「お使いに行ってくる」「帰りに牛乳を買ってきて」と英語で言おうとして、どの動詞を選べばよいか迷ったことはありませんか。辞書で「お使い」を調べるとerrandが見つかりますが、実際の会話ではgo getやpick upのほうが自然な場面もあります。
最初に押さえたい答えは、一つの用事ならrun an errand、いくつかの用事ならrun errandsです。ただし、買う物や受け取る物が決まっているなら、行動を直接表すgo getやpick upを選ぶと、状況がより鮮明に伝わります。
この記事では、単語の意味だけでなく、家族への依頼、職場の用事、帰宅途中の買い物、郵便局や薬局での用事まで扱います。例文を声に出し、必要な品物だけを入れ替えれば、その日の会話ですぐに使える形を目指します。発音や返答も練習したい場合は、英語教室で講師を相手に場面練習をする方法もあります。
「お使いに行く」を英語で言うときの早見表
- 用事の件数と、外出の目的を見て表現を選ぶ
- 品物が明確ならerrandを使わず、行動を直接言える
まずは、日本語の「お使い」を一語に固定しないことが大切です。英語では、用事を処理するのか、何かを買ってくるのか、途中で受け取るのかによって、自然な表現が変わります。
| 場面 | 英語 | 中心となる感覚 |
|---|---|---|
| 一つの用事 | run an errand | 一件の用事を済ませる |
| 複数の用事 | run errands | 何か所か回って処理する |
| 用事で外出 | go on an errand | 用事のために出かける |
| 品物を取りに行く | go get ~ | 行って手に入れてくる |
| 途中で買う・受け取る | pick up ~ | 立ち寄って持ち帰る |
| 近所の店へ少し行く | run to the store | 短時間で行って戻る |
たとえば「午後は銀行と郵便局へ行く」ならrun errandsが合います。「牛乳を買ってきて」ならgo get some milk、「帰宅途中に牛乳を買ってきて」ならpick up some milk on your way homeが自然です。
迷ったときは、何をしに行くのかを一度日本語で具体化してください。「買う」「受け取る」「発送する」のどれかが分かれば、その動作を英語で直接示せます。では、中心表現であるrun an errandから詳しく見ていきましょう。
run an errandの意味と自然な使い方
- errandは外出して済ませる比較的小さな用事
- runは必ずしも足で走ることを意味しない
run an errandは「一つの用事を済ませに行く」という基本表現です。errandは、買い物、郵便物の発送、銀行での手続き、薬やクリーニングの受け取りなど、外へ出て処理する比較的小さな用事を指します。
- フレーズ
- I have to run an errand before dinner.
- 日本語訳
- 夕食の前に一つ用事を済ませなければなりません。
- 使う場面
- 外出の理由を細かく説明せず、「短い用事が一件ある」と伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- 一件なのでerrandは単数形です。「run errand」のように冠詞を落とさず、an errandとします。
- 発音・ニュアンス
- errandは「エランド」より「エランドゥ」に近く聞こえ、最初の音節を強めます。全体として、日常的で大げさではない用事を感じさせます。
ここでのrunを見て、走って移動すると考える必要はありません。runには物事を動かす、処理するという広い働きがあり、run an errandでは用事を処理する感覚が中心です。徒歩でも車でも自転車でも使えます。
I’m running errands.は「用事を済ませて回っています」です。運動として「走りに行きます」と言うならI’m going running.を使います。runだけを見て意味を決めないようにしましょう。

for meを付けると「私のためのお使い」になる
英語のerrandは、自分の用事にも、誰かに頼まれた用事にも使えます。「私の代わりに」「私のために」を明確にしたいときはfor meを加えます。
- フレーズ
- Can you run an errand for me?
- 日本語訳
- 私のためにお使いに行ってくれる?
