「相手の英語が速すぎて聞き取れない!」と焦ったとき、

とっさに“Speak slowly, please!“と言っていませんか?実はこれ、ネイティブには少しきつい命令口調に響いてしまうことがあります。

英語で「もう少しゆっくり話して」と自然に伝える定番フレーズは、丁寧な“Could you speak a little more slowly?“や、日常会話で使える“Can you slow down a bit?“です。この記事では、電話・日常・ビジネスなど場面別の実践例文50選と、相手に失礼にならない聞き返しの極意を徹底見ていきましょう!

✨ この記事の要約(30秒でわかるポイント)

  • ✔10秒でわかる結論:迷ったら“Could you speak a little more slowly, please?“を使えば、ビジネスでも日常でも礼儀正しくスマートに伝わる!
  • ✔ネイティブのリアルな感覚:「あなたが速すぎる」と相手を責めるのではなく、“I didn’t catch that”(私が聞き取れなかった)と自分を主語にしてクッション言葉を添えるのが円滑な人間関係のコツ。
  • ✔場面別の使い分け:友人には“slow down”、ビジネスや電話では“Would you mind〜?“や通信状況を理由にするスマートな表現を使い分ける。
📚 【体系的まとめ】日常英会話・ビジネス挨拶・実践フレーズガイド
「日常英会話・シーン別フレーズ」をテーマに体系的に解説するガイドです。日常からビジネスまで使える必須挨拶・会話表現100選は【ネイティブが使う英語の挨拶100選!ビジネスから日常までシーン別フレーズ完全網羅】もあわせてご覧ください。
目次 [ close ]
  1. 10秒でわかる結論&コアイメージ・使い分け早見表
    1. 主要表現比較一覧
  2. 親しい間柄・日常会話での自然な使い方と実践例文集
    1. 友人・家族との会話
    2. カフェ・買い物・レストラン
    3. SNSチャット・オンライン通話
  3. 職場・ビジネス・目上の人との会話での丁寧な使い方と実践例文集
    1. 会議・プレゼン・打ち合わせ
    2. 上司・目上の人・初対面の相手
    3. ビジネスメール・電話応対
  4. 会話が弾む!相槌・返答・言い換えバリエーションと応用フレーズ集
    1. 相槌・聞き返し・リアクション
    2. 言い換え&応用フレーズ
    3. 「スペルを教えて」など関連依頼表現
  5. 発音・イントネーション・音変化の科学的なコツとネイティブ風に聞こえる練習フレーズ
    1. 「slowly」「speak」「could you」などの発音ポイント
    2. 音変化・リエゾンが起こる例
    3. ネイティブ風イントネーション練習フレーズ
  6. 日本人学習者がやりがちなNG表現・不自然な直訳 vs 自然なOK言い換え対比例文ペア
    1. ありがちな直訳ミスと修正例
    2. 丁寧さ不足・命令形の改善例
    3. よくあるカタカナ英語・和製英語の注意
  7. ドラマ・日常でよく出るリアルな往復会話ロールプレイ+理解度チェック
    1. シーン1:電話でのやりとり
    2. シーン2:レストランで注文時
    3. シーン3:ビジネス会議
    4. 理解度チェック3択クイズ(5問)
  8. よくある質問(FAQ)

10秒でわかる結論&コアイメージ・使い分け早見表

丁寧な表現とカジュアルな表現の使い分けを示すイラスト
丁寧な表現とカジュアルな表現の使い分けを示すイラスト

📌 この章のポイント

  • ✔基本の2大表現:丁寧な場面では「Could you speak more slowly?」、親しい間柄では「Can you slow down a bit?」を軸にする。
  • ✔ニュアンスの黄金律:「a little(少し)」や「a bit(ちょっと)」を挟むだけで、英語の依頼表現は劇的に柔らかく、温かい響きになる。

英語圏でのコミュニケーションにおいて、「もう一度ゆっくり言ってもらうこと」は決して恥ずかしいことではありません。むしろ、曖昧なまま笑顔で頷いてしまう(いわゆる “Smile and nod”)ことの方が、後で大きな誤解やトラブルを生むため失礼にあたります。

大切なのは、相手との距離感やシチュエーションに合わせて「丁寧度(Politeness)」のギアを正しく切り替えることです。まずは、どの場面でどのフレーズを使うべきかが一目でわかる比較表をチェックしましょう。

主要表現比較一覧

英語フレーズ 発音の目安 日本語訳 使う場面・ニュアンス
Could you speak more slowly? クッジュー スピーク モア スローリー? もう少しゆっくり話していただけますか? 【丁寧度:★★★★☆】ビジネス・電話・初対面など、どこでも使える最も標準的で礼儀正しい表現。
Can you slow down a bit? キャニュー スロー ダウン ア ビット? ちょっとペースを落としてくれる? 【丁寧度:★★★☆☆】日常会話・友人・同僚向け。「車の速度を落とす」イメージの自然な口語表現。
Would you mind speaking slower? ウッジュー マインド スピーキング スロワー? もう少しゆっくりお話しいただくことは可能でしょうか? 【丁寧度:★★★★★】目上の人・重要な取引先・フォーマルな会議向け。相手への配慮が最も高い表現。
Please speak a little slower. プリーズ スピーク ア リトル スロワー もう少しゆっくり話してください。 【丁寧度:★★☆☆☆】日常・カジュアル。命令形ベースのため、声のトーンを優しくしないと少し直接的に響く。
I’m sorry, could you repeat that? アイム ソーリー、クッジュー リピート ザット? すみません、もう一度言っていただけますか? 【丁寧度:★★★★☆】電話・会議。直接「ゆっくり」とは言わずに、相手が自然とゆっくり言い直してくれるのを促す表現。
Could you say that again slowly? クッジュー セイ ザット アゲイン スローリー? もう一度、ゆっくり言っていただけますか? 【丁寧度:★★★★☆】電話・対面。「聞き取れなかったので、ゆっくり繰り返してほしい」と明確に伝える表現。
💡 ワンポイント解説:ネイティブが日常会話でよく使う“slow down”は、もともと「(車や歩く)スピードを落とす」という意味の句動詞です。早口でまくしたてている友人や同僚に対して「ちょっと待って、スピード落として!」と親しみを込めて伝えるのにぴったりの表現です。

親しい間柄・日常会話での自然な使い方と実践例文集

フレーズの違いを色分けした教育インフォグラフィック
フレーズの違いを色分けした教育インフォグラフィック

📌 この章のポイント

  • ✔友人・家族にはカジュアルに:堅苦しい表現は逆によそよそしくなるため、“Can you〜?” や “Wait” を使ってテンポよく聞き返す。
  • ✔お店やカフェでは一言添える:“Sorry” や “I’m still learning English”(まだ英語を勉強中で)を添えると、店員さんも笑顔で親切に対応してくれる。
  • ✔オンライン通話の便利ワザ:自分の英語力だけでなく「通信環境(connection / audio)」を理由にすると、気まずさゼロで聞き返せる。

