「部屋を掃除した」と英語で言いたいのに、clean、clean up、tidy upのどれを選べばよいのか迷っていませんか。日本語の「掃除」には、汚れを落とすこと、散らかった物を戻すこと、掃除機をかけることまで含まれるため、そのまま一語に置き換えようとすると迷いやすくなります。
この記事では、基本の時制から掃く・拭く・たたむといった動作、依頼や申し出、掃除道具の名前まで、実際の会話に組み込みやすい形で整理します。自分の発音や語順を会話の中で確かめたい場合は、英語教室で講師を相手に家事の場面を再現する方法もあります。
「部屋を掃除する」の基本はclean my room
基本の言い方は、I clean my room.です。ただし、床に服が散らばっているならtidy up、掃除機をかけるならvacuumのように、実際の動作に合う語を選ぶと状況がより正確に伝わります。
最初からすべてを暗記する必要はありません。まずはclean my roomを軸にし、目の前の作業に合わせて動詞を一つずつ交換していきましょう。では、もっとも基本的な文の作り方から確認します。
- 部屋そのものを掃除するならclean my roomが基本
- 習慣・進行中・予定・完了は時制で表し分ける
- clean in my roomとは意味が異なる
最初に覚えたい形は、clean+掃除する対象です。cleanは他動詞として使えるため、「自分の部屋」ならmy roomを直後に置きます。前置詞inは必要ありません。
現在形のI clean my room.は、文脈によって習慣的に掃除することを表します。「毎週」「週末に」といった頻度を加えると、単発の予定ではなく生活習慣であることが明確になります。
私は毎週土曜日に自分の部屋を掃除します。
cleanは「クリーン」に近く、語尾のnまで意識します。my roomは会話では滑らかにつながり、「マイルーム」に近く聞こえます。
掃除の習慣や週末の過ごし方を話す場面で使います。every Saturdayの代わりにon weekendsやonce a weekも使えます。
「部屋そのものを掃除する」ならI clean in my room.ではなくI clean my room.です。in my roomは「部屋の中で」という作業場所を示します。
今している掃除は現在進行形で表す
今まさに掃除をしているなら、I’m cleaning my room now.と言います。電話で「何をしているの?」と聞かれたときや、掃除中なので後で連絡したいと伝えるときに便利です。
cleaningの語尾は「クリーニング」のように一音ずつ区切らず、cleanとingをつなげます。I’m cleaning my room.だけでも進行中だと分かるため、nowは強調したいときに加えれば十分です。
予定のbe going toと、その場で決めるwill
すでに考えていた予定ならI’m going to clean my room this afternoon.が自然です。一方、散らかった部屋を見てその場で「夕食後にやるよ」と決めたならI’ll clean my room after dinner.と言えます。
今日の午後、自分の部屋を掃除する予定です。
going toは速い会話で弱く発音されます。最初は語を省略せず、I’m・going to・clean my roomの三つに分けて練習すると安定します。
その日の予定や休日の計画を伝える場面です。あらかじめ掃除するつもりだったことが感じられます。
I going to cleanとは言いません。主語Iの後にbe動詞のamが必要です。会話ではI’m gonnaと聞こえることがありますが、丁寧な文面ではgoing toが無難です。
過去形と現在完了形の違い
I cleaned my room yesterday.は、昨日掃除したという過去の事実を伝えます。I’ve already cleaned my room.は、掃除がすでに終わっており、その完了が現在の状況に関係していることを伝える表現です。
たとえば、家族から「部屋を掃除して」と言われたとき、すでに済ませているならI’ve already cleaned it.がよく合います。yesterdayのように完結した過去の時点を示す語とは、通常、単純過去を組み合わせます。
I cleaned in my room.は、部屋の中で何かを掃除したという意味にはなっても、「自分の部屋を掃除した」とは明確に伝わりません。対象が部屋ならI cleaned my room.、窓ならI cleaned the windows in my room.とします。
基本の文が作れたら、次は日本語では同じ「掃除する」になりやすい三つの動詞を分けましょう。ここを押さえると、散らかりを片付けたいのか、汚れを落としたいのかが短い文でも伝わります。
clean・clean up・tidy upは作業の目的で選ぶ
- cleanは、ほこりや汚れを取り除く一般的な表現
- clean upは、散らかりやこぼした物を処理する感覚
- tidy upは、物を整えて見た目をすっきりさせる表現
