料理を目の前にして「美味しそう!」と言いたいのに、deliciousしか思い浮かばず、言葉が止まったことはありませんか。あるいは、写真を見たときも香りを感じたときも、同じ英語でよいのか迷う人もいるでしょう。

英語では、「何をきっかけに美味しそうだと思ったか」によって動詞を選びます。料理を見たならIt looks good.、香りならIt smells good.、説明から想像したならThat sounds good.が基本です。

この違いが分かれば、レストランで料理を褒めるだけでなく、メニューを相談する、おすすめを尋ねる、注文を決める、食べた後の感想を伝えるところまで会話をつなげられます。短い表現を実際の食事の順番に沿って身につけたい場合は、英語教室で会話として練習する方法もあります。

まずは四つの基本動詞を整理し、その後でgood、delicious、tasty、yummyの語感、注文時の会話、発音練習へ進みましょう。全部を一度に暗記する必要はありません。最初に「見るならlook」と覚えるだけでも、今日の食事から使い始められます。

目次 [ close ]

「美味しそう」の英語は感覚によって動詞を選ぶ

この章の要点
  • 見た目ならlook、香りならsmell、説明ならsoundを使う
  • 食べた後は「美味しそう」ではなくtasteで味を伝える
  • 動詞の後ろにはgoodやdeliciousなどの形容詞を置く

最初に覚えたい考え方は、英語の「美味しそう」は一つの決まった英文ではないということです。日本語では視覚、嗅覚、説明からの想像をまとめて「美味しそう」と表せますが、英語では判断の入り口を動詞で示します。

きっかけ 基本表現 伝わる意味
料理や写真を見る It looks good. 見た目が美味しそう
香りを感じる It smells good. 美味しそうな香りがする
説明を聞く・読む That sounds good. 話を聞く限り美味しそう
実際に食べる It tastes good. 食べると美味しい

たとえば、同行者から「チキンとキノコのクリームパスタを頼む」と聞いた段階ではThat sounds good.です。料理が届いて見た目に反応するとThat looks good.に変わり、湯気と一緒に香りが届けばIt smells amazing.と言えます。

一口食べた後はIt tastes good.です。食べる前の予想と、食べた後の評価を区別できるため、sound → look → smell → tasteという食事の流れで覚えると迷いにくくなります。

フレーズ
It looks good.
日本語訳
美味しそうです。
使う場面
目の前の料理、料理の写真、ショーケースの商品などを見て反応するときに使います。
注意点・誤用例
料理を見ていないのにIt looks good.と言うと、何を見て判断したのか分かりにくくなります。説明だけを聞いた場合はThat sounds good.が合います。
発音・ニュアンス
目安は「イッ・ルックス・グッド」。Itの最後の音とlooksを軽くつなげます。goodを強く読むと、素直な好印象が伝わります。
料理を見て香りを感じ説明を聞き実際に味わう四つの段階
料理に触れる順番で四つの動詞を整理すると、場面に合う表現を選びやすくなります。

では、最も出番の多いlookを、主語や形容詞の変化と一緒に詳しく見ていきましょう。

見た目の「美味しそう」はIt looks good.が基本

この章の要点
  • 迷ったときはIt looks good.が幅広い場面で使いやすい
  • 近さや数に応じてthis、that、these、thoseを選ぶ
  • lookの後ろにはdeliciouslyではなくdeliciousを置く

料理を見た瞬間の一言には、It looks good.が最も取り入れやすい表現です。goodは広い意味を持つ語ですが、料理を見ながら言えば「見た目がよい」、つまり「美味しそう」という意味になります。

it・this・thatは料理との距離で選ぶ

すでに話題になっている料理にはit、自分の前にある料理にはthis、相手の前や少し離れた場所にある料理にはthatが使えます。ただし厳密な距離だけで決まるわけではなく、話し手がどの料理を指しているか共有できれば、itやthatで自然に伝わります。

  • It looks good.:その料理、美味しそう。
  • This looks good.:これは美味しそう。
  • That looks good.:それ、美味しそう。
  • These look good.:これらは美味しそう。
  • Those look good.:それらは美味しそう。
  • Everything looks good.:どれも美味しそう。

theseやthoseは複数なので、動詞からsが外れてlookになります。デザートがいくつも並んでいるならThose desserts look amazing.、メニュー全体に迷っているならEverything on the menu looks good.と言えます。