友達とのカフェでの雑談や、海外旅行先のレストラン、さらにはSNSのボイスチャットなど、日常のカジュアルな場面では、教科書通りの堅い英語よりも「感情が乗った短いフレーズ」が好まれます。

ネイティブ同士でも、相手が興奮して早口になったときに「ちょっと待って、早口すぎ!」とツッコミを入れることは日常茶飯事です。ここでは、親しい関係や日常のワンシーンでそのまま使える15の実践フレーズを見ていきましょう。

友人・家族との会話

気心の知れた友人やホストファミリーとの会話では、“didn’t catch that”(言葉をキャッチできなかった=聞き取れなかった)や“lost”(話の途中で迷子になった=ついていけなくなった)といった比喩表現を使うと、一気にネイティブらしい自然な会話になります。

📌 友人との雑談
Can you slow down a bit? I didn’t catch that.
🔈 キャニュー スロー ダウン ア ビット? アイ ディドゥント キャッチ ザット
🇯🇵 ちょっとゆっくり話してくれる?今のところ聞き取れなかったよ。
💡 相手が投げたボール(言葉)を「キャッチし損ねた」というニュアンスの超定番フレーズです。
📌 家族・ルームメイト
Hey, could you speak a little slower?
🔈 ヘイ、クッジュー スピーク ア リトル スロワー?
🇯🇵 ねえ、もうちょっとだけゆっくり話してくれる?
💡 文頭に “Hey” をつけることで、親しい間柄ならではの柔らかい呼びかけになります。
📌 盛り上がっている時
Sorry, I missed that. Can you say it again, but slower?
🔈 ソーリー、アイ ミスト ザット。キャニュー セイ イット アゲイン、バット スロワー?
🇯🇵 ごめん、聞き逃しちゃった。もう一回、今度はゆっくり言ってくれる?
💡 騒がしい場所や、相手が早口でボソッと言ったことを聞き返すときに最適です。
📌 驚いた・聞き返したい時
Wait, what was that? Can you say it slowly?
🔈 ウェイト、ワット ワズ ザット? キャニュー セイ イット スローリー?
🇯🇵 待って、今なんて言ったの?ゆっくり言ってくれる?
💡 相手の話に驚きつつ、「えっ、今のもう一回ゆっくり聞かせて!」と食い気味に聞く表現です。
📌 話が複雑になった時
I’m a bit lost. Can you talk a bit more slowly?
🔈 アイム ア ビット ロスト。キャニュー トーク ア ビット モア スローリー?
🇯🇵 ちょっと話についていけなくなっちゃった。もう少しゆっくり話してくれる?
💡 “I’m lost.” は「道に迷った」だけでなく「話の筋がわからなくなった」ときにも使われる便利な表現です。

カフェ・買い物・レストラン

海外のカフェやレストラン、ショップの店員さんは、毎日何百人ものお客さんに同じ説明をしているため、無意識のうちにマシンガンのような早口(ルーティントーク)になっていることがよくあります。

そんなときは、遠慮せずに笑顔でストップをかけましょう。「英語を勉強中なんです」と一言添えるだけで、相手の態度が驚くほど優しくなり、簡単な単語に言い換えてくれますよ。

📌 レジでの注文時
Sorry, could you say that a little slower?
🔈 ソーリー、クッジュー セイ ザット ア リトル スロワー?
🇯🇵 すみません、もう少しだけゆっくり言っていただけますか?
💡 カフェでカスタマイズやサイドメニューを早口で聞かれたときに、パッと使える万能フレーズです。
📌 店員さんへの質問時
Excuse me, but could you speak more slowly?
🔈 エクスキューズ ミー、バット クッジュー スピーク モア スローリー?
🇯🇵 恐れ入りますが、もう少しゆっくりお話しいただけますか?
💡 商品の場所や使い方を尋ねて、相手の説明が速すぎたときに丁寧にブレーキをかける表現です。
📌 旅行先・現地での交流
I’m still learning English, so could you talk a bit slower?
🔈 アイム スティル ラーニング イングリッシュ、ソー クッジュー トーク ア ビット スロワー?
🇯🇵 まだ英語を勉強中なので、もう少しゆっくり話していただけますか?
💡 自分の状況を素直に伝えることで、相手も「ゆっくり、はっきり話そう」と協力的なモードになってくれます。
📌 合計金額や番号の確認
Could you repeat that slowly, please?
🔈 クッジュー リピート ザット スローリー、プリーズ?
🇯🇵 すみませんが、それをゆっくり繰り返していただけますか?
💡 レシートの番号やWi-Fiのパスワード、金額など、絶対に聞き漏らせない情報を確認するときに重宝します。
📌 カジュアルなショップで
Sorry, I didn’t get that. Can you go slower?
🔈 ソーリー、アイ ディドゥント ゲット ザット。キャニュー ゴー スロワー?
🇯🇵 ごめんなさい、聞き取れませんでした。もう少しゆっくりお願いできますか?
💡 “get” は「理解する・聞き取る」、”go slower” は「ゆっくり進める(話す)」という意味のこなれた口語表現です。

SNSチャット・オンライン通話

ZoomやTeams、DiscordやSNSの音声通話などでは、マイクの品質やタイムラグのせいで普段以上に英語が聞き取りにくくなりますよね。そんなときは、「通信環境」や「テキストチャット機能」をうまく活用するフレーズを知っておくと非常にスマートです。

📌 ボイスチャット・通話中
Could you type that out? I didn’t catch it.
🔈 クッジュー タイプ ザット アウト? アイ ディドゥント キャッチ イット
🇯🇵 今のをチャットに打ってもらえますか?聞き取れなくて。
💡 何回聞き返してもわからない固有名詞やスラングは、タイピングしてもらうのが一番確実でスムーズです。
📌 電波が悪い時
Sorry, my connection is bad. Can you speak a bit more slowly?
🔈 ソーリー、マイ コネクション イズ バッド。キャニュー スピーク ア ビット モア スローリー?
🇯🇵 ごめんなさい、ネットの接続が悪くて。もう少しゆっくり話してもらえますか?
💡 ネット回線のせいにすることで、相手のプライドも自分のプライドも傷つけずにゆっくり話してもらう高等テクニックです。
📌 音声が途切れる時
Can you slow down? The audio is cutting out.
🔈 キャニュー スロー ダウン? ジ オーディオ イズ カッティング アウト
🇯🇵 少しゆっくり話してくれる?音声が途切れ途切れになっていて。
💡 “cut out” は「(音声やエンジンなどが)急に途切れる・止まる」という意味の頻出フレーズです。
📌 オンラインレッスン・勉強会
Sorry, I’m not following. Can you explain that slowly?
🔈 ソーリー、アイム ノット フォローイング。キャニュー エクスプレイン ザット スローリー?
🇯🇵 すみません、話についていけていません。ゆっくり説明してもらえますか?
💡 オンライン英会話などで、講師の説明が速すぎるときにそのまま使える便利な表現です。
📌 気軽なボイスメッセージ
One more time, but slower, please?
🔈 ワン モア タイム、バット スロワー、プリーズ?
🇯🇵 もう一回、今度はゆっくりお願い!
💡 親しい友達とのビデオ通話やゲームチャットなどで、短くリズムよく聞き返すときにぴったりです。
💡 ワンポイント解説:オンライン通話で音声が聞き取りづらいとき、何度も “Sorry?” とだけ聞き返すと、相手は「自分の声が小さいのかな?」と思って同じスピードのまま大声で繰り返すことがよくあります。必ず“slowly”や“slow down”という単語を入れて、「音量ではなくスピードを落としてほしい」と明確に伝えましょう。

