久しぶりに会った相手を前にして、「Long time no see.しか出てこない」「そのあと何を話せばよいのだろう」と困ったことはありませんか。日本語では一言の「久しぶり」で済みますが、英語では相手との関係や伝えたい気持ちによって表現が変わります。
最初に覚えたいのは、友人なら「It’s been a while.」、幅広い相手には「Good to see you again.」、近況を尋ねるなら「How have you been?」という組み合わせです。この3つがあれば、挨拶だけで会話が止まる状況を避けやすくなります。
この記事では、カジュアルな再会、仕事、メール、電話、「何年ぶり」「久しぶりに何かをした」という表現まで、場面ごとに整理します。主要フレーズには発音、使う場面、注意点も添えているため、読みながらそのまま音読できます。会話で試す機会が必要な場合は、英語教室などで相手役をつけて練習する方法もあります。
- 「久しぶり」の英語は相手と場面で選ぶ
- Long time no see.の意味・使い方・注意点
- It’s been a while.と似た表現の使い分け
- 再会の喜びを伝えるGood to see you again.
- How have you been?で会っていなかった間を尋ねる
- 近況への返答は「一つ足して質問を返す」
- 場面別の会話例で流れを身につける
- 現在完了とfor・since・agoの違い
- 「何年ぶり」と「久しぶりに何かをした」の英語
- 仕事・メール・電話で失礼になりにくい表現
- catch upで近況を話し、次の約束につなげる
- 今日からできる発音練習と復習手順
- 「久しぶり」の英語でよくある間違い
- 「久しぶり」の英語に関するQ&A
「久しぶり」の英語は相手と場面で選ぶ
- 日本語の「久しぶり」に対応する英語は一つではない
- 期間、再会の喜び、近況確認のどれを伝えるかで選ぶ
- 迷ったときはIt’s been a while.とGood to see you again.が使いやすい
英語で自然に声をかけるには、日本語の単語を一対一で置き換えるより、今伝えたい内容を考えるのが近道です。「会わなかった期間」を言うのか、再会できた喜びを伝えるのか、相手の近況を知りたいのかを選びます。
たとえば、友人に「久しぶり!」と明るく言うなら「Long time no see!」が合います。仕事の相手に丁寧に言うなら「It’s good to see you again.」のほうが落ち着いた印象です。挨拶の直後に「How have you been?」を加えれば、「会っていなかった間、どうしていましたか」という流れになります。
| 英語表現 | 中心となる気持ち | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Long time no see. | 長く会っていなかったね | 友人、親しい知人 |
| It’s been a while. | しばらくだね | 友人、知人、同僚 |
| Good to see you again. | また会えてうれしい | 日常、仕事 |
| How have you been? | どうしていましたか | 再会後の近況確認 |
| It’s been ages. | ものすごく久しぶり | 親しい相手 |
| It’s a pleasure to see you again. | 再会できて光栄です | 改まった場面 |
再会の会話は、①声をかける、②久しぶりであることを伝える、③近況を尋ねる、④自分の近況を一つ話す、⑤質問を返す、という順番にすると続きやすくなります。単独のフレーズではなく流れで覚えることが大切です。
では、最もよく知られているLong time no see.は、どこまで幅広く使えるのでしょうか。

Long time no see.の意味・使い方・注意点
- Long time no see.は現在も使われるカジュアルな挨拶
- 友人や親しい元同僚、顔なじみとの再会に合う
- 正式なメールや改まった相手には別の表現を選ぶ
Long time no see.は「長い間会っていなかったね」という意味の慣用的な挨拶です。一般的な英文の語順とは異なりますが、一まとまりの決まった表現として使われています。
- フレーズ
- Long time no see! How have you been?
- 日本語訳
- 久しぶり!どうしてた?
