「部屋を掃除した」と英語で言いたいのに、clean、clean up、tidy upのどれを選べばよいのか迷っていませんか。日本語の「掃除」には、汚れを落とすこと、散らかった物を戻すこと、掃除機をかけることまで含まれるため、そのまま一語に置き換えようとすると迷いやすくなります。
基本の言い方は、I clean my room.です。ただし、床に服が散らばっているならtidy up、掃除機をかけるならvacuumのように、実際の動作に合う語を選ぶと状況がより正確に伝わります。
この記事では、基本の時制から掃く・拭く・たたむといった動作、依頼や申し出、掃除道具の名前まで、実際の会話に組み込みやすい形で整理します。自分の発音や語順を会話の中で確かめたい場合は、英語教室で講師を相手に家事の場面を再現する方法もあります。
最初からすべてを暗記する必要はありません。まずはclean my roomを軸にし、目の前の作業に合わせて動詞を一つずつ交換していきましょう。では、もっとも基本的な文の作り方から確認します。
「部屋を掃除する」の基本はclean my room
- 部屋そのものを掃除するならclean my roomが基本
- 習慣・進行中・予定・完了は時制で表し分ける
- clean in my roomとは意味が異なる
最初に覚えたい形は、clean+掃除する対象です。cleanは他動詞として使えるため、「自分の部屋」ならmy roomを直後に置きます。前置詞inは必要ありません。
現在形のI clean my room.は、文脈によって習慣的に掃除することを表します。「毎週」「週末に」といった頻度を加えると、単発の予定ではなく生活習慣であることが明確になります。
- フレーズ
- I clean my room every Saturday.
- 日本語訳
- 私は毎週土曜日に自分の部屋を掃除します。
- 使う場面
- 掃除の習慣や週末の過ごし方を話す場面で使います。every Saturdayの代わりにon weekendsやonce a weekも使えます。
- 注意点・誤用例
- 「部屋そのものを掃除する」ならI clean in my room.ではなくI clean my room.です。in my roomは「部屋の中で」という作業場所を示します。
- 発音・ニュアンス
- cleanは「クリーン」に近く、語尾のnまで意識します。my roomは会話では滑らかにつながり、「マイルーム」に近く聞こえます。
今している掃除は現在進行形で表す
今まさに掃除をしているなら、I’m cleaning my room now.と言います。電話で「何をしているの?」と聞かれたときや、掃除中なので後で連絡したいと伝えるときに便利です。
cleaningの語尾は「クリーニング」のように一音ずつ区切らず、cleanとingをつなげます。I’m cleaning my room.だけでも進行中だと分かるため、nowは強調したいときに加えれば十分です。
予定のbe going toと、その場で決めるwill
すでに考えていた予定ならI’m going to clean my room this afternoon.が自然です。一方、散らかった部屋を見てその場で「夕食後にやるよ」と決めたならI’ll clean my room after dinner.と言えます。
- フレーズ
- I’m going to clean my room this afternoon.
- 日本語訳
- 今日の午後、自分の部屋を掃除する予定です。
- 使う場面
- その日の予定や休日の計画を伝える場面です。あらかじめ掃除するつもりだったことが感じられます。
- 注意点・誤用例
- I going to cleanとは言いません。主語Iの後にbe動詞のamが必要です。会話ではI’m gonnaと聞こえることがありますが、丁寧な文面ではgoing toが無難です。
- 発音・ニュアンス
- going toは速い会話で弱く発音されます。最初は語を省略せず、I’m・going to・clean my roomの三つに分けて練習すると安定します。
過去形と現在完了形の違い
I cleaned my room yesterday.は、昨日掃除したという過去の事実を伝えます。I’ve already cleaned my room.は、掃除がすでに終わっており、その完了が現在の状況に関係していることを伝える表現です。
たとえば、家族から「部屋を掃除して」と言われたとき、すでに済ませているならI’ve already cleaned it.がよく合います。yesterdayのように完結した過去の時点を示す語とは、通常、単純過去を組み合わせます。
I cleaned in my room.は、部屋の中で何かを掃除したという意味にはなっても、「自分の部屋を掃除した」とは明確に伝わりません。対象が部屋ならI cleaned my room.、窓ならI cleaned the windows in my room.とします。
基本の文が作れたら、次は日本語では同じ「掃除する」になりやすい三つの動詞を分けましょう。ここを押さえると、散らかりを片付けたいのか、汚れを落としたいのかが短い文でも伝わります。
clean・clean up・tidy upは作業の目的で選ぶ
- cleanは、ほこりや汚れを取り除く一般的な表現
- clean upは、散らかりやこぼした物を処理する感覚
- tidy upは、物を整えて見た目をすっきりさせる表現
三つの表現は、完全に別々の意味ではなく、実際の会話では重なることがあります。それでも初心者は、汚れならclean、散らかりならtidy upを判断の軸にすると選びやすくなります。
cleanは汚れを取り除く基本動詞
cleanは、ほこり、泥、油、食べこぼしなどを取り除き、場所や物をきれいにする広い表現です。I need to clean my bedroom.なら、床や家具を含めて寝室を掃除する意味になります。
- フレーズ
- I need to clean my bedroom before the guests arrive.
