海外旅行が決まって、かばんを開けた瞬間に手が止まる。「旅行の準備をしている」って英語でどう言うんだろう。水着や日よけ帽は何と呼ぶんだろう。現地の気温を聞きたいけれど、何と切り出せばいいんだろう。そんな小さな詰まりが積み重なって、せっかくの旅前の高揚感が少しだけ曇ってしまう——そんな経験はありませんか。

この記事では、常夏の島グアムへ向かう準備を題材に、電話で友人と交わす会話をまるごと英語で追いかけます。そのまま口に出せる形で提示するので、読み終えた直後から荷造りの実況を英語でつぶやけるようになります。

扱うのは、prepare for と get ready for と pack for の使い分け、衣類・日用品・書類の語彙、気温をセ氏とカ氏で言い分ける方法、そして bring と take のように日本語から直訳すると崩れてしまう表現です。独学で進めたい方も、英語教室で会話練習の材料を探している方も、そのまま使える素材として持ち帰ってください。

まずは、実際の電話のやり取りを丸ごと眺めてみましょう。全体像をつかんでから細かい文法を見ていくと、ひとつひとつの表現が「どの瞬間に使うのか」まで一緒に頭に入ります。

目次 [ close ]
  1. 電話で交わす「グアムへ行く準備」の会話
  2. 会話に出てきた語句と文法のポイント
    1. prepare for ~:「~の準備をする」
    2. put ~ in …:「…に~を入れる」
    3. should:「~すべきだ」「~した方がいい」
    4. bring と take の使い分け
    5. be sure to ~:「忘れずに~する」
    6. What’s ~ like?:「~はどんな感じ?」
    7. Shall I ~?:「~した方がいい?」
    8. like A better than B:「BよりAの方が好き」
    9. enough / just:「十分な」「~だけで」
  3. 「旅行の準備をする」の言い方を場面で選ぶ
    1. それぞれの使用例
    2. 「準備完了」を伝えるひと言
  4. 荷造りで役立つ持ち物の語彙
    1. 衣類とビーチ用品
    2. 日用品・小物
    3. 書類とお金まわり
    4. 荷造りをめぐる会話に使える動詞と名詞
  5. 気温と天気の伝え方
    1. 数字+degrees が基本形
    2. 最高気温・最低気温と体感
    3. 暑さ・寒さを表す形容詞の段階
  6. セ氏とカ氏、そして換算の考え方
  7. 常夏の島に合わせた服装をどう相談するか
    1. 強い日差しへの備え
    2. 室内の冷房という見落としがちな要素
    3. 雨季の雨とその伝え方
    4. ドレスコードと訪問先への配慮
  8. 電話やメッセージで準備状況を伝えるフレーズ
  9. 間違えやすいポイントを整理する
    1. shorts と short pants
    2. swimsuit と swimming wear
    3. Celsius と Fahrenheit の大文字
    4. luggage と baggage の数え方
    5. travel、trip、journey、tour の違い
    6. temperature の使い方
    7. enough の位置
  10. まとめ:場面別ミニ会話でおさらい
    1. 荷造りの進み具合を尋ねる
    2. 出発直前に慌てる
    3. 手配について確認する
  11. 出発前チェックリストを英語で口に出す
  12. まとめ:覚えた表現を定着させるために
  13. 旅行の準備を英語で伝える会話例に関するよくある質問(FAQ)
    1. Q: bring と take はどう見分ければよいですか?
    2. Q: 相手が言った気温がセ氏かカ氏か分からないときは何と聞けばよいですか?
    3. Q: 空港で荷物の個数を伝えるとき、luggage は数えられますか?
    4. Q: 常夏の島へ行くのに上着は本当に必要ですか?
    5. Q: What’s the temperature like? と How is the temperature? はどちらが自然ですか?
    6. Q: 水着や半ズボンの英語で気をつける点はありますか?

電話で交わす「グアムへ行く準備」の会話

この章の要点
  • 「準備をしている」は I’m preparing for my trip to ~ で言い切れる
  • 持ち物を尋ねる定番は What should I bring?
  • 気温を聞くなら What’s the temperature like in ~?
  • 相手のいる場所へ持って行くものは bring を選ぶ

舞台は、グアム在住の友人との電話です。あなたはかばんに服を詰めながら、何を持って行くべきか相談しています。旅立つ前のあのワクワクした時間を、そのまま英語にしてみましょう。

場面設定
You are talking on the phone with your friend in Guam.(あなたはグアム在住の友人と電話をしています。)
会話
学習者: Hi! I’m preparing for my trip to Guam.
友人: Hi! Oh, are you?
学習者: I’m putting some clothes in my bag. What should I bring?
友人: Well, you need to bring your T-shirt, shorts, swimsuit. And be sure to bring your sandals, sun hat and sunglasses, too.
学習者: What’s the temperature like in Guam?
友人: It’s around 30 degrees Celsius.
学習者: Oh, it’s hot! It’s 10℃ in Tokyo.
友人: Is it so cold?
学習者: I like the hot place better than the cold place. Shall I bring a coat?
友人: I think just a jacket will be enough.
日本語訳
学習者: やあ。グアムへ行く準備をしているんだ。
友人: やあ。そうなんだ。
学習者: かばんに服を詰めているところ。何を持って行ったらいいかな?
友人: ええと、Tシャツ、半ズボン、水着が必要だね。それと、サンダルや日よけ帽、そしてサングラスも忘れずに。
学習者: グアムの気温はどれくらい?
友人: セ氏30℃くらい。
学習者: あ〜、暑いね!東京はセ氏10℃だよ。
友人: そんなに寒いの?
学習者: 私は寒いところよりも暑い所の方が好きだよ。コートを持って行った方が良い?
友人: ジャケットがあれば十分だと思う。
使う場面
渡航先に知り合いがいて、出発前に持ち物や気候をすり合わせたいとき。ホテルのスタッフや現地ツアー会社に問い合わせるときも、ほぼ同じ表現がそのまま通じます。
発音・ニュアンス
preparing は「プリペアリング」ではなく「プリアリン」と第2音節を高く。What should I bring? は should I がつながって「シュダイ」に近く響きます。全体を単語ごとに区切らず、ひと息で言うと会話らしくなります。
注意点

日よけ帽は sun hat です。hut は「小屋」を意味するまったく別の単語なので、書くときは h-a-t の綴りを意識してください。声に出すときも「ハット」と短く切ると伝わりやすく、hut のように「ハッ」と喉の奥でこもらせると意味が変わってしまいます。