- 使う場面
- 友人、親しい知人、気心の知れた元同僚と対面で再会したときに使います。
- 注意点・誤用例
- 正式な依頼メールの冒頭に「Long time no see!」と書くと、相手との距離によっては軽すぎます。また、「Long time not see.」とはしません。
- 発音・ニュアンス
- 目安は「ロング・タイム・ノウ・スィー」です。longとtimeを強め、no seeは軽く続けます。明るい声と笑顔を添えると、親しみが伝わります。
「英語話者は使わないのでは」と心配する必要はありません。ただし、誰もが毎回この表現を選ぶわけではなく、It’s been a while.やGood to see you again.を好む人もいます。地域や個人の話し方による違いもあるため、万能の決まり文句だと考えず、選択肢の一つとして持っておくと安心です。
親しい相手には感情を加えられる
驚きを込めるなら「Wow, long time no see!」、名前を呼ぶなら「Long time no see, Alex!」のように言えます。そのあとに「You look great.」や「It’s so good to see you.」を続けると、再会を喜ぶ気持ちが明確になります。
チャットではLTNSという略語を見かける場合がありますが、すべての相手に確実に通じるとは限りません。仕事では省略しないほうが安全です。
Long time no see.はくだけた挨拶です。初めて会う取引先、役職の高い相手への正式な挨拶、重要な依頼メールでは、It’s good to see you again.やI hope you’ve been well.を選びましょう。
カジュアルすぎない言い方も覚えておくと、相手を選ばず対応できます。次は、最初の候補にしやすいIt’s been a while.を見てみましょう。
It’s been a while.と似た表現の使い分け
- It’s been a while.は関係の近い友人から同僚まで使いやすい
- agesやforeverは長さを誇張する親しい表現
- It’s been too long.には「もっと早く会いたかった」という親しみがある
迷ったときに使いやすいのがIt’s been a while.です。「しばらくだね」という柔らかな言い方で、Long time no see.より標準的な文の形をしています。友人、知人、同僚など、幅広い相手に合わせやすい表現です。
- フレーズ
- Hi! It’s been a while. How are things?
- 日本語訳
- こんにちは、久しぶりですね。調子はどうですか。
- 使う場面
- しばらく会っていなかった友人、近所の知人、同僚などとの再会に使えます。
- 注意点・誤用例
- 「It’s」をIt isだと思いやすい点に注意します。ここではIt hasの短縮形です。「It was been a while.」とは言いません。
- 発音・ニュアンス
- 会話では「イッツ・ビナ・ワイル」のようにbeenとaがつながります。whileを少し強めると、「しばらくたった」という感覚が伝わります。
It’s been a while since we last talked.とすれば、「最後に話してからしばらくたちましたね」と具体的にできます。It’s been a while since we worked together.なら、「一緒に働いていたころから時間がたちましたね」という意味です。
長さや感情を強めたいとき
It’s been a long time.は、長い期間をそのまま強調します。何年も会っていなかった相手には「It’s been a long time. I think we last met in college.」のように、最後に会った時期を続けられます。
It’s been ages.とIt’s been forever.は、どちらも「ものすごく久しぶり」という誇張です。実際の年月を正確に示すわけではなく、長く感じた気持ちを表します。親しい友人との感情豊かな会話に向いています。
It’s been too long.は直訳すると「長すぎた」ですが、多くの場合、相手を責める言葉ではありません。「もっと早く会いたかった」「今度は早めに会おう」という親しみを示します。「It’s been too long! We need to meet more often.」と続けると意図が伝わりやすくなります。
期間を語る表現が分かったら、次は「また会えてうれしい」という気持ちを直接伝えてみましょう。
再会の喜びを伝えるGood to see you again.
- 期間よりも再会できた喜びを伝える自然な言い方
- Good、Nice、Great、So goodで気持ちの強さを調整できる
- 初対面のmeetと再会のseeを区別する
Good to see you again.は、日常から仕事まで使いやすい表現です。会わなかった長さより、会えた喜びを直接伝えるため、相手に温かな印象を与えやすくなります。
- フレーズ
- It’s so good to see you again.