- 日本語訳
- お客さんが来る前に寝室を掃除する必要があります。
- 使う場面
- 部屋全体をきれいにする必要があるときに使います。何をするか細かく決めていない段階でも使える便利な文です。
- 注意点・誤用例
- wash my bedroomでは、部屋全体を水で洗うような不自然な印象になります。部屋全体にはclean、床や窓を水洗いする場合はwash the floorやwash the windowsを使えます。
- 発音・ニュアンス
- need toは自然な会話で「ニードゥ」に近くつながります。before the guests arriveは「来客前に」という実用的な時間条件です。
clean upは散らかりや汚れを処理する
clean upには、散らかった物やこぼした液体を処理し、問題のない状態に戻す感覚があります。パーティーの後片付けならclean up after the party、ジュースをこぼしたならclean it upが自然です。
名詞の目的語はClean up the room.とClean the room up.のどちらにも置けます。ただし、itやthemなどの代名詞は動詞とupの間に入れ、Clean it up.とします。
- フレーズ
- Let’s clean up this mess before dinner.
- 日本語訳
- 夕食前に、この散らかりを片付けよう。
- 使う場面
- おもちゃ、食べ物、紙などが散らばり、目の前の乱れを片付けたい場面です。相手と一緒に行う提案なのでLet’sが合います。
- 注意点・誤用例
- 目的語が代名詞ならClean up it.ではなくClean it up.です。同じ語順はput it awayやpick it upでも使われます。
- 発音・ニュアンス
- clean upは子音と母音がつながり、「クリーンナップ」に近く聞こえます。upを少し強めると、片付け切る感覚が出ます。
tidy upは整理整頓して見た目を整える
tidyまたはtidy upは、服、本、おもちゃなどを正しい場所に戻し、見た目を整えるときに使います。床が泥で汚れているのではなく、物が散乱しているならtidy upがよく合います。
現実の掃除では、First, I’ll tidy up the room. Then I’ll vacuum the floor.という順番が自然です。先に床の物を片付ければ、その後の掃除機がけがしやすくなるからです。
put awayは特定の物を収納する
put awayは、出した物を元の収納場所へ戻す動作です。tidy upが部屋や机の全体を整えるのに対し、put awayはPlease put your clothes away.のように、何をしまうかを示すのが基本です。
置き場所を尋ねるだけならWhere should I put this?が自然です。Where should I put this away?も文脈によって使えますが、「これはどこに置けばよい?」という日常的な質問ではawayを付けない形が簡潔です。

動詞の違いが見えてきたら、次は部屋の状態を説明する語を区別します。「散らかっている」と「汚れている」を同じ語で表すと、相手が想像する状態も変わってしまいます。
mess・messy・dirtyで部屋の状態を言い分ける
- messは散らかった状態を表す名詞
- messyは「散らかった」という形容詞
- dirtyは、泥・油・ほこりなどで汚れた状態
物が乱雑に置かれているならmessまたはmessy、衛生面を含む汚れならdirtyを使います。部屋はmessy but not dirty、つまり「散らかってはいるが、不潔ではない」こともあります。
messは名詞、messyは形容詞
This room is a mess.では、a messが「散らかった状態」を表します。My room is messy.では、形容詞messyがroomの状態を説明しています。どちらも自然ですが、文の形が異なります。
- フレーズ
- Sorry about the mess. I haven’t had time to tidy up.