職場・ビジネス・目上の人との会話での丁寧な使い方と実践例文集

様々な場面での会話フレーズのコラージュ画像
様々な場面での会話フレーズのコラージュ画像

📌 この章のポイント

  • ✔ビジネスでは「理由+依頼」が鉄則:「正確に理解したいので(I want to make sure I understand)」という前向きな理由を添えるとプロフェッショナルな印象になる。
  • ✔最上級の丁寧表現:取引先や上司には “Would you mind〜?” や “I’d appreciate it if you could〜” を使い、敬意を示す。
  • ✔電話応対の切り札:相手の顔が見えない電話では、“The line isn’t clear”(回線が遠い・クリアではない)をクッション言葉として活用する。

ビジネスの現場や目上の人との会話で「ゆっくり話してください」と伝える際、日本の学習者が最も心配するのが「英語力が低いと思われないか」「相手に手間をとらせて失礼にならないか」という点ではないでしょうか。

しかし、グローバルなビジネス環境では、ノンネイティブ同士で英語を話す機会も非常に多く、聞き返しは日常的なプロセスのひとつです。「あなたの話を正確に理解して、確実に仕事を進めたい」という誠実な姿勢を見せれば、相手はむしろ好感を持ってくれます。

会議・プレゼン・打ち合わせ

会議や打ち合わせの場では、単に「ゆっくり話して」と言うだけでなく、“clarify”(明確にする)や“go over”(確認する・見直す)といったビジネスらしい知的な動詞を組み合わせるのがポイントです。

📌 定例会議・ミーティング
I’m sorry, could you speak a little more slowly?
🔈 アイム ソーリー、クッジュー スピーク ア リトル モア スローリー?
🇯🇵 恐れ入りますが、もう少しゆっくりお話しいただけますか?
💡 ビジネスシーンにおける最も基本的かつ失礼のない、王道のフレーズです。
📌 プレゼンの質疑応答
Would you mind repeating that slowly, please?
🔈 ウッジュー マインド リピーティング ザット スローリー、プリーズ?
🇯🇵 恐れ入りますが、今の部分をゆっくり繰り返していただけますでしょうか?
💡 “Would you mind -ing?” は「〜していただくのを気にされますか?=〜していただけますか?」という非常に礼儀正しい表現です。
📌 議論が白熱した時
I apologize, but could you slow down a bit?
🔈 アイ アポロジャイズ、バット クッジュー スロー ダウン ア ビット?
🇯🇵 申し訳ございませんが、少し話すペースを落としていただけますか?
💡 ネイティブ同士の議論がヒートアップして早口になった際、丁寧かつ冷静にペースダウンを促す表現です。
📌 重要事項の確認
Could you clarify that point, speaking a little slower?
🔈 クッジュー クラリファイ ザット ポイント、スピーキング ア リトル スロワー?
🇯🇵 もう少しゆっくりお話しいただきつつ、その点を詳しく説明していただけますか?
💡 ただ聞き取れなかっただけでなく、「そのポイントの意図を明確にしたい」というプロフェッショナルな響きになります。
📌 手順やデータの確認
Could I ask you to go over that again, more slowly?
🔈 クッダイ アスク ユー トゥ ゴー オーバー ザット アゲイン、モア スローリー?
🇯🇵 もう一度、よりゆっくりとそこを確認していただけますでしょうか?
💡 “Could I ask you to〜?”(〜していただくようお願いできますか?)は、ビジネスで重宝する丁寧な依頼の型です。

上司・目上の人・初対面の相手

重要なクライアントや役職の上司、初対面のビジネスパートナーに対しては、クッション言葉(前置き)を充実させることで、英語特有のエレガントな敬語表現を作ることができます。

📌 取引先・クライアントへ
Excuse me, would you mind speaking more slowly?
🔈 エクスキューズ ミー、ウッジュー マインド スピーキング モア スローリー?
🇯🇵 失礼いたしますが、もう少しゆっくりお話しいただけますでしょうか?
💡 相手の話を遮る際の “Excuse me” と最上級に丁寧な “Would you mind〜” を組み合わせた鉄壁のフレーズです。
📌 初対面の挨拶・商談
I’m afraid I didn’t catch that. Could you say it again, slowly?
🔈 アイム アフレイド アイ ディドゥント キャッチ ザット。クッジュー セイ イット アゲイン、スローリー?
🇯🇵 あいにく聞き取れませんでした。もう一度ゆっくりおっしゃっていただけますか?
💡 “I’m afraid〜” は「残念ながら・恐れ入りますが」というニュアンスを添える、ビジネス英語の必須パーツです。
📌 目上の人への依頼
Sorry to trouble you, but could you slow down a little?
🔈 ソーリー トゥ トラブル ユー、バット クッジュー スロー ダウン ア リトル?
🇯🇵 お手数をおかけして恐縮ですが、少しゆっくりお話しいただけますか?
💡 相手の時間を取らせることへの配慮(Sorry to trouble you)を示すことで、非常に謙虚で好印象な響きになります。
📌 控えめに頼む時
If possible, could you repeat that more slowly?
🔈 イフ ポッシブル、クッジュー リピート ザット モア スローリー?
🇯🇵 もしよろしければ、もう少しゆっくり繰り返していただけますか?
💡 “If possible”(可能であれば)を文頭に置くことで、相手へのプレッシャーを和らげることができます。
📌 洗練されたビジネス表現
I’d appreciate it if you could speak a bit slower.
🔈 アイド アプリシエイト イット イフ ユー クッド スピーク ア ビット スロワー
🇯🇵 もう少しゆっくりお話しいただけますと大変助かります。
💡 直訳は「もしあなたが少しゆっくり話してくれたら、それに感謝します」。日本の「〜していただけると幸いです」に相当する格調高い表現です。

ビジネスメール・電話応対

英語での電話応対は、相手の口元やジェスチャーが見えず、音声もこもりがちなため、上級者でも最も緊張する場面です。電話では「回線の状態」や「メモを取っていること」を理由にすると、驚くほどスムーズに切り抜けられます。