会話全体の流れがつかめたところで、ここに出てきた表現をひとつずつ分解していきます。どれも旅行前の相談に限らず、日常のあらゆる場面で使い回せる骨太な表現です。

会話に出てきた語句と文法のポイント

この章の要点
  • prepare は for を伴って「~に向けて備える」
  • put ~ in … で荷造りの実況ができる
  • should は義務より「そうするのが良さそう」という助言
  • bring と take は「持って行く先に誰がいるか」で決まる
  • What’s ~ like? は旅行前の情報収集で最も使える型

prepare for ~:「~の準備をする」

結論から言えば、旅行の準備を一語で表したいときの第一候補は prepare for です。prepare は「準備する」という動詞で、後ろに for を伴って「~に向けて備える」という広い意味を作ります。旅行を控えて何かと動き回っている状態を表すのにぴったりの形です。

なぜ for が必要なのか。prepare の目的語には「仕上げる対象そのもの」が入るからです。旅行は自分の手で組み立てて完成させる物体ではなく、向かっていく先の出来事です。だから for で「~に備えて」と方向を示す必要があります。

フレーズ
I’m preparing for my trip to Guam.
I need to prepare for my trip to France next week.
We should prepare for the trip carefully.
日本語訳
グアム旅行の準備をしているところ。
来週のフランス旅行の準備をしないといけない。
その旅行の準備は念入りにしておくべきだね。
使う場面
「今まさに準備中」と伝えるなら現在進行形。「これからやらなければ」なら need to や have to を添えます。書き言葉でもくだけた会話でも使える中立的な表現です。
注意点・誤用例
誤: I’m preparing my trip to Guam.
for を落とすと「旅行そのものを作り上げている」という妙な響きになります。ただし prepare a meal(食事を用意する)のように対象物を仕上げる場合は for なしで使えます。この線引きを覚えておけば迷いません。
発音・ニュアンス
prepare は「プリペア」で第2音節にアクセント。prepare for は「プリペアフォー」と切らず「プリペア(ル)フォ」とつなげます。少しきちんとした響きがあるので、フォーマルな連絡でも安心して使えます。

put ~ in …:「…に~を入れる」

荷造りの一挙一動を英語にしたいなら、put が主役になります。put は「置く」だけでなく「入れる」も担う便利な動詞で、in と組み合わせるだけで実況中継が成立します。

フレーズ
I’m putting some clothes in my bag.
Did you put your charger in your suitcase?
I put my toothbrush in the side pocket.
日本語訳
かばんに服を詰めているところ。
充電器はスーツケースに入れた?
歯ブラシはサイドポケットに入れたよ。
使う場面
家族と荷物の分担を確認するとき、あるいは自分ひとりで荷造りしながら口に出す練習をするとき。「入れた/入れていない」の確認は put の過去形で十分伝わります。
注意点・誤用例
put は原形・過去形・過去分詞がすべて put です。puted や putted という形は存在しません。Did you put ~? の答えで I putted と言ってしまう誤りが目立つので、活用しない動詞として覚えておきましょう。
発音・ニュアンス
putting は「プティング」ではなく「プリン」に近い響きになることがあります。tt が軽く弾かれる音になるためです。put it in のように続くと「プティリン」と一続きに聞こえます。

should:「~すべきだ」「~した方がいい」

should は「べき」と訳されるため強く響きそうですが、実際の会話では「そうするのが良さそう」という軽い助言として日常的に使われます。相手に持ち物を尋ねるときの定番が What should I bring? です。

フレーズ
What should I bring?
What should I wear at night?
Should I bring an umbrella?
日本語訳
何を持って行ったらいい?
夜は何を着ればいい?
傘は持って行くべき?
使う場面
現地の事情を知っている相手に判断を委ねたいとき。ホテルへのメールでも Should I bring an adapter?(変換プラグは必要ですか)のように使えます。
注意点・誤用例
誤: What should I to bring?
助動詞の後ろは動詞の原形です。to は入りません。また What do I should bring? のように do を足すのも誤りで、should 自体が疑問文を作れます。
発音・ニュアンス
should の l は発音しません。「シュルド」ではなく「シュド」です。should I は「シュダイ」とつながり、What should I bring? 全体が「ワッシュダイブリン」に近く聞こえます。

bring と take の使い分け

日本語の「持って行く」を機械的に take に置き換えると、相手との位置関係がずれて不自然になります。判断の軸はただひとつ、持って行く先に話し手か聞き手がいるかどうかです。

bring は「話し手や聞き手がいる場所へ持って行く/持ってくる」、take は「そこから別の場所へ持ち出す」という向きの違いを持ちます。今回の会話では、相手がいるグアムへ向かう話なので bring が自然でした。

フレーズ
I’ll bring my swimsuit to Guam.
Don’t forget to take your passport with you.
Can you bring your camera when you come over?
日本語訳
グアムに水着を持って行くね。(相手はグアムにいる)
パスポートを忘れずに持って出てね。(話し手は出発地にいる)
来るときカメラを持ってきてくれる?
使う場面
現地の友人と話しているなら bring、日本にいる家族に「持って出てね」と言われる場面なら take。同じ荷物でも、会話をしている場所が変われば選ぶ動詞も変わります。
注意点・誤用例
グアムにいる友人に I’ll take my swimsuit to Guam. と言うと、相手のいる場所を「よそ」として扱う響きになり、わずかな距離感が生まれます。逆に、日本にいる家族へ Bring your passport when you leave the house. と言うのも不自然です。
発音・ニュアンス
bring の ng は口を開けたまま鼻に抜けます。「ブリング」と最後にグを立てず「ブリン」で止めるほうが近い音です。take with you の with you は「ウィジュー」とつながります。

be sure to ~:「忘れずに~する」

念押しの助言に使う表現です。命令形の見た目をしていますが、響きは押しつけではなく「これは外さないでね」という親切な念押しになります。同じ意味で Don’t forget to ~、Make sure you ~ も使えます。

フレーズ
Be sure to bring your sandals.
Don’t forget to pack some snacks too.
Make sure you check the weather before you leave.
日本語訳
サンダルを忘れずに持って行ってね。
おやつも詰めておいてね。
出発前に天気を確認しておいてね。
使う場面
自分が助言する側に立ったとき。日本を訪れる友人に Be sure to bring a warm coat in January.(1月は暖かいコートを忘れずに)と伝えるのも同じ形です。
注意点・誤用例
誤: Be sure bring your sandals. / Be sure to bringing ~
be sure の後ろは to+動詞の原形です。また Make sure の後ろは you などの主語+動詞が続く点が be sure to と異なります。混ざりやすいので、二つの型を別物として覚えてください。
発音・ニュアンス
sure to は「シュアトゥ」より「シュアタ」に近く弱まります。sure の部分を少し伸ばすと、念押しの気持ちが自然に乗ります。

