海外の空港で出発案内板に「Cancelled」と表示されたり、預けたスーツケースが出てこなかったりすると、知っている英語まで急に口から出なくなるものです。「係員の説明を聞き取れなかったらどうしよう」「希望と違う手続きをされないだろうか」と不安になるのも自然な反応です。
しかし、飛行機のトラブルで必要なのは長い英会話ではありません。便名と問題を示し、「何をしてほしいか」「何を確認したいか」を短い文で一つずつ伝えれば、会話を組み立てられます。普段から英語教室などで会話を練習している人も、初めて実践英語に触れる人も、まずは使う順番を覚えることが大切です。
この記事では、遅延、欠航、オーバーブッキング、乗り継ぎ失敗、手荷物の未着・破損、座席や機内設備の不具合、体調不良まで、場面別に使える表現を整理しています。英語の意味だけでなく、使う場面、避けたい言い方、発音の目安、係員との会話の流れも確認できます。
飛行機のトラブルでは「便名・問題・希望」の順で伝える
- 最初から事情を全部話さず、便名と問題を一文で伝える
- 依頼の後に、時刻・料金・座席・荷物の条件を確認する
最初に覚えたい型は、便名・問題・希望の三段階です。係員はパスポート、予約番号、便名から状況を調べるため、背景事情を長く話すより、予約情報を先に提示したほうが対応へ進みやすくなります。
- Excuse me. Could you help me? と声をかける
- I’m booked on Flight AB123 to London. と便名と目的地を伝える
- My flight has been cancelled. と問題を述べる
- Could you rebook me on the earliest available flight? と希望を伝える
- Is the seat confirmed? と条件を確認する
一文を短くすれば、相手が途中で確認を挟めます。聞き取れなかったときも、どの部分を聞き直せばよいか分かりやすくなります。流ちょうに話すことより、必要な情報を順番に出すことを優先しましょう。
- フレーズ
- Excuse me. I have a problem with my flight. Could you check my reservation?
- 日本語訳
- すみません。搭乗便について問題があります。予約を確認していただけますか。
- 使う場面
- チェックイン機のエラー、搭乗券を受け取れないとき、予約が見つからないときなど、問題の種類がまだ分からない段階で使えます。
- 注意点・誤用例
- “Check my ticket.”だけでは、航空券を目視してほしいのか、予約記録を調べてほしいのか曖昧です。予約記録にはreservation、搭乗券にはboarding passを使い分けます。
- 発音・ニュアンス
- reservationは「レザヴェイション」に近い音です。Could youは速い会話で「クッジュー」のようにつながりますが、一語ずつ丁寧に発音しても問題ありません。

では、問題の種類が分かった後は、どのように希望を伝えればよいのでしょうか。まず、旅行全体への影響が大きい遅延と欠航から見ていきます。
遅延・欠航では出発時刻より「到着時刻」を確認する
- 遅延時は新しい出発予定と最終目的地への到着予定を確認する
- 欠航時は振替、経路変更、払い戻しの選択肢を一つずつ尋ねる
遅延や欠航では、最終目的地への到着時刻を確認することが重要です。出発が二時間遅れても飛行中に一部を取り戻す場合がある一方、乗り継ぎを逃すと到着が翌日になることもあるからです。
遅延したときの基本質問
- How long is the delay?(どのくらい遅れますか)
- What is the estimated departure time?(出発予定時刻は何時ですか)
- What time are we expected to arrive?(到着予定時刻は何時ですか)
- What is the reason for the delay?(遅延の理由は何ですか)
- Will I still make my connecting flight?(乗り継ぎ便にまだ間に合いますか)
- フレーズ
- My flight has been delayed. What time am I expected to arrive at my final destination?