📌 電話の音声が遠い時
I’m sorry, the line isn’t clear. Could you speak more slowly, please?
🔈 アイム ソーリー、ザ ライン イズント クリア。クッジュー スピーク モア スローリー、プリーズ?
🇯🇵 申し訳ありません、お電話が少々遠いようです。もう少しゆっくりお話しいただけますか?
💡 日本のビジネス電話でも使う「お電話が遠いようです」にぴったりの表現です。”the line” は電話回線を指します。
📌 確実にメモを取りたい時
Could you please slow down a bit? I want to make sure I understand.
🔈 クッジュー プリーズ スロー ダウン ア ビット? アイ ウォント トゥ メイク シュア アイ アンダースタンド
🇯🇵 少しゆっくりお話しいただけますか?確実に理解しておきたいので。
💡 「正確に理解したい(メモを取りたい)」というポジティブな理由を添えることで、仕事が丁寧な人だという印象を与えられます。
📌 電話での伝言確認
I’m sorry, could you repeat that, speaking a little slower?
🔈 アイム ソーリー、クッジュー リピート ザット、スピーキング ア リトル スロワー?
🇯🇵 恐れ入りますが、もう少しゆっくりと、もう一度おっしゃっていただけますか?
💡 折り返し先の電話番号や担当者名を聞き取る際に、落ち着いて使える表現です。
📌 名前や専門用語の確認
Would you mind spelling that out slowly for me?
🔈 ウッジュー マインド スペリング ザット アウト スローリー フォー ミー?
🇯🇵 恐れ入りますが、それをゆっくりスペルアウト(綴りを1文字ずつ言う)していただけますか?
💡 海外の人の名前や会社名、メールアドレスなどを電話で聞くときに絶対暗記しておきたいフレーズです。
📌 フォーマルな電話応対
I apologize, but could you say that again, a bit more slowly?
🔈 アイ アポロジャイズ、バット クッジュー セイ ザット アゲイン、ア ビット モア スローリー?
🇯🇵 大変失礼いたしました。もう一度、もう少しゆっくりおっしゃっていただけますか?
💡 “I’m sorry” よりもフォーマルな “I apologize” を使うことで、顧客対応などのかしこまった電話にもしっかり対応できます。

会話が弾む!相槌・返答・言い換えバリエーションと応用フレーズ集

カフェで友人と楽しく会話練習している様子
カフェで友人と楽しく会話練習している様子

📌 この章のポイント

  • ✔ピンポイントで聞き返す:全部を繰り返してもらうのではなく、「最後の部分だけ(that last part)」と指定すると会話のテンポが崩れない。
  • ✔「ゆっくり」の言い換え:単にスピードが遅いだけでなく、「噛み砕いて(break it down)」「順を追って(step by step)」と頼むと理解度が激増する。
  • ✔スペル確認の鉄板ルール:“M as in Mexico” のように、頭文字を有名な単語に例える「フォネティック・コード」の文化を知っておく。

実際の英会話では、「ゆっくり話して」とお願いするだけでなく、「どこまで理解できていて、どこが聞き取れなかったのか」を具体的に伝えられると、コミュニケーションの質が劇的に上がります。

また、相手が難しい専門用語やスラングを早口で並べている場合は、スピードを落としてもらうと同時に「言葉を噛み砕いてもらう(簡単な言葉に言い換えてもらう)」アプローチが有効です。ここでは、会話を止めずに弾ませる応用フレーズ15選をごお伝えします。

相槌・聞き返し・リアクション

相手の話を遮らずに「ちゃんと聞いているけれど、ここだけもう一度教えて!」と伝える、自然なリアクションと聞き返しのフレーズです。

📌 カジュアルな聞き返し
Sorry, what did you say?
🔈 ソーリー、ワット ディジュー セイ?
🇯🇵 ごめん、なんて言った?
💡 文末のイントネーションをキュッと上げて優しく発音すると、日常会話で最も自然な聞き返しになります。
📌 内容の確認
I’m not sure I understood. Could you say that again?
🔈 アイム ノット シュア アイ アンダーストゥッド。クッジュー セイ ザット アゲイン?
🇯🇵 正しく理解できたか自信がありません。もう一度言っていただけますか?
💡 音としては聞こえたけれど、意味がうまく繋がらなかったときに使える知的な表現です。
📌 定番の丁寧な聞き返し
Could you repeat that, please?
🔈 クッジュー リピート ザット、プリーズ?
🇯🇵 もう一度繰り返していただけますか?
💡 シンプルかつ丁寧で、迷ったときにすぐ口から出るようにしておきたい基本フレーズです。
📌 部分的な聞き返し
I missed that last part. Can you say it again?
🔈 アイ ミスト ザット ラスト パート。キャニュー セイ イット アゲイン?
🇯🇵 最後の部分を聞き逃してしまいました。もう一度言ってもらえますか?
💡 「前半はわかったけれど、語尾だけ聞こえなかった」と伝えることで、相手も最後の単語だけをゆっくり言い直してくれます。
📌 念押し・理解の確認
Just to make sure I understand, could you explain that slowly?
🔈 ジャスト トゥ メイク シュア アイ アンダースタンド、クッジュー エクスプレイン ザット スローリー?
🇯🇵 正しく理解できているか確認したいので、そこをゆっくり説明していただけますか?
💡 契約条件や約束の時間など、絶対に認識のズレを防ぎたい場面で威力を発揮します。

言い換え&応用フレーズ

“Speak slowly” ばかりを繰り返していると、語彙が単調になりがちです。“break it down”(噛み砕く)や“walk me through”(一緒に歩きながら案内する=手順を丁寧に説明する)といったネイティブ好みなイディオムを取り入れてみましょう。

📌 全体の再確認
Could you go over that again, but more slowly?
🔈 クッジュー ゴー オーバー ザット アゲイン、バット モア スローリー?
🇯🇵 もう一度、今度はもう少しゆっくりと確認していただけますか?
💡 “go over” は資料や説明を「最初から見直す・おさらいする」というニュアンスを持ちます。
📌 噛み砕いてほしい時
Would you mind breaking it down for me?
🔈 ウッジュー マインド ブレイキング イット ダウン フォー ミー?
🇯🇵 もう少し噛み砕いて説明していただけますか?
💡 相手の話が早口かつ複雑で、情報を整理してわかりやすく伝えてほしいときに最適な表現です。
📌 順序立てて聞きたい時
Can you explain that step by step?
🔈 キャニュー エクスプレイン ザット ステップ バイ ステップ?
🇯🇵 順を追って(1つずつ)説明してもらえますか?
💡 一気にまくしたてられた作業手順や道順などを、1ステップずつゆっくり話してほしいときに使います。
📌 簡単な言葉にしてほしい時
Could you use simpler words and speak slowly?
🔈 クッジュー ユース シンプラー ワーズ アンド スピーク スローリー?
🇯🇵 もう少し簡単な言葉を使って、ゆっくり話していただけますか?
💡 病院や役所、専門的な手続きなどで、難しい専門用語がわからないときに自分を守る大切なフレーズです。
📌 手取り足取り教えてほしい時
Could you walk me through it slowly?
🔈 クッジュー ウォーク ミー スルー イット スローリー?
🇯🇵 ゆっくりと、手順を一つずつ案内していただけますか?
💡 アプリの操作方法や業務フローなどを、隣で一緒に歩くようなペースで丁寧に教えてほしいときの定番表現です。