- 日本語訳
- 散らかっていてごめんなさい。片付ける時間がありませんでした。
- 使う場面
- 急な来客を部屋へ通すときなど、散らかった状態について軽く謝る場面です。生活感のある物が出ている程度にも使えます。
- 注意点・誤用例
- My room is mess.とはせず、名詞ならaを付けてMy room is a mess.、形容詞ならMy room is messy.とします。
- 発音・ニュアンス
- messは短い「メス」に近い音です。Sorry about the mess.は定型的で、強い自己否定ではなく来客への気遣いとして使えます。
dirtyは実際の汚れを表す
The floor is dirty.と言えば、床に泥、ほこり、食べ物などの汚れがあることを示します。The kitchen is dirty and greasy.なら、キッチンが汚れて油でべたついている状態です。
人の部屋を見てdirtyと言うと、不潔だと批判しているように聞こえる場合があります。単に物が多く出ているだけならmessyのほうが状況に合い、相手への言い方としても強すぎません。
他人の家でWhat a mess!と言うと、親しさや口調によっては失礼に響きます。自分の部屋ならWhat a mess!と独り言にできますが、相手の部屋にはIt looks like you’ve been busy.など、直接評価しない言い方も選べます。
部屋の状態を説明できたところで、実際の掃除動作に移ります。英語では「掃除する」と一括りにせず、道具や手の動きに合う動詞を選ぶと会話が具体的になります。
掃く・拭く・掃除機をかける動作の英語
- sweep、vacuum、mopは床掃除の方法を区別する
- wipe、scrub、dustは表面への手の動きが異なる
- 作業の順番まで英語で言うと会話練習になる
掃除の動詞は、動詞+場所や物の組み合わせで覚えるのが効率的です。sweepだけを覚えるよりsweep the floor、dustだけよりdust the shelvesと声に出すと、そのまま会話に使えます。
sweep the floor:ほうきで床を掃く
sweepは、ほうきやブラシでごみを掃く動作です。過去形と過去分詞はsweptで、規則的にsweepedとは変化しません。ほうきはbroom、ちりとりはdustpanです。
- フレーズ
- Could you sweep the kitchen floor?
- 日本語訳
- キッチンの床を掃いてもらえますか。
- 使う場面
- パンくずや乾いたごみが床にあり、ほうきで集めてほしい場面です。家族にも共同生活者にも使える丁寧な依頼です。
- 注意点・誤用例
- 過去形はI sweeped the floor.ではなくI swept the floor.です。掃除機を使う場合はsweepではなくvacuumを選びます。
- 発音・ニュアンス
- sweepは「スウィープ」に近く、母音を少し伸ばします。sweptは一音節で、語末のptを短くまとめます。
vacuum the floor:掃除機をかける
vacuumは名詞として掃除機を指すことがあり、動詞なら「掃除機をかける」です。掃除機そのものを明確に言う場合はvacuum cleanerを使います。
I’ll vacuum my room.なら「自分の部屋に掃除機をかける」、Could you vacuum the carpet?なら「カーペットに掃除機をかけてもらえますか」です。イギリス英語ではhooverが動詞として使われることもありますが、地域を問わず伝えたいならvacuumが便利です。
vacuum cleanerは道具の名前なので、I vacuum cleaner my room.とは言いません。動作はI vacuum my room.、道具ならThe vacuum cleaner isn’t working.と使い分けます。
dust the shelves:棚のほこりを取る
dustは名詞では「ほこり」、動詞では「ほこりを取る」です。I need to dust the shelves.は「棚のほこりを取る必要がある」、The shelves are dusty.は「棚がほこりっぽい」となります。
dustには、料理で粉砂糖を振りかけるような意味もあります。ただし掃除の場面でdust the furnitureと言えば、通常は家具のほこりを取る意味です。文脈と目的語が判断を助けます。
wipe・wipe up・wipe off・wipe down
wipeは、布やスポンジを表面に滑らせて拭く動作です。wipe the tableはテーブルを拭く、wipe up the waterはこぼれた水を拭き取る、wipe the dirt off your shoesは靴から汚れを拭き取るという違いがあります。
- フレーズ
- Please wipe down the kitchen counter with a damp cloth.
- 日本語訳
- 湿らせた布でキッチンの調理台全体を拭いてください。
- 使う場面
- 調理後に、台の表面全体を清潔にしたい場面です。damp clothは水が滴るほどではない「湿らせた布」です。
- 注意点・誤用例
- wipe upは主に液体などを拭き取るとき、wipe offは表面から付着物を除くとき、wipe downは広い表面を一通り拭くときに便利です。
- 発音・ニュアンス
- wipeは「ワイプ」に近い一音節です。downを付けると、対象の表面を上から下まで一通り拭くような感覚が加わります。
mopとscrubは汚れの強さで使い分ける