- 日本語訳
- また会えて本当にうれしいです。
- 使う場面
- 久しぶりに会った友人、知人、以前会った仕事相手に、再会の喜びを伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 初対面の基本表現はNice to meet you.です。すでに知っている相手との再会では「Nice to meet you.」ではなく「Nice to see you again.」が自然です。
- 発音・ニュアンス
- goodとseeをやや強くします。soを強めると喜びが増し、againは「アゲン」「アゲイン」に近い発音の違いが聞かれることがあります。
相手から「Good to see you again.」と言われたら、「Good to see you too.」または「You too.」と返せます。丁寧さを保ちたいときは全文で返し、親しい会話ならYou too.だけでも自然です。
Nice to see you again.は穏やかな喜び、Great to see you again.はより強い喜びを示します。It’s a pleasure to see you again.は改まった響きがあり、式典、会議、仕事上の再会にもなじみます。
久しぶりに会った相手の体重、年齢、髪、健康状態をすぐ評価すると、不快にさせる場合があります。迷ったらYou look great.よりも、It’s really good to see you.と再会そのものを喜ぶほうが安全です。
喜びを伝えたら、会話を次へ進める質問が必要です。ここからは、How are you?より再会に合いやすい質問を確認します。
How have you been?で会っていなかった間を尋ねる
- How have you been?は会っていなかった期間を含めて尋ねる
- What have you been up to?は最近の活動を聞くカジュアルな質問
- 相手が答えやすい範囲の話題を選ぶ
How are you?は基本的に「今の調子はどうですか」という挨拶です。一方、How have you been?は「会っていなかった間、どうしていましたか」と、過去から現在までを含めて尋ねます。久しぶりの再会には後者がよく合います。
- フレーズ
- It’s been a while. How have you been?
- 日本語訳
- 久しぶりですね。どうしていましたか。
- 使う場面
- しばらく会っていなかった相手に、体調、生活、仕事などを含む近況を広く尋ねる場面です。
- 注意点・誤用例
- 「How did you been?」とはしません。現在完了なのでhaveを使います。深刻な事情を知っている相手には、明るく答えるよう圧力をかけず、穏やかな声で尋ねます。
- 発音・ニュアンス
- 会話ではHow haveが「ハウヴ」、you beenが「ユービン」に近くつながります。最初は単語を省かず、How have you been?とゆっくり練習しましょう。
活動を具体的に聞くWhat have you been up to?
What have you been up to?は「最近何をしていたの」「このところどうしていたの」というカジュアルな質問です。相手の活動や出来事に関心があることを示せます。「What have you been up to lately?」とlatelyを足しても自然です。
What are you doing these days?は、今の仕事、勉強、暮らしなど現在の状態に意識が向きます。What have you been up to?は、会っていなかった期間の出来事をより広く尋ねる感覚です。
質問を具体化する
- How’s work going?:仕事はどうですか。
- How’s school going?:学校はどうですか。
- Are you still working at the same company?:今も同じ会社で働いていますか。
- How have things been since we last met?:前回会ってから、調子はいかがですか。
- What’s new with you?:何か変わったことはありますか。
家族について以前から話している相手なら「How’s your family?」と尋ねられます。ただし、結婚、子ども、病気、収入などは、関係や文化によって答えにくい話題です。相手が自分から話し始めた内容に質問を重ねるほうが、会話を穏やかに保てます。
質問できても、自分の返答がGood.だけでは会話が止まりがちです。次は、短く答えながら相手へボールを返す方法です。
近況への返答は「一つ足して質問を返す」
- Good.だけで終わらず近況を一つ加える
- How about you?で質問を返す
- 詳しく話したくないときの短い返答も用意する
How have you been?への返答は、「状態+小さな情報+質問」の3点を意識すると続きやすくなります。たとえば「I’ve been good, thanks. I’ve been busy with work. How about you?」なら、元気だったこと、仕事が忙しかったこと、相手への質問が一度に伝わります。
- フレーズ
- I’ve been pretty good. I started a new job recently. How about you?
- 日本語訳
- かなり元気にしていました。最近、新しい仕事を始めました。あなたはどうですか。
- 使う場面
- 久しぶりに会った相手へ、自分の変化を短く伝えて会話を続ける場面です。
- 注意点・誤用例
- 仕事を始めた時期をrecentlyのように現在に近い感覚で述べる形と、特定の過去時点を述べる形を混同しないようにします。「I’ve started a new job last Monday.」ではなく「I started a new job last Monday.」です。
- 発音・ニュアンス
- I’ve beenは「アイヴ・ビン」に近く続きます。pretty goodは「完璧ではないが、かなり順調」という自然で控えめな響きです。
状況別の答え方
- I’ve been doing really well.:とても元気にしていました。
- Pretty good. I can’t complain.:かなり順調です。特に不満はありません。
- I’ve been busy with work.:仕事で忙しくしていました。
- Work has been pretty hectic lately.:最近、仕事がかなり慌ただしいです。
- I’ve had a lot going on.:いろいろなことが重なっていました。
- Not much. Same old, same old.:特に変わりません。相変わらずです。
I’ve had a lot going on.は、仕事や家庭で複数の出来事が重なっていたときに便利です。詳しい事情を話したくない場合でも、「いろいろありました」とだけ伝えられます。相手がさらに尋ねても話したくないなら、「Nothing serious, just busy.」と穏やかに区切れます。
新しい変化には、I changed jobs.、I moved to a new city.、I’ve started studying English.などが使えます。一度に話す情報は一つか二つにすると、相手が質問しやすくなります。
では、挨拶、質問、返答を一つの会話にすると、どのような流れになるのでしょうか。

場面別の会話例で流れを身につける
- 挨拶、近況、反応、次の約束を一続きで練習する
- 相手の答えに含まれる単語を使って質問を重ねる
- 偶然会ったときはrun intoが使える
自然な再会会話では、覚えた質問を順番に投げるだけでは不十分です。相手の返答を受け、「それはどうですか」「何がきっかけですか」と反応することで会話らしくなります。まずは友人との短いやり取りを見てみましょう。
- フレーズ
- 学習者:Is that you? Long time no see!