三つの表現は、完全に別々の意味ではなく、実際の会話では重なることがあります。それでも初心者は、汚れならclean、散らかりならtidy upを判断の軸にすると選びやすくなります。
cleanは汚れを取り除く基本動詞
cleanは、ほこり、泥、油、食べこぼしなどを取り除き、場所や物をきれいにする広い表現です。I need to clean my bedroom.なら、床や家具を含めて寝室を掃除する意味になります。
お客さんが来る前に寝室を掃除する必要があります。
need toは自然な会話で「ニードゥ」に近くつながります。before the guests arriveは「来客前に」という実用的な時間条件です。
部屋全体をきれいにする必要があるときに使います。何をするか細かく決めていない段階でも使える便利な文です。
wash my bedroomでは、部屋全体を水で洗うような不自然な印象になります。部屋全体にはclean、床や窓を水洗いする場合はwash the floorやwash the windowsを使えます。
clean upは散らかりや汚れを処理する
clean upには、散らかった物やこぼした液体を処理し、問題のない状態に戻す感覚があります。パーティーの後片付けならclean up after the party、ジュースをこぼしたならclean it upが自然です。
名詞の目的語はClean up the room.とClean the room up.のどちらにも置けます。ただし、itやthemなどの代名詞は動詞とupの間に入れ、Clean it up.とします。
夕食前に、この散らかりを片付けよう。
clean upは子音と母音がつながり、「クリーンナップ」に近く聞こえます。upを少し強めると、片付け切る感覚が出ます。
おもちゃ、食べ物、紙などが散らばり、目の前の乱れを片付けたい場面です。相手と一緒に行う提案なのでLet’sが合います。
目的語が代名詞ならClean up it.ではなくClean it up.です。同じ語順はput it awayやpick it upでも使われます。
tidy upは整理整頓して見た目を整える
tidyまたはtidy upは、服、本、おもちゃなどを正しい場所に戻し、見た目を整えるときに使います。床が泥で汚れているのではなく、物が散乱しているならtidy upがよく合います。
現実の掃除では、First, I’ll tidy up the room. Then I’ll vacuum the floor.という順番が自然です。先に床の物を片付ければ、その後の掃除機がけがしやすくなるからです。
put awayは特定の物を収納する
put awayは、出した物を元の収納場所へ戻す動作です。tidy upが部屋や机の全体を整えるのに対し、put awayはPlease put your clothes away.のように、何をしまうかを示すのが基本です。
置き場所を尋ねるだけならWhere should I put this?が自然です。Where should I put this away?も文脈によって使えますが、「これはどこに置けばよい?」という日常的な質問ではawayを付けない形が簡潔です。

動詞の違いが見えてきたら、次は部屋の状態を説明する語を区別します。「散らかっている」と「汚れている」を同じ語で表すと、相手が想像する状態も変わってしまいます。
mess・messy・dirtyで部屋の状態を言い分ける
- messは散らかった状態を表す名詞
- messyは「散らかった」という形容詞
- dirtyは、泥・油・ほこりなどで汚れた状態
物が乱雑に置かれているならmessまたはmessy、衛生面を含む汚れならdirtyを使います。部屋はmessy but not dirty、つまり「散らかってはいるが、不潔ではない」こともあります。
messは名詞、messyは形容詞
This room is a mess.では、a messが「散らかった状態」を表します。My room is messy.では、形容詞messyがroomの状態を説明しています。どちらも自然ですが、文の形が異なります。
散らかっていてごめんなさい。片付ける時間がありませんでした。
messは短い「メス」に近い音です。Sorry about the mess.は定型的で、強い自己否定ではなく来客への気遣いとして使えます。
急な来客を部屋へ通すときなど、散らかった状態について軽く謝る場面です。生活感のある物が出ている程度にも使えます。
My room is mess.とはせず、名詞ならaを付けてMy room is a mess.、形容詞ならMy room is messy.とします。
dirtyは実際の汚れを表す
The floor is dirty.と言えば、床に泥、ほこり、食べ物などの汚れがあることを示します。The kitchen is dirty and greasy.なら、キッチンが汚れて油でべたついている状態です。
