「英検を受けます」と言いたいのに、EIKENの前にどの動詞を置けばよいか迷う。「準2級」の語順が分からない。海外の人にEIKENと言っても通じるのか不安になる。こうした迷いは、英語力そのものよりも、英検特有の名称と自然な動詞の組み合わせを知らないことから生まれます。
最初に覚えたい形は3つです。「受ける」はtake、「合格する」はpass、「試験に向けて勉強する」はstudy forを使います。たとえば、I’m going to take EIKEN Grade Pre-2.、I passed EIKEN Grade 3.、I’m studying for EIKEN Grade 2.という形です。
この記事では、公式名称、8つの級の表記、受験前後の会話、海外の人への説明、面接や学習相談で使えるフレーズまで順番に確認します。英検で身につけた表現を会話でも試したい場合は、英語教室のような練習環境を利用する方法もあります。
読み進めるときは、すべてを一度に暗記しようとしなくて大丈夫です。まず自分に必要な「受験予定」「勉強中」「合格済み」の3場面を選び、例文の級を自分の級に置き換えて声に出してみてください。では、英検という名称そのものから確認しましょう。
英検の英語名はEIKENで伝えられる
- 日常会話ではEIKENという短い呼び方が使いやすい
- 正式名称はThe EIKEN Test in Practical English Proficiency
- 知らない相手には日本の英語能力試験だと一文補足する
英検は、日常的にはEIKENと表せます。英検を知っている相手との会話なら、長い名称を毎回言う必要はありません。I’m taking EIKEN next month.だけで「来月、英検を受けます」という意味になります。
正式な英語表記はThe EIKEN Test in Practical English Proficiencyです。practicalは「実用的な」、proficiencyは「習熟度」や「運用能力」を表します。名称全体では、実用的な英語運用能力を測る試験という意味を読み取れます。
ただし、正式名称は相手に制度を説明するときや、名称を正確に示したい文脈に向いています。日常会話で突然長い名称を述べると、かえって話の中心が見えにくくなることがあります。会話ではEIKEN、必要に応じて短い説明を追加する順番が自然です。
- フレーズ
- EIKEN is an English proficiency test widely used in Japan.
- 日本語訳
- 英検は、日本で広く利用されている英語能力試験です。
- 使う場面
- 海外の人や、英検を知らない人に初めてEIKENを説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- English proficiency testだけでは、英語能力を測る試験全般を指します。英検を特定するには、先にEIKENという名称を出します。
- 発音・ニュアンス
- EIKENは「エイケン」に近い音です。proficiencyは「プロフィシェンシー」に近く、第2音節付近をやや強く発音します。
相手がさらに知りたそうなら、It assesses reading, writing, listening, and speaking skills.と続けられます。「何を測る試験なのか」が分かるため、単にJapanese English testと言うより具体的です。
自己紹介では、I’m studying for EIKEN, an English proficiency test in Japan.のように同格の説明を添える方法もあります。この一文なら、試験名、試験の種類、自分が勉強中であることを一度に伝えられます。次は、Grade 3やGrade Pre-2など、間違えやすい級の表記を見ていきます。

英検の級はGradeとPreを正しい順序で使う
- 英検の「級」はgradeで表す
- 準2級はGrade Pre-2の語順になる
- third gradeは学校の学年と受け取られる可能性がある
英検の級はGrade+級名で表します。準級の「準」はPreを使いますが、日本語の語順のようにPre-Grade 2とはせず、Grade Pre-2とします。
| 日本語 | 英語表記 | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| 1級 | Grade 1 | グレード・ワン |
| 準1級 | Grade Pre-1 | グレード・プリ・ワン |
| 2級 | Grade 2 | グレード・ツー |
| 準2級プラス | Grade Pre-2 Plus | グレード・プリ・ツー・プラス |
| 準2級 | Grade Pre-2 | グレード・プリ・ツー |
| 3級 | Grade 3 | グレード・スリー |
| 4級 | Grade 4 | グレード・フォー |
| 5級 | Grade 5 | グレード・ファイブ |
とくに注意したいのが、3級をthird gradeと言わないことです。英語圏ではthird gradeが学校の学年を指す場合があります。試験の級だと明確にするには、EIKEN Grade 3と言います。
準2級はPre-Grade 2やpre-level 2ではなく、Grade Pre-2です。級だけを言うより、EIKEN Grade Pre-2のように試験名から続けると誤解を防げます。
- フレーズ
- My next goal is EIKEN Grade Pre-2 Plus.