- 日本語訳
- 搭乗便が遅延しています。最終目的地には何時に到着する予定ですか。
- 使う場面
- 乗り継ぎを含む旅程や、到着後にホテル、送迎、会議などの予定があるときに使います。
- 注意点・誤用例
- “When will you arrive?”では、係員本人が到着する時刻を尋ねているように聞こえます。自分を主語にして“What time will I arrive?”としても自然です。
- 発音・ニュアンス
- delayedは「ディレイド」、destinationは「デスティネイション」に近い音です。expectedは確定ではなく「現時点で予定されている」という含みがあります。
欠航時に選択肢を尋ねる
欠航はcancelled、または米国式のつづりでcanceledと表示されます。振替を希望するならrebook、別の経由地を含む経路変更ならreroute、代金を戻してもらう選択肢はrefundです。
- フレーズ
- My flight has been cancelled. Could you rebook me on the earliest available flight?
- 日本語訳
- 搭乗便が欠航になりました。最も早く利用できる便へ予約を変更していただけますか。
- 使う場面
- 航空会社のカウンター、搭乗口、乗り継ぎカウンター、電話窓口で振替を依頼するときに使います。
- 注意点・誤用例
- early flightは早朝便と受け取られる場合があります。「利用可能な中で最も早い便」はthe earliest available flightと表します。
- 発音・ニュアンス
- cancelledは「キャンセルド」、availableは「アヴェイラブル」に近い音です。Could youを使うと、命令ではなく丁寧な依頼になります。
振替と払い戻しのどちらを選ぶかによって、その後の旅程や支援の扱いが変わる場合があります。別便やホテルを自分で購入する前に、航空会社が手配できる範囲と自己手配費用の払い戻し条件を書面で確認してください。
遅延や欠航では、出発案内板の写真、航空会社からの通知、変更後の旅程も保存しておきます。次は、本人の同意が手続きに影響しやすいオーバーブッキングの場面です。
オーバーブッキングでは任意か搭乗拒否かを明確にする
- voluntaryとinvoluntary denied boardingを区別する
- 代替便がstandbyではなくconfirmedか確認する
オーバーブッキングでは、自分から便変更へ同意したのか、航空会社によって搭乗を断られたのかを明確にします。任意の変更はvoluntary change、本人の意思に反する搭乗拒否はinvoluntary denied boardingと呼ばれます。
- Is this a voluntary or involuntary change?(これは任意の変更ですか、それとも航空会社による変更ですか)
- Was I denied boarding because of overbooking?(オーバーブッキングが理由で搭乗を断られたのですか)
- I’m not willing to volunteer.(自主的な便変更には同意しません)
- What are you offering to volunteers?(協力する人には何が提示されますか)
- Could I have the terms in writing?(条件を書面でいただけますか)
- フレーズ
- Can you confirm a seat on the replacement flight, rather than put me on standby?
- 日本語訳
- 空席待ちではなく、代替便の座席を確定してもらえますか。
- 使う場面
- 振替便を提示されたものの、搭乗券や座席番号がまだ発行されていないときに使います。
- 注意点・誤用例
- next flightと言われても座席が確保されているとは限りません。“Is my seat confirmed?”と重ねて確認し、便名と出発時刻も控えます。
- 発音・ニュアンス
- confirmedは「コンファームド」、standbyは「スタンドバイ」です。rather thanは「〜ではなく」という比較を穏やかに示します。
係員との会話例
- 会話
- 係員:The flight is overbooked. We are looking for volunteers to take a later flight.
学習者:I have a connecting flight, so I’m not willing to volunteer.
係員:I understand. Please wait while we check the boarding list.