人の部屋を見てdirtyと言うと、不潔だと批判しているように聞こえる場合があります。単に物が多く出ているだけならmessyのほうが状況に合い、相手への言い方としても強すぎません。
他人の家でWhat a mess!と言うと、親しさや口調によっては失礼に響きます。自分の部屋ならWhat a mess!と独り言にできますが、相手の部屋にはIt looks like you’ve been busy.など、直接評価しない言い方も選べます。
部屋の状態を説明できたところで、実際の掃除動作に移ります。英語では「掃除する」と一括りにせず、道具や手の動きに合う動詞を選ぶと会話が具体的になります。
掃く・拭く・掃除機をかける動作の英語
- sweep、vacuum、mopは床掃除の方法を区別する
- wipe、scrub、dustは表面への手の動きが異なる
- 作業の順番まで英語で言うと会話練習になる
掃除の動詞は、動詞+場所や物の組み合わせで覚えるのが効率的です。sweepだけを覚えるよりsweep the floor、dustだけよりdust the shelvesと声に出すと、そのまま会話に使えます。
sweep the floor:ほうきで床を掃く
sweepは、ほうきやブラシでごみを掃く動作です。過去形と過去分詞はsweptで、規則的にsweepedとは変化しません。ほうきはbroom、ちりとりはdustpanです。
キッチンの床を掃いてもらえますか。
sweepは「スウィープ」に近く、母音を少し伸ばします。sweptは一音節で、語末のptを短くまとめます。
パンくずや乾いたごみが床にあり、ほうきで集めてほしい場面です。家族にも共同生活者にも使える丁寧な依頼です。
過去形はI sweeped the floor.ではなくI swept the floor.です。掃除機を使う場合はsweepではなくvacuumを選びます。
vacuum the floor:掃除機をかける
vacuumは名詞として掃除機を指すことがあり、動詞なら「掃除機をかける」です。掃除機そのものを明確に言う場合はvacuum cleanerを使います。
I’ll vacuum my room.なら「自分の部屋に掃除機をかける」、Could you vacuum the carpet?なら「カーペットに掃除機をかけてもらえますか」です。イギリス英語ではhooverが動詞として使われることもありますが、地域を問わず伝えたいならvacuumが便利です。
vacuum cleanerは道具の名前なので、I vacuum cleaner my room.とは言いません。動作はI vacuum my room.、道具ならThe vacuum cleaner isn’t working.と使い分けます。
dust the shelves:棚のほこりを取る
dustは名詞では「ほこり」、動詞では「ほこりを取る」です。I need to dust the shelves.は「棚のほこりを取る必要がある」、The shelves are dusty.は「棚がほこりっぽい」となります。
dustには、料理で粉砂糖を振りかけるような意味もあります。ただし掃除の場面でdust the furnitureと言えば、通常は家具のほこりを取る意味です。文脈と目的語が判断を助けます。
wipe・wipe up・wipe off・wipe down
wipeは、布やスポンジを表面に滑らせて拭く動作です。wipe the tableはテーブルを拭く、wipe up the waterはこぼれた水を拭き取る、wipe the dirt off your shoesは靴から汚れを拭き取るという違いがあります。
湿らせた布でキッチンの調理台全体を拭いてください。
wipeは「ワイプ」に近い一音節です。downを付けると、対象の表面を上から下まで一通り拭くような感覚が加わります。
調理後に、台の表面全体を清潔にしたい場面です。damp clothは水が滴るほどではない「湿らせた布」です。
wipe upは主に液体などを拭き取るとき、wipe offは表面から付着物を除くとき、wipe downは広い表面を一通り拭くときに便利です。
mopとscrubは汚れの強さで使い分ける
mopは床にモップをかける動作です。床がべたついているならThe floor is sticky, so it needs to be mopped.と言えます。通常は先にsweepまたはvacuumで乾いたごみを取り、その後にmopを使います。
scrubは力を入れてごしごしこする動作です。シンク、浴槽、コンロの頑固な汚れに向いています。I scrubbed the sink with a sponge.なら「スポンジでシンクをこすり洗いした」という意味です。
soakは洗う前につけておく
汚れが固まっている鍋や食器は、すぐにこするよりsoakを使ってつけおく場合があります。I soaked the pan in hot soapy water.は「鍋を洗剤入りのお湯につけておいた」という文です。