mopは床にモップをかける動作です。床がべたついているならThe floor is sticky, so it needs to be mopped.と言えます。通常は先にsweepまたはvacuumで乾いたごみを取り、その後にmopを使います。
scrubは力を入れてごしごしこする動作です。シンク、浴槽、コンロの頑固な汚れに向いています。I scrubbed the sink with a sponge.なら「スポンジでシンクをこすり洗いした」という意味です。
soakは洗う前につけておく
汚れが固まっている鍋や食器は、すぐにこするよりsoakを使ってつけおく場合があります。I soaked the pan in hot soapy water.は「鍋を洗剤入りのお湯につけておいた」という文です。
Let the dishes soak for a few minutes.なら「食器を数分つけておいて」です。soapy waterは石けんや洗剤の入った水を指します。次は、これらの作業に使う道具と洗剤の名前をまとめて確認しましょう。
掃除道具・洗剤・ごみの英語名
- 道具の名前は一緒に使う動詞と組み合わせる
- detergentだけでなく用途別の洗剤名も覚える
- be out ofとrun out ofは状態と変化を区別する
掃除道具は単語だけで暗記するより、a broomでsweepするという組み合わせにすると定着しやすくなります。誰かと作業を分担するときや、店で商品を探すときにも役立ちます。
| 日本語 | 英語 | 組み合わせ例 |
|---|---|---|
| 掃除機 | vacuum cleaner | use the vacuum cleaner |
| ほうき | broom | sweep with a broom |
| ちりとり | dustpan | sweep dust into a dustpan |
| モップ | mop | mop the floor |
| バケツ | bucket | fill a bucket with water |
| スポンジ | sponge | scrub with a sponge |
| 掃除用の布 | cleaning cloth | wipe with a cloth |
| ゴム手袋 | rubber gloves | wear rubber gloves |
| ごみ袋 | trash bag / garbage bag | replace the trash bag |
| 粘着ローラー | lint roller | use a lint roller |
| 多目的洗剤 | all-purpose cleaner | spray all-purpose cleaner |
| 消毒剤 | disinfectant | use a disinfectant |
detergentは用途を具体的にすると伝わりやすい
detergentは洗剤を広く指しますが、買い物を頼む場面では種類を具体化したほうが誤解を防げます。食器を手洗いする洗剤はアメリカ英語でdish soapまたはdishwashing liquid、イギリス英語ではwashing-up liquidが一般的です。
- dish soap:手洗い用の食器洗剤
- dishwasher detergent:食器洗い機用洗剤
- laundry detergent:洗濯用洗剤
- glass cleaner:ガラス用洗剤
- all-purpose cleaner:多目的洗剤
- disinfectant:消毒剤
- deodorizer:消臭剤
- refill:詰め替え品
dish soapとdishwasher detergentは用途が異なります。食器洗い機用の商品を頼みたいならdishwasherを入れ、手洗い用ならdish soapと伝えると明確です。
be out ofは「今ない」、run out ofは「使い切る」
- フレーズ
- We’re out of dish soap. I’ll pick some up at the store.
- 日本語訳
- 食器用洗剤を切らしています。店で買ってきます。
- 使う場面
- 食器を洗おうとしたときに洗剤がないと気づき、買い物へ行くことを伝える場面です。このpick upは「店に寄って買う」という意味です。
- 注意点・誤用例
- We’re out of dish soap.は現在ない状態です。We ran out of dish soap.は使い切ってなくなった変化を表します。almost out ofなら「もうすぐなくなる」です。
- 発音・ニュアンス
- out ofは速い会話で「アウタヴ」に近くつながります。最初はoutとofを保ちつつ、間を空けずに読んでみましょう。
道具と作業名が分かれば、掃除を一人で抱えず、誰かに頼んだり役割を分けたりできます。次は、命令のように聞こえにくい依頼と、自然な申し出の形を見ていきます。
掃除を頼む・申し出る・分担する英会話
- Can youは親しい相手、Could youは少し丁寧な依頼
- Would you mindの返答は日本語と感覚が異なる
- 申し出にはShall IやDo you want me toが使える
掃除を頼むときは、相手との関係と負担の大きさに合わせて表現を選びます。家族や親しい友人にはCan you、少し柔らかく頼みたいならCould you+動詞が使いやすい形です。
Can youとCould youの違い
Can you take out the trash?は、家族や親しい相手への自然な依頼です。Could you vacuum the living room?は相手への配慮が少し強く、親しい間柄でも命令の響きを避けたいときに使えます。
- フレーズ
- Could you help me clean up my room?