フレーズ
Everything on the menu looks good.
日本語訳
メニューの料理がどれも美味しそうです。
使う場面
写真付きメニューを見て、魅力的な選択肢が多くて迷っているときに便利です。
注意点・誤用例
Everythingは全体を一つとして扱うため、Everything look good.ではなくEverything looks good.とします。
発音・ニュアンス
Everythingは「エヴリシング」に近い流れです。looks goodを少し強くすると、選べないほど魅力的だという気持ちが出ます。

lookの後ろには形容詞を置く

ここでのlookは「意識して見る」という動作ではなく、「そのように見える」という状態を表します。そのため、後ろにはgood、delicious、fresh、spicyなどの形容詞を置きます。

  • It looks delicious.:とても美味しそう。
  • The salad looks fresh.:サラダが新鮮そう。
  • The curry looks spicy.:カレーが辛そう。
  • The pasta looks rich and creamy.:パスタが濃厚でクリーミーそう。
  • That meal looks filling.:その食事は食べ応えがありそう。
注意点

It looks deliciously.とは通常言いません。deliciouslyは副詞なので、この形のlookの後ろには置かず、形容詞deliciousを使ってIt looks delicious.とします。

lookの型が分かったら、次はgood以外の言葉で気持ちの強さや親しみやすさを調整してみましょう。

good・delicious・tasty・yummyの語感を使い分ける

この章の要点
  • goodは気軽で幅広く、最初に覚えやすい
  • deliciousは美味しさをはっきり褒める響きがある
  • yummyは親しみや感情が出やすく、tastyは味のよさを表す

どの語も「美味しそう」に使えますが、会話で受ける印象は少しずつ異なります。迷ったときはlooks goodを選び、慣れてから感情に合う形容詞へ入れ替えると負担がありません。

goodは自然で気軽

That looks good.は、家庭の夕食、カフェ、屋台、友人との食事、レストランまで幅広く使えます。強すぎない反応なので、日常会話にすっと入りやすいのが特徴です。

deliciousはしっかり褒めたいときに合う

That looks delicious.は「とても美味しそう」という好意的な反応です。料理を作った相手に感謝や期待を示したいときにも使えます。absolutely delicious、really delicious、so deliciousのように気持ちを強めることもできます。

フレーズ
That chocolate cake looks absolutely delicious.
日本語訳
そのチョコレートケーキ、本当に美味しそうです。
使う場面
華やかなデザートを見たときや、作った人に強い好印象を伝えたいときに使えます。
注意点・誤用例
食べる前なのでlooks deliciousを使います。食べた後はThis is delicious.やIt tastes delicious.に変えます。
発音・ニュアンス
deliciousの目安は「ディリシャス」で、真ん中の「リ」に強勢があります。absolutelyを添えると称賛が明確になります。

tastyは味や風味のよさを連想させる

tastyは「味がよい」「風味がよい」という意味です。That sandwich looks tasty.のように、見た目から味を想像するときにも使えます。間違いではありませんが、人や地域によってはgoodより少し説明的に聞こえる場合があります。

yummyは親しみやすく感情的

yummyは子どもとの会話でよく聞かれますが、大人も友人や家族との気軽な場面で使います。Those cookies look yummy!のように、クッキー、ケーキ、アイスクリームなどへの明るい反応によく合います。

改まった会食ならThat looks wonderful.やThe presentation is beautiful.のほうが落ち着いた印象です。yummyが失礼なのではなく、会食の雰囲気に合わせて言葉の調子を変えると自然になります。

appetizingとmouthwateringで表現を広げる

appetizingは「食欲をそそる」、mouthwateringは「思わずよだれが出そうなほど魅力的な」という強い表現です。The salad looks appetizing.は整った感想になり、That burger looks mouthwatering.は強い期待を伝えます。

形容詞の違いが分かったところで、見た目以外の「美味しそう」を使えるようにしましょう。

香りならsmells、説明ならsounds、食べた後ならtastes

この章の要点
  • 料理が見えなくても香りに反応するならsmellを使う
  • 口頭説明だけでなくメニューの説明文にもsoundを使える
  • tasteは一口食べた後の評価に使う

よい香りに反応するIt smells good.