Let the dishes soak for a few minutes.なら「食器を数分つけておいて」です。soapy waterは石けんや洗剤の入った水を指します。次は、これらの作業に使う道具と洗剤の名前をまとめて確認しましょう。
掃除道具・洗剤・ごみの英語名
- 道具の名前は一緒に使う動詞と組み合わせる
- detergentだけでなく用途別の洗剤名も覚える
- be out ofとrun out ofは状態と変化を区別する
掃除道具は単語だけで暗記するより、a broomでsweepするという組み合わせにすると定着しやすくなります。誰かと作業を分担するときや、店で商品を探すときにも役立ちます。
| 日本語 | 英語 | 組み合わせ例 |
|---|---|---|
| 掃除機 | vacuum cleaner | use the vacuum cleaner |
| ほうき | broom | sweep with a broom |
| ちりとり | dustpan | sweep dust into a dustpan |
| モップ | mop | mop the floor |
| バケツ | bucket | fill a bucket with water |
| スポンジ | sponge | scrub with a sponge |
| 掃除用の布 | cleaning cloth | wipe with a cloth |
| ゴム手袋 | rubber gloves | wear rubber gloves |
| ごみ袋 | trash bag / garbage bag | replace the trash bag |
| 粘着ローラー | lint roller | use a lint roller |
| 多目的洗剤 | all-purpose cleaner | spray all-purpose cleaner |
| 消毒剤 | disinfectant | use a disinfectant |
detergentは用途を具体的にすると伝わりやすい
detergentは洗剤を広く指しますが、買い物を頼む場面では種類を具体化したほうが誤解を防げます。食器を手洗いする洗剤はアメリカ英語でdish soapまたはdishwashing liquid、イギリス英語ではwashing-up liquidが一般的です。
- dish soap:手洗い用の食器洗剤
- dishwasher detergent:食器洗い機用洗剤
- laundry detergent:洗濯用洗剤
- glass cleaner:ガラス用洗剤
- all-purpose cleaner:多目的洗剤
- disinfectant:消毒剤
- deodorizer:消臭剤
- refill:詰め替え品
dish soapとdishwasher detergentは用途が異なります。食器洗い機用の商品を頼みたいならdishwasherを入れ、手洗い用ならdish soapと伝えると明確です。
be out ofは「今ない」、run out ofは「使い切る」
食器用洗剤を切らしています。店で買ってきます。
out ofは速い会話で「アウタヴ」に近くつながります。最初はoutとofを保ちつつ、間を空けずに読んでみましょう。
食器を洗おうとしたときに洗剤がないと気づき、買い物へ行くことを伝える場面です。このpick upは「店に寄って買う」という意味です。
We’re out of dish soap.は現在ない状態です。We ran out of dish soap.は使い切ってなくなった変化を表します。almost out ofなら「もうすぐなくなる」です。
道具と作業名が分かれば、掃除を一人で抱えず、誰かに頼んだり役割を分けたりできます。次は、命令のように聞こえにくい依頼と、自然な申し出の形を見ていきます。
掃除を頼む・申し出る・分担する英会話
- Can youは親しい相手、Could youは少し丁寧な依頼
- Would you mindの返答は日本語と感覚が異なる
- 申し出にはShall IやDo you want me toが使える
掃除を頼むときは、相手との関係と負担の大きさに合わせて表現を選びます。家族や親しい友人にはCan you、少し柔らかく頼みたいならCould you+動詞が使いやすい形です。
Can youとCould youの違い
Can you take out the trash?は、家族や親しい相手への自然な依頼です。Could you vacuum the living room?は相手への配慮が少し強く、親しい間柄でも命令の響きを避けたいときに使えます。
部屋を片付けるのを手伝ってもらえますか。
Could youは会話で「クッジュー」に近くつながります。語尾を強く下げすぎず、穏やかに言うと柔らかい依頼になります。
一人では時間がかかる片付けを、友人や家族に手伝ってもらいたい場面です。clean upにより、散らかった物の処理を含むことが伝わります。
