海外のスーパーに入った瞬間、「商品名が分からない」「値札の意味が読めない」「レジで次々に質問されたらどうしよう」と不安になることはありませんか。棚を眺めるだけなら楽しくても、店員に話しかける場面や量り売りの注文になると、急に難しく感じるものです。
けれども、買い物で必要になる英語はある程度決まっています。長い英文を作るより、「場所を尋ねる型」「注文する型」「短く返事をする型」を先に覚えるほうが実践的です。この記事では、北米のスーパーを中心に、入店から退店、値段の確認、デリ、セルフレジ、返品までを場面順にたどります。
英語を声に出して練習したい場合は、買い物の役割練習ができる英語教室を利用する方法もあります。まずはこの記事から、自分が使いそうな表現を三つ選んでください。三つなら、実際の売り場でも思い出しやすくなります。
スーパーの英語は「質問の型」と「短い返事」から覚える
- 北米では supermarket のほか grocery store が日常的に使われる
- 店員への返答は Yes, please. や No, thank you. のように短くてよい
- 聞き取れないときの一言を最初に用意しておく
最初に押さえたいのは、完璧な文章を作る必要はないという点です。スーパーでは、商品の場所、袋の要否、会員カード、支払い方法など、質問の種類が限られています。相手の質問を予測できれば、返答は二語や三語でも成立します。
英語の supermarket は日本語の「スーパー」に近い語です。一方、北米の日常会話では grocery store もよく使われます。食料品の買い出しは grocery shopping と表現でき、I’m going grocery shopping. なら「食料品を買いに行きます」という意味になります。
入店時の挨拶は短く返す
北米の店では、店員から Hi, how are you today? と声をかけられる場合があります。健康状態を詳しく説明する質問というより、軽い挨拶です。Good, thanks. や I’m good, thank you. と返せば十分です。
- フレーズ
- I’m just looking, thank you.
- 日本語訳
- 見ているだけです。ありがとうございます。
- 使う場面
- Can I help you find anything? と尋ねられ、自分で商品を見たいときに使います。
- 注意点・誤用例
- I’m okay. だけでも断れますが、場面によってはそっけなく響きます。thank you や thanks を添えると柔らかくなります。
- 発音・ニュアンス
- just looking は「ジャスト・ルッキング」に近い音です。looking を少し強くし、thank you まで一息で言うと自然です。
聞き取れないときは、分かったふりをしないことが大切です。Could you say that again, please? は場所の案内、レジ、デリのどこでも使えます。周囲が騒がしい場合は、Could you speak a little more slowly? と頼んでも構いません。
ここまでで、会話を始める準備はできました。では、広い店内で目当ての商品を見つけるには、どのように尋ねればよいのでしょうか。
商品の場所・在庫・売り場を尋ねる英語フレーズ
- Where can I find …? は幅広い商品に使える
- aisle は棚と棚の間の通路を表す
- 棚が空ならバックヤードの在庫や代替品を尋ねる
商品の場所を尋ねるなら、Excuse me, where can I find …? を基本形にしましょう。商品名を入れ替えるだけで、牛乳、米、調味料、洗剤などに使えます。写真を見せる場合は、Where can I find this? でも伝わります。
- フレーズ
- Excuse me, where can I find the milk?
- 日本語訳
- すみません、牛乳はどこにありますか。
- 使う場面
- 広い店内で商品の場所が分からないとき、近くの店員に声をかけて使います。
- 注意点・誤用例
- Where is milk? でも意味は通じますが、Excuse me と can I find を使うと依頼として柔らかくなります。
- 発音・ニュアンス
- where can I は会話では「ウェア・クナイ」に近くつながることがあります。一語ずつ強く区切らず、find と milk をはっきり言います。
Which aisle is the cereal in? は「シリアルは何番通路にありますか」という質問です。aisle の s は発音せず、「アイル」に近い音になります。店員から It’s in aisle six. と言われたら、「六番通路です」という意味です。
- It’s at the end of this aisle.:この通路の突き当たりです。
- It’s on your left, next to the pasta.:左側の、パスタの隣です。
- It’s in the refrigerated section.:冷蔵品売り場にあります。
- It’s near the checkout.:レジの近くにあります。
番号が聞き取れなかったら、Sorry, which aisle was that? と確認します。方向そのものが分からないときは、Could you point me in the right direction? と言えば、指で方向を示してもらいやすくなります。
取り扱いと在庫は質問を分ける
Do you have soy sauce? は、醤油があるかを尋ねる簡単な表現です。Do you carry Japanese rice? は、その店が日本米を商品として取り扱っているかを尋ねる響きがあります。日本食材なら、Is there an Asian food section? も役立ちます。
- フレーズ
- Do you have any more of these in the back?