キッチンから香りが漂ってきたときは、料理が見えていなくてもIt smells good.と言えます。何の香りか分からないならSomething smells good.、正体を尋ねるならWhat smells so good?が便利です。

フレーズ
What smells so good?
日本語訳
この美味しそうな香りは何ですか。
使う場面
家に入ったとき、レストランの厨房から香りがしたとき、焼きたてのパンの匂いに気づいたときに使えます。
注意点・誤用例
香りだけに反応しているならWhat looks so good?ではありません。lookは視覚、smellは嗅覚に対応します。
発音・ニュアンス
What smellsを切り離さず「ワッ・スメルズ」と流します。soを強くすると「すごくよい香り」という驚きが伝わります。

smell likeの後ろには、香りの正体や似ているものを置けます。It smells like garlic.なら「ニンニクのような香りがする」、It smells like freshly baked bread.なら「焼きたてのパンのような香りがする」です。

一方、smellの直後に形容詞を置くと、香りの性質を表せます。It smells sweet.は「甘い香りがする」、Dinner smells amazing.は「夕食がすごくよい香り」という意味です。

料理の説明に反応するThat sounds good.

相手から材料や調理法を聞いたときはThat sounds good.を使います。soundは耳で聞いた話だけに限られません。メニューに書かれた説明を読み、料理を頭の中で想像したときにも使えます。

フレーズ
The pasta with mushrooms and cream sauce sounds delicious.
日本語訳
キノコとクリームソースのパスタが美味しそうです。
使う場面
店員の説明、同行者の注文予定、写真のないメニューの説明文をもとに料理を想像するときに使います。
注意点・誤用例
実物や写真の見た目を褒めるならlooks deliciousです。どの情報に反応しているかで選びます。
発音・ニュアンス
soundsの最後は「ズ」に近い有声音です。sounds deliciousを滑らかにつなぐと、説明への自然な相づちになります。

説明を聞いて食欲が湧いたらYou’re making me hungry.も使えます。直訳型の「美味しそう」ではありませんが、「聞いていたらお腹が空いてきた」と、料理への関心を生き生きと伝えられます。

食べた後はIt tastes good.

tasteを使うのは、基本的に料理を口にした後です。It tastes good.、This tastes delicious.、The soup tastes rich and creamy.のように、実際の味を評価します。

注意点

That’s sounds good.は誤りです。That’sはThat isの短縮形なので、isとsoundsが重なってしまいます。正しくはThat sounds good.またはThat’s good.です。

四つの動詞を使えるようになると、食事中の時間の流れに沿って英語を切り替えられます。次は、その表現をレストランの注文につなげます。

レストランで「美味しそう」から注文まで会話をつなげる

この章の要点
  • 迷っているときはI’m not sure yet.で時間をもらう
  • 注文はI’ll have …、おすすめはWhat do you recommend?が便利
  • 説明を聞いて決めるときはThat sounds good. I’ll have that.と続ける

レストランでは「美味しそう」で会話を終わらせず、質問や注文を一つ続けると実用性が高まります。たとえばThat looks good.の後にWhat did you order?を続ければ、「それ、美味しそう。何を頼んだの?」という自然な会話になります。

レストランで英語学習者が店員にメニューのおすすめを尋ねる場面
料理の説明を聞き、感想を返してから注文へ進む流れを練習しましょう。

まだ注文を決められないとき

  • I’m not sure yet.:まだ決めていません。
  • Everything looks good.:どれも美味しそうです。
  • I can’t decide.:決められません。
  • I need another minute.:もう少し時間が必要です。
  • Could we have a few more minutes?:あと数分いただけますか。

店員からAre you ready to order?と聞かれたとき、急いで決める必要はありません。I’m not sure yet. Everything looks good. Could we have a few more minutes?と答えれば、迷っている理由と希望を丁寧に伝えられます。

注文を伝える三つの型

注文にはI’ll have …、I’d like …、Can I have …?が使えます。I’ll have the steak.は簡潔で自然です。I’d like the vegetable soup, please.は柔らかく、Can I have the grilled chicken?は会話的です。

フレーズ
That sounds good. I’ll have that, please.
日本語訳
美味しそうですね。それをお願いします。
使う場面
店員から材料、味、調理法、おすすめ料理の説明を受け、その料理に決めるときに使います。
注意点・誤用例
説明に反応しているのでsoundsを使います。運ばれてきた料理を指して注文するならThat looks good. Can I have that?という流れも可能です。
発音・ニュアンス
I’ll haveは「アイル・ハヴ」に近い音です。pleaseを添えると穏やかな注文になります。