helpの後はhelp me cleanまたはhelp me to cleanの両方が可能ですが、日常会話ではtoを置かない形がよく使われます。相手が断れる余地を残す口調も大切です。
Would you mind ~ing?の返答に注意する
Would you mind taking out the trash?は、直訳すると「ごみを出すことを気にしますか」という構造です。引き受けるならNo, not at all.やOf course not.と返します。
依頼を引き受けるつもりでYes.だけを返すと、「はい、気にします」という拒否寄りの意味に受け取られる可能性があります。No problem.やSure.と続ければ、引き受ける意図を明確にできます。
自分から申し出る三つの形
Shall I fold the laundry?は「洗濯物をたたみましょうか」という申し出です。Shall Iはイギリス英語で特によく使われますが、幅広い場面で通じます。
日常会話ではDo you want me to mop the floor?も自然です。直訳は「私に床をモップがけしてほしい?」ですが、実際には「私がやろうか」という申し出になります。さらに広く尋ねるならCan I help with anything?やHow can I help?が便利です。
申し出を受ける表現
相手の申し出を受けるならThat would be very helpful.、I’d really appreciate it.、That’d be great.などが使えます。親しい相手にはThanks, that would help a lot.やYes, please.でも十分です。
It would be very helpful if you could do that.は、仮定的なwouldとcouldが調和した丁寧な表現です。if you canでも意図は伝わりますが、依頼全体を柔らかくまとめるならcouldが自然です。
「任せて」はLeave it to me
Leave it to me.は、自分が担当すると力強く伝える定番表現です。I’ve got it.は「私がやるよ」、I’ll take care of it.は「私が対応するよ」という感覚で使えます。
Consider it done.は「もう終わったものと思って」という自信のある言い方です。軽い家事では少し芝居がかった響きになる場合があるため、普段はLeave it to me.やNo problem.のほうが使いやすいでしょう。

役割分担が自然に伝わる会話
学習者:部屋が散らかっているんだ。片付けるのを手伝ってくれる?友人:いいよ。何をすればいい?学習者:まず床にある物を全部拾おう。それからキッチンの床を掃いてくれる?私はこの部屋に掃除機をかけるよ。友人:分かった。その後、洗濯物をたたもうか?学習者:そうしてもらえると、とても助かるよ。ありがとう。友人:任せて。
What can I do?はcanを弱く発音し、doをやや明確にすると自然です。Leave it to me.はleaveとit、itとtoを滑らかにつなげます。
友人や共同生活者と家事を分担するときの流れです。最初に床の物を拾い、その後で別の場所を掃くため、作業の重複がありません。
clean it upではitをcleanとupの間に置きます。また、同じ床を一人が掃き、もう一人が同時に掃除機がけするより、場所または順番を分けると内容が自然です。
依頼の型が身についたら、場所ごとの作業を入れ替えるだけで会話を増やせます。寝室、キッチン、浴室でよく使う組み合わせを見ていきましょう。
場所別に使える部屋掃除の英語フレーズ
- 寝室ではmake、pick up、put backをよく使う
- キッチンではwash、load、wipe、scrubが中心
- 浴室ではclean、rinse、replaceなどを組み合わせる
場所別のフレーズは、名詞だけを交換して使えるものと、特定の場所で特によく使うものがあります。まずは動詞と目的語を一組として覚え、実際の部屋を見ながら声に出してみましょう。
寝室・リビング
- Make the bed.:ベッドを整える
- Pick up the clothes on the floor.:床の服を拾う
- Put the books back on the shelf.:本を棚へ戻す
- Dust the furniture.:家具のほこりを取る
- Vacuum under the sofa.:ソファの下に掃除機をかける
- Wipe the windowsill.:窓台を拭く
- Change the sheets.:シーツを交換する
- Clear the floor.:床にある物をどける
make the bedは、ベッドを一から作ることではなく、シーツ、枕、掛け布団を整えることです。put the books backは本を以前あった場所へ戻すことを示し、put the books awayなら収納場所へしまう感覚になります。
キッチン
- Wash the dishes.:食器を洗う