「スペルを教えて」など関連依頼表現

電話や受付で相手の名前、地名、メールアドレスなどを聞く際、発音だけではどうしても判別できないことがあります。特に英語の「BとV」「MとN」「FとS」などは電話越しだとネイティブ同士でも聞き間違えるため、スペルを確認するのがマナーであり鉄則です。

📌 スペルの基本確認
Could you spell that, please?
🔈 クッジュー スペル ザット、プリーズ?
🇯🇵 それのスペル(綴り)を教えていただけますか?
💡 知らない単語や固有名詞が出てきたら、ためらわずにこのフレーズで綴りを確認しましょう。
📌 ゆっくり綴りを聞く
Could you say the spelling slowly?
🔈 クッジュー セイ ザ スペリング スローリー?
🇯🇵 スペルをゆっくり言っていただけますか?
💡 アルファベットを早口で言われると書き取れないため、最初から「ゆっくり」と釘を刺しておくのがコツです。
📌 名前の聞き返し
Sorry, could you repeat your name slowly?
🔈 ソーリー、クッジュー リピート ユア ネイム スローリー?
🇯🇵 恐れ入りますが、お名前をもう一度ゆっくりおっしゃっていただけますか?
💡 自分の名前を名乗るときは誰もが早口になりがちなので、聞き返しても全く失礼にはあたりません。
📌 文字の特定・確認
Is that M as in Mexico?
🔈 イズ ザット エム アズ イン メキシコ?
🇯🇵 それは、Mexico(メキシコ)の「M」ですか?
💡 聞き取りにくい文字(MとNなど)を確認する際、「[文字] as in [誰もが知る単語]」の形で確認するのが英語圏の常識です。
📌 1文字ずつの確認
Could you clarify the spelling, one letter at a time?
🔈 クッジュー クラリファイ ザ スペリング、ワン レター アット ア タイム?
🇯🇵 1文字ずつ、スペルを教えていただけますか?
💡 “one letter at a time”(1回につき1文字ずつ)を添えることで、確実にメモを取ることができます。
💡 ワンポイント解説:電話でスペルを伝えたり確認したりする際、英語圏では“A as in Apple”、“B as in Boy”、“C as in Cat”、“D as in David”のように例える文化があります。自分の名前を伝えるときも使えるよう、よく使うアルファベットの定番単語をいくつか用意しておくと非常に便利です!

発音・イントネーション・音変化の科学的なコツとネイティブ風に聞こえる練習フレーズ

📌 この章のポイント

  • ✔「slowly」の2つのLを攻略:カタカナの「スローリー」ではなく、舌先を上の前歯の裏にしっかり当てて発音する。
  • ✔音声変化(リエゾン)の法則:“Could you” は「クッジュー」、“speak a little” は「スピーカリル」と音が繋がることで、滑らかで自然な響きになる。
  • ✔語尾のイントネーション:依頼表現の語尾を優しく上げる(上昇調にする)だけで、丁寧さと親しみやすさが倍増する。

せっかく丁寧なフレーズを覚えても、棒読みのカタカナ発音や、低く強い声のトーンで言ってしまうと、相手に「イライラしているのかな?」「詰問されているのかな?」と誤解されてしまうことがあります。

英語でのお願いを「心地よく、自然に」響かせるための、発音・音変化・イントネーションの科学的なコツをマスターしましょう。

「slowly」「speak」「could you」などの発音ポイント

まずは、今回のテーマで必ず使う重要単語の発音ポイントを整理します。

単語・連語 発音記号の目安 ネイティブ発音のコツ(口と舌の動き) よくあるNG発音
slowly /sloʊli/(スロウリィ) 1つ目の「l」も2つ目の「l」も、舌先を上の前歯の付け根にしっかりつける。真ん中の母音は「オー」ではなく「オウ」と二重母音にする。 「スローリー」と棒引きにし、Rのように舌を巻いてしまう。
speak /spiːk/(スピーク) 最初の「s」は息だけで「スッ」と出し、すぐに唇を閉じて「p」を破裂させる。間に母音(ウ)を入れない。 「ス・ピー・ク」と3拍のカタカナで発音してしまう。
could you /kʊdʒu/(クッジュー) “could” の語尾の /d/ と “you” の頭の /j/ が融合(同化)し、「ジュ」という1つの音に変化する。 「クッド・ユー」と1語ずつ区切って強く発音する。
a little /ə lɪ́tl/(アリル) アメリカ英語では真ん中の “tt” がラ行に近い弾き音(フラップT)になり、「アリル」のように軽く発音される。 「ア・リトル」と「ト」を強くはっきり発音しすぎる。

音変化・リエゾンが起こる例

英語は単語を1つずつブツ切りにして読むのではなく、前の単語の子音と次の単語の母音を繋げて発音する(リエゾン/リンキング)言語です。また、特定の子音同士がぶつかると音が消えたり変化したりします。

📌 同化(Assimilation)
Could you ➔ クッジュー / Would you ➔ ウッジュー
🇯🇵 /d/ の音と /j/ の音が重なることで、日本語の「ジュ」に近い滑らかな音に変わります。助動詞+youの疑問文はすべてこのルールが適用されます。
📌 連結+フラップT
speak a little ➔ スピーカリル
🇯🇵 “speak” の最後の /k/ と “a” が繋がって「スピーカ」になり、さらに “little” の /t/ が柔らかいラ行の音に変化するため、全体で「スピーカリル」と一息で発音されます。
📌 連結+脱落(Elision)
talk a bit more slowly ➔ トーカビッ モア スローリー
🇯🇵 “talk” の /k/ と “a” が繋がり「トーカ」になります。また、”bit” の最後の /t/ は、次に子音(moreの/m/)が来るため、舌を止めるだけで音を出さない「寸止め(脱落)」になります。

ネイティブ風イントネーション練習フレーズ

音変化を意識しながら、以下の5つのフレーズを声に出して練習してみましょう。最大のポイントは、「文末(slowly? や bit?)のイントネーションを、眉を少し下げて困ったような笑顔を作りながら、優しくキュッと上げる(↗)こと」です。