- 日本語訳
- 次の目標は英検準2級プラスです。
- 使う場面
- 合格後の目標や、現在目指している級を友人や先生に伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- Grade 2 PlusやPre-Grade 2 Plusに置き換えず、名称全体を一まとまりとして覚えます。
- 発音・ニュアンス
- Preは「プリー」と長く伸ばしすぎず、「プリ」に近い短い音で発音すると自然です。next goalは前向きですが、結果を保証する響きはありません。
Which EIKEN grade have you passed?は「英検の何級に合格していますか」という質問です。複数の級を受けた人に最上位の級を尋ねるなら、What’s the highest EIKEN grade you’ve passed?と言えます。
級名を覚えたら、次は動詞です。日本語では「英検に挑戦する」と言えますが、英語では受験という行為をtakeで表すのが基本になります。
「英検を受ける」はtakeを使う
- 試験を受ける動作にはtakeを使う
- 予定、過去、経験で時制を変える
- sit forは改まった響きがあり、会話ではtakeが使いやすい
試験を「受ける」はtake a testまたはtake an examで表します。英検ならtake EIKEN、take the EIKEN test、級まで入れるならtake EIKEN Grade 2という形です。
これから受ける予定ならI’m going to take、すでに日程が決まっていることを自然に伝えるならI’m takingも使えます。過去の受験はI took、受験経験を尋ねるときはHave you ever takenを使います。
- フレーズ
- I’m going to take EIKEN Grade Pre-2 next month.
- 日本語訳
- 来月、英検準2級を受ける予定です。
- 使う場面
- 友人、先生、同僚などに受験予定と級を伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- I will exam EIKEN.とは言いません。examは通常名詞なので、受験の動作を示すtakeが必要です。
- 発音・ニュアンス
- take EIKENは、takeの末尾とEIKENの最初を不自然に切らず、「テイク・エイケン」と滑らかにつなぎます。going toは会話で「ゴナ」に近く弱まることもありますが、初めは各語を明瞭に発音して構いません。
まだ受験を決めていないなら、I’m thinking of taking EIKEN.が適しています。申し込みまで済んでいるなら、I’ve signed up for EIKEN Grade 2.またはI’ve registered for EIKEN Grade 2.と状況を詳しく伝えられます。
やや改まった表現にはsit for an examがあります。I’m going to sit for the EIKEN Grade 2 examination.で「英検2級を受験する予定です」という意味です。ただし、普段の会話ではtakeのほうが簡潔で、幅広い相手に使えます。
I’m going to challenge EIKEN.は、日本語の「英検にチャレンジする」をそのまま移した形です。受験予定を表すならI’m going to take EIKEN.、挑戦する気持ちも出すならI’m going to try for EIKEN Grade 2.が伝わりやすい表現です。
試験を受けた後には、結果や手応えを話す場面が来ます。ここではtakeからpassへ動詞を切り替えることが大切です。
「英検に合格する」はpassで表す
- passの直後に試験名や級を置く
- 合格した時期を述べるなら過去形が使いやすい
- 資格保有を改まって示すならhold a certificateを使える
英検に合格したことは、pass EIKENで表します。passはこの用法では目的語を直接取るため、pass in EIKENやpass to Grade 2とはしません。
- フレーズ
- I passed EIKEN Grade 3 last spring.