- Do the dishes.:食器洗いをする
- Load the dishwasher.:食器を食器洗い機へ入れる
- Unload the dishwasher.:食器洗い機から食器を出す
- Wipe down the counter.:調理台全体を拭く
- Scrub the sink.:シンクをこすって洗う
- Clean the stovetop.:コンロを掃除する
- Take out the trash.:ごみを出す
- Put the leftovers in the fridge.:残り物を冷蔵庫へ入れる
アメリカ英語ではdo the dishesがよく使われ、イギリス英語ではdo the washing-upも一般的です。ごみはアメリカ英語のtrashやgarbageに対し、イギリス英語ではrubbishがよく使われます。
あなたがごみを出している間に、私が食器を洗うのはどうですか。
How aboutは「ハウアバウト」と滑らかにつながります。押し付けではなく、相手の同意を尋ねる柔らかい提案です。
二つの家事を同時に進めるため、役割分担を提案する場面です。How about I ~?は「私が~するのはどう?」という提案になります。
whileの後にはyou take outのように主語と動詞を置けます。How aboutの後へ動作だけを置くならHow about doing the dishes?のように動名詞を使います。
浴室・洗面所
- Clean the toilet.:トイレを掃除する
- Scrub the bathtub.:浴槽をこすって洗う
- Wipe the mirror.:鏡を拭く
- Rinse the sink.:洗面台を水ですすぐ
- Mop the bathroom floor.:浴室の床にモップをかける
- Replace the towels.:タオルを交換する
- Wipe the fingerprints off the mirror.:鏡の指紋を拭き取る
bathroomが指す設備は地域や住居によって異なります。アメリカ英語では浴槽がなくトイレだけの部屋もbathroomと呼ぶことがあります。イギリス英語ではtoiletを部屋の呼び名として直接使うことも一般的です。
洗濯と衣類の片付け
服をたたむ基本表現はfold the clothesです。ただし、洗って乾いた衣類を家事としてたたむならfold the laundryが自然です。laundryは通常、数えない名詞として扱います。
- Do the laundry.:洗濯をする
- Hang up the laundry.:洗濯物を干す
- Take the laundry in.:洗濯物を取り込む
- Fold the laundry.:洗濯物をたたむ
- Put the clean clothes away.:きれいな服をしまう
clothesは衣服そのもの、laundryは洗濯する物や洗濯済みの衣類をひとまとまりとして捉えます。I folded the clothes.も正しい文ですが、家事の流れを話しているならI folded the laundry.がよく合います。
次に、houseworkとchoresの違い、掃除の進み具合、頻度の尋ね方を確認します。ここまで使えると、単発の命令だけでなく、日常生活についてまとまった会話ができます。
家事全体・進み具合・頻度を伝える表現
- houseworkは家事全体、choreは個々の家事
- 開始・途中・終了を短い定型表現で伝えられる
- 頻度表現を加えると生活習慣を話せる
houseworkは、掃除、洗濯、食器洗いなどの家庭内作業を全体として指す数えない名詞です。choreは、個々の決まった家事や雑用を指す数えられる名詞です。つまり、家事全体はhousework、一つひとつの担当はchoresと考えられます。
houseworkとchoresの例
I have a lot of housework to do.は「やるべき家事がたくさんある」です。We share the housework.なら「私たちは家事を分担している」となります。
Taking out the trash is one of my chores.は「ごみ出しは私の家事の一つ」です。Let’s divide the chores.やLet’s split the housework evenly.を使えば、家事分担について相談できます。
掃除の開始から終了まで
- I’m about to start cleaning.:これから掃除を始めるところです
- I’ve just started.:始めたばかりです
- I’m halfway done.:半分ほど終わりました
- I’m almost finished.:もうすぐ終わります
- I still need to mop the floor.:まだ床にモップをかける必要があります
- All that’s left is the laundry.:残っているのは洗濯物だけです
- I’m done cleaning my room.:部屋の掃除が終わりました