- 日本語訳
- 部屋を片付けるのを手伝ってもらえますか。
- 使う場面
- 一人では時間がかかる片付けを、友人や家族に手伝ってもらいたい場面です。clean upにより、散らかった物の処理を含むことが伝わります。
- 注意点・誤用例
- helpの後はhelp me cleanまたはhelp me to cleanの両方が可能ですが、日常会話ではtoを置かない形がよく使われます。相手が断れる余地を残す口調も大切です。
- 発音・ニュアンス
- Could youは会話で「クッジュー」に近くつながります。語尾を強く下げすぎず、穏やかに言うと柔らかい依頼になります。
Would you mind ~ing?の返答に注意する
Would you mind taking out the trash?は、直訳すると「ごみを出すことを気にしますか」という構造です。引き受けるならNo, not at all.やOf course not.と返します。
依頼を引き受けるつもりでYes.だけを返すと、「はい、気にします」という拒否寄りの意味に受け取られる可能性があります。No problem.やSure.と続ければ、引き受ける意図を明確にできます。
自分から申し出る三つの形
Shall I fold the laundry?は「洗濯物をたたみましょうか」という申し出です。Shall Iはイギリス英語で特によく使われますが、幅広い場面で通じます。
日常会話ではDo you want me to mop the floor?も自然です。直訳は「私に床をモップがけしてほしい?」ですが、実際には「私がやろうか」という申し出になります。さらに広く尋ねるならCan I help with anything?やHow can I help?が便利です。
申し出を受ける表現
相手の申し出を受けるならThat would be very helpful.、I’d really appreciate it.、That’d be great.などが使えます。親しい相手にはThanks, that would help a lot.やYes, please.でも十分です。
It would be very helpful if you could do that.は、仮定的なwouldとcouldが調和した丁寧な表現です。if you canでも意図は伝わりますが、依頼全体を柔らかくまとめるならcouldが自然です。
「任せて」はLeave it to me
Leave it to me.は、自分が担当すると力強く伝える定番表現です。I’ve got it.は「私がやるよ」、I’ll take care of it.は「私が対応するよ」という感覚で使えます。
Consider it done.は「もう終わったものと思って」という自信のある言い方です。軽い家事では少し芝居がかった響きになる場合があるため、普段はLeave it to me.やNo problem.のほうが使いやすいでしょう。

役割分担が自然に伝わる会話
- 会話
- 学習者:My room is a mess. Could you help me clean it up?
友人:Sure. What can I do?
学習者:First, let’s pick up everything on the floor. Then, could you sweep the kitchen floor? I’ll vacuum this room.
友人:All right. Shall I fold the laundry afterward?
学習者:That would be very helpful. Thanks.
友人:Leave it to me. - 日本語訳
- 学習者:部屋が散らかっているんだ。片付けるのを手伝ってくれる?
友人:いいよ。何をすればいい?
学習者:まず床にある物を全部拾おう。それからキッチンの床を掃いてくれる?私はこの部屋に掃除機をかけるよ。
友人:分かった。その後、洗濯物をたたもうか?
学習者:そうしてもらえると、とても助かるよ。ありがとう。
友人:任せて。 - 使う場面
- 友人や共同生活者と家事を分担するときの流れです。最初に床の物を拾い、その後で別の場所を掃くため、作業の重複がありません。
- 注意点・誤用例
- clean it upではitをcleanとupの間に置きます。また、同じ床を一人が掃き、もう一人が同時に掃除機がけするより、場所または順番を分けると内容が自然です。
- 発音・ニュアンス
- What can I do?はcanを弱く発音し、doをやや明確にすると自然です。Leave it to me.はleaveとit、itとtoを滑らかにつなげます。
依頼の型が身についたら、場所ごとの作業を入れ替えるだけで会話を増やせます。寝室、キッチン、浴室でよく使う組み合わせを見ていきましょう。
場所別に使える部屋掃除の英語フレーズ
- 寝室ではmake、pick up、put backをよく使う
- キッチンではwash、load、wipe、scrubが中心
- 浴室ではclean、rinse、replaceなどを組み合わせる
場所別のフレーズは、名詞だけを交換して使えるものと、特定の場所で特によく使うものがあります。まずは動詞と目的語を一組として覚え、実際の部屋を見ながら声に出してみましょう。
寝室・リビング
- Make the bed.:ベッドを整える
- Pick up the clothes on the floor.:床の服を拾う
- Put the books back on the shelf.:本を棚へ戻す
- Dust the furniture.:家具のほこりを取る
- Vacuum under the sofa.:ソファの下に掃除機をかける
- Wipe the windowsill.:窓台を拭く
- Change the sheets.:シーツを交換する
- Clear the floor.:床にある物をどける
make the bedは、ベッドを一から作ることではなく、シーツ、枕、掛け布団を整えることです。put the books backは本を以前あった場所へ戻すことを示し、put the books awayなら収納場所へしまう感覚になります。
キッチン
- Wash the dishes.:食器を洗う
- Do the dishes.:食器洗いをする
- Load the dishwasher.:食器を食器洗い機へ入れる
- Unload the dishwasher.:食器洗い機から食器を出す
- Wipe down the counter.:調理台全体を拭く
- Scrub the sink.:シンクをこすって洗う
- Clean the stovetop.:コンロを掃除する
- Take out the trash.:ごみを出す
- Put the leftovers in the fridge.:残り物を冷蔵庫へ入れる
アメリカ英語ではdo the dishesがよく使われ、イギリス英語ではdo the washing-upも一般的です。ごみはアメリカ英語のtrashやgarbageに対し、イギリス英語ではrubbishがよく使われます。
- フレーズ
- How about I do the dishes while you take out the trash?