おすすめと料理の特徴を尋ねる

  • What do you recommend?:何がおすすめですか。
  • What’s your most popular dish?:一番人気の料理は何ですか。
  • What’s today’s special?:今日のおすすめは何ですか。
  • Is it spicy?:辛いですか。
  • Is it filling?:食べ応えがありますか。
  • What does it come with?:付け合わせは何ですか。
  • How is it prepared?:どのように調理されていますか。

recommendの後ろに人をそのまま置くPlease recommend me a wine.は避け、Could you recommend a wine?またはCould you recommend a wine to me?とすると自然です。料理との相性まで尋ねるならCould you recommend a wine that goes well with steak?が役立ちます。

会話例:メニューを見て注文する

会話
店員:Are you ready to order?
学習者:Not yet. Everything looks good. What do you recommend?
店員:The grilled salmon is very popular. It comes with roasted vegetables and rice.
学習者:That sounds good. Is the sauce spicy?
店員:No, it’s mild and slightly sweet.
学習者:Great. I’ll have the grilled salmon, please.
日本語訳
店員:ご注文はお決まりですか。
学習者:まだです。どれも美味しそうですね。何がおすすめですか。
店員:グリルサーモンがとても人気です。ロースト野菜とライスが付きます。
学習者:美味しそうですね。ソースは辛いですか。
店員:いいえ、辛さは控えめで、少し甘いです。
学習者:いいですね。グリルサーモンをお願いします。
使う場面
写真付きメニューを見ながら、店員の説明を聞いて料理を決める場面です。
注意点・誤用例
メニュー全体を見た感想はlooks、店員の説明への返事はsoundsです。一つの会話でも判断材料が変われば動詞も変わります。
発音・ニュアンス
Not yet.を短く言った後、Everything looks good.を明るい調子で続けます。質問ではrecommendをやや強く読むと意図が伝わりやすくなります。

注文ができたら、次は料理や飲み物の特徴を具体的に表す言葉を増やしましょう。goodだけに頼らず、何が魅力的なのかを一語添えると会話が豊かになります。

料理の特徴を伝える形容詞と飲み物の組み合わせ

この章の要点
  • 食感や濃さを一語加えると感想が具体的になる
  • 料理と飲み物の相性にはgo well withやpair well withを使う
  • liquorは主に蒸留酒を指すため、酒類全般とは限らない

料理を詳しく褒めたいときは、見た目から想像できる特徴をlooksの後ろに置きます。たとえばThat chicken looks crispy.なら「チキンがカリッとしていそう」、The meat looks tender.なら「肉が柔らかそう」です。

  • fresh:新鮮な、新鮮そうな
  • crispy:カリカリした、サクッとした
  • tender:柔らかい
  • juicy:肉汁が多くジューシーな
  • creamy:クリーミーな
  • rich:濃厚な
  • filling:食べ応えのある
  • light:軽い、重すぎない
  • refreshing:さっぱりした
  • spicy:香辛料が利いた、辛い
フレーズ
That burger looks tender and juicy.
日本語訳
そのハンバーガーは肉が柔らかく、ジューシーで美味しそうです。
使う場面
厚みのある肉料理や、肉汁が感じられる料理を見たときに使えます。
注意点・誤用例
見た目からの予想なのでlooksを使っています。食べて確認した後はThe burger is tender and juicy.と言えます。
発音・ニュアンス
juicyの目安は「ジューシー」です。tender and juicyを一まとまりで覚えると、肉料理への感想として使いやすくなります。

go well withとpair well with

料理と飲み物が「合う」と言いたいときは、go well withが日常会話で便利です。Red wine goes well with steak.で「赤ワインはステーキによく合う」と伝えられます。

pair well withも料理と飲み物の組み合わせに使われます。This wine pairs well with beef.やThis dessert pairs beautifully with coffee.のように表現できます。店員にはWhich wine would pair best with this dish?と尋ねられます。

「お酒」をすべてliquorと考えない

liquorは一般にウイスキー、ウォッカ、ラム、ジンなどの蒸留酒を指します。ビールやワインを含めて何か飲みたいか尋ねるならWould you like a drink?、種類を広く聞くならWhat would you like to drink?が使いやすい表現です。

  • Shall we order some wine?:ワインも頼みましょうか。
  • Would you like a drink?:何か飲みますか。
  • Do you prefer red or white wine?:赤と白ではどちらが好きですか。
  • Could you recommend a wine to go with the steak?:ステーキに合うワインをすすめていただけますか。