- 使う場面
- 家族や親しい相手へ、用事を代わりに済ませてもらえるか尋ねる場面です。
- 注意点・誤用例
- for meは依頼者を示します。行き先を示す場合はto the store、目的地で行うことはat the post officeなどを使います。
- 発音・ニュアンス
- Can youは速い会話で「キャニュ」に近くつながります。依頼内容を続けて説明すると、相手が判断しやすくなります。
過去の出来事ならI ran an errand for my boss this morning.で「今朝、上司のために用事を済ませました」と言えます。runの過去形はranであり、runnedにはなりません。
an errandとerrandsは用事の数で使い分ける
- 一件ならan errand、複数ならerrands
- 数を厳密に数えなくてもsome errandsはよく使われる
errandは数えられる名詞です。一つの用事ならan errand、いくつかあるならerrandsにします。日本語では単数と複数を区別しなくても通じますが、英語では形を選ぶ必要があります。
用事が一件だけの場合
郵便局へ荷物を出しに行くだけなら、I have an errand to run at the post office.と言えます。errand to runは「済ませるべき用事」というまとまりで、日常会話でも便利です。
- フレーズ
- Could you run a quick errand for me?
- 日本語訳
- 短い用事を一つ頼んでもいいですか。
- 使う場面
- 負担が比較的小さい用事を、控えめに頼みたいときに使います。
- 注意点・誤用例
- quickと言っても、相手にとって本当に短いとは限りません。続けてIt should only take about ten minutes.のように目安を伝えると親切です。
- 発音・ニュアンス
- quick errandは子音が続くため、quickの最後を長く伸ばさず、すぐerrandへ移ると滑らかです。
複数の用事をまとめて済ませる場合
銀行、スーパー、薬局などを回るならrun errandsです。具体的な件数が決まっていなくても、run some errandsで「いくつか用事を済ませる」と言えます。
- フレーズ
- I have a few errands to run this afternoon.
- 日本語訳
- 今日の午後は、済ませる用事がいくつかあります。
- 使う場面
- 予定を聞かれ、外でいくつかの用事を済ませるため忙しいと伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- a fewの後ろは複数形です。a few errandではなく、a few errandsとします。
- 発音・ニュアンス
- errandsの最後には複数を表す音が加わります。用事を一つずつ列挙せず、ひとまとまりの予定として伝える便利な言い方です。
I spent the morning running errands.なら「午前中は用事を済ませて過ごしました」です。spendの後ろに動作を置くときは、runningのように-ing形にします。
go on an errandとの違い
go on an errandも「用事で出かける」という意味です。run an errandは用事を処理する側面が出やすく、go on an errandは用事のために外出する側面が前に出ます。ただし、重なる場面は多く、どちらでも意味が通ることがあります。
She went on an errand for her mother.なら「彼女は母親のお使いに行きました」です。He was sent on an errand.なら「彼はお使いに行かされました」となり、誰かから用事を任されたことが分かります。
go get・pick up・run to the storeの違い
- go getは「行って対象を手に入れてくる」
- pick upは「立ち寄って買う・受け取る」
- run to the storeは「店へ短時間行く」
買う物や受け取る物が明確なら、errandより具体的な動詞が役立ちます。英語では「用事へ行く」とぼかすより、「牛乳を取りに行く」「薬を受け取る」と直接言うほうが会話に合うことが少なくありません。
go getは目的の物を取りに行く
- フレーズ
- Can you go get some milk?
- 日本語訳
- 牛乳を買いに行ってきてくれる?
- 使う場面
- 家に牛乳がなく、相手に店まで行って入手してきてほしい場面です。
- 注意点・誤用例
- getは必ずしも「買う」だけではありません。Can you go get my bag from the car?なら、車からバッグを取ってくる意味です。
- 発音・ニュアンス
- go getは二つの動作を素早く連結した口語的な言い方です。「行く」だけでなく、対象を確保して戻る流れが感じられます。
go getは買い物以外にも使えます。I’ll go get the kids from school.なら「学校へ子どもたちを迎えに行きます」、I’ll go get my jacket.なら「上着を取ってきます」です。
pick upは途中で買う、または受け取る
- フレーズ
- Could you pick up some bread on your way home?