友人:What a surprise! How have you been?
学習者:I’ve been good. I moved back here recently.
友人:Really? How do you like being back?
学習者:I love it. We should catch up over coffee. - 日本語訳
- 学習者:あなたなの?久しぶり!
友人:びっくり!どうしてた?
学習者:元気だったよ。最近こちらへ戻ってきたんだ。
友人:本当?戻ってきてどう?
学習者:とても気に入ってる。今度コーヒーでも飲みながら話そう。 - 使う場面
- 街や駅などで、しばらく会っていなかった友人と偶然再会した場面です。
- 注意点・誤用例
- Is that you?は、相手だと確信できないほど離れている場合や、思いがけない場所で見かけた場合に合います。毎日会う相手には大げさです。
- 発音・ニュアンス
- What a surprise!はsurpriseを強めます。catch up over coffeeは、コーヒーを飲みながら互いの近況をゆっくり共有する温かな誘いです。
元同僚との再会
- フレーズ
- 学習者:It’s good to see you again. How have things been?
元同僚:Very good, thanks. I started a new position a few months ago.
学習者:Congratulations. How do you like it so far?
元同僚:It’s challenging, but I’m enjoying it. - 日本語訳
- 学習者:またお会いできてうれしいです。その後、調子はいかがですか。
元同僚:とても順調です。数か月前に新しい役職に就きました。
学習者:おめでとうございます。今のところ、どうですか。
元同僚:大変ですが、楽しんでいます。 - 使う場面
- 以前一緒に働いていた人と会い、仕事の変化について話す場面です。
- 注意点・誤用例
- Congratulations.だけで終えるより、How do you like it so far?と感想を尋ねると会話が続きます。ただし、給与や待遇を突然尋ねるのは避けます。
- 発音・ニュアンス
- How do you like it?は「好きですか」だけでなく、「実際に経験してみてどうですか」という感想を尋ねる自然な質問です。
驚くような変化を聞いたとき
自分の変化を印象的に伝えるなら、「You’re not going to believe this, but I’m a teacher now.」のように始められます。相手は「Really?」「That’s wonderful.」「What made you decide to do that?」などで反応できます。
You must be kidding!やAre you kidding me?も驚きを表しますが、声の調子によっては疑いや反発に聞こえます。うれしい知らせに使うなら笑顔を添え、仕事では「I’m surprised to hear that.」や「That’s wonderful.」を選ぶと穏やかです。
偶然会ったことをあとで説明するなら、「I ran into an old friend downtown.」と言えます。run into someoneは「人に偶然会う」という意味です。「We met after a long interval.」でも意味は取れますが、日常会話ではran intoやmet again after a long timeのほうが自然です。
ここまでの会話では、過去から現在への変化を多く扱いました。次は、再会の場面で間違えやすい現在完了、for、since、agoを整理します。
現在完了とfor・since・agoの違い
- forは期間、sinceは開始点、agoは過去の時点を表す
- 現在につながる状態には現在完了を使う
- 特定の過去時点を述べるときは過去形を使う
It’s been a while.のIt’sはIt hasの短縮形です。最後に会った時点から今までの時間を振り返っているため、現在完了が使われています。現在完了の基本形はhaveまたはhas+過去分詞です。
期間にはforを使います。「I’ve been teaching English for three years.」なら、英語を教えている状態が3年間続いているという意味です。開始点にはsinceを使い、「I’ve been teaching English since I returned home.」のようにします。
- フレーズ
- I’ve lived here for three years. / I’ve lived here since I started this job. / I moved here three years ago.