- 日本語訳
- 去年の春に英検3級に合格しました。
- 使う場面
- 合格した時期を含めて、過去の出来事として報告するときに使います。
- 注意点・誤用例
- last springのような明確な過去時点を置く場合は、I have passedではなくI passedが自然です。
- 発音・ニュアンス
- passedの語尾は「パスト」に近く、余分な母音を入れないようにします。文末を強く上げず落ち着いて言うと、事実を自然に報告する響きになります。
いつ合格したかではなく、現在までの資格や経験を意識するならI have passed EIKEN Grade 3.が使えます。会話ではI’ve passedと短縮すると自然です。履歴や資格欄では、短縮せずI have passedと書く選択もできます。
証明書を正式に保有していることを示す場合は、I hold an EIKEN Grade Pre-2 certificate.と言えます。holdはやや改まった響きがあり、応募書類や面接の資格説明に向いています。単に証明書を持っていることならI have an EIKEN Grade Pre-2 certificate.でも伝わります。
I have EIKEN.だけでは、何級に合格したのか、証明書を持っているのかが明確になりません。I have passed EIKEN Grade 2.またはI hold an EIKEN Grade 2 certificate.のように、級と取得状況を示します。
不合格や結果待ちを柔らかく伝える
「落ちた」はfailで表せますが、直接的に感じることがあります。自分の結果を穏やかに伝えるなら、I didn’t pass EIKEN Grade 2 this time.が使いやすい表現です。this timeを添えると、今回の結果に限った話になり、次の挑戦へつながる余地も感じられます。
- I’m waiting for my EIKEN results.:英検の結果を待っています。
- I’m nervous about the results.:結果が心配です。
- I hope I passed.:合格しているといいな。
- I was just short of the passing score.:合格点にわずかに届きませんでした。
- I didn’t make it this time, but I’ll try again.:今回は届きませんでしたが、もう一度挑戦します。
合格した人にはCongratulations on passing EIKEN Grade 2!と声をかけられます。Congratulationsの後ろで出来事を述べるときはonを使います。All your hard work paid off.は「努力が実ったね」という温かい言葉ですが、実際の結果が分かってから使う表現です。
では、受験前の中心となる「英検の勉強をする」はどう言えばよいのでしょうか。ここではstudyの後ろに置く前置詞が重要です。
「英検の勉強をする」はstudy forが自然
- 試験に向けた学習にはstudy forを使う
- prepare forは勉強以外の準備も含められる
- 教材は種類に応じてpractice bookやpast papersと呼び分ける
英検に向けて勉強しているなら、study for EIKENと言います。study EIKENでは、英検という制度や試験自体を研究しているように聞こえる可能性があります。forを入れることで、試験を目的とした学習だと明確になります。
- フレーズ
- I’m studying for EIKEN Grade 2, especially the writing section.
- 日本語訳
- 英検2級に向けて、特にライティングの勉強をしています。
- 使う場面
- 現在の学習目標や、重点的に練習している技能を説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- I’m studying EIKEN.ではなく、試験対策ならforを置きます。sectionをpartに替えても意味は通じます。
- 発音・ニュアンス
- studying forではforを強く読まず、「スタディイング・ファ」に近く軽くつなげます。especiallyは「とりわけ」という意味で、苦手分野や重点分野を自然に追加できます。
prepare for EIKENも使えます。study forが学習そのものを中心にするのに対し、prepare forは教材選び、申し込み、時間配分、面接練習などを含む準備全体を表せます。I’m preparing for the interview.なら、面接に備えているという意味です。
教材の種類を英語で言い分ける
日本語では広く「問題集」と呼べますが、英語では中身によって語を選べます。practice bookは試験対策用の練習問題集を広く指し、workbookは書き込みながら単元別に学ぶ教材によく使われます。
- practice book:試験対策用の練習問題集
- workbook:書き込み式の練習教材
- past papers:過去問
- past exam questions:過去の試験問題
- study guide:試験説明や学習案内も含む参考書
- sample answers:模範解答
I bought a practice book for EIKEN Grade Pre-2.なら「英検準2級の問題集を買いました」です。I’ve been working on past EIKEN papers.なら、過去問への取り組みが続いていることを表せます。
教材を「最後までやる」はwork throughが便利です。Work through the entire practice book.は、単にページをめくるのではなく、一つずつ取り組みながら全体を進める響きがあります。finish the bookだけでは、どのように学んだかまでは伝わりません。
- フレーズ
- Work through the practice book and review every mistake you make.