- 日本語訳
- これは奥に在庫がありますか。
- 使う場面
- 目的の商品棚が空でも、値札や見本が残っているときに使えます。
- 注意点・誤用例
- in the back はバックヤードを指します。店員が We’re all out. と答えたら、店内在庫を含めて売り切れているという意味です。
- 発音・ニュアンス
- any more of these は「エニモアラヴ・ディーズ」のようにつながります。商品を指しながら these を使うと伝わりやすくなります。
売り切れなら、When will this be back in stock? と再入荷を確認できます。急いでいる場合は、Is there a similar product you recommend? と代替品を尋ねましょう。商品を指して these や this を使うだけでも、知らない商品名を補えます。
商品が見つかったら、次は値札です。北米の売り場では、一袋の価格だと思ったものが重さ当たりの価格だった、という行き違いが起こりやすいため、表示の単位を確認しましょう。

値札の per lb・each・複数購入条件を読み分ける
- per lb は一ポンド当たり、EA は一個当たりの価格
- 複数購入の割引は指定数未満だと単価が変わる場合がある
- 会員価格、アプリのクーポン、税などの条件も確認する
北米のスーパーで最優先に確認したいのは、価格の後ろにある単位です。$0.69/lb は一ポンド当たり六十九セントを表します。一ポンドは約四百五十四グラムなので、実際の支払額は取った商品の重さで変わります。
$2.99 EA の EA は each の略で、一個当たり二ドル九十九セントという意味です。per bag なら一袋当たりです。袋入りの果物でも重さで計算されることがあるため、袋に入っているという見た目だけで判断しないようにします。
- フレーズ
- Is this price per pound or per item?
- 日本語訳
- この価格は一ポンド当たりですか、それとも一個当たりですか。
- 使う場面
- 値札の単位が小さい、表示が二種類ある、果物や野菜の販売単位が分からないときに使います。
- 注意点・誤用例
- pound と item は販売単位です。金額だけを尋ねる How much is this? では、単位の違いまで確認できない場合があります。
- 発音・ニュアンス
- per pound は「パー・パウンド」、per item は「パー・アイテム」に近い音です。or の前後を少し区切ると二択だと伝わります。
5 for $5 は一個だけでも安いとは限らない
5 for $5 は「五個で五ドル」、2 for $6 は「二個で六ドル」です。店舗によっては一個だけでも同じ単価になりますが、指定数に満たない場合は通常価格になることもあります。Do I have to buy five to get this price? と尋ねれば条件を確認できます。
- Buy one, get one free:一個買うと、もう一個無料
- member price:会員価格
- with card:会員カード利用時
- digital coupon:アプリなどで有効化するクーポン
- limit 4:購入または割引対象は四個まで
- final sale:原則として返品できない販売条件
値札に安い金額が大きく表示されていても、会員限定の場合があります。Is this the regular price or the member price? と確認しましょう。アプリの操作が必要そうなら、Do I need to load the coupon in the app? と尋ねます。
棚の価格に税、容器代、デポジット、袋代などが含まれていない場合があります。会計額が予想より高いときは、Why is the total higher than the shelf price? と尋ね、重量、会員条件、税などを順に確認してください。
青果の重さを自分で確認したいなら、Could you weigh this for me? が使えます。売り場で量るのかレジで量るのか分からなければ、Do I weigh this here or at the checkout? と尋ねましょう。一ポンドは約四百五十グラムと大まかに覚えておくと、予算を考えやすくなります。
青果・デリ・精肉・鮮魚・ベーカリーで注文する
- 対面注文は Can I have …? に商品名と量を続ける
- デリでは量だけでなくスライスの厚さを聞かれる
- 青果の PLU code はバーコードのない商品の入力に使う
対面売り場では、Can I have 商品名と量, please? を基本形にします。文法を複雑にしなくても、商品、量、希望する加工が伝われば注文できます。
バーコードのない野菜や果物
野菜や果物には PLU code と呼ばれる商品番号が付いていることがあります。セルフレジで番号が分からなければ、I can’t find the PLU code. と伝えます。画面から商品名を選ぶ方式なら、How do I enter produce without a barcode? と店員に尋ねられます。
produce はスーパーでは青果を指します。動詞の produce のように後半を強く読むのではなく、名詞では前半に強勢を置く発音が一般的です。発音に自信がなければ、野菜や果物を指しながら this item と言い換えても構いません。
デリでは量と厚さを伝える
- フレーズ
- Can I have half a pound of roast beef, please?