- 日本語訳
- ここに3年間住んでいます。/この仕事を始めてから、ここに住んでいます。/3年前にここへ引っ越しました。
- 使う場面
- 再会後に、住居、仕事、学習などの継続期間や開始時点を伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- 「I’ve lived here since three years ago.」は避けます。3年間という期間ならfor three years、3年前という過去時点ならmoved three years agoとします。
- 発音・ニュアンス
- forは会話で弱く「ファ」に近づくことがありますが、期間を示す重要語です。sinceは開始点を指す感覚で、後ろに時点や節を置きます。
| 語 | 後ろに置くもの | 例 |
|---|---|---|
| for | 長さ・期間 | for two months |
| since | 開始点 | since Monday / since I moved |
| ago | 今から見た過去の時点 | two months ago |
「先週、新しい仕事を始めた」のように、出来事が起きた時点を明示するなら「I started a new job last week.」と過去形にします。「I’ve started a new job.」は、開始したことが現在の近況として重要で、具体的な過去時点を述べていない形です。
last week、yesterday、three years agoのように、終わった過去の時点を示す語を置く場合は、通常は現在完了ではなく過去形を使います。「I have moved yesterday.」ではなく「I moved yesterday.」です。
覚え方は、for=どのくらい、since=いつから、ago=いつ起きたかです。この区別ができると、近況をより正確に伝えられます。
期間の基本を押さえたところで、日本語の「3年ぶり」「何年ぶり」に合う英語の組み立て方へ進みましょう。
「何年ぶり」と「久しぶりに何かをした」の英語
- 「何年ぶり」はfor the first time inまたはIt’s beenで表す
- 行動にはLong time no see.を使わない
- しばらくしていなかった状態に言い換えると作りやすい
日本語の「5年ぶり」は一語ではなく、文の内容に合わせて組み立てます。「We met for the first time in five years.」は「この5年間で初めて会った」という考え方です。「It’s been five years since we last met.」なら、最後に会ってからの経過を表せます。
- フレーズ
- We met for the first time in five years. / It’s been five years since we last met.
- 日本語訳
- 私たちは5年ぶりに会いました。/最後に会ってから5年になります。
- 使う場面
- 長期間会っていなかった事実を説明したり、再会時に年月を確かめたりする場面です。
- 注意点・誤用例
- for the first timeは「人生で初めて」の意味にもなるため、in five yearsを省くと意味が変わります。「5年間ずっと会った」と誤解されないよう、形を一まとまりで覚えます。
- 発音・ニュアンス
- first time inは音が続き、「ファースト・タイミン」に近く聞こえます。年数を強めると、長く会っていなかった驚きが伝わります。
最後に会った時期を思い出すなら、「When was the last time we saw each other?」と尋ねます。「The last time we saw each other was at a conference.」のように答えられます。「Has it really been that long?」を加えると、「本当にそんなにたったの?」という驚きを表せます。
「久しぶりに運動した」はどう言う?
Long time no see.は、人との再会で使う挨拶です。「久しぶりにテニスをした」「久しぶりに英語を話した」という行動には使いません。英語では「しばらくしていなかった」と考えると文を作りやすくなります。
- フレーズ
- I haven’t spoken English in a while. / It’s been a while since I last spoke English.
- 日本語訳
- 英語を話すのは久しぶりです。
- 使う場面
- 長くしていなかった活動を再開するときや、間が空いたことを相手に伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「Long time no play tennis.」のようにLong time no see.の一部だけを入れ替えないようにします。I haven’t played tennis in a while.と文を作ります。
- 発音・ニュアンス
- haven’t spokenの語尾を意識し、否定を聞き取れるようにします。in a whileは「イナ・ワイル」のようにつながります。
- I haven’t played tennis in a while.:しばらくテニスをしていませんでした。
- It’s been a long time since I cooked.:料理をするのは久しぶりです。
- I visited London for the first time in ten years.:10年ぶりにロンドンを訪れました。
- I played the piano for the first time in months.:数か月ぶりにピアノを弾きました。
- I can’t remember the last time I took a real vacation.:最後にきちんと休暇を取った時期を思い出せないほどです。
I can’t remember the last time …は、本当に忘れた場合だけでなく、「それほど長い間していない」という誇張にも使えます。人との再会と行動の再開を区別すると、表現選びで迷いにくくなります。
対面会話だけでなく、久しぶりのメールや電話にも適した言い方があります。相手との距離を保ちながら、連絡の目的へ自然に移りましょう。
仕事・メール・電話で失礼になりにくい表現
- 仕事では再会の喜びや相手への気遣いを言葉にする
- メールでは短い挨拶のあとに用件を書く
- 電話ではseeよりtalkやhear your voiceが場面に合う
仕事関係者やあまり親しくない相手には、Long time no see.よりもIt’s good to see you again.が使いやすい表現です。さらに改まった場面では、「It’s a pleasure to see you again.」や「It has been a while since we last met.」を選べます。
- フレーズ
- It’s a pleasure to see you again. I hope you’ve been well.