- The room is finally clean.:やっと部屋がきれいになりました
もうすぐ終わります。残っているのは洗濯物だけです。
almostは最初の音節をやや強くします。All that’s leftは「残っているすべては」という構造で、「残りは~だけ」に近い定型表現です。
掃除がどこまで進んだかを家族や友人に伝える場面です。残作業が一つだけであることも簡潔に示せます。
finishedの後に目的語を直接置く場合はI’ve almost finished cleaning.のように動名詞を続けられます。I’m almost finish.ではなく形容詞的なfinishedを使います。
掃除にかかった時間を伝える
spend+時間+動名詞を使うと、作業に費やした時間を言えます。I spent two hours cleaning my room.は「部屋の掃除に2時間を費やした」、We spent all morning tidying up the house.は「午前中ずっと家を片付けていた」です。
日本語では「2時間かかった」と考えますが、英語では主語が時間をspendした形にできます。spendの後をto cleanにせず、cleaningとする点を押さえましょう。
掃除の頻度を尋ねる
How often do you clean your room?は「どのくらいの頻度で部屋を掃除しますか」です。every day、once a week、twice a month、every other weekなどで答えられます。
- I clean it every day.:毎日掃除します
- I vacuum once a week.:週に1回掃除機をかけます
- I dust the shelves every other week.:2週間に1回棚のほこりを取ります
- I clean whenever I notice a mess.:散らかりに気づいたときに掃除します
- I tend to put it off until the weekend.:週末まで先延ばしにしがちです
- I try to clean a little at a time.:少しずつ掃除するようにしています
put offは先延ばしにするという句動詞です。目的語が代名詞ならput it offの順です。物を使い終えたらすぐ戻す習慣はI put things away as soon as I finish using them.と表現できます。
知識を会話に変えるには、実際の掃除と英語を結び付ける練習が効果的です。最後に、今日から一人でも実行できる短い練習手順と、間違えやすい表現を確認します。
実際に部屋を掃除しながら英語を身につける練習
- 目の前の動作を短い英語で実況する
- 依頼・返答・完了報告まで一人二役で練習する
- 翌日と数日後に思い出す練習を加える
覚えた表現を使える形にするには、単語帳を見るだけでなく、実際の動作を英語で実況する方法が取り組みやすいです。動作、道具、場所が同時に目に入るため、意味を日本語から思い出す負担を減らせます。
手順1:掃除前に部屋の状態を3文で言う
最初に、部屋を見て状態を言います。My room is messy.、There are some clothes on the floor.、The shelves are dusty.のように、散らかり、床の物、汚れの三つを観察しましょう。
すべてを難しい文にする必要はありません。The floor is dirty.やThe desk is a mess.のような短文でも、messyとdirtyを使い分ける練習になります。
手順2:作業予定を順番にする
First, I’m going to pick up the clothes. Next, I’ll put the books away. Then, I’ll vacuum the floor. Finally, I’ll wipe the desk.のように、作業を四つ並べます。
first、next、then、finallyを使えば、単語の羅列ではなく手順として話せます。予定した順番と実際の作業が違っても問題ありません。変更したらI’ll do this first.と言い直す練習ができます。
手順3:作業中の動作を現在進行形で言う
服を拾っています。それらをしまっています。棚のほこりを取っています。ベッドの下に掃除機をかけています。机全体を拭いています。
進行形の-ingを一語ずつ強くせず、動詞の後へ軽くつなげます。速さよりも、目的語まで止まらず一息で言うことを優先しましょう。
自宅で掃除をしながら、目の前の動きを英語にする練習です。一度に一文だけ言えばよいため、初心者でも進めやすい方法です。
putting them awayのように、代名詞はputとawayの間に置きます。vacuum cleanerを動詞にせず、I’m vacuumingとします。
手順4:一人二役で依頼と返答を作る