- 日本語訳
- ローストビーフを〇・五ポンドください。
- 使う場面
- デリでハム、ターキー、ローストビーフ、チーズなどを量り売りで注文するときに使います。
- 注意点・誤用例
- half pound ではなく half a pound と言うのが基本です。厳密でなくてよければ about half a pound とします。
- 発音・ニュアンス
- half a pound は「ハファ・パウンド」に近くつながります。please を添えると注文が柔らかく聞こえます。
- a quarter pound:約百十三グラム
- half a pound:約二百二十七グラム
- three-quarters of a pound:約三百四十グラム
- one pound:約四百五十四グラム
店員が Is a little over okay? と尋ねたら、「少し多くても大丈夫ですか」という意味です。問題なければ That’s fine.、量を近づけてほしければ Could you make it a little closer to half a pound? と伝えます。
- フレーズ
- Could you show me the first slice?
- 日本語訳
- 最初の一枚を見せていただけますか。
- 使う場面
- デリでスライスの厚さを目で確認してから、残りを切ってもらいたいときに使います。
- 注意点・誤用例
- thin、medium、thick の基準は店や人によって異なります。見本を確認すれば行き違いを減らせます。
- 発音・ニュアンス
- slice の最後は「ス」だけでなく、舌先を上の歯の裏に近づける s の音です。確認後は That thickness is perfect. と返せます。

精肉・鮮魚・ベーカリーへの応用
精肉売り場では Can I have a pound of ground beef, please? と注文できます。脂身を取ってほしいなら Could you trim the fat, please?、シチュー向きの部位を尋ねるなら What’s the best cut for stew? が使えます。
鮮魚売り場では I’d like three salmon fillets, please. と枚数を伝えます。皮を取る場合は Could you remove the skin?、骨なら Could you remove the bones? です。天然か養殖かは Is this fish wild-caught or farmed? と確認できます。
ベーカリーでは Can I have a loaf of whole-wheat bread? が使えます。a loaf of bread は切り分ける前のまとまった一斤です。スライスを頼む場合は Could you slice this loaf? と伝え、薄切りなら thinly sliced、厚切りなら thickly sliced を添えます。
試食については、Can I try a little bit of this, please? と先に確認してください。商品へ直接手を伸ばさないことも大切です。試食できない場合は No problem, thank you. と返せば自然です。
食品表示・期限・アレルギーを安全に確認する
- 期限表示は expiration date、best before、use by などに分かれる
- アレルギーは含有だけでなく交差接触も確認する
- 重いアレルギーでは口頭説明だけに頼らない
食品の安全に関わる確認では、遠慮よりも正確さを優先します。期限の場所を尋ねるなら Where is the expiration date?、期限そのものを尋ねるなら When does this expire? が使えます。
- expiration date / expiry date:使用または消費の期限
- best before:品質が保たれる目安として使われる表示
- use by:その日までの使用を促す表示
- sell by:店頭で販売する期限の目安
- packed on:包装した日
表示の扱いは国、地域、商品によって異なります。日付だけでなく保存方法も確認することが重要です。開封後の日持ちや冷蔵の必要性が書かれている場合もあります。
- フレーズ
- Does this contain peanuts?
- 日本語訳
- これにはピーナッツが含まれていますか。
- 使う場面
- 包装食品、ベーカリー、デリなどで原材料を確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 含まれていないという回答だけでは、同じ器具や設備による交差接触までは確認できません。
- 発音・ニュアンス
- contain は第二音節を強くして「コンテイン」に近く発音します。重いアレルギーなら I have a severe nut allergy. と先に伝えます。
重いアレルギーがある場合は、店員の口頭説明だけで判断せず、原材料欄、警告表示、製造環境の注意も確認してください。Is there a risk of cross-contact with nuts? や Are the same utensils used for other foods? と尋ね、判断できない場合は購入を避ける選択も必要です。
乳製品不使用は dairy-free、グルテン不使用は gluten-free です。ベジタリアン向けかは Is this suitable for vegetarians? と確認できます。表示が見つからないときは、Could you show me where it says that? と、該当箇所を示してもらいましょう。
レジで聞かれる質問と短い答え方
- レジでは商品、会員、袋、支払い、寄付、レシートの順に質問されやすい
- 返答は Yes, please. や Credit, please. など短くてよい
- cash back は値引きではなく現金受け取りを指す場合がある
レジでは質問が続くため、文章を考えるより質問の順番を予測するほうが役立ちます。購入点数が少ない人向けの express lane には、10 items or fewer などの表示があります。点数を超える場合は通常の列を選びます。
レジが営業中か分からないときは Is this lane open? と尋ねます。列の最後が分からなければ Are you in line? が使えます。誤って前に入った場合は、Sorry, I didn’t realize you were in line. と謝って後ろへ移動します。
商品と会員カード
Did you find everything okay? は「必要なものはすべて見つかりましたか」という意味です。問題なければ Yes, I did. Thank you. と返します。見つからなかった商品があれば、Actually, I couldn’t find the rice. のように伝えられます。
Do you have a rewards card? や Are you a member with us? は会員確認です。持っていれば Yes, here it is.、なければ No, I don’t. で十分です。登録を勧められたくないときは No, thank you. と柔らかく断れます。
袋の要否
- フレーズ
- I don’t need a bag, thank you.