- 日本語訳
- 帰宅途中にパンを買ってきてもらえますか。
- 使う場面
- 相手がすでに外出しており、帰り道の店へ立ち寄ってもらう場面です。
- 注意点・誤用例
- pick upは「拾い上げる」だけではありません。商品、処方薬、クリーニング、人などを受け取る意味でも使えます。
- 発音・ニュアンス
- pick upは音がつながり、「ピカップ」に近く聞こえます。目的地へ立ち寄り、対象を持って帰る感覚があります。
I need to pick up my prescription.は「処方薬を受け取りに行く必要があります」、Can you pick up the dry cleaning?は「クリーニングを受け取ってきてくれる?」です。購入済みの物を受け取る場合にも自然に使えます。
run to the storeは近所の店へ短時間行く
- フレーズ
- I’ll run to the store and get some eggs.
- 日本語訳
- ちょっと店へ行って卵を買ってきます。
- 使う場面
- 近所の店へ短時間行き、必要な物を入手して戻る場面です。
- 注意点・誤用例
- 実際に走る必要はありません。移動手段を明示するならdrive、walk、ride my bikeなどを使います。
- 発音・ニュアンス
- 短時間で済ませて戻る軽快な印象があります。遠方への大がかりな買い出しより、近所への小さな外出に合います。
この三つを分ける基準は明快です。目的物を取りに行くならgo get、別の移動の途中で入手するならpick up、短い店への往復自体を表すならrun to the storeです。
相手にお使いを頼む丁寧な英語
- 親しい相手にはCan you、控えめな依頼にはCould youが使いやすい
- 品物、数量、店、期限を添えると行き違いを防げる
依頼では、正しい動詞を選ぶだけでなく、相手との関係や負担も考えます。家族への日常的な頼みごとならCan you ~?、職場や少し控えめに頼みたい場面ならCould you ~?が使いやすい形です。
Can you ~?で身近な相手に頼む
Can you go get some onions?は「玉ねぎを買ってきてくれる?」です。命令形より柔らかく、家族や友人との会話になじみます。ただし、言い方や関係によっては直接的に聞こえるため、pleaseを添えたり、理由を先に伝えたりできます。
たとえばWe’re out of onions. Can you go get some, please?なら、「玉ねぎを切らしている」という事情が先に伝わります。someは、直前に出たonionsを繰り返さずに受けています。
Could you ~?で控えめに頼む
Could you pick up the package for me?は「私の代わりに荷物を受け取ってきてもらえますか」です。Could youはCan youより控えめで、職場やそれほど親しくない相手にも使いやすい表現です。
頼む前にDo you have time to run a quick errand?と予定を確認する方法もあります。急ぎならI need it by five.、急がないならThere’s no rush.を添えると、相手が対応しやすくなります。
Would you mind ~ing?を使う場合
- フレーズ
- Would you mind picking up some bread?
- 日本語訳
- パンを買ってきていただいてもよいですか。
- 使う場面
- 相手への配慮を示しながら、買い物を依頼したい場面です。
- 注意点・誤用例
- mindの後ろは動詞の-ing形です。mind to pick upとはしません。承諾するときはNo, not at all.やSure.が自然です。
- 発音・ニュアンス
- 「することを気にしますか」という形なので、Noは「気にしません」、つまり承諾を表します。Yesだけで返すと拒否に聞こえる可能性があります。
Would you mind ~?に喜んで応じるとき、Yes.だけで答えると「はい、嫌です」という方向に受け取られかねません。Sure.、No problem.、No, not at all.などを使うと意図が明確です。
頼まれたときの返答
承諾するならSure.、Of course.、No problem.が便利です。品物の種類を確認するならWhat kind do you want?、数量ならHow many do you need?、店を確認するならWhich store should I go to?と続けられます。
引き受けられない場合は、Sorry, I can’t right now.やI’m afraid I don’t have time before work.のように伝えます。依頼表現を覚えるときは、承諾と断り方も一緒に練習すると、会話が途中で止まりにくくなります。
自分が「お使いに行ってきます」と伝える英語
- 用事の内容をぼかすならrun an errand
- 買い物や受け取りなら目的を直接伝える
自分から外出を伝えるときも、目的に合わせて表現を変えます。用事の内容を詳しく述べないならI’m going out to run an errand.、複数ならI’m going out to run some errands.が使えます。