- 日本語訳
- 問題集を一通り進め、間違えたところをすべて復習してください。
- 使う場面
- 先生や学習仲間が、問題集の具体的な使い方を助言するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 一冊終えれば合格できると断定する文ではありません。reviewと組み合わせ、間違いの理由を確認する行動まで示しています。
- 発音・ニュアンス
- work throughは「ワーク・スルー」に近い音です。throughの舌先を上下の歯の間に軽く置き、息を出して始めます。命令形が強く感じられる場合はYou could work through…と柔らかくできます。
学習について相談するときは、How should I study for EIKEN Grade 2?、What should I focus on?、How did you prepare for the test?が役立ちます。質問を一つ覚えるだけでも、英語で具体的な助言を引き出せます。
一次試験・二次試験と4技能の英語表現
- 一次試験はFirst Stage、二次試験はSecond Stage
- 技能名はreading、writing、listening、speaking
- 級によって試験構成が異なるため、自分の受験級に合わせて説明する
英検の段階を英語で述べるときは、First StageとSecond Stageを使えます。I passed the First Stage and am preparing for the Second Stage.なら、「一次試験に合格し、二次試験の準備をしています」という意味です。
| 日本語 | 英語表現 | 使用例 |
|---|---|---|
| 一次試験 | First Stage | I passed the First Stage. |
| 二次試験 | Second Stage | I’m preparing for the Second Stage. |
| 面接形式のスピーキング試験 | interview-format speaking test | The Second Stage is an interview-format speaking test. |
| 合否結果 | test results | I’m waiting for my test results. |
| 合格点 | passing score | I was close to the passing score. |
| 合格証明書 | certificate | I hold an EIKEN certificate. |
苦手分野を説明するときは、I’m confident about reading, but I need to improve my listening.が便利です。be confident aboutは「~に自信がある」、need to improveは「伸ばす必要がある」という意味です。自信のある技能と課題を一文で対比できます。
- フレーズ
- I’m practicing for the interview by answering questions aloud.
- 日本語訳
- 質問に声を出して答えながら、面接の練習をしています。
- 使う場面
- 自分が行っている面接対策を先生や学習仲間に説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- aloudは「声に出して」です。loudは音量が大きいことを表すため、単に音読していると言いたい場面ではaloudが適しています。
- 発音・ニュアンス
- aloudは「アラウド」に近く、後半をやや強く発音します。by answeringは方法を表し、「答えることによって練習している」という関係を示します。
試験構成を説明するときは、受験する級に応じた情報を確認することも大切です。級によって段階や課題の構成が同じとは限りません。英会話では細部を断定せず、My grade includes an interview-format speaking test.のように自分の級について述べると安全です。
用語が分かったところで、それらを実際の会話に組み込みます。次の章では、受験予定、学習相談、海外の人への説明という3つの場面を練習します。

場面別の会話で英検について話す
- 短い受け答えから始め、質問に応じて情報を足す
- 相談はCould youやDo you haveを使うと柔らかい
- 相手が英検を知らない場合は試験の種類と技能を補足する
会話では、知っている文法をすべて一度に使う必要はありません。まず短い基本文を答え、その後の質問に合わせて級、日程、苦手分野を足します。この順番なら、長い英文を暗記しなくても会話を組み立てられます。
友人に受験予定を話す
- 会話
- 友人:What are you studying for these days?
学習者:I’m studying for EIKEN Grade 2.
友人:When are you taking it?
学習者:Next month. I’m a little nervous about the listening section.
友人:I hope it goes well. - 日本語訳
- 友人:最近、何の勉強をしているの?
学習者:英検2級に向けて勉強しているよ。
友人:いつ受けるの?