- 日本語訳
- 袋は必要ありません。ありがとうございます。
- 使う場面
- Do you need a bag? と聞かれ、袋を断るときに使います。
- 注意点・誤用例
- 日本語で使われる「エコバッグ」は、reusable bag と表現すると伝わりやすくなります。
- 発音・ニュアンス
- don’t need を一続きで言い、bag を明瞭に発音します。自分の袋があるなら I brought my own bag. も自然です。
Would you like paper or plastic? と聞かれたら、Paper, please. または Plastic, please. と答えます。袋の料金を確認するなら How much is a bag?、一枚だけ欲しいなら One paper bag, please. です。
支払い・寄付・レシート
- フレーズ
- I’ll pay by card.
- 日本語訳
- カードで支払います。
- 使う場面
- How would you like to pay? や Cash or card? と尋ねられたときに使います。
- 注意点・誤用例
- Debit or credit? と選択を求められたら、Credit, please. のようにカードの種類まで答えます。
- 発音・ニュアンス
- I’ll pay は「アイル・ペイ」に近い音です。より短く Card, please. と答えても通じます。
- Insert card:カードを差し込む
- Swipe card:カードを通す
- Tap card:カードをかざす
- Enter PIN:暗証番号を入力する
- Remove card:カードを抜く
- Transaction declined:決済が承認されなかった状態
カードが使えなければ、Could I try the card again? と再試行を頼みます。別のカードなら I’ll use a different card.、現金に変えるなら Can I pay in cash instead? と伝えます。
Would you like cash back? の cash back は、デビットカードの会計額に希望額を加え、レジから現金を受け取る仕組みを指す場合があります。値引きとは限りません。不要なら No cash back, thank you. と答えてください。
Would you like to donate a dollar? や Would you like to round up your total? は寄付の確認です。断っても失礼にはならず、Not today, thank you. で十分です。レシートは Printed, please. と頼めます。価格確認や返品に必要になる可能性があるため、旅行中は受け取っておくと安心です。
会計後の Have a good day. には、Thanks. You too. と返すだけで自然です。では、質問の流れを会話で確認しましょう。
- 会話例
- 店員:Hi. Did you find everything okay?
学習者:Yes, thank you.
店員:Do you have a rewards card?
学習者:No, I don’t.
店員:Do you need a bag?
学習者:Yes, one bag, please.
店員:Debit or credit?
学習者:Credit, please.
店員:Would you like your receipt?
学習者:Yes, please.
店員:Have a good day.
学習者:Thanks. You too. - 日本語訳
- 店員:必要なものはすべて見つかりましたか。
学習者:はい、ありがとうございます。
店員:会員カードはお持ちですか。
学習者:いいえ、持っていません。
店員:袋は必要ですか。
学習者:はい、一枚お願いします。
店員:デビットですか、クレジットですか。
学習者:クレジットでお願いします。
店員:レシートは必要ですか。
学習者:はい、お願いします。
店員:よい一日を。
学習者:ありがとう。あなたも。
セルフレジの表示とエラーへの対処
- 画面の動詞 scan、place、enter、select、remove を覚える
- 二重読み取りや重量エラーは店員に解除を頼む
- 酒類などは身分証明書の確認が入る場合がある
セルフレジでは会話が少ない代わりに、画面や音声の指示を理解する必要があります。全文を読むより、最初の動詞を見つけると次の操作を判断しやすくなります。
- Start scanning:商品の読み取りを始める
- Scan your item:商品を読み取る
- Place item in the bagging area:商品を袋詰め場所に置く
- Enter the item’s code:商品番号を入力する
- Search by name:商品名で検索する
- Select a payment method:支払い方法を選ぶ
- Follow the instructions on the card reader:カード端末の指示に従う
- Please take your receipt:レシートを取る
- Please remove all items:商品をすべて取り出す
Unexpected item in the bagging area. は、袋詰め場所に未確認の商品があるという案内です。スキャン情報と検知された重さが一致しない場合などに出ます。商品を何度も動かすより、係員を呼ぶほうが確実です。
- フレーズ
- Excuse me, I need help with the self-checkout.