I’m off to run some errands.も「いくつか用事を済ませに行ってきます」という軽快な言い方です。I’m off to ~は、これから出発することを自然に知らせるときに合います。
買い物なら内容を直接言う
食料品を買うならI’m going grocery shopping.、必要な物を少し買うならI’m going out to get a few things.と言えます。店へ行くことだけを伝えるならI’m going to the store.で十分です。
出かける前にDo you need anything from the store?と尋ねれば、「店で何か必要な物はある?」となります。I’m going to the pharmacy. Can I get you anything?なら、薬局へ行くついでに必要な物がないか尋ねられます。
すぐ戻ることを伝える
短いお使いならI’ll be right back.が便利です。「すぐ戻ります」という意味ですが、厳密な時間を保証する表現ではありません。相手が待っているならI should be back in about twenty minutes.のように、おおよその時間を伝えるとより実用的です。
ここまでで、自分が行く場合と相手に頼む場合の基本形がそろいました。次は、買い物以外の用事や、似ている単語との違いを整理します。
errandは買い物以外にも使える
- 銀行、郵便局、薬局などで済ませる用事もerrand
- 家の中の定期的な家事はchoreと呼ぶことが多い
errandを買い物だけの単語だと覚えると、使える場面を狭めてしまいます。手紙を出す、銀行で手続きをする、処方薬を受け取る、クリーニングを預けるといった行動も、外出して済ませる短い用事としてerrandに含められます。
- mail a package:荷物を発送する
- deposit a check:小切手を入金する
- pick up a prescription:処方薬を受け取る
- drop off the dry cleaning:衣類をクリーニング店へ預ける
- return a library book:図書館の本を返す
- stop by the bank:銀行へ立ち寄る
これらをまとめて話すならI need to run some errands.と言えます。具体的に説明するならI need to go to the bank, mail a package, and pick up my prescription.のように動作を並べます。
errandとchoreの違い
errandは外出して済ませる用事、choreは掃除、洗濯、皿洗いなどの定期的な家事や雑用を指すのが基本です。I have to run some errands.は外の用事、I have to do some chores.は家事をいくつかするという意味になります。
- do the dishes:皿を洗う
- do the laundry:洗濯する
- take out the trash:ごみを出す
- vacuum the floor:床に掃除機をかける
- clean the bathroom:浴室を掃除する
ごみ出しのように外へ出る動作が含まれても、家庭内の定期的な役割として捉えるならchoreです。場所だけで機械的に判断せず、家事か外の用事かという役割で考えると区別しやすくなります。
shoppingとgroceriesの違い
go shoppingは買い物全般を表し、服や雑貨を見て回る楽しみとしての買い物にも使えます。食料品や日用品の買い出しならgo grocery shoppingがより明確です。
groceriesはスーパーなどで買う食料品や日用品をまとめて指します。I need to pick up a few groceries.は「食料品を少し買う必要があります」です。通常は複数形のgroceriesを使います。
人をお使いに行かせる
send someone on an errandで「人をお使いに行かせる」と表せます。My mother sent me on an errand.なら「母は私をお使いに行かせました」です。
sendは「行かせる」という働きかけがはっきりします。柔らかく「頼んだ」と言いたいならask someone to ~が合います。My father asked me to pick up some bread.なら「父からパンを買ってくるよう頼まれました」です。
家庭・職場・友人同士で使える実用会話
- 事情、依頼、確認、返答の順に会話を組み立てる
- 役割を交代して音読すると実際の応答に近づく
単独の例文を覚えたら、前後のやり取りも練習しましょう。お使いの会話は、「物がない」「用事がある」という事情から始まり、依頼、確認、承諾へ進むことが多いです。

家族に牛乳を頼む会話
- 会話
- 家族:We’re almost out of milk.
学習者:Do you want me to get some?
家族:Yes, please. Could you pick up a carton on your way home?
学習者:Sure. Anything else? - 日本語訳
- 家族:牛乳がもうすぐなくなりそうです。
学習者:買ってこようか?