学習者:If I’m denied boarding, could you give me the reason and available options in writing? - 日本語訳
- 係員:この便はオーバーブッキングです。後の便へ変更してくださる方を探しています。
学習者:乗り継ぎ便があるため、自主的な変更には同意しません。
係員:承知しました。搭乗者名簿を確認する間、お待ちください。
学習者:もし搭乗を断られる場合は、理由と利用可能な選択肢を書面でいただけますか。 - 注意点
- 変更へ協力してもよい場合も、先に代替便の座席、ホテル、食事、移動手段、提供物の種類と利用制限を確認します。
- 発音・ニュアンス
- I’m not willing to volunteer.は、感情的にならず「自分からは同意しない」と明確にする表現です。
米国運輸省のBumping & Oversalesでも、任意の協力と本人の意思に反する搭乗拒否は分けて案内されています。ただし、適用条件は出発地、運航便、チェックイン状況、機材変更などによって異なるため、ネット上で見た金額だけを根拠にせず、その便に適用される規定を確認しましょう。
乗り遅れ・乗り継ぎ失敗では予約のつながりを示す
- 前便の遅延が原因なら、その事実と同一予約であることを伝える
- 残りの旅程と預け荷物をどのように扱うか確認する
乗り継ぎに失敗したときは、同じ予約に含まれる便かを伝えます。同一予約の旅程と、別々に購入した航空券では、振替や荷物の扱いが異なる可能性があるためです。
- フレーズ
- I missed my connection because my first flight was delayed. Both flights are on the same booking.
- 日本語訳
- 最初の便が遅れたため、乗り継ぎ便に乗れませんでした。両方の便は同じ予約に含まれています。
- 使う場面
- 乗り継ぎカウンターや到着口付近のサービスデスクで、残りの旅程の変更を依頼するときに使います。
- 注意点・誤用例
- connectionは乗り継ぎ、connecting flightは乗り継ぎ便です。“I lost my connection.”は通信接続を失った意味にもなり得るため、飛行機ではmissedを使うと明確です。
- 発音・ニュアンス
- connectionは「コネクション」、itineraryは「アイティネラリー」に近い音です。missedの語尾は弱い「ト」のような音になります。
- Could you rebook the rest of my itinerary?(残りの旅程を予約し直していただけますか)
- What is the earliest route to my final destination?(最終目的地へ最も早く着く経路はどれですか)
- Do I need to collect and recheck my baggage?(荷物を受け取り、預け直す必要がありますか)
- Do I need to go through immigration?(入国審査を通る必要がありますか)
- How much time do I have to reach the gate?(搭乗口まで行く時間はどのくらいありますか)

自分の空港到着が遅れた場合は“I missed my flight.”と伝え、変更手数料と次の空席を確認します。前便の遅延が原因なら“My previous flight arrived late.”を加え、前便の搭乗券も提示してください。
手荷物の未着・破損は空港を出る前に届け出る
- 手荷物引換証を提示し、未着または破損の報告書を作成する
- 受付番号、配送先、必要品の購入条件、申請期限を確認する
預け荷物が出てこない場合は、空港を離れる前に手荷物サービスカウンターへ向かいます。手荷物引換証と報告書の受付番号は、その後の追跡や申請で重要になります。
- フレーズ
- My baggage didn’t arrive. Could you track it and deliver it to my hotel?
- 日本語訳
- 私の荷物が到着しませんでした。追跡してホテルまで届けていただけますか。
- 使う場面
- 到着便の荷物がすべて出た後も、自分のスーツケースがターンテーブルに現れないときに使います。
- 注意点・誤用例
- この段階では完全な紛失と確定していないため、lostだけでなくdidn’t arriveやmissingを使うと状況を正確に表せます。配送先のホテル名、住所、宿泊日も渡します。
- 発音・ニュアンス
- baggageは「バギッジ」、trackは「トラック」に近い音です。baggageは通常、数えない名詞として扱います。
荷物の特徴は、色、素材、大きさ、目印の順で伝えると分かりやすくなります。“It is a medium-sized black hard-shell suitcase with a red strap.”なら「赤いベルトが付いた、中型の黒いハードケース」です。
破損箇所を具体的に伝える表現
- My suitcase has been damaged.(スーツケースが破損しています)
- The handle is broken.(持ち手が壊れています)
- One of the wheels is missing.(車輪が一つなくなっています)
- The suitcase is cracked.(スーツケースにひびが入っています)
- Some items are missing from my baggage.(中の品物が一部なくなっています)
- フレーズ
- Where can I report the damage, and what documents do I need to submit a claim?