What’s ~ like?:「~はどんな感じ?」

様子や状態を尋ねる万能フレーズです。天候、食事、宿、街の雰囲気など、旅行前の情報収集で最も出番が多い型と言っていいでしょう。数値ではなく「感じ」を聞けるのが強みです。

フレーズ
What’s the temperature like in Guam?
What’s the weather like in February?
What’s the food like there?
日本語訳
グアムの気温はどんな感じ?
2月の天気はどう?
そこの食事はどんな感じ?
使う場面
相手の主観的な印象を引き出したいとき。What’s the hotel like?(そのホテルはどんな感じ?)のように、口コミサイトでは分からない生の情報を聞くのに向いています。
注意点・誤用例
誤: How is the weather like?
How と like は同居できません。How is the weather? か What’s the weather like? のどちらかです。また文末の like を落として What’s the weather? とすると、意味が通じにくくなります。
発音・ニュアンス
文末の like は軽く添えるだけで、強く言う必要はありません。むしろ temperature や weather の部分をはっきり発音するほうが伝わります。

Shall I ~?:「~した方がいい?」

自分の行動について相手の意向を尋ねる言い方です。カジュアルな会話では Should I ~? や Do you think I need ~? もよく使われ、地域や世代によって好まれる形が変わります。

フレーズ
Shall I bring a coat?
Should I bring a jacket for the evening?
Do you think I need long pants?
日本語訳
コートを持って行った方がいい?
夜用にジャケットを持って行くべき?
長ズボンは必要だと思う?
使う場面
迷っている持ち物について相手の判断を仰ぐとき。Shall I は少し丁寧で控えめ、Do you think I need ~? は最も柔らかく、押しつけ感がありません。
注意点・誤用例
Shall we ~? は「一緒に~しよう」という誘いで、Shall I ~? とは意味が変わります。ひとりで持って行く荷物の相談に Shall we bring a coat? と言うと、相手も一緒に持ってくる話になってしまいます。
発音・ニュアンス
Shall I は「シャライ」と一続きに。語尾を上げて尋ねると柔らかく、下げると確認のような響きになります。北米の日常会話では Should I のほうが耳にする頻度が高めです。

like A better than B:「BよりAの方が好き」

比較して好みを伝える形です。prefer A to B と言い換えられますが、prefer のほうが少し格式のある響きになります。旅先の話題では、気候や過ごし方の好みを語る場面で自然に登場します。

フレーズ
I like the hot place better than the cold place.
I prefer the beach to the mountains.
I like summer better than winter.
日本語訳
寒いところより暑いところが好き。
山より海派なんだ。
冬より夏が好き。
使う場面
旅行先の希望を伝えるとき、行き先を相談するとき。自分の好みを一文で示せると、相手も提案しやすくなります。
注意点・誤用例
誤: I prefer the beach than the mountains.
prefer と組むのは to です。than ではありません。逆に like ~ better では than を使います。組み合わせが交差しやすいので、セットで覚えるのが安全です。
発音・ニュアンス
better than は「ベターザン」より「ベラダン」に近く崩れます。prefer は「プリファー」で後ろにアクセント。会話では like ~ better のほうが素朴で親しみやすい響きです。

enough / just:「十分な」「~だけで」

enough は名詞の前にも形容詞の後ろにも置けますが、位置のルールは固定されています。just を添えると「それだけで足りる」という軽さが出て、相手の不安をやわらげる言い方になります。

フレーズ
I think just a jacket will be enough.
One suitcase is enough for five days.
Is this bag big enough?
日本語訳
ジャケットだけで十分だと思う。
5日間ならスーツケース1つで足りるよ。
このかばんで大きさは足りる?
使う場面
荷物を減らしたいときの相談や、助言する側の返答として。I think ~ will be enough. の形にすると断定を避けられ、押しつけになりません。
注意点・誤用例
誤: Is this bag enough big?
形容詞と組むときは big enough の順です。名詞と組むときだけ enough time、enough space のように前に置きます。
発音・ニュアンス
enough は「イナフ」で語尾は f の音。「イナグ」にならないよう注意してください。just a jacket は「ジャスタジャケット」とつながります。

個々の表現が見えてきました。では、「旅行の準備をする」という一語の日本語に対して、英語ではどんな選択肢があるのでしょうか。場面ごとの選び分けを整理します。

「旅行の準備をする」の言い方を場面で選ぶ

この章の要点
  • 全般的に備えるなら prepare for a trip
  • 会話でくだけた支度は get ready for a trip
  • 荷造りそのものは pack for a trip
  • 予約や手配は arrange for a trip
  • 「準備完了」は I’m all set / all packed で軽やかに

日本語の「準備」はひと言で済みますが、英語では作業内容や場面によって言い方が変わります。似た表現をニュアンスで整理しておくと、会話でも書き言葉でも迷わなくなります。

表現 ニュアンス
prepare for a trip 全般的に「旅行に備える」
get ready for a trip 会話向きの「支度をする」
pack for a trip 荷造りそのものを指す
get packed for a trip 口語的に「荷物をまとめる」
make preparations for a trip かたい響きの「準備を整える」
plan for a trip 計画・下調べの段階
get set for a trip 「準備万端にする」
gear up for a trip 気持ちや装備を含めて整える
organize for a trip 書類や段取りを整理する
arrange for a trip 予約や手配をする

それぞれの使用例

表だけでは体に入りません。実際の文の形で確認しておきましょう。自分の旅に置き換えて口に出すと、そのまま使える手持ちの表現になります。

フレーズ
She is preparing for a trip with her friends.
I’m getting ready for a trip to the mountains.
Are you ready for the trip tomorrow?
I have to pack for my trip tonight.
She packed for a trip to Hawaii.
日本語訳
彼女は友人との旅行の準備中だ。
山旅の支度をしているところ。
明日の旅行の準備はできてる?
今夜、荷造りをしないといけない。
彼女はハワイ旅行の荷造りを済ませた。
使う場面
get ready は日常会話の第一選択。pack は「服やモノをかばんに入れる作業」に限定されるので、予約や下調べを含めたいときは prepare for のほうが正確です。
注意点
pack for my trip は「旅行に向けて荷造りする」、pack my suitcase は「スーツケースに詰める」です。pack my trip とは言いません。for の有無で目的語の性質が変わる点は prepare と同じ発想です。
フレーズ
They are making preparations for a trip abroad.
We are planning for a trip to Italy next spring.
The team is gearing up for a trip overseas.
He arranged for a trip by calling the travel agency.
日本語訳
彼らは海外旅行の準備を進めている。
来春のイタリア旅行を計画中だ。
チームは海外遠征に向けて準備している。
彼は旅行会社に電話して手配を済ませた。
使う場面
make preparations は案内文や社内メールなど、ややかたい文脈に向きます。gear up はチームや家族が総出で動くイメージ、arrange は予約や交通手配の話に限定して使うと誤解がありません。
注意点
preparations は複数形で使うのが定型です。make a preparation とは通常言いません。また plan for a trip は計画段階を指すため、出発直前の荷造りに使うとずれが生じます。