使える語彙が増えても、動詞の形や発音でつまずくことがあります。ここからは、初心者が間違えやすい箇所を短い練習に変えて定着させましょう。

よくある誤用と発音の確認

この章の要点
  • 主語が単数ならlooks、複数ならlookになる
  • that’sとsoundsを重ねない
  • 一語ずつではなく短い意味のまとまりで発音する

単数と複数をそろえる

It、this、that、everythingは単数として扱うのでlooksを使います。these、those、cookies、dessertsなどが主語ならlookです。The cookies looks good.ではなく、The cookies look good.とします。

注意点

誤:Those desserts looks delicious.
正:Those desserts look delicious.
複数主語の後ではlookにsを付けません。同じ考え方でThose smell good.、Those taste good.となります。

見ていない料理にlooksを使わない

店員が「このスープには鶏肉、キノコ、新鮮なハーブが入っています」と説明しただけならThat sounds delicious.です。写真や実物を示された後にThat soup looks delicious.へ切り替えます。

eatとhaveの違い

eatは食べる動作を直接表し、haveは食事や注文を柔らかく表せます。What do you want to eat?は友人同士の率直な質問です。レストランで希望を尋ねるWhat would you like to have?は丁寧で穏やかに聞こえます。

steakをbeefsteakと言い続けない

日本語では「ビーフステーキ」と言いますが、英語の一般的な注文ではI’ll have the steak.で十分です。必要ならsirloin steakやribeye steakのように部位を指定します。焼き加減を聞かれたらMedium rare, please.のように答えます。

短いまとまりで発音する

発音練習では単語を一つずつ読むより、It looks|really good.のように意味のまとまりで区切ります。最初はゆっくり三回、その後で会話の速さを意識して三回繰り返してください。

  1. It looks good.
  2. It looks really good.
  3. That looks delicious.
  4. Something smells good.
  5. That sounds amazing.
  6. It tastes great.

looksの最後は「ス」ではなく、前の有声音の影響を受けて「ズ」に近く聞こえます。smells、soundsも最後に有声音があります。ただし、細部を気にしすぎて止まるより、look・smell・sound・tasteを場面に合わせて選ぶことを優先しましょう。

家庭料理のそばで短いレストラン英語を声に出して練習する学習者
日々の食事を練習のきっかけにすると、表現と場面を一緒に記憶できます。

間違いを確認したら、知識を実際に口から出せる形へ変えます。次の練習は、一日数分でも取り組める内容です。

今日からできる場面別トレーニング

この章の要点
  • 目の前の食事を英語で一言描写する
  • 動詞だけを入れ替える練習で感覚の違いを定着させる
  • 感想、質問、注文の三段階で会話を作る

練習1:四つの動詞を入れ替える

同じ形容詞を残し、動詞だけを変えて声に出します。これにより、「美味しそう」の英訳を丸暗記するのではなく、感覚と動詞を結び付けられます。

  • It looks delicious.:見た目が美味しそう。
  • It smells delicious.:美味しそうな香りがする。
  • It sounds delicious.:説明から美味しそうに思える。
  • It tastes delicious.:実際に食べると美味しい。

deliciousをgood、amazing、wonderfulに変えて、同じ練習をしてください。ただしsounds freshやsounds crispyなどは、説明内容によって自然さが変わります。まずはgoodとdeliciousで型を固めると取り組みやすいでしょう。

練習2:感想の後に質問を足す

  • That looks good. What did you order?
  • That smells amazing. What are you cooking?
  • That sounds delicious. What’s in it?
  • This tastes great. What kind of sauce is this?

一文目で反応し、二文目で質問する形です。「美味しそう」と言うだけで終わらず、相手から料理名や材料を聞き出せます。実際の会話では、長く話そうとするより、この二文の型を使うほうが安定します。

練習3:料理が届くまでの流れを演じる

会話
同行者:I’m going to have the steak and vegetable soup.
学習者:That sounds good. I might have the same.
店員:Here’s your steak and soup.
学習者:Thank you. The steak looks amazing, and the soup smells wonderful.
同行者:Let’s try them.
学習者:The steak tastes great. It’s very tender.
日本語訳
同行者:ステーキと野菜スープにするよ。
学習者:美味しそう。私も同じものにしようかな。
店員:ステーキとスープです。
学習者:ありがとうございます。ステーキがとても美味しそうで、スープもすごくよい香りです。
同行者:食べてみよう。
学習者:ステーキが美味しい。とても柔らかいね。
使う場面
注文予定を聞くところから、料理が届き、実際に食べるところまでを一人二役または複数人で練習できます。
注意点・誤用例
同じ料理でも、情報を聞いた段階、見た段階、香りを感じた段階、食べた段階で動詞が変化しています。
発音・ニュアンス
sounds、looks、smells、tastesを少し強く読み、判断のきっかけを意識します。最初は英文を見ながら、次は料理名だけを変えて繰り返します。