学習者:来月だよ。リスニングの部分が少し不安なんだ。
友人:うまくいくといいね。 - 使う場面
- 日常会話で、現在の勉強や近い予定を話す場面です。
- 注意点・誤用例
- I’m nervous for listening.より、I’m nervous about the listening section.のほうが対象との関係が明確です。
- 発音・ニュアンス
- these daysは「最近」という意味です。I hope it goes well.は結果を決めつけず、成功を願う穏やかな応援表現です。
先生に勉強方法を相談する
- 会話
- 学習者:Could you give me some advice on preparing for EIKEN Grade 2?
先生:Which section do you find most difficult?
学習者:Writing is the hardest for me.
先生:Try writing one response at a time. Then check whether your reasons support your opinion.
学習者:Should I keep a list of useful expressions?
先生:Yes, and practice using them in complete sentences. - 日本語訳
- 学習者:英検2級の準備について助言をいただけますか。
先生:どの分野が一番難しいと感じますか。
学習者:私にはライティングが一番難しいです。
先生:一つずつ答案を書いてみてください。その後、理由が自分の意見を支えているか確認しましょう。
学習者:役立つ表現を一覧にしたほうがよいですか。
先生:はい。そして、それらを完全な文の中で使う練習もしてください。 - 使う場面
- 教師や英語に詳しい相手へ、苦手分野を含めて学習相談をするときに使います。
- 注意点・誤用例
- adviceは通常、数えない名詞として扱います。an adviceではなくsome adviceと言います。
- 発音・ニュアンス
- Could you give me…?は命令を避けた丁寧な依頼です。会話ではCould youが「クッジュー」に近くつながることがあります。
海外の人に英検を説明する
- 会話
- 相手:What is EIKEN?
学習者:It’s an English proficiency test widely used in Japan. It has eight grades, and each grade measures a different level of English ability.
相手:Which grade are you taking?
学習者:I’m taking Grade Pre-1. It assesses reading, writing, listening, and speaking. - 日本語訳
- 相手:EIKENとは何ですか。
学習者:日本で広く利用されている英語能力試験です。8つの級があり、それぞれ異なる段階の英語力を測ります。
相手:どの級を受けるのですか。
学習者:準1級を受けます。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングが評価されます。 - 使う場面
- 留学先、国際交流、オンライン英会話などで、英検を知らない相手に説明する場面です。
- 注意点・誤用例
- Japanese testだけでは、日本語の試験という意味にも受け取れます。an English proficiency test in Japanのように、何を測る試験かを示します。
- 発音・ニュアンス
- assessesは「アセスィズ」に近い音です。説明が長くなりすぎないよう、最初は一文だけ述べ、質問されたら級や技能を足します。
会話の入り口にはI’d like to ask you something.も使えます。「少し聞きたいことがあります」という穏やかな切り出しです。I’ve got to talk to you.は重要な話や深刻な相談を連想させることがあるため、単なる学習相談なら前者が合います。
次は、日本語から直訳しやすい誤用をまとめて修正します。正しい文だけでなく、なぜ不自然になるのかまで理解すると、自分で文を作るときにも応用できます。
英検について話すときの誤用と直し方
- 日本語の助詞や外来語をそのまま英語へ移さない
- take、pass、study forを中心に文を組み立てる
- 級名はEIKEN Gradeの形で明確にする
誤用を減らす近道は、単語だけではなく動詞と目的語の組み合わせで覚えることです。take EIKEN、pass EIKEN、study for EIKENを一つのかたまりとして口に出します。
| 不自然になりやすい形 | 自然な形 | 理由 |
|---|---|---|
| I will exam EIKEN. | I will take the EIKEN test. | examを受験の動詞として使わず、takeを置くため |
| I’m studying EIKEN. | I’m studying for EIKEN. | 試験に向けた学習にはforが必要なため |
| I passed in EIKEN. | I passed EIKEN Grade 3. | passの直後に試験名を置くため |
| I passed to Grade 2. | I passed EIKEN Grade 2. | 合格対象の前にtoを置かないため |
| I have the second grade. | I have passed EIKEN Grade 2. | 学校の学年や等級との混同を避けるため |
| I think it’s little difficult. | I think it’s a little difficult. | 「少し」の意味ではa littleを使うため |
| Pre-Grade 2 | Grade Pre-2 | 英検の級名の語順に合わせるため |
I got EIKEN Grade 2.は文脈によって意図を推測してもらえることがありますが、資格取得を明確にするならI passed EIKEN Grade 2.またはI earned an EIKEN Grade 2 certificate.が適しています。earnedには、努力して取得したという響きがあります。
- フレーズ
- It may be a little challenging, but you can start by reviewing Grade 3 vocabulary.
