英語で学ぶ:ネッシーは大英帝国人のほこり

    1. 英語勉強・基本

    こんにちは。イギリス人といえば、シャツの襟をきっちりと締めツイードのスーツを着こなし、ミステリーと賭けが大好きというステレオタイプをよく聞きます。

    ファッションセンスは人それぞれですが、ミステリーと賭け好きは証明されています。

    ミステリーと賭けはイギリス人の代名詞

    イギリスはエドガー・アラン・ポーを始め、多くのミステリー作家が多く、またロンドンでは怪奇スポットを巡るミステリーツアーもあります。

    そして賭け好きなことは、ロンドンオリンピックの金メダリスト予想から、ウィリアム王子とキャサリン妃の子供の性別まで、賭けの対象となっていました。

    この特徴はイギリスにとどまらず、スコットランド人も同じです。イギリスもスコットランドも同じ大英帝国ですし。

    スコットランドの最大のミステリーといえば、ネス湖のネッシーです。

    会話

    ロンドンにエマのおばあちゃんが旅行に行くようです。エマとおばあちゃんの会話をみてみましょう。

    Emma: I heard that you will have a vacation in Loch Ness this summer, nanny.

    おばあちゃん、今年の夏はネス湖で休暇を過ごすって聞いたよ。

    Grandmother: Yes, I will.  I will visit there with my friends.  Sorry, that I can’t take you.

    おばあちゃん:ええ、そうよ。私の友達とそこへ行くつもりよ。あなたを連れていけなくてごめんね。

    Emma: If you are with friends, I won’t be so selfish.  But don’t forget to take a picture, when you find Nessie!

    お友達と一緒ならわがまま言わないわ。でももしネッシーを見たなら、写真を撮るのを忘れないでね!

    Grandmother: If I see it, will take it and send you as soon as possible.  But don’t expect me to take it for sure.

    もし見つけたのならば、撮って直ぐにあなたに送るわ。でも必ず取るとは期待しないでね。

    Emma: Why not?  Won’t you going there to find Nessie?

    なぜだめなの?ネッシーをみつける為に行くんじゃないの?

    Grandmother: No, Emma.  I’m going there to relax. 

    違うわよ、エマ。リラックスする為に行くのよ。

    I will take a walk to see the Urquhart Castle or natures, but I’m not trying to find the mysterious monster.

    私はアーカート城や自然を見る為の散歩はする予定だけれど、ミステリアスな怪獣を見る為ではないわよ。

    Emma: You are not British, nanny!  We live to find the mysterious matter for our life!

    イギリス人じゃないでしょ、おばあちゃん!人生の中でミステリアスな問題をみつける為に私達は生きているのよ!

    Grandmother: Maybe you are right.  But I’m too old to find then. 

    あなたは正しいかもね。でも私はそれらを見つけるには年をとっているわ。

    I may get shocked and heart stops, when I saw it.  Then, I prefer to see my sweet grandchild, as long as I can.

    もしそれを見たら、ショックを受けて心臓が止まってしまうかもしれないし。それならば、出来るだけ私のかわいい孫を見る事を選ぶわよ。

    Emma: Thank you, nanny.  Okay, then you needs to give me nice souvenir.

    ありがとうおばあちゃん。わかったわ、それならば素敵なお土産を絶対買ってきてね。

    Grandmother: I can make that promise for sure.

    その約束なら必ず守ることができるわ。

    おばあちゃんがネス湖に旅行するのは、ただの避暑であり、ネッシー探しというわけではありませんでした。

    スコットランドは、英語を話す環境に浸りたい英語学習者にとって人気の目的地です。豊かな歴史と息を呑むような景観を持つスコットランドは、英会話スキルを練習するのに最適な環境を提供します。かどうか

    ポイント

    会話に出てきた新しい単語や言い回しをみてみましょう。

    • Loch Ness ネス湖
    • I won’t be so selfish わがままを言わない
    • Nessie ネッシー

    通常ネッシーは”the Loch Ness Monster”「ネス湖の怪獣」と表記されますが、会話などでは日本語と同じくネッシーを使います。

    • as soon as possible 直ぐに
    • for sure 必ず、確かに
    • Why not? なぜだめなの?
    • Urquhart Castle アーカート城

    ネス湖沿いに建つ城でスコットランド独立戦争の舞台にもなっている。何度も強襲を受け爆破されたが、今は荒廃した状態で観光地となっている。

    • souvenir お土産

    ミステリーはイギリスの真似っこ

    ネス湖のネッシーは恐竜時代の生き残りとして、世界最大級のミステリーになっています。

    写真も多数ありますが、様々な方法で確認しましても、ネッシーと疑わしき生物や生息場所などを確認できませんでした。

    更にほとんどの写真や映像は、専門家ではなく観光客や探検家が撮影したものでもあり、信憑性はとても低いのです。

    穏やかな水の中にある城の見事な 3D レンダリング。

    【世界各国にも未確認巨大生物】

    ありえない存在だとわかっていても、ひかれてしまうのは、やはり「本当にいたらスゴイ」と思う人間がたくさんいるからです。

    ネッシーからブームが始まった湖水の未確認巨大生物は世界各地にいます。アメリカのシャンプレーン湖のチャンプ、日本なら釧路湖のクッシ-です。

    イギリスのネッシーにあやかり、自分の国でも似たような存在を作ってしまうのも面白いですね。

    しかし、どの国においても本場のネッシーに勝てないのは、やはりイギリス人のミステリー好きというステレオタイプは、「本当」なのかもしれないですね。

    それではまた、See you!

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