- 日本語訳
- すみません、セルフレジを手伝ってください。
- 使う場面
- 画面が進まない、商品を二重に読んだ、カードを受け付けないなど、自分では解除できないときに使います。
- 注意点・誤用例
- help me だけでも意味は通じますが、何を手伝ってほしいかを with the self-checkout で示すと対応が早くなります。
- 発音・ニュアンス
- self-checkout は「セルフ・チェックアウト」に近い音です。係員と目が合ったら Excuse me と先に声をかけます。
二重に読み取った場合は I scanned this twice by mistake. と事情を伝え、Could you remove one of these? と取消しを頼みます。バーコードが反応しなければ This item won’t scan.、カードなら The machine isn’t accepting my card. です。
酒類などを購入すると、Please wait for assistance. と表示されることがあります。年齢確認で May I see your ID? と聞かれたら、Sure. Here’s my passport. と提示できます。利用できる身分証明書や販売条件は地域や店舗によって異なります。

値段違い・返品・交換を落ち着いて伝える
- 価格違いは I think … や Could you check …? で事実確認する
- 返品条件は店舗や商品により異なる
- rip-off は強い非難になるため店員へ直接使わない
棚の表示と会計額が違うときは、相手を責めずに事実を確認する言い方が役立ちます。単純な見落とし、重量計算、税、会員条件、二重読み取りなど、複数の原因が考えられるからです。
- フレーズ
- Excuse me, I think the price is wrong.
- 日本語訳
- すみません、値段が違うと思います。
- 使う場面
- 棚の表示とレジの価格が違う、割引が反映されない、会計後にレシートの誤りへ気づいたときに使います。
- 注意点・誤用例
- You’re wrong. と相手を直接責めるより、I think を使って確認として伝えるほうが穏やかです。
- 発音・ニュアンス
- I think を少し控えめに発音し、price と wrong を明瞭にします。続けて The sign said this was $2.99. と根拠を伝えられます。
- I don’t think the discount was applied.:割引が適用されていないと思います。
- I was charged twice for this item.:この商品が二重に計上されています。
- Could you check the price, please?:価格を確認していただけますか。
- Could you correct the total?:合計を修正していただけますか。
返品と交換
返品したい場合は I’d like to return this.、交換なら I’d like to exchange this for another one. と伝えます。理由は I bought the wrong item.、This package was damaged when I bought it.、This product has already expired. などです。
返金は Could I get a refund? と尋ねます。購入時のカードへの返金を希望するなら Can the refund go back to my card? が使えます。レシートがなければ、I don’t have the receipt. Can I still return it? と確認してください。
返品条件は店や商品によって異なり、レシート、購入時のカード、身分証明書、未開封の商品などを求められる場合があります。生鮮品、酒類、値下げ品には別条件が設けられることもあります。購入前なら What is your return policy? や Is this item final sale? と確認できます。
What a rip-off! は「ぼったくりだ」という強い非難です。店員に直接言うと、意図的にだましたと責める響きになります。まずは That seems more expensive than I expected. や Could you explain how the price was calculated? を使って確認してください。
説明を聞いても購入したくない場合は、That’s more than I’d like to pay, so I’ll pass. と断れます。値札のない店では How much is it altogether?、Does that include tax? と総額や税を先に確認しましょう。購入前に総額を確認することで行き違いを減らせます。
買い物前の準備と短時間の発音練習
- 買い物リストに英語名と商品画像を用意する
- 一回の買い物で使う表現を三つに絞る
- 質問、聞き返し、返答を一組にして声に出す
実際の売り場で言葉を出しやすくするには、単語だけでなく場面ごとの一組で練習します。たとえば、商品の場所を尋ねる文、聞き返す文、案内へのお礼を続けて発音します。
- Excuse me, where can I find the rice?
- Sorry, which aisle was that?
- Thank you for your help.