自分で依頼側と返答側の両方を言います。Could you wipe the table?に対してSure. I’ll do it now.、Would you mind taking out the trash?に対してNo, not at all.と返してみましょう。
次は申し出に変えます。Shall I fold the laundry?、That would be helpful.という二往復だけでも、質問と返答の組み合わせが身につきます。役割を替えながら三回ずつ言うと、返答だけが出てこない状態を防げます。
手順5:完了した作業を過去形と現在完了形で報告する
掃除後は、I cleaned my room.、I vacuumed the floor.、I folded the laundry.と、行った作業を過去形で三つ言います。その後、I’ve finished cleaning.やThe room is finally clean.で現在の完了状態を表します。
余裕があればI spent thirty minutes cleaning my room.のように時間も加えます。掃除前の状態、作業中の動作、掃除後の結果を一続きにすると、短いスピーチになります。
復習の進め方
- 当日:実際の掃除中に5つの動作を声に出す
- 翌日:何をしたかを過去形で思い出す
- 数日後:日本語を見ずに依頼と返答を一人二役で言う
- 次の掃除日:前回と異なる動詞を二つ追加する
一度に多くの表現を詰め込むより、clean、tidy up、vacuum、wipe、foldなどを実際の動作に割り当てることが大切です。忘れた語はその場で確認し、次の作業で再び使います。

不自然になりやすい表現を言い直す
- cleanの直後に掃除する対象を置く
- clear the roomは「部屋を空にする」と解釈される場合がある
- 句動詞では代名詞の位置に注意する
英語らしい文にするには、難しい語を増やすより、動詞と目的語の組み合わせを整えることが先です。特に前置詞と代名詞の位置を確認すると、多くの誤りを直せます。
I clean in my room.を言い直す
I clean in my room.は、「自分の部屋の中で掃除をする」という場所の説明です。掃除する対象を部屋にするならI clean my room.と言います。窓が対象ならI clean the windows in my room.です。
clear the roomを片付けの意味で多用しない
clear the roomは、文脈によって「部屋から人を退去させる」「室内を空にする」という意味になります。整理整頓ならtidy up the room、床の物だけをどけるならclear the floorが明確です。
緊急時やイベント会場でClear the room.と言うと、「全員、部屋から出てください」という強い指示になり得ます。日常的な片付けを提案するならLet’s tidy up the room.が誤解されにくい表現です。
wash the roomをclean the roomへ直す
washは水を使って洗う対象に使います。部屋全体には通常cleanを使い、床や窓など水洗いできる対象ならwash the floor、wash the windowsと表現できます。
代名詞は句動詞の間に置く
clean up the messは正しい語順ですが、the messをitにしたらclean it upです。同様にput the clothes awayはput them away、pick up the booksはpick them upとなります。
- 自然:Clean it up.
- 不自然:Clean up it.
- 自然:Put them away.
- 不自然:Put away them.
- 自然:Pick it up.
- 不自然:Pick up it.
名詞ならclean up the roomとclean the room upの両方が可能です。まずは「代名詞は間」と覚え、itやthemを使う短文を声に出して定着させましょう。
一つの動詞ですべての掃除を表そうとしない
cleanは広く使える便利な語ですが、具体的な作業が分かっているならvacuum、sweep、wipe、mop、scrub、foldなどへ置き換えられます。I cleaned the kitchen.の後にI wiped down the counter and scrubbed the sink.と続ければ、何をしたかが明確です。
まずclean my roomを安全な基本形として使い、必要に応じて動作を具体化してください。最後に、疑問が残りやすい点をQ&Aで確認します。
「部屋を掃除する」英語のQ&A
- 基本表現と使い分けを短く再確認できる
- 米語と英語の違いも押さえられる
- 迷ったときは作業内容から動詞を選ぶ
迷ったときの出発点はI clean my room.です。そのうえで、整理ならtidy up、掃除機ならvacuum、布で拭くならwipeのように、目の前の動作へ言い換えてください。