「準備完了」を伝えるひと言

支度が終わった瞬間の気分を表すフレーズも覚えておくと、友人へのメッセージや写真の添え書きにそのまま使えます。短い一文でも、旅立ちの高揚感がしっかり伝わります。

フレーズ
I’m all packed and ready to go!
My bags are packed, and I’m ready to go.
I’m all set for my trip to Guam.
Off to Guam!
Next stop, Guam!
Ready to hit the road.
I’m so excited for this trip.
日本語訳
荷造り完了、あとは出発するだけ!
かばんは詰め終わって、出発準備万端。
グアム旅行の準備はできたよ。
グアムへ出発!
次の行き先はグアム!
さあ出発。
この旅行が本当に楽しみ。
使う場面
出発前夜のメッセージ、空港での写真の添え書き、迎えに来てくれる友人への連絡。Off to ~! や Next stop, ~! は主語も動詞もない省略形なので、短文の投稿にちょうど収まります。
発音・ニュアンス
all set は ready の言い換えで、「準備が整った」を軽やかに伝えられます。hit the road は本来「道に出る」ですが、車移動に限らず「出発する」の意味で広く使われます。all packed は「オールパックト」の t をほとんど落として発音すると自然です。

言い方の選択肢が揃ったら、次に必要になるのは「何を」の部分です。かばんに入れるモノの名前を英語で言えるようにしていきましょう。

荷造りで役立つ持ち物の語彙

この章の要点
  • 衣類・ビーチ用品、日用品、書類の三分類で覚える
  • 日焼け止めは sunscreen または sunblock
  • luggage と baggage は数えられない集合名詞
  • 荷物を預けるは leave や keep を使って表す

会話に出てきた T-shirt、shorts、swimsuit、sandals、sun hat、sunglasses に加えて、常夏の島へ向かうときに口にしやすい単語をまとめます。三つのグループに分けて覚えると、かばんの前で必要な語がすぐ出てきます。

木製テーブルの上に並べられたパスポート、搭乗券、旅程表、クレジットカード、変換プラグ、日焼け止めなどの旅行準備品を俯瞰で撮影した様子
実物を並べて英語名を口に出すと、単語が記憶に残りやすくなります。

衣類とビーチ用品

南の島では、日中の水辺と冷房の効いた室内の両方に備える必要があります。薄手の羽織りものが一枚あるだけで過ごしやすさが変わります。

  • tank top(タンクトップ)/short-sleeved shirt(半袖シャツ)
  • light cardigan(薄手のカーディガン)/hoodie(パーカー)
  • rash guard(ラッシュガード)/beach towel(ビーチタオル)
  • flip-flops(ビーチサンダル)/water shoes(マリンシューズ)
  • cover-up(水着の上に羽織るもの)/sarong(パレオ)

flip-flops は歩くときのぱたぱたという音から生まれた名前で、sandals より具体的にビーチサンダルを指します。hoodie は「パーカー」の英語名で、parka はもともと防寒用の厚手の上着を意味するため、薄手のフード付きトレーナーを parka と呼ぶと別物が伝わります。

日用品・小物

現地調達もできますが、肌に合うものや常用しているものは持参が安心です。薬類は英語名を知っておくと、薬局でのやり取りも楽になります。

  • sunscreen / sunblock(日焼け止め)
  • insect repellent(虫よけ)/after-sun lotion(日焼け後のケア用品)
  • toiletries(洗面用具)/contact lens solution(コンタクト用の洗浄液)
  • travel adapter(変換プラグ)/power bank(モバイルバッテリー)
  • waterproof phone case(防水スマホケース)
  • motion sickness pills(酔い止め)/painkillers(痛み止め)

toiletries は歯ブラシ、シャンプー、石けんなどをまとめて指す複数形の名詞です。Where can I buy toiletries?(洗面用具はどこで買えますか)と聞けば、必要な棚まで案内してもらえます。

書類とお金まわり

忘れると取り返しがつかないのがこのグループです。出発前に声に出して確認する習慣をつけると、語彙の定着と忘れ物防止が同時に叶います。

  • passport(パスポート)/boarding pass(搭乗券)
  • travel insurance(旅行保険)/e-ticket(電子航空券)
  • hotel reservation(ホテルの予約)/itinerary(旅程表)
  • credit card(クレジットカード)/some cash in dollars(ドルの現金)

itinerary は「アイティネラリー」と読み、第2音節にアクセントがあります。旅程表という日本語からは想像しにくい綴りなので、i-t-i-n-e-r-a-r-y と分けて覚えると混乱しません。

荷造りをめぐる会話に使える動詞と名詞

モノの名前だけでなく、荷物を扱う動作の言葉も揃えておきましょう。空港での場面でそのまま役立ちます。

  • pack / unpack(荷造りする/荷を解く)
  • carry-on(機内持ち込み手荷物)/checked baggage(預け荷物)
  • overweight baggage(重量超過の荷物)
  • squeeze ~ in(無理に押し込む)
フレーズ
I squeezed my carry-on in the overhead bin.
Can I leave my luggage here until check-in time?
Would you keep my baggage until 4 p.m.?
日本語訳
機内持ち込み荷物を頭上の棚に押し込んだ。
チェックインまで荷物を預かってもらえますか?
16時まで荷物を預かってもらえますか?
使う場面
早朝にホテルへ着いて部屋がまだ使えないとき、チェックアウト後に街を歩きたいとき。フロントで最もよく口にする一文です。
注意点
英語には日本語の「預ける」にぴったり当たる単語がないため、leave(置いていく)や keep(保管する)を使って表します。deposit my luggage は銀行の預金のような響きになり、日常のホテルの場面では少し浮きます。
発音・ニュアンス
luggage は「ラゲージ」ではなく「ラギッジ」に近い音。squeeze は「スクィーズ」で、狭い場所に押し込む感覚が音にも出ています。Would you ~? は Can I ~? より丁寧に響きます。