- 日本語訳
- 破損はどこへ届け出ればよく、申請にはどの書類が必要ですか。
- 使う場面
- ターンテーブルから受け取った直後に、持ち手、車輪、外装、鍵などの破損を見つけたときに使います。
- 注意点・誤用例
- 空港を出てから報告すると、破損が航空会社の管理中に起きたことを確認しにくくなる場合があります。破損箇所、荷物全体、手荷物タグを写真に残してください。
- 発音・ニュアンス
- damageは名詞にも動詞にもなります。claimは補償などを正式に申請する意味で、「クレイム」に近い音です。
米国運輸省の手荷物案内では、遅延中に生じた合理的で確認可能な必要経費について案内されています。国際線では適用条約や旅程によって扱いが変わるため、購入可能な必需品、領収書の条件、申請方法、期限を利用航空会社へ尋ねてください。
ホテル・食事・補償は提供の有無と条件を分けて尋ねる
- ホテル、食事、交通、補償を別々の質問にする
- 旅行券なら有効期限、対象便、利用除外日などの制限を確認する
補償や支援について尋ねるときは、「全部用意してもらえますか」と一度に聞くより、項目ごとに質問するほうが回答を記録しやすくなります。ホテルが無料でも空港との交通費は別扱い、食事は現金ではなく食事券という場合があるためです。
- Am I entitled to compensation?(補償を受ける権利がありますか)
- Will you provide a hotel for tonight?(今夜のホテルを用意してもらえますか)
- Is transportation to and from the hotel included?(ホテルとの往復交通費は含まれていますか)
- Will you provide meal vouchers?(食事券は提供されますか)
- How will the compensation be paid?(補償はどのように支払われますか)
- Are there any restrictions on the voucher?(旅行券に利用制限はありますか)
- When does the voucher expire?(旅行券の有効期限はいつですか)
- フレーズ
- If I book a hotel myself, will the airline reimburse the cost? Is there a maximum amount?
- 日本語訳
- 自分でホテルを予約した場合、航空会社は費用を払い戻しますか。上限額はありますか。
- 使う場面
- 翌日便への振替になったものの、航空会社から宿泊先がまだ提示されていないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 口頭で「大丈夫」と言われただけで高額な宿泊先を取るのは避けます。対象費目、上限、領収書の名義、申請先を確認し、可能なら書面を受け取ります。
- 発音・ニュアンス
- reimburseは「リインバース」に近い音で、立て替えた費用を払い戻す意味です。refundは航空券代など、すでに支払った代金の返金によく使います。
ホテル、食事、金銭的な補償が受けられるかどうかは、出発地、到着地、運航会社、原因、航空券の条件などで変わります。すべてのトラブルで同じ支援が提供されるわけではありません。
EUの対象便に関する条件は、EU航空旅客向け案内で確認できます。制度を調べるときは、航空券を販売した会社だけでなく、実際に便を運航する会社、出発地、最終目的地も確かめましょう。
機内の座席・設備・体調不良は短く直接伝える
- 設備の問題は対象物と症状を短く伝える
- 呼吸困難や重いアレルギー反応では緊急性を明確にする
機内では、対象物を主語にして状態を伝えると簡単です。“My seat won’t recline.”や“The screen isn’t working.”のように、物+動かない状態で表せます。
- Someone is sitting in my seat.(私の席に別の人が座っています)
- My seat won’t recline.(座席がリクライニングしません)
- My tray table is broken.(テーブルが壊れています)
- The power outlet isn’t working.(電源が使えません)
- Could I have another pair of earphones?(別のイヤホンをいただけますか)
- Is there another seat available?(ほかに空席はありますか)
- フレーズ
- Excuse me. The screen isn’t working. Could you reset it, please?