- 日本語訳
- またお会いできて光栄です。お元気でお過ごしだったことと思います。
- 使う場面
- 取引先、以前会った担当者、改まった会合で再会した相手への挨拶です。
- 注意点・誤用例
- pleasureは丁寧ですが、親しい友人にはやや改まって聞こえる場合があります。相手との距離が近いならGood to see you again.で十分です。
- 発音・ニュアンス
- pleasureは「プレジャ」に近い音です。落ち着いた速さで言うと、礼儀正しく温かな印象になります。
久しぶりに連絡するメール
メールでは、日本語の「ご無沙汰しております」を一語に置き換える必要はありません。「しばらくたちました」「お元気であることを願います」「この目的で連絡しました」と、内容を分けて書くと自然です。
- フレーズ
- Dear Mr. Brown,
I hope you have been well. It has been some time since we last worked together. I’m writing to ask if you would be available for a brief meeting next week. - 日本語訳
- ブラウン様
お元気でお過ごしのことと思います。以前ご一緒に仕事をしてから、しばらくたちました。来週、短い打ち合わせのお時間をいただけるか伺いたく、ご連絡しました。 - 使う場面
- 以前の同僚や仕事相手へ、時間を空けて依頼や相談の連絡をするときに使います。
- 注意点・誤用例
- 謝罪だけを長く続けると用件が見えにくくなります。連絡が遅れたことを詫びる場合も、一文で伝えて目的へ移ります。
- 発音・ニュアンス
- 書き言葉では短縮しないIt has beenを使うと、やや改まった印象になります。親しい相手ならIt’s been a while.でも構いません。
連絡が途絶えていたことを詫びるなら、「I’m sorry I haven’t been in touch for so long.」が使えます。より改まった形は「I apologize for not contacting you sooner.」です。どちらも、そのあとに「I’m writing to …」で用件を続けます。
電話とオンライン通話
- It’s been a while since we talked.:話すのは久しぶりですね。
- It’s good to hear your voice again.:また声が聞けてうれしいです。
- I’m glad we finally got to talk.:やっと話せてうれしいです。
- It’s nice to see you, even if it’s only online.:オンラインだけでも、会えてうれしいです。
電話では実際に相手の姿を見ないため、hear your voiceやtalkが場面に合います。Long time no talk.も軽いメッセージなどで見かけますが、迷ったら「It’s been a while since we talked.」のほうが意味を明確に伝えられます。
仕事のメールでLong time no see.やLTNSを使うかどうかは、相手との普段の距離によります。判断に迷う場合は、I hope you’ve been well.から始めると、礼儀を保ちやすくなります。
会話を始める表現だけでなく、気持ちよく終える言葉も準備しておくと、偶然の再会で慌てません。
catch upで近況を話し、次の約束につなげる
- catch upは会っていなかった期間の出来事を共有すること
- 別れ際には再会の喜びと次の行動を伝える
- 本当に会いたい場合は具体的な日時を提案する
catch upには、しばらく会っていなかった人と話し、互いに知らない期間の出来事を共有する意味があります。「We need to catch up.」なら「ゆっくり近況を話そう」、「It was nice catching up with you.」なら「近況を話せてよかったです」となります。
- フレーズ
- It was great seeing you. Let’s catch up over lunch next week.