- 日本語訳
- あなたがごみを出している間に、私が食器を洗うのはどうですか。
- 使う場面
- 二つの家事を同時に進めるため、役割分担を提案する場面です。How about I ~?は「私が~するのはどう?」という提案になります。
- 注意点・誤用例
- whileの後にはyou take outのように主語と動詞を置けます。How aboutの後へ動作だけを置くならHow about doing the dishes?のように動名詞を使います。
- 発音・ニュアンス
- How aboutは「ハウアバウト」と滑らかにつながります。押し付けではなく、相手の同意を尋ねる柔らかい提案です。
浴室・洗面所
- Clean the toilet.:トイレを掃除する
- Scrub the bathtub.:浴槽をこすって洗う
- Wipe the mirror.:鏡を拭く
- Rinse the sink.:洗面台を水ですすぐ
- Mop the bathroom floor.:浴室の床にモップをかける
- Replace the towels.:タオルを交換する
- Wipe the fingerprints off the mirror.:鏡の指紋を拭き取る
bathroomが指す設備は地域や住居によって異なります。アメリカ英語では浴槽がなくトイレだけの部屋もbathroomと呼ぶことがあります。イギリス英語ではtoiletを部屋の呼び名として直接使うことも一般的です。
洗濯と衣類の片付け
服をたたむ基本表現はfold the clothesです。ただし、洗って乾いた衣類を家事としてたたむならfold the laundryが自然です。laundryは通常、数えない名詞として扱います。
- Do the laundry.:洗濯をする
- Hang up the laundry.:洗濯物を干す
- Take the laundry in.:洗濯物を取り込む
- Fold the laundry.:洗濯物をたたむ
- Put the clean clothes away.:きれいな服をしまう
clothesは衣服そのもの、laundryは洗濯する物や洗濯済みの衣類をひとまとまりとして捉えます。I folded the clothes.も正しい文ですが、家事の流れを話しているならI folded the laundry.がよく合います。
次に、houseworkとchoresの違い、掃除の進み具合、頻度の尋ね方を確認します。ここまで使えると、単発の命令だけでなく、日常生活についてまとまった会話ができます。
家事全体・進み具合・頻度を伝える表現
- houseworkは家事全体、choreは個々の家事
- 開始・途中・終了を短い定型表現で伝えられる
- 頻度表現を加えると生活習慣を話せる
houseworkは、掃除、洗濯、食器洗いなどの家庭内作業を全体として指す数えない名詞です。choreは、個々の決まった家事や雑用を指す数えられる名詞です。つまり、家事全体はhousework、一つひとつの担当はchoresと考えられます。
houseworkとchoresの例
I have a lot of housework to do.は「やるべき家事がたくさんある」です。We share the housework.なら「私たちは家事を分担している」となります。
Taking out the trash is one of my chores.は「ごみ出しは私の家事の一つ」です。Let’s divide the chores.やLet’s split the housework evenly.を使えば、家事分担について相談できます。
掃除の開始から終了まで
- I’m about to start cleaning.:これから掃除を始めるところです
- I’ve just started.:始めたばかりです
- I’m halfway done.:半分ほど終わりました
- I’m almost finished.:もうすぐ終わります
- I still need to mop the floor.:まだ床にモップをかける必要があります
- All that’s left is the laundry.:残っているのは洗濯物だけです
- I’m done cleaning my room.:部屋の掃除が終わりました
- The room is finally clean.:やっと部屋がきれいになりました
- フレーズ
- I’m almost finished. All that’s left is the laundry.
- 日本語訳
- もうすぐ終わります。残っているのは洗濯物だけです。
- 使う場面
- 掃除がどこまで進んだかを家族や友人に伝える場面です。残作業が一つだけであることも簡潔に示せます。
- 注意点・誤用例
- finishedの後に目的語を直接置く場合はI’ve almost finished cleaning.のように動名詞を続けられます。I’m almost finish.ではなく形容詞的なfinishedを使います。
- 発音・ニュアンス
- almostは最初の音節をやや強くします。All that’s leftは「残っているすべては」という構造で、「残りは~だけ」に近い定型表現です。
掃除にかかった時間を伝える
spend+時間+動名詞を使うと、作業に費やした時間を言えます。I spent two hours cleaning my room.は「部屋の掃除に2時間を費やした」、We spent all morning tidying up the house.は「午前中ずっと家を片付けていた」です。
日本語では「2時間かかった」と考えますが、英語では主語が時間をspendした形にできます。spendの後をto cleanにせず、cleaningとする点を押さえましょう。
掃除の頻度を尋ねる
How often do you clean your room?は「どのくらいの頻度で部屋を掃除しますか」です。every day、once a week、twice a month、every other weekなどで答えられます。
- I clean it every day.:毎日掃除します
- I vacuum once a week.:週に1回掃除機をかけます
- I dust the shelves every other week.:2週間に1回棚のほこりを取ります
- I clean whenever I notice a mess.:散らかりに気づいたときに掃除します
- I tend to put it off until the weekend.:週末まで先延ばしにしがちです
- I try to clean a little at a time.:少しずつ掃除するようにしています