📌 基本の丁寧形
Could you speak more slowly, please? ↗
🔈 クッジュー スピーク モア スロウリィ、プリーズ?
🇯🇵 もう少しゆっくり話していただけますか?
💡 “more” と “slowly” に軽くアクセントを置き、最後の “please?” を優しく上げて発音します。
📌 カジュアルな定番
Can you slow down a bit? ↗
🔈 キャニュー スロウ ダウナ ビッ?
🇯🇵 ちょっとペースを落としてくれる?
💡 “down” と “a” を繋げて「ダウナ」と発音すると、一気にネイティブらしいリズムになります。
📌 フォーマルな依頼
Would you mind repeating that slowly? ↗
🔈 ウッジュー マインド リピーリン ザッ スロウリィ?
🇯🇵 恐れ入りますが、それをゆっくり繰り返していただけますか?
💡 “repeating” の /t/ も軽く弾いて「リピーリン」のように発音すると滑らかです。
📌 会話の聞き返し
Sorry, I missed that. ↘ Can you say it again, but slower? ↗
🔈 ソーリー、アイ ミスト ザッ。キャニュー セイ イラゲイン、バッ スロワー?
🇯🇵 ごめん、聞き逃しちゃった。もう一回、今度はゆっくり言ってくれる?
💡 前半の謝罪はトーンを落ち着かせ(↘)、後半の依頼でトーンを明るく上げます(↗)。”say it again” は繋がって「セイイラゲイン」と聞こえます。
📌 念押しのリクエスト
Could you say that one more time, slowly? ↗
🔈 クッジュー セイ ザッ ワン モア タイム、スロウリィ?
🇯🇵 もう一度だけ、ゆっくり言っていただけますか?
💡 “time” のあとに一瞬だけ間(ポーズ)を置いてから “slowly?” と添えると、「ゆっくり」という要望が相手にしっかり届きます。

日本人学習者がやりがちなNG表現・不自然な直訳 vs 自然なOK言い換え対比例文ペア

📌 この章のポイント

  • ✔文法と語感の罠:“repeat again”(二重表現)や “slow motion”(映像のスロー再生)など、日本語感覚の直訳ミスに注意する。
  • ✔主語の選び方:“You talk too fast.“(あなたは話すのが速すぎる)と相手を主語にすると攻撃的に聞こえるため、必ず自分の聞き取りや丁寧な依頼の形に変換する。
  • ✔Pleaseの落とし穴:命令文に “Please” をつけても「命令」であることは変わらない。必ず “Could you〜?” などの疑問文の形をベースにする。

悪気はまったくないのに、日本語をそのまま英語に直訳したり、中学英語の知識をパズルのように組み合わせたりした結果、ネイティブが聞くとギョッとしてしまう「惜しいNG表現」がいくつか存在します。

なぜその表現が不自然・失礼に聞こえるのかという「理由」と一緒に、自然なOK表現へのアップデート方法を15ペアで確認しましょう。

ありがちな直訳ミスと修正例

まずは、文法的な誤りや、相手を責めるようなニュアンスになってしまう直訳ミスの改善ペアです。

📌 副詞と形容詞の混同
❌ Please talk slow. ➔ ⭕ Could you speak more slowly?
🔈 クッジュー スピーク モア スローリー?
🇯🇵 もう少しゆっくり話していただけますか?
💡 「話す(動詞)」を修飾する場合は、形容詞の “slow” ではなく副詞の “slowly”(または比較級の slower)を使うのが正しい文法です。
📌 比較級の抜け落ち
❌ Speak slow, please. ➔ ⭕ Could you speak a bit more slowly?
🔈 クッジュー スピーク ア ビット モア スローリー?
🇯🇵 もう少しだけゆっくり話していただけますか?
💡 ただ “slowly” と言うよりも、”more slowly”(今よりもゆっくり)と比較級にし、さらに “a bit” を添える方が格別に自然です。
📌 相手を責める主語
❌ You talk too fast. ➔ ⭕ I’m sorry, could you slow down a little?
🔈 アイム ソーリー、クッジュー スロー ダウン ア リトル?
🇯🇵 すみません、少しペースを落としていただけますか?
💡 英語の “too〜” は「〜すぎてダメだ(過剰で問題がある)」というネガティブな批判を含みます。”You talk too fast.” は「あんた早口すぎ!」と相手を責める響きになるため、親しい友人への冗談以外では避けましょう。
📌 意味の重複ミス
❌ Can you repeat again? ➔ ⭕ Could you repeat that, please?
🔈 クッジュー リピート ザット、プリーズ?
🇯🇵 それを繰り返していただけますか?
💡 “repeat” という単語自体に「もう一度言う(say again)」という意味が含まれているため、”repeat again” と言うと「馬から落馬する」のような重複表現になってしまいます。また、repeatは他動詞なので後ろに目的語(that)が必要です。
📌 目的語の抜け落ち
❌ Please say again. ➔ ⭕ Could you say that again, please?
🔈 クッジュー セイ ザット アゲイン、プリーズ?
🇯🇵 もう一度言っていただけますか?
💡 “say” も「何を言うのか(that / it)」を後ろに置かないと文として不完全になります。必ず “say that again” とセットで覚えましょう。

丁寧さ不足・命令形の改善例

日本語の「〜してください」をそのまま “Please + 動詞の原形” に変換してしまうのは、日本人が最も陥りやすい罠です。ネイティブにとって命令形は、親が子どもを叱るときや、軍隊・テストの指示文のような「上から目線の指示」に聞こえることがあります。

📌 きつい命令口調
❌ Speak slowly! ➔ ⭕ Would you mind speaking slowly?
🔈 ウッジュー マインド スピーキング スローリー?
🇯🇵 ゆっくりお話しいただけますでしょうか?
💡 “Speak slowly!” は「ゆっくり喋れ!」に近い強い響きです。疑問文のクッションを通すだけで、大人の洗練された英語に変わります。
📌 ぶっきらぼうな指示
❌ Say it slowly! ➔ ⭕ Could you say it slowly, please?
🔈 クッジュー セイ イット スローリー、プリーズ?
🇯🇵 それをゆっくり言っていただけますか?
💡 文頭に “Could you”、文末に “, please?” をサンドイッチのように挟むだけで、どんな場面でも通用する丁寧な依頼になります。
📌 高圧的なスペル確認
❌ Spell slowly! ➔ ⭕ Could you spell that slowly, please?
🔈 クッジュー スペル ザット スローリー、プリーズ?
🇯🇵 それをゆっくりスペルアウトしていただけますか?
💡 焦っていると単語だけを並べてしまいがちですが、一呼吸おいて “Could you〜” から始める習慣をつけましょう。
📌 1単語だけの聞き返し
❌ Repeat! ➔ ⭕ Could you repeat that, please?
🔈 クッジュー リピート ザット、プリーズ?
🇯🇵 もう一度繰り返していただけますか?
💡 会話中に突然 “Repeat!” とだけ言うと、語学学校の鬼教官のように聞こえてしまいます。最低でも “Sorry?” や “Pardon?” を使いましょう。
📌 文法崩れの命令形
❌ Talk more slow. ➔ ⭕ Could you talk a bit more slowly?
🔈 クッジュー トーク ア ビット モア スローリー?
🇯🇵 もう少しゆっくり話してもらえますか?
💡 比較級を作るときは、”slow” なら “slower”、”slowly” なら “more slowly” とします。”more slow” とは言わないので注意しましょう。