家族:お願い。帰りに一パック買ってきてくれる?
学習者:いいよ。ほかに何かある? - 使う場面
- 家にある物が少なくなり、帰宅途中の買い物を相談する場面です。
- 注意点・誤用例
- be almost out of ~は「もうすぐ切れそう」、be out of ~は「切らしている」です。残量に応じて使い分けます。
- 発音・ニュアンス
- Anything else?は「ほかにもある?」という確認です。短くても協力的な印象を作れる一言です。
職場で備品を頼む会話
- 会話
- 上司:Could you run a quick errand for me?
学習者:Of course. What do you need?
上司:We’re out of printer paper. Could you pick some up?
学習者:No problem. How many packs do we need? - 日本語訳
- 上司:短い用事を一つ頼んでもいいですか。
学習者:もちろんです。何が必要ですか。
上司:プリンター用紙を切らしています。買ってきてもらえますか。
学習者:大丈夫です。何パック必要ですか。 - 使う場面
- 職場で不足している備品を買ってくるよう依頼される場面です。
- 注意点・誤用例
- 依頼を引き受ける前に、所要時間や仕事の優先順位を確認する必要がある場合もあります。英語表現だけでなく、職場の手順にも従います。
- 発音・ニュアンス
- What do you need?で内容を確認し、How many packs do we need?で数量を確認しています。短い質問を重ねると正確です。
複数の用事があると伝える会話
- 会話
- 友人:Are you free this afternoon?
学習者:Not really. I have a few errands to run.
友人:What do you have to do?
学習者:I need to go to the bank, mail a package, and pick up my dry cleaning. - 日本語訳
- 友人:今日の午後は空いている?
学習者:あまり空いていないんだ。用事がいくつかあって。
友人:何をしないといけないの?
学習者:銀行へ行って、荷物を発送して、クリーニングを受け取らないといけないんだ。 - 使う場面
- 誘いにすぐ応じられない理由として、外で済ませる用事を伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- Not really.は強い拒絶ではなく、「それほど空いていない」という柔らかな返答です。その後に理由を続けています。
- 発音・ニュアンス
- 列挙ではbankとpackageの後ろに短い間を置き、最後のand pick upを少しはっきり言うと聞き取りやすくなります。
そばを買いに行く会話
料理の話では、buckwheatは植物や原料としての「そば」を表し、料理としての日本そばはsobaまたはsoba noodlesと呼ぶのが分かりやすい言い方です。つけつゆはdipping sauce、温かい汁はbrothを使うと料理の姿が伝わります。
- 会話
- 友人:How about noodles for dinner?
学習者:Sure. I like soba noodles.
友人:We don’t have any right now. Could you run to the store and get some?
学習者:Sure. We’ll need some dipping sauce, too.
友人:What’s that?
学習者:It’s a soy-based sauce. We dip the noodles in it before eating them. - 日本語訳
- 友人:夕食は麺にするのはどう?
学習者:いいね。そばが好きです。
友人:今は家にないんだ。店へ行って買ってきてくれる?
学習者:いいよ。つけつゆも必要だね。
友人:それは何?