put offは先延ばしにするという句動詞です。目的語が代名詞ならput it offの順です。物を使い終えたらすぐ戻す習慣はI put things away as soon as I finish using them.と表現できます。
知識を会話に変えるには、実際の掃除と英語を結び付ける練習が効果的です。最後に、今日から一人でも実行できる短い練習手順と、間違えやすい表現を確認します。
実際に部屋を掃除しながら英語を身につける練習
- 目の前の動作を短い英語で実況する
- 依頼・返答・完了報告まで一人二役で練習する
- 翌日と数日後に思い出す練習を加える
覚えた表現を使える形にするには、単語帳を見るだけでなく、実際の動作を英語で実況する方法が取り組みやすいです。動作、道具、場所が同時に目に入るため、意味を日本語から思い出す負担を減らせます。
手順1:掃除前に部屋の状態を3文で言う
最初に、部屋を見て状態を言います。My room is messy.、There are some clothes on the floor.、The shelves are dusty.のように、散らかり、床の物、汚れの三つを観察しましょう。
すべてを難しい文にする必要はありません。The floor is dirty.やThe desk is a mess.のような短文でも、messyとdirtyを使い分ける練習になります。
手順2:作業予定を順番にする
First, I’m going to pick up the clothes. Next, I’ll put the books away. Then, I’ll vacuum the floor. Finally, I’ll wipe the desk.のように、作業を四つ並べます。
first、next、then、finallyを使えば、単語の羅列ではなく手順として話せます。予定した順番と実際の作業が違っても問題ありません。変更したらI’ll do this first.と言い直す練習ができます。
手順3:作業中の動作を現在進行形で言う
- 練習フレーズ
- I’m picking up the clothes.
I’m putting them away.
I’m dusting the shelves.
I’m vacuuming under the bed.
I’m wiping down the desk. - 日本語訳
- 服を拾っています。
それらをしまっています。
棚のほこりを取っています。
ベッドの下に掃除機をかけています。
机全体を拭いています。 - 使う場面
- 自宅で掃除をしながら、目の前の動きを英語にする練習です。一度に一文だけ言えばよいため、初心者でも進めやすい方法です。
- 注意点・誤用例
- putting them awayのように、代名詞はputとawayの間に置きます。vacuum cleanerを動詞にせず、I’m vacuumingとします。
- 発音・ニュアンス
- 進行形の-ingを一語ずつ強くせず、動詞の後へ軽くつなげます。速さよりも、目的語まで止まらず一息で言うことを優先しましょう。
手順4:一人二役で依頼と返答を作る
自分で依頼側と返答側の両方を言います。Could you wipe the table?に対してSure. I’ll do it now.、Would you mind taking out the trash?に対してNo, not at all.と返してみましょう。
次は申し出に変えます。Shall I fold the laundry?、That would be helpful.という二往復だけでも、質問と返答の組み合わせが身につきます。役割を替えながら三回ずつ言うと、返答だけが出てこない状態を防げます。
手順5:完了した作業を過去形と現在完了形で報告する
掃除後は、I cleaned my room.、I vacuumed the floor.、I folded the laundry.と、行った作業を過去形で三つ言います。その後、I’ve finished cleaning.やThe room is finally clean.で現在の完了状態を表します。
余裕があればI spent thirty minutes cleaning my room.のように時間も加えます。掃除前の状態、作業中の動作、掃除後の結果を一続きにすると、短いスピーチになります。
復習の進め方
- 当日:実際の掃除中に5つの動作を声に出す
- 翌日:何をしたかを過去形で思い出す
- 数日後:日本語を見ずに依頼と返答を一人二役で言う
- 次の掃除日:前回と異なる動詞を二つ追加する
一度に多くの表現を詰め込むより、clean、tidy up、vacuum、wipe、foldなどを実際の動作に割り当てることが大切です。忘れた語はその場で確認し、次の作業で再び使います。

不自然になりやすい表現を言い直す
- cleanの直後に掃除する対象を置く
- clear the roomは「部屋を空にする」と解釈される場合がある
- 句動詞では代名詞の位置に注意する
英語らしい文にするには、難しい語を増やすより、動詞と目的語の組み合わせを整えることが先です。特に前置詞と代名詞の位置を確認すると、多くの誤りを直せます。
I clean in my room.を言い直す
I clean in my room.は、「自分の部屋の中で掃除をする」という場所の説明です。掃除する対象を部屋にするならI clean my room.と言います。窓が対象ならI clean the windows in my room.です。
clear the roomを片付けの意味で多用しない
clear the roomは、文脈によって「部屋から人を退去させる」「室内を空にする」という意味になります。整理整頓ならtidy up the room、床の物だけをどけるならclear the floorが明確です。
緊急時やイベント会場でClear the room.と言うと、「全員、部屋から出てください」という強い指示になり得ます。日常的な片付けを提案するならLet’s tidy up the room.が誤解されにくい表現です。
wash the roomをclean the roomへ直す
washは水を使って洗う対象に使います。部屋全体には通常cleanを使い、床や窓など水洗いできる対象ならwash the floor、wash the windowsと表現できます。
代名詞は句動詞の間に置く
clean up the messは正しい語順ですが、the messをitにしたらclean it upです。同様にput the clothes awayはput them away、pick up the booksはpick them upとなります。
- 自然:Clean it up.