よくあるカタカナ英語・和製英語の注意

最後に、日本語のカタカナ言葉に引っ張られて作ってしまいがちな珍表現・不自然な英語の修正ペアです。

📌 カタカナ英語の罠
❌ Please speak slow motion. ➔ ⭕ Please speak more slowly.
🔈 プリーズ スピーク モア スローリー
🇯🇵 もう少しゆっくり話してください。
💡 “slow motion” は映画やスポーツ中継の「スローモーション映像」のことです。会話で使ってしまうと「コメディみたいに超スロー再生で喋って」という意味になり、笑われてしまいます。
📌 不自然な動詞の使い方
❌ Please slow your speaking. ➔ ⭕ Could you slow down, please?
🔈 クッジュー スロー ダウン、プリーズ?
🇯🇵 少しペースを落としていただけますか?
💡 「あなたの話し方を遅くする」と直訳するのではなく、句動詞の “slow down” を使うのが最もシンプルでネイティブらしい表現です。
📌 動名詞の不自然な結合
❌ Can you slow talking? ➔ ⭕ Can you slow down a bit?
🔈 キャニュー スロー ダウン ア ビット?
🇯🇵 ちょっとゆっくり話してくれる?
💡 “slow talking” という言い方はしません。「話すスピードを落とす」は “slow down” 一言で完璧に伝わります。
📌 Pleaseの後ろの文法ミス
❌ Please speaking slowly. ➔ ⭕ Please speak slowly.
🔈 プリーズ スピーク スローリー
🇯🇵 ゆっくり話してください。
💡 “Please” の直後に来る動詞は必ず「動詞の原形(speak)」です。丁寧な “Would you mind speaking〜” と混ざって “-ing” にしないよう気をつけましょう。
📌 不自然な組み合わせ
❌ Please repeat once more. ➔ ⭕ Could you repeat that, please?
🔈 クッジュー リピート ザット、プリーズ?
🇯🇵 もう一度繰り返していただけますか?
💡 先ほどの “repeat again” と同じく、”repeat” に “once more”(もう1回)を重ねるのも冗長です。”once more” を使いたい場合は、”Could you say that once more?” と “say” を使いましょう。

ドラマ・日常でよく出るリアルな往復会話ロールプレイ+理解度チェック

📌 この章のポイント

  • ✔聞き返した後の「お礼」までが1セット:相手がゆっくり言い直してくれたら、必ず “Thank you, now I understand.” などと感謝と理解を伝える。
  • ✔シチュエーション別の空気感を掴む:電話・レストラン・会議の3つのリアルな対話を通して、前後の文脈ごとの使い方を体得する。

フレーズ単体を覚えたら、次は「どのタイミングで切り出し、相手がどう返してきて、最後にどう締めくくるか」という会話全体の流れ(フロー)をイメージすることが大切です。

ここでは、実生活や海外ドラマでも頻繁に登場する3つの代表的なシチュエーションで、リアルな往復会話を体験してみましょう。

シーン1:電話でのやりとり

🗣️ 実践シチュエーション会話:海外の取引先に電話をかけたが、回線が遠く相手の声が早口で聞き取れない場面
🗣️ Yamada (山田)
Hello, this is Yamada. May I speak with Mr. Smith?
🔈 ハロー、ディス イズ ヤマダ。メイ アイ スピーク ウィズ ミスター スミス?
🇯🇵 もしもし、山田と申します。スミス様はいらっしゃいますでしょうか?
🗣️ Smith (スミス)
This is Smith speaking.
🔈 ディス イズ スミス スピーキング
🇯🇵 私、スミスですが。
🗣️ Yamada (山田)
Sorry, could you speak a little more slowly? The line isn’t very clear.
🔈 ソーリー、クッジュー スピーク ア リトル モア スローリー? ザ ライン イズント ベリー クリア
🇯🇵 恐れ入ります、もう少しゆっくりお話しいただけますか?電話が少し遠いようでして。
🗣️ Smith (スミス)
Of course. I said, this is Smith speaking.
🔈 オブ コース。アイ セッド、ディス イズ スミス スピーキング
🇯🇵 もちろん。私、スミスが電話に出ております、と申しました。
🗣️ Yamada (山田)
Thank you very much.
🔈 サンキュー ベリー マッチ
🇯🇵 ありがとうございます。
💡 語学ポイント解説: 電話で本人が出た際によく使われる “This is [名前] speaking.” は、早口で繋がると非常に聞き取りにくい定番フレーズです。“The line isn’t very clear.“(回線があまりクリアではない)を添えることで、角を立てずにゆっくり言い直してもらえています。

シーン2:レストランで注文時

🗣️ 実践シチュエーション会話:賑やかな海外のレストランで、ウェイターの質問を聞き返す場面
🗣️ Waiter (ウェイター)
What would you like to order?
🔈 ワット ウッジュー ライク トゥ オーダー?
🇯🇵 ご注文は何になさいますか?
🗣️ Customer (客)
Sorry, could you say that again, but more slowly?
🔈 ソーリー、クッジュー セイ ザット アゲイン、バット モア スローリー?
🇯🇵 すみません、もう一度、もう少しゆっくり言っていただけますか?
🗣️ Waiter (ウェイター)
Sure. What would you like to order?
🔈 シュア。ワット ウッジュー ライク トゥ オーダー?
🇯🇵 かしこまりました。ご注文は何になさいますか?
🗣️ Customer (客)
I’ll have the chicken, please.
🔈 アイル ハヴ ザ チキン、プリーズ
🇯🇵 チキンをお願いします。
💡 語学ポイント解説: レストランでは周囲のBGMや話し声で店員さんの声が聞き取りにくいことがよくあります。“say that again, but more slowly”(もう一度、ただしもっとゆっくり)は、シンプルながら意図が100%伝わる実用的な組み立てです。

シーン3:ビジネス会議

🗣️ 実践シチュエーション会話:社内の業績報告ミーティングで、重要な数字を正確に聞き返す場面
🗣️ Manager (マネージャー)
So, the quarterly report indicates a 15% increase…
🔈 ソー、ザ クォータリー リポート インディケイツ ア フィフティーン パーセント インクリース…
🇯🇵 えー、四半期報告書によると15%の増加が示されておりまして…
🗣️ Staff (スタッフ)
I’m sorry, could you repeat that a bit more slowly?
🔈 アイム ソーリー、クッジュー リピート ザット ア ビット モア スローリー?
🇯🇵 恐れ入ります、今の部分をもう少しだけゆっくり繰り返していただけますか?
🗣️ Manager (マネージャー)
Of course. The quarterly report indicates a 15 percent increase.
🔈 オブ コース。ザ クォータリー リポート インディケイツ ア フィフティーン パーセント インクリース
🇯🇵 もちろんです。四半期報告書では、15パーセントの増加が示されています。
🗣️ Staff (スタッフ)
Thank you, now I understand.
🔈 サンキュー、ナウ アイ アンダースタンド
🇯🇵 ありがとうございます、よく分かりました。
💡 語学ポイント解説: 英語の数字、特に「15(fifteen)」と「50(fifty)」は会議で最も聞き間違いやすいポイントです。最後の “Thank you, now I understand.“(ありがとうございます、今理解できました)の一言があることで、発表者も安心して次の話題に進むことができます。