- 日本語訳
- 会えてよかったです。来週、昼食を取りながらゆっくり近況を話しましょう。
- 使う場面
- 偶然の再会で長く話せず、別の日に落ち着いて話す約束をしたい場面です。
- 注意点・誤用例
- catch up on my workは「遅れた仕事を片づける」、catch up with the classは「クラスに追いつく」という別の意味です。人との近況共有は文脈で判断します。
- 発音・ニュアンス
- catch upは「キャッチャップ」のようにつながります。over lunchやover coffeeには、食事や飲み物を囲みながら話す意味があります。
別れ際には「It was great seeing you.」「Let’s keep in touch.」「Let’s not wait so long next time.」などが使えます。We should get together sometime.は社交的な一言として終わる場合もあるため、実際に会いたいなら日時を具体化します。
- Are you free next Saturday?:次の土曜日は空いていますか。
- How about lunch sometime next week?:来週どこかで昼食はどうですか。
- I’ll send you a message tonight.:今夜メッセージを送ります。
- Let’s choose a day before we leave.:別れる前に日を決めましょう。
大切なのは、再会の喜びだけで終わらせないことです。相手とまた話したいなら、small talkから具体的な一歩へ移す言葉を添えます。
最後に、覚えた表現を口から出せるようにする短い練習を行いましょう。難しい教材を増やすより、同じ型の一部だけを入れ替える練習が役立ちます。

今日からできる発音練習と復習手順
- 最初は3文の基本型を滑らかに言えるようにする
- 単語単位ではなく音のまとまりで練習する
- 翌日、数日後、一週間後に短く言い直す
最初から多くの表現を同時に覚える必要はありません。「It’s been a while.」「How have you been?」「It’s good to see you again.」の3文を、止まらず言える状態にすることから始めます。これだけでも、挨拶、近況確認、再会の喜びがそろいます。
1段階目:意味を思い浮かべながらゆっくり読む
英語を見て日本語に訳すだけでなく、再会する場面を頭に浮かべます。友人の顔を見つけて「It’s been a while.」、相手の様子を見ながら「How have you been?」、笑顔で「It’s good to see you again.」と言うイメージです。
2段階目:音を小さなまとまりに分ける
- It’s been / a while.
- How have you / been?
- It’s good / to see you / again.
- What have you / been up to?
- Let’s catch up / over coffee.
一語ずつ同じ強さで読むと、会話では硬く聞こえやすくなります。意味の中心となるwhile、been、good、catch upなどを少し強くし、補助的な語は軽くつなぎます。ただし、速さを優先して音を消す必要はありません。明瞭さを保ったまま少しずつつなぐのが安全です。
3段階目:相手を変えて言い換える
- 友人を想定して「Long time no see! How have you been?」と言う。
- 同僚を想定して「It’s been a while. How are things?」と言う。
- 仕事相手を想定して「It’s good to see you again. I hope you’ve been well.」と言う。
- 電話を想定して「It’s good to hear your voice again.」と言う。
- 別れ際を想定して「Let’s catch up over coffee next week.」と言う。
4段階目:自分の近況を一文入れる
次の空欄を自分の情報で埋めます。「I’ve been _____.」「I recently _____.」「I’ve been _____ for _____.」の3種類があれば、多くの近況に対応できます。
- フレーズ
- It’s been a while. How have you been? I’ve been busy with work, but I’m doing well. How about you?