- 日本語訳
- 少し難しく感じるかもしれませんが、まず3級の語彙を復習するところから始められます。
- 使う場面
- 次の級を難しく感じている学習者に、現実的な第一歩を提案するときに使います。
- 注意点・誤用例
- It’s difficult for you.は、相手の能力を決めつけるように響く場合があります。mayとchallengingを使うと断定を避けられます。
- 発音・ニュアンス
- challengingは「チャレンジング」に近く、最初の音節をやや強くします。困難さだけでなく、努力する価値のある課題という前向きな響きを持てます。
remember to doとremember doingを区別する
Remember to review your mistakes.は「忘れずに間違いを復習してください」です。これから行うことを忘れないよう促しています。一方、I remember taking EIKEN when I was a student.は「学生のときに英検を受けたことを覚えています」で、過去の経験を記憶しているという意味です。
形が似ていても時間の向きが違います。remember to doはこれからの行動、remember doingは過去の記憶です。試験当日の持ち物ならRemember to bring your identification.、受験経験ならI remember practicing for the interview.のように使い分けます。
誤用を理解したら、次は自分の言葉として定着させる段階です。読むだけで終わらせず、短い置き換え練習と復習の流れを作りましょう。
英検の英語表現を定着させる実践練習
- 自分の級と状況に置き換えて声に出す
- 受験前、試験直後、結果発表後の3場面を練習する
- 一度に多く覚えず、短い間隔で思い出す
表現を使える状態にするには、例文を眺めるだけでなく、自分の情報へ置き換える練習が役立ちます。Grade Pre-2の部分を自分の級に変え、next monthを実際の予定に合わせます。事実と異なる情報を暗唱するより、自分に関係する文のほうが思い出しやすくなります。
練習1:3つの基本文を完成させる
- I’m going to take EIKEN Grade ____.に自分が受ける級を入れる。
- I’m studying for EIKEN Grade ____.に現在勉強している級を入れる。
- I’ve passed EIKEN Grade ____.に合格済みの級を入れる。
- I need to improve my ____.に伸ばしたい技能を入れる。
- My next goal is EIKEN Grade ____.に次の目標を入れる。
まだ合格した級がなければ、3つ目を無理に使う必要はありません。I haven’t taken EIKEN yet.「まだ英検を受けたことがありません」や、I’m planning to take it for the first time.「初めて受ける予定です」と置き換えられます。
練習2:受験前のひとり会話
- フレーズ
- I’m taking EIKEN Grade Pre-2 next month. I’m working on my vocabulary, and I practice listening every evening. Speaking is challenging for me, so I answer sample questions aloud.
