べ方、⑤簡単な歴史の順です。途中で言葉が止まっても、日本語へ戻らず、It’s a kind of…やIt’s made with…で言い換えてみます。
- フレーズ
- This is tempura. It is a Japanese dish made with seafood or vegetables in a light batter. My favorite is shrimp tempura. You can eat it with tentsuyu or salt. It is best enjoyed while it is hot and crispy.
- 日本語訳
- これは天ぷらです。魚介類や野菜に薄い衣を付けた日本料理です。私が一番好きなのはエビの天ぷらです。天つゆや塩で食べられます。熱くてサクサクしているうちに味わうのがおすすめです。
- 使う場面
- 食卓で料理を紹介するときや、英会話の自己練習で一つの話題をまとまりとして話すときに使えます。
- 注意点・誤用例
- 一文を長くしすぎると、途中で主語や動詞を見失いやすくなります。短文を五つ並べても十分に自然で、聞き手にも内容が伝わりやすくなります。
- 発音・ニュアンス
- best enjoyedは「最もおいしく楽しめる」という料理紹介で使われる形です。効果を保証する表現ではなく、食べる状態や提供方法を勧める穏やかな言い方です。
一人で言えるようになった文を、次は相手の反応がある会話で試してみましょう。講師に「天ぷらを知らない旅行者の役」を頼み、説明後に質問してもらうと、暗記した文を応用する練習になります。
天ぷらの英語に関するQ&A
- 基本表記はtempura
- 説明にはlight batterとdeep-friedが役立つ
- 注文や食事制限では具体的な材料を確認する
天ぷらは英語で何と言いますか?
英語でもtempuraと言います。料理名として英語に定着しているため、別の単語へ訳す必要はありません。相手が天ぷらを知らない場合は、Tempura is a Japanese dish of seafood or vegetables coated in a light batter and deep-fried.と補足すると特徴が伝わります。
tempuraとtenpuraのどちらが正しい綴りですか?
一般的な英語表記はtempuraです。日本語の「ん」は、後ろに「ぷ」のような唇を閉じる音が続くとmに近い音になるため、mを使った綴りが定着しています。メニュー、案内文、検索ではtempuraを使いましょう。
天ぷらの衣は英語で何と言いますか?
液状の天ぷら衣はbatterと言います。tempura batterで「天ぷらの衣」、a light batterで「薄く軽い衣」です。パン粉はbreadcrumbsなので、天ぷらとパン粉を使うフライを区別するときにも役立ちます。
「天ぷらをカリッと揚げる」は英語でどう言いますか?
Deep-fry the tempura until crisp.またはFry it until the batter is crispy.と言えます。crispyはサクサクした食感、until crispはカリッとした状態になるまでという変化を表します。
エビの殻をむいて背わたを取る英語は何ですか?
Peel and devein the shrimp.と言います。peelは殻をむく、deveinは背わたを取るという意味です。尾を残す場合は、Remove the shells, but leave the tails on.と続けられます。
天つゆは英語で何と言いますか?
tempura dipping sauceまたはtentsuyuと言えます。詳しく伝えるなら、Tentsuyu is a dipping sauce made with dashi, soy sauce, and mirin.と説明できます。食事制限がある人には、だしの材料も個別に確認します。
野菜の天ぷらはビーガン料理ですか?
野菜だけに見えても、衣に卵、天つゆに魚のだしが使われる場合があります。また、魚介類と同じ油で揚げることもあります。Does the batter contain eggs?やIs it fried in the same oil as seafood?と店へ確認してください。
天ぷらを最も短く英語で説明するなら何と言いますか?
It’s seafood or vegetables in a light batter, deep-fried until crisp.と言えます。Japanese dishを加えれば日本料理であることも伝わります。長く感じる場合は、It’s a Japanese dish. It’s light and crispy.と二文に分けても自然です。
天ぷら英語を実際の会話へつなげよう
- 名称はtempuraと覚える
- 説明では具材、衣、揚げ方を組み合わせる
- 一文を声に出し、質問への応答まで練習する
天ぷらの名称は英語でもtempuraです。相手が料理を知らなければ、Japanese dish、seafood or vegetables、light batter、deep-friedという要素を組み合わせてください。これだけで、料理の種類、主な具材、衣、調理法を一度に伝えられます。
調理中はprepare、peel、devein、dust、dip、lower、deep-fry、drainを手順どおりに使います。食卓ではdipping sauce、salt、crispy、freshly friedが活躍します。すべてを一度に覚えようとせず、一つの場面につき三表現を選ぶと練習しやすくなります。
最初に声へ出したい一文は、Tempura is a Japanese dish of seafood or vegetables coated in a light batter and deep-fried until crisp.です。次にMy favorite is shrimp tempura.、You can eat it with tentsuyu or salt.を加えれば、説明から好み、食べ方まで自然につながります。
料理英語は、単語帳の中だけでなく、目の前の動作と結びついたときに使いやすくなります。天ぷらを注文するとき、料理動画を見るとき、家庭で調理するときに一つずつ口に出し、自分の言葉として使える範囲を広げていきましょう。