- 不自然:Clean up it.
- 自然:Put them away.
- 不自然:Put away them.
- 自然:Pick it up.
- 不自然:Pick up it.
名詞ならclean up the roomとclean the room upの両方が可能です。まずは「代名詞は間」と覚え、itやthemを使う短文を声に出して定着させましょう。
一つの動詞ですべての掃除を表そうとしない
cleanは広く使える便利な語ですが、具体的な作業が分かっているならvacuum、sweep、wipe、mop、scrub、foldなどへ置き換えられます。I cleaned the kitchen.の後にI wiped down the counter and scrubbed the sink.と続ければ、何をしたかが明確です。
まずclean my roomを安全な基本形として使い、必要に応じて動作を具体化してください。最後に、疑問が残りやすい点をQ&Aで確認します。
「部屋を掃除する」英語のQ&A
- 基本表現と使い分けを短く再確認できる
- 米語と英語の違いも押さえられる
- 迷ったときは作業内容から動詞を選ぶ
迷ったときの出発点はI clean my room.です。そのうえで、整理ならtidy up、掃除機ならvacuum、布で拭くならwipeのように、目の前の動作へ言い換えてください。
「私は部屋を掃除します」は英語で何と言いますか?
I clean my room.が基本です。習慣を明確にするならI clean my room every Saturday.、今している最中ならI’m cleaning my room.、昨日したならI cleaned my room yesterday.と時制を変えます。
clean my roomとclean up my roomの違いは何ですか?
clean my roomは、汚れやほこりを取ることを含む広い掃除表現です。clean up my roomは、散らかった物や汚れを処理して、部屋全体をきれいな状態へ戻す感覚があります。会話では意味が重なる場合もあります。
tidy upは汚れを落とす意味でも使えますか?
tidy upの中心は、散らかった物を戻して見た目を整えることです。ほこり、油、泥などを取り除く作業を明確に言うならclean、wipe、scrubなどが適しています。先にtidy upし、その後でvacuumする流れも自然です。
「掃除機をかける」は英語で何と言いますか?
vacuumを動詞として使い、vacuum the floorやvacuum my roomと言います。掃除機という道具はvacuum cleanerです。イギリス英語ではhooverが動詞として使われることもあります。
messyとdirtyはどう違いますか?
messyは物の配置が乱れて散らかっている状態、dirtyは泥、油、ほこりなどで汚れている状態です。物が多く出ていても衛生的には汚れていない部屋ならmessy but not dirtyと言えます。
「部屋を片付けて」を丁寧に頼むにはどう言いますか?
Could you tidy up the room?やCould you help me clean up the room?が使えます。より控えめに頼むならWould you mind helping me tidy up the room?と言えます。相手との関係や作業量に合わせて選びます。
「洗濯物をたたむ」はfold the clothesとfold the laundryのどちらですか?
どちらも文法的に使えます。衣服そのものを指すならfold the clothes、洗濯して乾いた衣類を家事としてたたむならfold the laundryが自然です。laundryは通常、数えない名詞として扱います。
「洗剤を切らしている」は英語で何と言いますか?
We’re out of detergent.と言えますが、用途を明確にするならWe’re out of dish soap.やWe’re out of laundry detergent.が分かりやすい表現です。使い切った変化を表す場合はWe ran out of dish soap.とします。
clear the roomは「部屋を片付ける」という意味ですか?
文脈によっては「部屋を空にする」「人を退室させる」という意味になります。日常的な整理整頓ならtidy up the roomが誤解されにくい表現です。床の物をどける場合はclear the floorと言えます。
clean up itが不自然なのはなぜですか?
clean upの目的語がitやthemなどの代名詞なら、動詞とupの間に置くためです。正しくはclean it upです。同じようにput it away、pick them upという語順になります。
「部屋を掃除する」はclean my roomを中心にしながら、整理整頓ならtidy up、物をしまうならput away、床ならsweepやvacuum、表面ならwipe、強い汚れならscrubと具体化できます。次に掃除をするときは、目の前の作業を一つだけ英語で言い、その動作が終わったら過去形でもう一度言ってみてください。