- 日本語訳
- 来月、英検準2級を受けます。語彙に取り組んでいて、毎晩リスニングを練習しています。スピーキングが難しく感じるので、例題に声を出して答えています。
- 使う場面
- 自己紹介、学習報告、オンライン英会話の冒頭で近況を伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- 実際に行っていない学習を並べる必要はありません。every eveningをthree times a weekやon weekendsへ変え、自分の状況に合わせます。
- 発音・ニュアンス
- 文を一息で言わず、next month、vocabulary、every evening、challengingの後で短く区切ります。内容語をやや強くすると、要点が聞き取りやすくなります。
練習3:試験直後の手応えを言う
- The reading section was harder than I expected.:リーディングは予想より難しかったです。
- I think the listening section went well.:リスニングはうまくできたと思います。
- I ran out of time during the writing section.:ライティングの途中で時間が足りなくなりました。
- I’m not sure whether I passed.:合格したかどうか分かりません。
- I did my best.:ベストを尽くしました。
go wellは「うまくいく」、run out of timeは「時間を使い切る」です。I failed the writing section.とすぐに断定するより、I ran out of time.やI found the writing section difficult.のように実際に起きたことを説明すると、試験後の会話が具体的になります。
練習4:短い復習サイクルを作る
- 最初の日はtake、pass、study forの3文を音読する。
- 翌日は日本語だけを見て英語を思い出す。
- 数日後に級、時期、技能を入れ替えて5文作る。
- 一週間後に受験前のひとり会話を録音せず、その場で言ってみる。
- 言えなかった部分だけ例文へ戻り、翌日にもう一度試す。
復習では、全部を最初から読み直すより、思い出せなかった箇所を特定することが重要です。takeとpassを混同したなら、その2文だけを対にして練習します。Grade Pre-2の語順で止まるなら、級名を3回言ってから文に戻ります。
練習5:発音を整える
発音では、単語を完璧に聞かせようとして文全体が止まるより、意味のまとまりごとに区切る練習が役立ちます。I’m studying for EIKEN Grade 2.なら、I’m studying for EIKENとGrade 2を一まとまりずつ発音します。
- I’m taking / EIKEN Grade Pre-2 / next month.
- I passed / EIKEN Grade 3 / last spring.
- I’m studying for / EIKEN Grade 2.
- I need to improve / my listening skills.
- I’m waiting for / my EIKEN results.
最初は斜線の位置で短く止まり、慣れたら間を小さくします。強く読む候補はtaking、Grade Pre-2、next monthのような新情報です。I’mやforのような機能語は軽く発音すると、英語らしいリズムに近づきます。
英検表現を会話で使えるようにした後は、書類や自己紹介での見せ方も確認しておくと安心です。話し言葉よりも、級と取得状況を明確に書くことが求められます。
自己紹介や応募書類で英検を書く方法
- 資格欄では試験名と級を明記する
- 文章ではpassedまたはhold a certificateを使う
- 英検を知らない相手には短い試験説明を添える
資格欄のように見出しから意味が分かる場所なら、EIKEN Grade 2と簡潔に書けます。文章で取得状況を示すなら、I have passed EIKEN Grade 2.またはI hold an EIKEN Grade 2 certificate.とします。
相手が英検を知らない可能性がある場合は、I have passed EIKEN Grade 2, a level of an English proficiency test widely used in Japan.のように補足できます。ただし、応募先が指定する表記や証明方法がある場合は、その案内を優先します。
- フレーズ
- I have passed EIKEN Grade 2 and have continued practicing English for everyday communication.
- 日本語訳
- 英検2級に合格しており、日常的な意思疎通のために英語の練習を続けています。
- 使う場面
- 英語での自己紹介や面接で、資格と継続学習を一緒に伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 資格だけを根拠に、実際には経験していない業務能力や会話力まで断定しないようにします。自分が続けている行動を具体的に添えると誠実です。
- 発音・ニュアンス
- continued practicingは、合格後も学習を継続していることを示します。資格を過大に見せず、現在の努力へ話をつなげられる表現です。
古い資料ではSTEPという名称を見かけることがあります。これは以前の団体名称に関係する表現です。現在の試験について話すなら、EIKENまたはThe EIKEN Test in Practical English Proficiencyを使うほうが分かりやすいでしょう。
応募書類では、試験名の英訳だけで資格の価値が自動的に伝わるとは限りません。提出先の要件を確認し、求められている場合は証明書、取得時期、スコアなどの正確な情報を添えてください。
ここまでで、名称、級、受験、合格、学習、面接、書類という主要な場面を一通りカバーしました。最後に、覚える範囲を絞り、今日から使える形へ整えます。

今日から使う英検の基本表現
- 最初はtake、pass、study forの3つを優先する
- 相手が英検を知らないときだけ短い説明を加える
- 自分の級、予定、苦手分野を入れて音読する
まず覚える文は、受ける・勉強する・合格するの3つです。これだけで、受験前から結果発表後までの中心的な状況を説明できます。
- フレーズ
- I’m going to take EIKEN Grade Pre-2.