- 日本語訳
- 久しぶりですね。どうしていましたか。仕事で忙しかったですが、元気にしています。あなたはどうですか。
- 使う場面
- 日常的な再会で、挨拶から自分の近況、相手への質問までを一息で伝える練習に使います。
- 注意点・誤用例
- 暗記文を速く読み切るだけでは、相手の返答に対応しにくくなります。How have you been?のあとで一度止まり、相手の答えを聞く練習も行います。
- 発音・ニュアンス
- butの前後で小さく区切り、doing wellを明るく言います。最後のHow about you?は語尾を軽く上げると質問だと伝わりやすくなります。
5段階目:短い間隔で思い出す
練習直後だけでなく、翌日、数日後、一週間後に、英文を見ずに3文を言ってみます。忘れていたら失敗ではありません。見直してからもう一度言い、思い出す回数を増やします。
一人で練習するときは、スマートフォンの録音機能で自分の声を確認できます。確認する点は、文法の正確さ、否定語が聞こえるか、意味のまとまりで区切れているか、相手に話しかけるような声になっているかです。
まず使う3文を決め、自分の近況を一つ加え、最後に質問を返してみてください。表現を何十個も知ることより、必要な場面で短い一言を自然に出せることのほうが実際の会話では役立ちます。
「久しぶり」の英語でよくある間違い
- 初対面のmeetと再会のseeを混同しない
- 現在の行動を尋ねるWhat are you doing?との違いに注意する
- 直訳よりも場面に合う自然な形を選ぶ
再会でNice to meet you.と言う
Nice to meet you.は初対面の基本表現です。すでに知っている相手との再会なら「Nice to see you again.」を使います。meetは出会い、seeは再び顔を合わせることを中心に考えると区別しやすくなります。
What are you doing?だけで近況を尋ねる
What are you doing?だけでは「今、その場で何をしているの」と聞こえることがあります。「最近どうしているの」ならWhat are you doing these days?、「会っていなかった間はどうしていたの」ならWhat have you been up to?が合います。
Long time no see.を行動に使う
「久しぶりに泳いだ」をLong time no swim.とはしません。「I swam for the first time in months.」または「I hadn’t been swimming in a long time.」など、行動に合う文を作ります。
sinceとforを逆にする
for Mondayやsince three monthsのようにはしません。Mondayは開始点なのでsince Monday、three monthsは期間なのでfor three monthsです。迷ったら「いつから」と答えるものがsince、「どのくらい」と答えるものがforです。
相手の外見を詳しく評価する
You haven’t changed a bit.は好意的に使われることもありますが、年齢や外見に触れられたくない相手もいます。相手を評価するより再会を喜ぶという方針なら、「It’s really good to see you.」が使いやすいでしょう。
英語表現が文法上成立していても、相手との関係に合わなければ不自然または失礼に聞こえる場合があります。友人、同僚、取引先のどの相手なのかを先に決めてから、くだけた表現か丁寧な表現かを選びましょう。
最後に、学習中に生じやすい疑問を確認します。答えを読んだら、該当する英語を一度声に出してみてください。
「久しぶり」の英語に関するQ&A
- Long time no see.は親しい相手に使える
- 再会後はHow have you been?で近況を尋ねる
- 相手と場面に合わせて表現を選ぶことが大切
ここまでに扱った表現の中から、特に迷いやすい点を短く整理します。最初に使う3文として、It’s been a while.、How have you been?、Good to see you again.を声に出せるようにしておくと安心です。
Long time no see.は本当に使われますか?
はい。長く会っていなかった友人や親しい知人へのカジュアルな挨拶として使われます。ただし、すべての場面に合うわけではなく、仕事や改まった相手にはIt’s good to see you again.などが適しています。
It’s been a while.のIt’sは何の短縮形ですか?
It hasの短縮形です。最後に会った時点から現在までの時間を振り返る現在完了の形で、「しばらくだね」という意味になります。
How are you?とHow have you been?はどう違いますか?
How are you?は主に今の調子を尋ねます。How have you been?は会っていなかった期間を含めて「どうしていましたか」と尋ねるため、久しぶりの再会に合います。
「3年ぶりに会った」は英語でどう言いますか?
We met for the first time in three years.と言えます。最後に会ってからの経過を表すなら、It’s been three years since we last met.も使えます。
「久しぶりに英語を話す」はどう表現しますか?
I haven’t spoken English in a while.またはIt’s been a while since I last spoke English.と表現できます。人との再会用のLong time no see.は、行動には使いません。
久しぶりの仕事メールは何から書けばよいですか?
I hope you’ve been well.やIt has been some time since we last spoke.のような短い気遣いから始め、そのあとにI’m writing to …で連絡の目的を述べると読みやすくなります。
再会した相手との会話が続かないときはどうすればよいですか?
How have you been?と尋ね、相手の答えに含まれた仕事、住居、趣味などの単語を使って質問を一つ重ねます。自分が答えるときは近況を一つ加え、How about you?と返すと会話が続きやすくなります。
カジュアルな再会ならLong time no see.やIt’s been a while.、幅広い相手にはGood to see you again.が使えます。そのあとにHow have you been?を続け、自分の近況を一つ伝えてHow about you?と返せば、短くても自然な往復になります。
「久しぶり」を一つの英語に固定せず、期間を伝える、再会を喜ぶ、近況を尋ねるという三つの役割に分けて選んでみてください。次に誰かと再会したときは、まず「It’s been a while. How have you been?」の二文から始めてみましょう。