理解度チェック3択クイズ(5問)

ここまで学んだ知識がしっかり定着しているか、5問のクイック・クイズで腕試しをしてみましょう!頭の中で答えを選んでから、すぐ下の解説をチェックしてみてくださいね。

Q
第1問:「もう少しゆっくり話していただけますか?」を最も丁寧に言うには?
a) Speak slowly!
b) Could you speak more slowly,
please?
c) Say again!
A
正解:b) Could you speak more slowly, please?
解説:a) と c) は命令形のため、相手に対して高圧的・失礼な響きになります。“Could you〜, please?” を使う b) が、ビジネスから日常まで幅広く使える丁寧な正解です。
Q
第2問:「Can you slow down a bit?」はどんな場面で使える?
a) フォーマルなビジネス文書
b) 友人とのカジュアルな会話
c) 重要な取引先や目上の人への依頼
A
正解:b) 友人とのカジュアルな会話
解説:“Can you〜?” と句動詞 “slow down”、そして口語的な “a bit” の組み合わせは、親しい友人や家族、同僚との気さくな日常会話にぴったりの表現です。
Q
第3問:「Would you mind repeating that slowly?」のニュアンスは?
a) 命令的
b) 非常に丁寧
c) ぶっきらぼう
A
正解:b) 非常に丁寧
解説:“Would you mind -ing?” は「〜していただくのを気にされますか?(=差し支えなければ〜していただけますか?)」という意味で、相手への敬意と配慮が最も高い表現のひとつです。
Q
第4問:「Could you spell that, please?」はどんなときに使う?
a) 相手の発音が聞き取りやすいとき
b) 名前や単語のスペル(綴り)が分からないとき
c) 相手の電話番号を聞くとき
A
正解:b) 名前や単語のスペル(綴り)が分からないとき
解説:“spell” は「(単語などの)綴りをアルファベットで言う・書く」という動詞です。聞き慣れない人名や地名、英単語が出てきたときに綴りを確認する定番フレーズです。
Q
第5問:会話中に自分が「Sorry, I missed that.(すみません、聞き逃しました)」と言ったとき、相手が返してくれる自然な言葉は?
a) もう一度言いますね(Sure, I said… / Let me repeat that.)
b) こちらも聞こえません
c) わかりました、
さようなら
A
正解:a) もう一度言いますね(Sure, I said… / Let me repeat that.)
解説:“I missed that.” は「(あなたの言葉を)聞き逃してしまった」という意味なので、それを聞いた相手は「もちろん、今こう言ったんだよ」と優しくもう一度繰り返してくれます。

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よくある質問(FAQ)

最後に、日本の英語学習者からよく寄せられる「聞き返し」に関する疑問や悩みをQ&A形式でまとめました。

Q1
「もう少しゆっくり話して」の最も丁寧な英語表現は何ですか?
A
結論から言うと、“Would you mind speaking a bit more slowly?” または “Could you speak more slowly, please?” が最も丁寧で自然です。
① 特に目上の人や大切なクライアントには、
“Would you mind -ing?” や “I’d appreciate it if you could speak a bit slower.“(もう少しゆっくりお話しいただけますと幸いです)を使うと、教養のある洗練された印象を与えられます。
② 迷ったときは、
どんな相手にも失礼にならない万能の “Could you speak a little more slowly, please?” を使えば間違いありません。
Q2
ビジネス電話で「聞き取れませんでした」と伝えるときのポイントは?
A
結論から言うと、“I’m sorry, I couldn’t catch that. Could you repeat that more slowly, please?” のように、「
①謝意(クッション言葉)+
②聞き取れなかった事実+
③丁寧な依頼」の3ステップで伝えるのがポイントです。

① いきなり “Repeat please” と言うのではなく、
まず “I’m sorry” や “I apologize” でワンクッション置きます。
② さらに、
“The line isn’t very clear.“(お電話が少し遠いようです)や “I want to make sure I write this down correctly.“(正確にメモを取りたいので)といった理由を添えると、ビジネスパーソンとして非常にスマートです。
Q3
「slow」と「slowly」の違いは何ですか?どちらを使えばいいですか?
A
結論から言うと、「slow」は主に形容詞、「slowly」は副詞であり、「話す(speak / talk)」という動詞を修飾する場合は「slowly」を使うのが基本です。
① フォーマルな場面やビジネスでは、
文法的に正確な副詞の “Could you speak more slowly?” を使いましょう。
② ただし、
比較級にする場合は、日常のカジュアルな会話で “Could you speak a little slower?” のように “slower” が副詞として広く使われています(”more slowly” の方がよりフォーマルな響きになります)。
Q4
相手の名前や単語のスペルを確認したいときの自然な言い方は?
A
結論から言うと、“Could you spell that slowly, please?” で全体の綴りを聞き、紛らわしい文字は “Is that M as in Mexico?” のように確認するのが自然です。
① 電話越しでは「BとDとPとT」や「MとN」の音が非常に似ているため、
1文字ずつ確認したいときは “Could you spell that out, one letter at a time?“(1文字ずつスペルを教えていただけますか?)と頼みましょう。
② 相手が言った文字を確認するときは、
「[アルファベット] as in [代表的な単語]」の型を使うと一発で正確に伝わります。
Q5
命令形(”Speak slowly!” など)で言うと失礼になりませんか?
A
結論から言うと、命令形は相手に威圧的・失礼な印象を与えるため、日常会話でもビジネスでも避けるべきです。
① たとえ文頭に “Please” をつけて “Please speak slowly.
” と言っても、文の構造自体は「命令文」であるため、声のトーンや表情によっては「ゆっくり話しなさい」と指示しているように聞こえてしまいます。
② 必ず “Could you〜?
“、“Can you〜?“、“Would you mind〜?” といった「相手にお伺いを立てる疑問文の形」を習慣にしましょう。
Q6
ゆっくり話してもらったのに、それでも2回・3回と聞き取れないときはどうすればいいですか?
A
結論から言うと、同じ表現で聞き返すのではなく、「簡単な言葉に言い換えてもらう」か「書いてもらう(チャットに打ってもらう)」アプローチに切り替えるのが正解です。
① スピードではなく「使われている英単語やイディオム自体を知らない」ケースが多いため、
2回目以降は “Could you rephrase that with simpler words?“(もう少し簡単な言葉で言い換えていただけますか?)と頼んでみましょう。
② 対面なら “Could you write that down for me?
“(紙に書いていただけますか?)、オンラインなら “Could you type that in the chat?“(チャットに打っていただけますか?)とお願いすれば、お互いストレスなく100%理解し合うことができますよ!

英語のスピードについていけないと感じるのは、あなたが真剣に相手の言葉に耳を傾けている証拠です。今回ご紹介した50のフレーズの中から、「これなら今日からすぐ使えそう!」と思うお気に入りの表現を2〜3個選んで、ぜひ次の英会話や仕事で自信を持って使ってみてくださいね。

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