練習4:一週間の復習計画

  1. 一日目:It looks good.を食事の前に三回言う。
  2. 二日目:goodをdelicious、amazing、freshに入れ替える。
  3. 三日目:料理の香りにIt smells good.を使う。
  4. 四日目:メニュー説明を一つ読み、That sounds good.と言う。
  5. 五日目:食べた後にIt tastes good.と特徴を一語添える。
  6. 六日目:おすすめを尋ねて注文する会話を音読する。
  7. 七日目:sound、look、smell、tasteの順に会話を再現する。

毎回新しい英文を増やす必要はありません。短い型を別の料理で再利用することが大切です。pastaをcurry、steak、salad、cakeへ入れ替えるだけでも、実際の場面に対応しやすくなります。

最後に、迷いやすい疑問をQ&Aで確認しましょう。

「美味しそう」の英語に関するQ&A

この章の要点
  • 一言ならLooks good!でも通じる
  • 写真はlooks、説明文はsoundsが基本になる
  • goodとdeliciousはどちらも自然だが、称賛の強さが異なる

「美味しそう!」を英語で一言だけ言うなら何ですか?

料理を見ながらならLooks good!が気軽で使いやすい表現です。より強く褒めるならLooks delicious!、親しい場面で感情的に反応するならYum!も使えます。文として明確に言いたい場合はThat looks good.と主語を入れます。

メニューの写真を見た場合はlooksとsoundsのどちらですか?

写真の見た目に反応するならlooksを使います。材料や調理法が書かれた説明文を読んで想像したならsoundsが自然です。写真と説明の両方がある場合は、自分がどちらの情報に反応しているかによって選べます。

looks yummyは大人が使っても不自然ではありませんか?

親しい相手との食事やスイーツへの明るい反応なら、大人も使えます。改まった会食ではlooks good、looks delicious、looks wonderfulなどのほうが落ち着いた印象になります。年齢よりも場面や会話の調子で選ぶとよいでしょう。

goodとdeliciousはどちらが自然ですか?

どちらも自然です。goodは気軽で幅広く、deliciousは美味しさをより明確に褒める響きがあります。日常的な一言ならThat looks good.、作った人に強い好印象を伝えたいならThat looks delicious.が使いやすいでしょう。

「どれも美味しそうで選べない」は英語でどう言いますか?

Everything looks good. I can’t decide.と言えます。店員に少し待ってもらうなら、Could we have a few more minutes, please?を続けると丁寧です。I’m having a hard time choosing.でも、選ぶのに迷っている気持ちを表せます。

料理が見えていて香りもよい場合はどちらを使いますか?

注目している感覚に合わせて選べます。見た目を褒めるならIt looks amazing.、香りに反応するならIt smells wonderful.です。両方伝えたい場合はIt looks amazing, and it smells wonderful.と二つをつなげられます。

食べる前にIt tastes good.と言ってもよいですか?

まだ味わっていない料理には、通常It tastes good.を使いません。見た目ならIt looks good.、香りならIt smells good.、説明ならThat sounds good.を選びます。一口食べた後にIt tastes good.またはThis is delicious.と言います。

SNSの料理写真に「美味しそう」と英語でコメントするなら何が自然ですか?

写真を見ているのでThat looks delicious!やLooks amazing!が自然です。複数の料理が写っているならEverything looks so good!も使えます。香りは写真から判断できないため、通常はsmellsではなくlooksを選びます。

「美味しそう」を英語にするときは、最初に自分が何から判断したのかを考えてください。見た目ならIt looks good.、香りならIt smells good.、説明ならThat sounds good.、食べた後ならIt tastes good.です。

レストランでは、That sounds good. I’ll have that, please.のように、感想と注文をつなげると会話が前へ進みます。おすすめを知りたいときはWhat do you recommend?、料理に合う飲み物を尋ねたいときはWhat wine goes well with this dish?が使えます。

まずは今日の食事を見た瞬間に、That looks good.と声に出してみてください。次の食事では香りにsmells、料理の説明にはsoundsを使い、感覚ごとの違いを一つずつ実際の場面に結び付けていきましょう。