- 日本語訳
- すみません。画面が動きません。再起動していただけますか。
- 使う場面
- 機内エンターテインメントの画面が反応しない、映像が止まる、操作できないときに使います。
- 注意点・誤用例
- “Change it.”だけでは、画面、座席、機器のどれを交換してほしいか分かりません。まず不具合を示し、reset、another pair、another seatなど具体的な希望を加えます。
- 発音・ニュアンス
- workingはここでは「作動している」という意味です。resetは動詞では後ろの音節をやや強く発音します。
体調が悪いとき
体調不良では、遠慮せず早めに客室乗務員へ伝えてください。“I don’t feel well.”に症状を加えれば、必要な対応を判断してもらいやすくなります。
- I feel dizzy.(めまいがします)
- I feel nauseous.(吐き気がします)
- I’m having trouble breathing.(息苦しいです)
- I have a severe headache.(ひどい頭痛があります)
- I think I’m having an allergic reaction.(アレルギー反応が出ていると思います)
- I need medical assistance.(医療上の助けが必要です)
- フレーズ
- I’m severely allergic to peanuts. Does this meal contain peanuts or peanut oil?
- 日本語訳
- 私はピーナッツに重いアレルギーがあります。この食事にはピーナッツまたはピーナッツ油が含まれていますか。
- 使う場面
- 機内食を受け取る前や、アレルギー症状が出始めたときに使います。予約時にも航空会社へ申告してください。
- 注意点・誤用例
- “I don’t like peanuts.”では好みの話に聞こえます。重いアレルギーはseverely allergicと伝え、必要な薬は預け荷物に入れず手元に置きます。
- 発音・ニュアンス
- allergicは「アラージック」に近い音です。severelyを付けることで、単なる苦手ではなく重い症状の可能性を示せます。
聞き取れないときは復唱・書面・画面を頼る
- 分かったふりをせず、速度を落とす・書く・画面で示すよう依頼する
- 最後に便名、時刻、座席、支援内容を自分の言葉で復唱する
空港では周囲の音が大きく、係員も急いで話していることがあります。そんなときは、聞き返すこと自体が安全確認だと考えましょう。
- Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか)
- Could you speak more slowly, please?(もう少しゆっくり話していただけますか)
- Could you write it down for me?(書いていただけますか)
- Could you show me on the screen?(画面で見せていただけますか)
- Do you have assistance in Japanese?(日本語の案内はありますか)
- Let me make sure I understand.(理解できているか確認させてください)
- フレーズ
- So, I’m confirmed on Flight CD456 at 7:15 tomorrow morning, and the airline will provide a hotel and transportation. Is that correct?
- 日本語訳
- つまり、明朝7時15分発のCD456便で座席が確定しており、航空会社がホテルと移動手段を用意するということですね。合っていますか。
- 使う場面
- 手続きを終える直前に、便名、日付、時刻、座席、ホテル、交通手段の認識が合っているか確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 時刻は午前と午後を取り違えやすいため、tomorrow morningやtomorrow eveningも付けます。日付が変わる場合はカレンダーを見せると安全です。
- 発音・ニュアンス
- Is that correct?は相手を責めずに認識を確かめる表現です。文全体を暗記できなければ、Flight CD456, 7:15 tomorrow morning, confirmed?と要点だけ並べても構いません。
丁寧さを保ちながら強く希望を伝える
提示された内容では予定に間に合わないときも、怒鳴る必要はありません。状況を理解していることを示したうえで、その案では困る理由と代替希望を伝えます。
- I understand the situation, but this option does not work for me.(状況は理解しますが、その選択肢では困ります)
- I need to arrive by 9 a.m.(午前9時までに到着する必要があります)
- Could you check flights operated by another airline?(他社が運航する便も確認していただけますか)
- Could I speak with a supervisor, please?(責任者とお話しできますか)
- Please show me the applicable policy.(適用される規定を見せてください)