持ち物が言えるようになると、次に必ずぶつかるのが「何を持つか」を決める材料、つまり気温の話題です。数字の言い方を整えていきましょう。

気温と天気の伝え方

この章の要点
  • 基本形は「数字+degrees+単位」
  • 小数点は point と読む
  • 最高気温は the high、最低気温は the low
  • 体感を言うなら It feels like ~ degrees

旅の準備の話題は、必ず気温の話につながります。数字の言い方と単位の扱いを整えておけば、天気アプリの表示も現地の会話も一気に読み解けるようになります。

数字+degrees が基本形

フレーズ
It’s 25 degrees Celsius.
It’s 77 degrees Fahrenheit.
The temperature is below zero.
It’s minus 5 degrees Celsius.
日本語訳
セ氏25度です。
カ氏77度です。
気温は氷点下です。
マイナス5度です。
使う場面
相手に日本の気温を伝えるとき、現地の気温を確認したとき。単位を添えるかどうかは相手と共有できているかで判断し、初対面なら Celsius / Fahrenheit まで言うのが無難です。
注意点
1度のときだけ one degree と単数形になります。degrees を degree と言い間違えるのは軽微ですが、one degrees は不自然に響きます。小数点は point で読み、26.5度なら twenty-six point five degrees です。
発音・ニュアンス
degrees は「ディグリーズ」で後ろにアクセント。Celsius は「セルシアス」、Fahrenheit は「ファーレンハイト」で、綴りと音のずれが大きい単語です。体温も同じ要領で My temperature is 37.5 degrees Celsius. と言えます。

最高気温・最低気温と体感

天気予報で最もよく耳にするのが the high と the low です。この二語を知っているだけで、現地の予報が急に分かるようになります。

フレーズ
The high will be 30 degrees Celsius.
The low will be 15 degrees Celsius.
It feels like 40 degrees with the humidity.
There’s a big difference between day and night temperatures.
It feels much cooler than yesterday.
日本語訳
最高気温は30度になる見込みです。
最低気温は15度です。
湿度のせいで体感は40度くらい。
昼夜の気温差が大きいです。
昨日よりずっと涼しく感じる。
使う場面
滞在中の服装を決めるとき、現地の友人に一週間の見通しを聞くとき。昼夜の差を伝える一文は、上着が必要かどうかの判断材料としてそのまま使えます。
注意点
the highest temperature でも間違いではありませんが、日常会話や予報では the high のほうがに自然です。It feels like ~ は体感温度、It looks like ~ は「~のようだ」という見立てで、混同すると意味が変わります。
発音・ニュアンス
feels like は「フィールズライク」の s と l がつながって「フィールズライ」に近く聞こえます。humidity は「ヒューミディティ」で第2音節にアクセント。

暑さ・寒さを表す形容詞の段階

数字を使わずに気候を語れると、会話がぐっと豊かになります。hot と cold の間には、たくさんの中間の言葉が並んでいます。

暖かい側から並べると、hot(暑い)、warm(暖かい)、mild(穏やかな)、cool(涼しい)、chilly(肌寒い)、cold(寒い)、freezing(凍えるほど寒い)という段階になります。muggy や humid は「蒸し暑い」で、南の島の空気を表すのにちょうどよい単語です。

フレーズ
It’s humid but there’s a nice breeze.
It’s chilly this morning.
It’s freezing outside.
日本語訳
湿気はあるけど、心地よい風が吹いている。
今朝は肌寒い。
外は凍えるほど寒い。
使う場面
現地に着いてからの第一声、日本の気候を説明するとき。数字より印象が伝わるので、会話の糸口として使いやすい表現です。
注意点
freezing は「氷点下」というより「凍えるほど寒い」という誇張表現として日常的に使われます。実際に0度を下回っていなくても構いません。逆に mild は「穏やかで過ごしやすい」という好意的な響きを持ちます。
発音・ニュアンス
chilly は「チリー」で、唐辛子の chili と綴りも音も近いので文脈で判断されます。muggy は「マギー」に近い音で、じっとりした不快感を含みます。

ところが、渡航先がアメリカ圏だと数字の意味そのものが変わります。次に、多くの旅行者がつまずく単位の壁を越えましょう。

セ氏とカ氏、そして換算の考え方

この章の要点
  • セ氏は Celsius、カ氏は Fahrenheit
  • 正式な換算式はセ氏=5/9×(カ氏−32)
  • 会話では「30を引いて2で割る」の概算で足りる
  • アメリカとその自治領ではカ氏表示が主流

気温の言い方にはセ氏とカ氏があります。セ氏は Celsius(セルシアス)、カ氏は Fahrenheit(ファーレンハイト)です。どちらも人名由来のため、文中でも語頭を大文字にします。

換算式は、セ氏温度=5/9×(カ氏温度−32)、カ氏温度=9/5×セ氏温度+32です。正確に計算するならこの式ですが、会話の途中でとっさに換算するには重すぎます。

そこで役立つのが概算です。セ氏からカ氏なら2倍して30を足す、カ氏からセ氏なら30を引いて2で割る。20℃はおよそ70℉、100℉はおよそ35℃という具合に、体感をつかむには十分な精度になります。

基準点も覚え水の氷点はセ氏0度=カ氏32度、沸点はセ氏100度=カ氏212度です。The freezing point of water is 0 degrees Celsius. のように言えるようにしておくと、天気の話から自然に会話を広げられます。

アメリカでは主にカ氏で表しますので、注意が必要です。アメリカの自治領であるグアムも、表示や会話でカ氏が登場します。天気アプリで「86」と出て驚くことがありますが、これはカ氏86度、つまりセ氏30度ほどです。

注意点

体温についても、アメリカでは37.5℃を99.5℉と表すのが一般的です。医療の場面で熱を伝えるときに単位を省くと、深刻な誤解につながる恐れがあります。My temperature is 38 degrees Celsius. のように、必ずどちらの単位で話しているのかを添えてください。

フレーズ
Is that Celsius or Fahrenheit?
Ninety degrees Fahrenheit is about thirty-two degrees Celsius.
日本語訳
それはセ氏、それともカ氏?
カ氏90度はセ氏32度くらい。
使う場面
相手が言った数字にぴんとこなかったとき。遠慮せず Is that Celsius or Fahrenheit? と聞き返すのが、いちばん確実で自然な確認方法です。
注意点
degrees centigrade という言い方も存在しますが、現在は Celsius が標準です。また Fahrenheit を「フェアレンハイト」と読む誤りが多いので、「ファーレンハイト」と最初を長めに発音してください。