I’m studying for EIKEN Grade Pre-2.
I’ve passed EIKEN Grade 3. - 日本語訳
- 英検準2級を受ける予定です。
英検準2級に向けて勉強しています。
英検3級に合格しています。 - 使う場面
- 受験予定、現在の学習、取得済みの級を短く説明するあらゆる場面で使えます。
- 注意点・誤用例
- Grade Pre-2とGrade 3は例です。自分の事実に合う級へ置き換えて使います。
- 発音・ニュアンス
- take、studying、passedをやや強く発音すると、受験・学習・合格という状況の違いが聞き手に届きやすくなります。
相手がWhat is EIKEN?と尋ねたら、EIKEN is an English proficiency test widely used in Japan.と補足します。さらに質問されたら、It assesses reading, writing, listening, and speaking.と続けます。このように短い説明を段階的に加えると、暗唱のようにならず、相手とのやり取りを保てます。
今日の練習では、自分に必要な文を3つ選んでください。各文を見ながら3回読み、その後は画面を見ずに言います。最後に級や技能を一か所だけ変えて、新しい文を作ってみましょう。
英検の英語表現に関するQ&A
- EIKENの名称、級、動詞に関する疑問を確認する
- 会話と書類で表現を使い分ける
- 迷ったときは試験名、級、状況を明確にする
最後に、英検を英語で話すときに生じやすい疑問を確認します。答えを読んだ後、自分の言葉で一度言い直すと理解を確かめられます。
英検は英語で何と言いますか?
日常会話ではEIKENと表せます。正式名称はThe EIKEN Test in Practical English Proficiencyです。相手が英検を知らない場合は、EIKEN is an English proficiency test widely used in Japan.と短く説明すると伝わりやすくなります。
「英検を受ける」は英語でどう言いますか?
takeを使い、take EIKENまたはtake the EIKEN testと表します。級を明確にするなら、I’m going to take EIKEN Grade Pre-2.のように試験名の後ろへ級を置きます。
「英検に合格した」は英語でどう言いますか?
passを使い、I passed EIKEN Grade 3.のように表します。合格した時期を述べるなら過去形、取得済みの資格や経験を現在と結び付けるならI have passed EIKEN Grade 3.を使えます。
英検準2級はPre-Grade 2ではありませんか?
英検準2級の表記はGrade Pre-2です。日本語の語順につられてPre-Grade 2としないよう注意します。試験名も含める場合はEIKEN Grade Pre-2と書きます。
「英検の勉強をしています」はI’m studying EIKEN.でよいですか?
試験に向けて勉強している場合は、I’m studying for EIKEN.とforを入れます。勉強以外の受験準備も含めたいときは、I’m preparing for EIKEN.も使えます。
英検3級をthird gradeと言っても通じますか?
third gradeは学校の学年と受け取られる可能性があります。英検の級だと明確にするため、EIKEN Grade 3またはGrade 3 of the EIKEN testと表すのが適切です。
英検の資格を持っていることはどう表しますか?
I have passed EIKEN Grade 2.と合格経験を示すか、I hold an EIKEN Grade 2 certificate.と証明書の保有を示します。I have EIKEN.だけでは級や取得状況が分かりにくいため、級を明記します。
海外の人には正式名称を最初から言うべきですか?
必ずしも長い正式名称から始める必要はありません。まずEIKENと言い、相手が知らなければan English proficiency test widely used in Japanと補足すると、会話の流れを保ちながら説明できます。
英検について英語で話すときは、難しい表現を増やすより、EIKEN Gradeの形とtake、pass、study forを正確に組み合わせることが出発点です。そこへ日程、結果、苦手分野、試験の短い説明を一つずつ加えれば、自分の状況を無理なく伝えられます。
まずはI’m studying for EIKEN Grade ____.の空欄へ自分の級を入れ、声に出してみてください。次にI’m going to take…とI’ve passed…を加えれば、英検に関する基本的な会話の土台が整います。