学習者:しょうゆをベースにしたつゆです。食べる前に麺をその中につけます。 - 使う場面
- 夕食の相談中、必要な材料がないことに気づき、近所の店への買い物を頼む場面です。
- 注意点・誤用例
- dip A in Bは「AをBにつける」です。Aに麺、Bにつゆを置きます。順番を逆にしないようにします。
- 発音・ニュアンス
- soba noodlesのnoodlesは通常複数形です。soy-basedは「しょうゆを基礎にした」という説明で、日本料理に詳しくない相手にも伝わりやすくなります。
会話練習では、最初は英文を見ながら読み、次に日本語訳だけを見て英語を再現します。最後にmilkをeggsへ、breadをprinter paperへ変えると、一つの型を複数の場面へ広げられます。
発音とリズムを整える練習
- 単語を一つずつ切らず、意味のまとまりで読む
- 強く読む語と弱く読む語を分ける
正しい英文でも、一語ずつ同じ強さで読むと聞き取りにくくなることがあります。お使いの表現では、run、errand、get、milk、pick、breadなど、意味の中心になる語をやや強く読みます。
run an errandの音のつながり
run an errandは「ラン・アン・エランド」と完全に分けず、run anをつなげる意識で読みます。最初は「run an|errand」と二つのまとまりにし、慣れたら一息で言ってみましょう。
I have to run an errand.では、have toを必要以上に強くせず、runとerrandを聞こえやすくします。意味の中心が浮かぶため、多少音がつながっても相手が理解しやすくなります。
pick upの連結
pick upはpickの最後の子音とupの母音がつながります。最初はpick|upと区切り、次に間を短くして「ピカップ」に近い流れを作ります。ただし、日本語の音へ完全に置き換えるのではなく、英語音声を聞いて確認することが大切です。
依頼文の調子
Can you pick up some milk?のような依頼では、文末を極端に強く下げると命令のように聞こえる場合があります。穏やかな声量を保ち、pleaseやfor meを添えるだけでなく、表情や話す速さにも配慮します。
練習するときは、①ゆっくり正確に読む、②意味のまとまりで読む、③通常の速さで録音する、④自分の音声を聞く、という順が取り組みやすい方法です。一度に発音のすべてを直そうとせず、まずは強く読む語だけを決めてください。
よくある誤用と自然な直し方
- 冠詞、複数形、動詞の組み合わせを確認する
- 日本語の「買ってくる」をbuyだけで処理しない
一つの用事で冠詞を落とす
誤:I need to run errand.
自然:I need to run an errand.
errandは数えられる名詞です。一件ならan errand、複数ならerrandsにします。「用事が一つ」という意味を明確にするならI have one errand to run.とも言えます。
複数なのに単数形を使う
誤:I have a few errand to run.
自然:I have a few errands to run.
a few、some、severalなどで複数の用事を表す場合はerrandsにします。一方、a quick errandは一つの短い用事なので単数形です。
do an errandを第一候補にする
do an errandでも意味を推測してもらえる可能性はありますが、日常的な組み合わせとしてはrun an errandが定着しています。家事ならdo chores、外出して済ませる用事ならrun errandsという組み合わせで覚えると整理しやすくなります。
buyだけで「買ってくる」を表そうとする
Can you buy some milk?は「牛乳を買ってくれる?」で、購入に重点があります。店へ行き、手に入れて戻る流れを含めたいならCan you go get some milk?が便利です。帰宅途中ならCan you pick up some milk on your way home?が状況に合います。
storeとshopを一つだけの正解と考える
アメリカ英語では小売店をstoreと呼ぶことが多く、イギリス英語ではshopがよく使われます。I’m going to the store.もI’m going to the shops.も、地域や文脈に応じて使われます。
店の種類が分かるならsupermarket、pharmacy、bakeryなどを使うと具体的です。I need to stop by the pharmacy.は「薬局に立ち寄る必要があります」、I’m heading to the post office.は「郵便局へ向かっています」です。
「初めてのお使い」を一語で直訳する
子どもが初めて一人で買い物へ行くという文化的な意味は、一語だけで表すより状況を説明します。It was her first time running an errand by herself.なら「彼女にとって、一人でお使いに行くのは初めてでした」です。
His mother sent him to the store by himself for the first time.のように、誰が、どこへ、どのような状態で行ったかを示すこともできます。by himself、by herself、aloneを使うと、一人で行く要素が伝わります。
今日からできる置き換え練習と復習手順
- 最初は三つの基本型に絞って声に出す
- 品物、場所、相手を入れ替えて応用する
表現を知っていても、会話中に出てこなければ使えません。そこで最初は、I need to run an errand.、Can you go get ~?、Could you pick up ~?の三つに絞ります。
手順1:基本文を三回ずつ読む
- I need to run an errand.
- Can you go get some milk?
- Could you pick up some bread on your way home?