単位の壁を越えたところで、いよいよ具体的な服装の相談に入ります。常夏の島には、暑さ以外にも考えるべき要素があります。

常夏の島に合わせた服装をどう相談するか

この章の要点
  • 日差し対策には sun hat、sunglasses、sunscreen
  • 室内の強い冷房に備えて薄手の上着を一枚
  • 雨季は短時間の激しい雨に備える
  • ドレスコードは事前に一言で確認できる

グアムは年間の平均気温が25〜30℃前後で、一年を通して日本の初夏から真夏のような体感が続きます。基本は日本の夏服をそのまま持って行けば足りるものの、いくつか注意点があります。

夕方の自宅でソファに座り、半分荷物を詰めたスーツケースを前にスマートフォンで話す日本人女性
現地の友人に聞けば、天気アプリには出てこない情報が手に入ります。

強い日差しへの備え

まず日差しの強さです。sun hat、sunglasses、sunscreen は日中の外出に欠かせません。相手に助言する立場なら、The sun is really strong there, so bring sunscreen.(日差しが強いから日焼け止めを持ってきて)と伝えられます。

自分が尋ねる側なら、Do I need a strong sunscreen?(強めの日焼け止めは必要?)や Is a hat necessary during the day?(日中は帽子が必要?)と聞けば具体的な答えが返ってきます。

室内の冷房という見落としがちな要素

次に室内の冷房です。ショッピングモールやレストラン、車内の空調は強めで、薄着のままだと体が冷えます。会話で友人が a jacket で十分だと答えているのは、外の暑さではなく冷房と夜風を見越した助言です。

この意図を英語で言うなら、The air conditioning is really strong indoors, so bring a light jacket.(室内の冷房が強いから薄手の上着を持ってきて)です。理由を添えるだけで、相手が納得して荷物に加えてくれます。

雨季の雨とその伝え方

そして雨季の存在です。おおよそ7月から11月にかけては短時間の激しい雨が降りやすく、折りたたみ傘やレインジャケットが役立ちます。

ただ雨は長く続かないことが多いため、It rains hard but it doesn’t last long.(激しく降るけれど長くは続かない)という説明がしっくりきます。この一文が言えると、傘を持つべきか迷う相手を安心させられます。

ドレスコードと訪問先への配慮

教会を訪ねる場合は肩や膝が出る服を避ける配慮も必要で、Should I cover my shoulders?(肩は隠した方がいい?)という一言が使えます。訪問先の慣習を尋ねる姿勢そのものが、相手への敬意として伝わります。

フレーズ
The sun is really strong there, so bring sunscreen.
The air conditioning is really strong indoors, so bring a light jacket.
It rains hard but it doesn’t last long.
Is there a dress code at the restaurant?
Should I cover my shoulders?
日本語訳
日差しが強いから日焼け止めを持ってきて。
室内の冷房が強いから薄手の上着を持ってきて。
激しく降るけれど長くは続かない。
そのレストランに服装の決まりはある?
肩は隠した方がいい?
使う場面
出発前の相談だけでなく、日本に来る友人へ助言する場面でもそのまま応用できます。so を挟んで理由と結論をつなぐ形は、あらゆる助言に使える汎用の型です。
注意点
air conditioning は不可算で、機械そのものを指す air conditioner とは区別します。The air conditioner is strong. と言うと装置の性能の話に寄ってしまいます。
発音・ニュアンス
air conditioning は会話では AC(エイシー)と略されることが多く、The AC is really strong. のほうが耳にする頻度は高いです。last long は「ラストロング」の t が落ちて「ラスロング」に近く響きます。

服装の方針が固まったら、あとは連絡のやり取りです。準備の進み具合を伝える言い方を揃えておきましょう。

電話やメッセージで準備状況を伝えるフレーズ

この章の要点
  • 進行状況は still packing / almost finished packing で表す
  • 到着便は My flight gets in at ~ が定型
  • 宿泊日数は I’ll be staying for ~ nights
  • 心遣いを示す一文が会話を広げる

現地の友人と連絡を取り合いながら準備を進める場面を想定して、そのまま使える言い方を並べます。短文が多いので、メッセージアプリにそのまま打ち込めます。

フレーズ
I’m still packing.
I’ve almost finished packing.
My flight gets in at 6 p.m. on Friday.
I’ll be staying for four nights.
Is there anything I can bring you from Japan?
日本語訳
まだ荷造り中なんだ。
荷造りはほぼ終わったよ。
金曜の18時に着く便だよ。
4泊する予定。
日本から何か持って行こうか?
使う場面
出発前日から当日までのやり取り。最後の一文は相手への心遣いが伝わり、お土産の相談にも自然につながります。
注意点
飛行機の到着は arrive でも通じますが、gets in のほうが会話らしく響きます。宿泊日数は「泊」で数えるので nights です。four days と言うと日程の長さの話になり、宿泊数と食い違うことがあります。
発音・ニュアンス
I’ve almost finished は I’ve が弱まって「アイヴ」ほとんど「アヴ」に。gets in は「ゲッツィン」とつながります。
フレーズ
Is there anything I should know before I go?
Can you pick me up at the airport?
I’ll text you when I land.
I can’t wait to see you.
日本語訳
行く前に知っておくべきことある?
空港まで迎えに来てもらえる?
着いたらメッセージするね。
会えるのが楽しみ。
使う場面
Is there anything I should know before I go? は現地の慣習や注意点をまとめて聞ける便利な一文です。迎えを頼むときは、断りやすい余地を残す言い方が親切です。
注意点
pick up は「車で迎える」という意味で、目的語が代名詞のときは pick me up の語順になります。pick up me とは言いません。I can’t wait to see you. は現在形の can’t wait に to+動詞を続ける形が定型です。
発音・ニュアンス
pick me up は「ピックミアップ」より「ピッミアッ」に近く崩れます。text は動詞として「メッセージを送る」を意味し、message you とも言えますが text のほうが日常的です。

表現が増えてくると、似た単語の取り違えも増えてきます。ここで、日本人学習者がつまずきやすい点をまとめて整理しておきます。

間違えやすいポイントを整理する

この章の要点
  • shorts は複数形、数えるときは a pair of shorts
  • swimming wear は和製の響き、swimsuit が標準
  • luggage と baggage は two pieces of luggage と数える
  • travel、trip、journey、tour は指す範囲が違う
  • enough は形容詞の後ろ、名詞の前

どれも一度覚えれば迷わなくなるものばかりです。誤りの形と正しい形を並べて頭に入れると、口に出す瞬間に正しい方が出てきます。

shorts と short pants

半ズボンは英語では shorts と複数形にします。short pants はやや不自然に響くため、a pair of shorts、two pairs of shorts のように数えるのが自然です。