出発前に五つの定型文と必要書類を準備する
- スマートフォンに五つの定型文と予約情報を保存する
- 三日間の音読と役割練習で、見ずに言える状態へ近づける
すべての表現を暗記する必要はありません。まずは五つの定型文をスマートフォンのメモへ保存し、自分の便名や目的地を入れ替えて使えるようにします。
- Could you check my reservation?(予約を確認していただけますか)
- Could you rebook me on the earliest available flight?(最も早い便へ変更していただけますか)
- Is my seat confirmed?(座席は確定していますか)
- What happens to my checked baggage?(預け荷物はどうなりますか)
- Could you give me the details in writing?(内容を書面でいただけますか)
旅行前の三段階練習
最初は英文を見ながら、一文を意味のまとまりで区切ります。“Could you rebook me / on the earliest available flight?”のように区切り、前半と後半を別々に読んでからつなげてください。
次に、日本語だけを見て英語を言います。単語が出なければ、簡単な語へ置き換えて構いません。earliest available flightが出なければ“the next flight with a confirmed seat”でも希望は伝わります。
最後に、係員役と旅行者役を交互に読みます。係員役では“Your flight has been cancelled.”や“The next flight is tomorrow morning.”と答え、旅行者役では振替、座席、ホテル、荷物を順に確認します。

保存しておきたい書類と記録
- 予約確認書と電子航空券の控え
- 搭乗券と手荷物引換証
- 遅延や欠航を示す案内板の写真
- 航空会社から届いたメールや通知
- 変更後の旅程と係員から受け取った書面
- 食事、ホテル、交通、必需品の領収書
- 手荷物事故報告書と受付番号
- 対応した窓口、時刻、説明内容のメモ
共同運航便では、航空券を販売した会社と実際の運航会社が異なることがあります。予約画面の“Operated by”の表示も保存し、どの会社のカウンターへ行くべきか分からないときは“Which airline should I contact?”と尋ねましょう。
また、常用薬、充電器、重要書類、一日分程度の着替えは、持ち込み規則を確認したうえで機内持ち込み荷物に入れておくと安心です。預け荷物が遅れた場合でも、次の行動を考える時間を確保しやすくなります。
飛行機トラブル英語のQ&A
- 迷いやすい単語と手続きの違いを短く確認する
- 実際の条件は利用航空会社と公的機関の案内で確かめる
最後に、空港で迷いやすい表現と行動を確認します。答えをそのまま暗記するより、自分の旅程へ置き換えて声に出すと実践につながります。
flightとairplaneはどう使い分けますか?
flightは便や飛行の行程を表し、airplaneは機体そのものを表します。遅延や欠航では“My flight has been delayed.”や“My flight has been cancelled.”を使います。
ticketとboarding passの違いは何ですか?
ticketは航空券や運送契約に関する情報を指し、boarding passは保安検査や搭乗時に示す搭乗券です。搭乗券をなくした場合は“Could you issue another boarding pass?”と頼めます。
振替便を提示されたら何を確認すべきですか?
便名、出発日、出発時刻、最終目的地への到着時刻、座席が確定しているか、預け荷物が自動的に移されるかを確認します。必要ならホテル、食事、空港との移動手段についても別々に尋ねます。
英語が聞き取れないときはどうすればよいですか?
“Could you speak more slowly?”と速度を落としてもらい、“Could you write it down?”や“Could you show me on the screen?”で視覚的な確認を求めます。最後に自分の言葉で条件を復唱してください。
補償やホテルはどのトラブルでも受けられますか?
一律ではありません。出発地、到着地、運航会社、遅延や欠航の原因、航空券の条件、任意の変更か本人の意思に反する搭乗拒否かなどによって扱いが変わります。
預け荷物が出てこない場合、最初に何をすべきですか?
空港を離れる前に航空会社または手荷物サービスカウンターへ行き、手荷物引換証を示して報告書を作成します。受付番号、問い合わせ先、配送予定、必要品の購入条件も確認します。
空港で最優先して覚える一文は何ですか?
“Excuse me. Could you help me?”です。この一文で係員へ声をかけた後、便名、問題、希望を一つずつ伝えれば、必要な質問へ進めます。
飛行機のトラブルでは、英語を完璧に話すことより、情報を分けて確認することが役立ちます。便名、目的地、問題、希望を伝えたら、到着時刻、座席、荷物、費用、支援内容を書面で確かめてください。
最初の一言が出れば、その後は搭乗券やスマートフォンの画面も使えます。旅行前に五つの定型文を保存し、自分の便名を入れて二、三回声に出しておくことから始めましょう。