最初は英文を見ながら三回読みます。次に商品名だけを olive oil、bread、laundry detergent へ入れ替えます。最後に画面を見ず、店員が目の前にいるつもりで一回発音してください。
買い物リストに添える英単語
- 牛ひき肉:ground beef
- 鶏むね肉:chicken breast
- 小麦粉:flour
- 片栗粉に近いでんぷん:potato starch
- 生クリーム:heavy cream / whipping cream
- 無塩バター:unsalted butter
- 全粒粉パン:whole-wheat bread
- 炭酸水:sparkling water
- 食器用洗剤:dish soap
- 洗濯用洗剤:laundry detergent
地域によって商品名が異なる場合もあるため、画像を保存しておくと便利です。単語を忘れたら、Do you have this? と画像を見せられます。似た商品を探すなら Where can I find something like this? と尋ねます。
七日間の復習例
- 一日目:場所を尋ねる三文を音読する
- 二日目:per pound、each、member price を見分ける
- 三日目:デリの量と厚さを声に出す
- 四日目:レジの質問に二語から四語で答える
- 五日目:セルフレジの表示を読み、助けを求める文を言う
- 六日目:価格違いと返品の会話を役割別に読む
- 七日目:買い物の開始から会計までを一人二役で通す
発音では、すべてをネイティブのように言おうとするより、商品名、数字、単位を明瞭にします。half a pound、aisle six、one paper bag のような重要部分を少し強く言うと、用件が伝わりやすくなります。
練習の目標は長く話すことではありません。Where can I find this?、Could you say that again?、I’ll pay by card. の三つだけでも、商品探し、聞き返し、会計を支えられます。使う表現を三つ選ぶところから始めてください。
海外スーパーの英語に関するQ&A
- 初心者が迷いやすい単語、単位、返答を再確認する
- 短い表現でも丁寧さは保てる
- 分からないときは確認や聞き返しを優先する
最後に、海外スーパーでよく生じる疑問を確認します。すべてを一度に覚える必要はありません。次の買い物で使う回答から読み返してください。
Q1. supermarket と grocery store はどう違いますか?
supermarket は生鮮食品から日用品まで幅広く扱う大型店を表すことが多く、grocery store は食料品店を広く指します。北米では大型のスーパーを日常会話で grocery store と呼ぶこともあります。
Q2. per lb と書かれた値札は何を意味しますか?
一ポンド当たりの価格です。一ポンドは約四百五十四グラムで、実際の支払額は商品の重さによって変わります。一個当たりか迷ったら Is this price per pound or per item? と確認できます。
Q3. デリでグラムを使って注文しても通じますか?
グラムで伝わる店もありますが、店員や秤がポンド単位を使っている場合は half a pound などがスムーズです。〇・五ポンドは約二百二十七グラム、一ポンドは約四百五十四グラムです。
Q4. レジの質問が聞き取れないときはどうすればよいですか?
Could you say that again, please? と聞き返してください。さらにゆっくり話してほしい場合は Could you speak a little more slowly?、画面を示してほしい場合は Could you show me on the screen? が使えます。
Q5. 5 for $5 は五個買わなければなりませんか?
店舗や販売条件によります。一個でも一ドルになる場合がある一方、五個未満では通常価格になる場合もあります。Do I have to buy five to get this price? と店員に確認するのが確実です。
Q6. cash back は会計からの値引きですか?
レジで聞かれる cash back は、デビットカードの支払額に希望額を加え、現金を受け取る仕組みを指す場合があります。不要なら No cash back, thank you. と答えられます。
Q7. 値段が高いときに What a rip-off! と言ってもよいですか?
店員へ直接使うのは避けたほうが安全です。相手が意図的にだましたと非難する強い響きがあります。Could you check the price, please? や Could you explain how the price was calculated? で先に確認してください。
Q8. 最初に覚えるなら、どの三つが実用的ですか?
Where can I find this?、Could you say that again, please?、I’ll pay by card. の三つが使いやすい組み合わせです。商品探し、聞き返し、支払いという基本場面を支えられます。
海外スーパーでは、英語の知識だけでなく、重さによる価格、会員条件、袋、セルフレジといった仕組みを知っていることが助けになります。まず値札の単位を確認し、分からない内容は短い英語で尋ねてください。
長い会話ができなくても、Excuse me、please、thank you を添えれば、短い表現で丁寧にやり取りできます。次の買い物では、場所を尋ねる文、聞き返す文、会計の返答を一つずつ選び、実際に声に出してみましょう。