これは pants、jeans、glasses などと同じ発想で、二本の脚や二枚のレンズが対になっているものは複数形で扱われます。I bought a short. は通じませんが、I bought a pair of shorts. なら明確です。

swimsuit と swimming wear

水着は swimsuit(女性用にも男女兼用にも使える)や bathing suit、男性用の水泳パンツは swim trunks が一般的です。swimming wear は和製の響きになり、通じにくい場合があります。

Celsius と Fahrenheit の大文字

どちらも人名由来なので、文中でも語頭を大文字にします。celsius、fahrenheit と小文字で書くのは正式な表記ではありません。degrees centigrade という言い方も存在しますが、現在は Celsius が標準です。

luggage と baggage の数え方

どちらも集合的に扱う不可算名詞で、a luggage や luggages とは言えません。数えるときは two pieces of luggage、three bags のように表します。

注意点

空港のカウンターで I have two luggages. と言うと個数が伝わりにくく、やり取りが長引くことがあります。I have two bags. あるいは I have two pieces of luggage. と言い換えれば一度で伝わります。数を伝える場面では bag を使うのが最も確実です。

travel、trip、journey、tour の違い

travel は「旅をすること」全般を指す不可算的な語、trip は行って帰ってくる比較的短い旅、journey は移動そのものの過程、tour は複数の場所を巡る旅程を指します。

したがって「グアム旅行」は my trip to Guam が最も自然です。my travel to Guam とは通常言わず、I like travel.(旅行が好き)のように抽象的な意味で使うのが travel の役割です。

temperature の使い方

気温を尋ねるときは How is the temperature? よりも What’s the temperature like? や How warm is it? の方が会話らしく響きます。数値を知りたいなら What’s the temperature there right now? と直接聞けば伝わります。

enough の位置

warm enough、big enough のように、形容詞の後ろに置きます。enough warm という順番にはなりません。名詞の場合は enough time のように前に置きます。

誤りを知ったら、正しい形で口を動かす番です。場面別のミニ会話で、ここまでの表現を実際の流れの中に置いてみましょう。

まとめ:場面別ミニ会話でおさらい

この章の要点
  • 四つの場面で pack / get packed / arrange / wear を使い分ける
  • 短いやり取りをそのまま音読すると型が定着する
  • 役割を交代して両方のせりふを言うのが効果的

四つの場面を用意しました。どれも数往復で終わる短さなので、Aの側とBの側を両方読んでみてください。両役をこなすと、質問する型と答える型が同時に身につきます。

荷造りの進み具合を尋ねる

会話
同居人: Did you pack for the trip already?
学習者: Yes, I packed my clothes and camera.
同居人: Don’t forget to pack your sunscreen too.
学習者: Good idea. I’ll add it now.
日本語訳
同居人: 旅行の荷造りはもう済んだ?
学習者: うん、服とカメラは入れたよ。
同居人: 日焼け止めも忘れずに。
学習者: いいね、いま入れておく。
使う場面
出発前日の家庭内の会話。already を文末に置くと「もう済んだの?」という軽い驚きが加わります。
注意点
Good idea. は相手の助言を受け入れる万能の返しです。ただし Good idea? と語尾を上げると疑問になってしまうので、下げて言い切ってください。

出発直前に慌てる

会話
学習者: I still haven’t gotten packed for the trip.
同行者: Really? We’re leaving in two hours!
学習者: I know. I’ll get packed quickly.
同行者: Don’t forget your passport this time.
日本語訳
学習者: まだ荷物をまとめてないんだ。
同行者: 本当に?あと2時間で出発だよ。
学習者: わかってる、すぐまとめる。
同行者: 今回はパスポートを忘れないでね。
使う場面
出発当日のばたばたした場面。in two hours の in は「~後に」を表し、「2時間以内」ではありません。
注意点
get packed は「荷物をまとめ終える」という状態への変化を表す口語表現です。haven’t gotten packed で「まだ終わっていない」を表せます。イギリス英語では haven’t got packed の形も使われます。

手配について確認する

会話
同行者: Did you arrange for the trip to Guam?
学習者: Yes, I booked the flights and the hotel.
同行者: Great! Did you arrange transportation from the airport too?
学習者: Yes, everything is arranged.
日本語訳
同行者: グアム旅行の手配はした?
学習者: うん、飛行機とホテルは予約したよ。
同行者: いいね。空港からの移動も手配した?
学習者: うん、全部済んでる。
使う場面

滞在中の食事や外出の服装を相談する場面。Because of ~? と短く聞き返すだけで理由を確認できます。
注意点
Exactly. は「まさにその通り」という強い同意で、相手の推測が的中したときに使います。単なる肯定に使うと大げさに響くことがあるので、Yes. や Right. と使い分けてください。
発音・ニュアンス
It gets pretty cold. の gets は「だんだん~になる」という変化を表します。pretty は「かなり」の意味の副詞で、「プリティ」より「プリリ」に近く崩れます。

会話の型が体に入ったら、最後は出発前のひとりの時間を使った仕上げです。声に出す作業が、記憶の定着を大きく左右します。

出発前チェックリストを英語で口に出す

この章の要点
  • 持ち物を英語で読み上げると語彙と確認が同時に進む
  • Check. は「確認済み」を表す軽い返し
  • 動作と言葉を結びつけると記憶に残る

準備の最終確認を英語で声に出すと、語彙が体に染み込みます。かばんの前で次のように自分に問いかけてみてください。忘れ物防止と語彙練習が同時に進むのが、この方法のいちばんの利点です。

フレーズ
Passport? Check.
Boarding pass on my phone? Check.
Sunscreen and sun hat? Check.
Swimsuit and beach towel? Check.
Light jacket for the air conditioning? Check.
Travel adapter and power bank? Check.
Any medicine I might need? Check.
日本語訳
パスポートは?よし。
スマホの搭乗券は?よし。
日焼け止めと日よけ帽は?よし。
水着とビーチタオルは?よし。
冷房対策の薄手の上着は?よし。
変換プラグとモバイルバッテリーは?よし。
必要になりそうな薬は?よし。
使う場面
出発前夜、かばんを閉じる直前のひとり練習。名詞だけを並べた省略形なので、文法を気にせず口が動きます。
注意点
Check. のひと言は「確認済み」を表す軽い返しで、リストを読み上げるときの定番です。動詞の check(確認する)と同じ語ですが、この使い方では返答の間投詞に近い働きをします。
発音・ニュアンス
項目名は語尾を上げて疑問のように、Check. は下げて言い切ります。この上下の落差があるだけで、リズムのよい練習になります。