一回目は単語を確認し、二回目は意味のまとまりで読み、三回目は相手へ話しかけるつもりで読みます。速さより、何を伝えている文なのかを意識してください。
手順2:目的物を入れ替える
- some milk → some eggs
- some bread → some noodles
- the package → my prescription
- printer paper → some envelopes
- the dry cleaning → the library books
Can you go get some eggs?、Could you pick up my prescription?のように、文の骨格を保って目的物だけを替えます。毎回新しい構文を覚えるより、同じ型を使い回す練習です。
手順3:状況を一文加える
- We’re out of milk.
- I need it before dinner.
- The pharmacy closes at six.
- I don’t have time to go myself.
- There’s no rush.
We’re out of milk. Could you pick some up on your way home?のように、事情と依頼をつなぎます。単なる暗記文ではなく、依頼する理由を含む会話へ近づきます。
手順4:返答まで一人二役で練習する
依頼だけで終わらず、Sure. What kind do you want?、No problem. How many do you need?、Sorry, I can’t right now.まで声に出します。返答を含めることで、実際の会話で次の言葉を待つ余裕が生まれます。
手順5:翌日に見ないで再現する
翌日は日本語だけを見て、英語を言ってみます。完全に同じ英文でなくても、意味が伝わる形を作れれば前進です。迷った部分だけ記事へ戻り、冠詞、複数形、前置詞を確認します。

一人での練習では正しいか判断しにくい部分もあります。講師との会話では、相手に頼む役、自分が頼まれる役、店で確認する役を交代し、場面ごとの応答を試すとよいでしょう。
「お使いに行く」の英語に関するQ&A
- 迷いやすい単数形、複数形、動詞の違いを再確認する
- 自分の状況に最も近い表現を一つ選んで使う
「お使いに行く」の基本表現は何ですか?
一つの用事を済ませに行くならrun an errandが基本です。複数の用事を回るならrun errandsを使います。買う物や受け取る物が明確な場合は、go getやpick upのほうが具体的で自然なこともあります。
run an errandのrunは本当に走るという意味ですか?
この表現のrunは、用事を処理する、済ませるという意味で使われています。徒歩、車、自転車など移動手段を問わず使えます。運動として走りに行くならgo runningを使います。
run an errandとrun errandsはどう違いますか?
an errandは一件の用事、errandsは複数の用事です。郵便局だけへ行くならan errand、銀行、スーパー、薬局などを回るならerrandsが合います。件数を厳密に数えない場合もsome errandsがよく使われます。
go getとpick upはどう使い分けますか?
go getは、目的の物や人を取りに行き、手に入れてくる流れを表します。pick upは、移動の途中で立ち寄って買う場合や、予約した商品、薬、荷物、人などを受け取る場合によく使います。
errandは買い物以外の用事にも使えますか?
使えます。郵便物の発送、銀行での手続き、処方薬やクリーニングの受け取り、図書館への返却など、外出して済ませる比較的小さな用事を広く表せます。
「私のためにお使いに行って」はどう言いますか?
Can you run an errand for me?と言えます。より控えめに頼むならCould you run an errand for me?が使えます。内容が明確ならCould you pick up my package for me?のように、具体的な動作を伝えることもできます。
errandとchoreは同じ意味ですか?
同じではありません。errandは買い物や郵便局など、外出して済ませる用事を指します。choreは掃除、洗濯、皿洗いなど、家庭で定期的に行う家事や雑用を指すのが一般的です。
「初めて一人でお使いに行った」はどう言いますか?
It was my first time running an errand by myself.と言えます。女性について話すならby herself、男性ならby himselfも使えます。文化的な意味を一語へ詰め込まず、初めてであることと一人で行ったことを具体的に示します。
日常的な用事を広く表すならrun an errandが出発点です。一件か複数かを確認し、目的物が明確ならgo get、移動途中の立ち寄りや受け取りならpick up、近所の店への短い往復ならrun to the storeを選びます。
まずは今日必要になりそうな場面を一つ選び、品物や場所を自分用に入れ替えて声に出してください。「何をしに行くのか」を具体的に考えるほど、日本語の「お使い」に引きずられず、状況に合う英語を選びやすくなります。