声に出す作業を数回繰り返すだけで、次の旅では単語が自然に口から出てきます。では、旅が終わったあとにも残る形にするには、どう続けていけばよいのでしょうか。

まとめ:覚えた表現を定着させるために

この章の要点
  • 荷造りの動作に合わせて実況すると記憶に残りやすい
  • 現地の天気予報を英語で読むと数字と単位に慣れる
  • 実際に人に尋ねると、自分に必要な表現が返ってくる
  • 渡航前の数日間だけでも続ける価値がある

旅行の準備をめぐる英語は、実際に荷造りをしながら口に出すのが最も身につきます。かばんに服を入れる瞬間に I’m putting my T-shirts in my bag. とつぶやき、日焼け止めを手に取ったら Be sure to bring sunscreen. と自分に言い聞かせる。

動作と言葉を結びつけると、記憶が単語帳の中にとどまらず、必要な場面で引き出せる形になります。手の動きが言葉を呼び戻す手がかりになるためです。

準備の英語を口に出しておくと、出発ロビーで聞こえる英語の解像度が変わります。
現地の天気予報を英語で読む

もうひとつ効果的なのは、現地の天気予報を英語で読むことです。The high will be 88 degrees Fahrenheit with a chance of afternoon showers. といった一文に触れておけば、数字の単位にも、天気の言い回しにも慣れていきます。

a chance of ~ は「~の可能性がある」、showers は「にわか雨」、scattered showers なら「所により雨」です。予報の定型句はごく限られているので、数日読むだけで見慣れた顔になります。

渡航前の数日間だけでも続けると、着いてから耳に入ってくる英語の解像度が変わります。空港のアナウンスや案内表示に出てくる語も、予報の語彙と多く重なっています。

実際に尋ねてみる

そして、友人や家族に「何を持って行くべき?」と英語で尋ねてみてください。What should I bring? という短い問いかけから会話が動き出し、そこで返ってきた表現こそが、あなたの旅で本当に必要な英語になります。

教材の中の例文は誰にとっても平均的な形ですが、自分の問いから生まれた返答は自分専用です。尋ねることが、いちばん近道だと言えます。

ひとりでの練習に加えて、相手のいる場で口に出す時間を持てると、聞き返される緊張感にも慣れていきます。旅の予定に合わせて練習の場を用意したい方は、下の案内から様子を見てみてください。

英語教室の詳しい案内を見てみる

最後に、この記事を読んだ方から寄せられやすい疑問をまとめました。細かい迷いはここで解消しておきましょう。

旅行の準備を英語で伝える会話例に関するよくある質問(FAQ)

この章の要点
prepare for と get ready for の選び方
bring と take の判断基準の再確認
気温の単位を確認する言い方
持ち物の数え方でつまずかないための整理
「旅行の準備をする」は prepare for と get ready for のどちらを使えばよいですか?

どちらも正しく、場面で選び分けます。友人との会話やメッセージでは get ready for a trip のほうが軽く自然に響き、予約や下調べを含めた全体的な備えを表したいときや、少しきちんとした文脈では prepare for a trip が向いています。荷造りという作業だけを指したいなら pack for a trip、予約や交通手配なら arrange for a trip と、動作の中身に合わせて選ぶとさらに正確に伝わります。

Q: bring と take はどう見分ければよいですか?

持って行く先に話し手か聞き手がいるかどうかで決まります。相手がいる場所へ向かうなら bring、そこから別の場所へ持ち出すなら take です。グアムにいる友人と話しているなら I’ll bring my swimsuit to Guam. が自然で、日本にいる家族から見送られる場面なら Don’t forget to take your passport with you. になります。同じ荷物でも、会話をしている場所が変われば選ぶ動詞も変わる点が理解の鍵です。

Q: 相手が言った気温がセ氏かカ氏か分からないときは何と聞けばよいですか?

Is that Celsius or Fahrenheit? と短く聞き返せば十分です。失礼にはあたらず、むしろ誤解を防ぐ確実な方法です。とっさに換算したいときは、カ氏からセ氏なら30を引いて2で割る、セ氏からカ氏なら2倍して30を足すという概算が使えます。正確な換算式はセ氏温度=5/9×(カ氏温度−32)ですが、体感をつかむだけなら概算で足ります。アメリカとその自治領ではカ氏表示が主流なので、天気アプリの数字が大きくても驚く必要はありません。

Q: 空港で荷物の個数を伝えるとき、luggage は数えられますか?

luggage と baggage はどちらも集合的に扱う不可算名詞なので、a luggage や two luggages とは言えません。個数を伝えるなら I have two bags. が最も簡潔で確実です。かたい言い方をするなら two pieces of luggage という形になります。カウンターでのやり取りを短く済ませたい場面では、bag を使うのが実用的です。

Q: 常夏の島へ行くのに上着は本当に必要ですか?

薄手の上着が一枚あると過ごしやすくなります。屋外は日本の真夏に近い体感ですが、ショッピングモールやレストラン、車内の空調は強めに設定されていることが多く、薄着のままだと体が冷えます。夜風で気温が下がる時間帯もあるため、記事の会話で友人が I think just a jacket will be enough. と答えているのは、外の暑さではなく室内の冷房と夜の涼しさを見越した助言です。厚手のコートは不要ですが、たためる薄手のジャケットやカーディガンは荷物に加えておく価値があります。

Q: What’s the temperature like? と How is the temperature? はどちらが自然ですか?

会話では What’s the temperature like? のほうが自然に響きます。How warm is it? という言い方もよく使われます。数値そのものを知りたいときは What’s the temperature there right now? と直接尋ねれば伝わります。なお How is the weather like? のように How と like を同時に使うのは誤りで、How is the weather? か What’s the weather like? のどちらかにしてください。

Q: 水着や半ズボンの英語で気をつける点はありますか?

半ズボンは shorts と複数形にし、数えるときは a pair of shorts、two pairs of shorts とします。short pants はやや不自然に響きます。水着は swimsuit や bathing suit が一般的で、男性用の水泳パンツは swim trunks です。swimming wear は和製の響きになるため避けたほうが安全です。日よけ帽は sun hat で、hut(小屋)とは別の単語なので綴りにも注意してください。

かばんを開けて手が止まっていた場所に、いまは言葉が揃っています。次の荷造りでは、Tシャツを詰めながら I’m putting my T-shirts in my bag. とつぶやいてみてください。その小さなひと声が、旅先で交わす会話の最初の一歩になります。