海外で食事をするとき、「アレルゲンの名前は言えても、微量混入や重症度まで説明できるだろうか」と不安になることはありませんか。料理名が分かっても、ソース、だし、衣、揚げ油、調理器具に何が使われているかは、見た目だけでは判断できません。
食物アレルギーを英語で伝えるときに大切なのは、難しい文章を長く話すことではありません。自分のアレルゲン、反応の重さ、微量混入を避ける必要性を、短い文に分けて具体的に伝えることです。
この記事では、レストラン、カフェ、機内、ホテル、スーパー、友人宅、緊急時という実際の流れに沿って、そのまま使える表現を身につけます。声に出す練習をしたい場合は、導入段階から英語教室で店員役とのやり取りを試す方法もあります。
この記事は英語表現を学ぶための資料です。薬の種類、携行本数、使用時期、渡航の可否、緊急時の対応は、本人の状態を把握する主治医の指示と個別の行動計画に従ってください。
最初に覚えるのは「アレルゲン・重症度・微量混入」の3点
- 食材名だけでなく、医学的なアレルギーだと明示する
- 微量でも危険な場合は、small amountやcross-contactを使う
- 安全を確認できない場合は、食べない判断を英語で伝える
最初に作るべき文章は、I have a severe food allergyを中心とした短い説明です。“No peanuts, please.”だけでは、好みとして受け取られる可能性があります。
そこで、アレルゲン名に加えて「重いアレルギーです」「微量でも反応する可能性があります」と続けます。相手が必要な対応を判断しやすくなるためです。
- フレーズ
- I have a severe peanut allergy. Even a small amount could cause a serious reaction.
- 日本語訳
- 私は重度のピーナッツアレルギーがあります。微量でも重い反応を起こす可能性があります。
- 使う場面
- 入店時、注文前、機内食の確認時など、食べ物を受け取る前に使います。
- 注意点・誤用例
- “I don’t like peanuts.”は「ピーナッツが好きではない」という意味です。医学的な問題を伝える表現にはなりません。重症度を表す語は、自分の診断や医師から受けた説明に合わせます。
- 発音・ニュアンス
- severeは「スィヴィア」に近く、後半をやや強く言います。serious reactionは「深刻な反応」という意味で、相手に重要性を伝える組み合わせです。
微量混入まで避ける必要がある場合は、cross-contactという語が役立ちます。これは、アレルゲンを含む食品から、別の食品へ意図せずアレルゲンが移ることを表します。
- フレーズ
- I need to avoid cross-contact. Please use clean utensils and separate cookware.
- 日本語訳
- 微量混入を避ける必要があります。清潔な調理器具と、分けた鍋やフライパンを使ってください。
- 使う場面
- 共用の包丁、まな板、鍋、グリル、揚げ油を避けたいときに使います。
- 注意点・誤用例
- 食物アレルゲンの意図しない接触にはcross-contactが具体的です。日常会話ではcross-contaminationと言われることもありますが、単語だけで終わらせず、何を分けてほしいかも述べます。
- 発音・ニュアンス
- crossは「クロス」、contactは前半を強くして「コンタクト」に近づけます。need to avoidと組み合わせると、単なる希望ではなく必要条件だと伝わります。
もし店側が材料や調理工程を確認できなければ、食べない選択も必要です。“Thank you for checking. I won’t order food because it cannot be confirmed.”と言えば、確認への感謝を示しながら注文を断れます。
では、この中心文を正しい文法で組み立てるために、allergy、allergic、allergenの違いを見ていきましょう。
allergy・allergic・allergenを使い分ける
- allergyは名詞なのでhaveと組み合わせる
- allergicは形容詞なのでbe allergic toの形にする
- allergenは反応の原因となる物質を指す
最も覚えやすい型は、I have an allergyとI’m allergic toの2つです。どちらも「アレルギーがあります」と伝えられますが、後ろに続く形が異なります。
| 英語 | 役割 | 基本形 |
|---|---|---|
| allergy | 名詞 | I have an egg allergy. |
| allergic | 形容詞 | I’m allergic to eggs. |
| allergen | 原因物質を表す名詞 | This product contains allergens. |
allergyはhaveと一緒に使う
allergyは名詞です。“I have a food allergy.”や“My child has a milk allergy.”のように使います。食材名をallergyの前に置く場合は、an egg allergy、a peanut allergy、a wheat allergyのようにするのが一般的です。
“I am allergy to eggs.”は不自然です。allergyは名詞なので、“I have an egg allergy.”または“I am allergic to eggs.”にします。
allergicはbe動詞とtoが必要
allergicは形容詞です。基本形はbe allergic to+食材名です。“I’m allergic to wheat and soy.”なら「私は小麦と大豆にアレルギーがあります」という意味になります。
複数のアレルゲンを並べる場合は、最後の項目の前にandを置きます。“I’m allergic to eggs, milk, and peanuts.”のように、ゆっくり区切ると聞き取ってもらいやすくなります。
allergenは食品や表示について話す語
allergenは、反応を引き起こす原因物質です。“Are the allergens listed on the menu?”なら「メニューにアレルゲンが表示されていますか」と尋ねられます。人の状態を直接表す語ではないため、“I am allergen”とは言いません。
日本語と異なる発音に慣れる
allergyは最初の音節を強くし、語尾は日本語の「ギー」より「ジー」に近い音です。allergicは中央部分が強くなります。おおよそのリズムは、allergyが「AL-ler-gy」、allergicが「a-LLER-gic」、allergenが「AL-ler-gen」です。
- allergy:最初を強く、語尾を「ジー」に近づける
- allergic:中央の「ラー」に近い部分を強くする
- allergen:最初を強くし、最後は「ジェン」に近づける
発音が通じにくいと感じたら、同じ文を速く繰り返すのではなく、単語の間に短い間を置きます。“I have / a severe / food allergy.”と区切り、カードも同時に見せると情報を補えます。

主要アレルゲンの英単語と範囲を確認する
- アレルゲン本体だけでなく、関連する加工食品名も準備する
- peanutsとtree nuts、wheatとglutenは同じ分類ではない
- shellfishの範囲が広い場合は、具体的な食材名を加える
アレルゲン名は、一語だけ暗記するより、関連食品とセットで覚えるほうが実用的です。たとえばmilkだけでなく、butter、cheese、cream、whey、caseinも確認対象になる場合があります。
| 日本語 | 英語 | 関連する表示や食品 |
|---|---|---|
| 牛乳・乳 | milk | butter, cheese, cream, yogurt, whey, casein |
| 卵 | eggs | mayonnaise, custard, meringue, batter |
| 小麦 | wheat | flour, bread, pasta, breadcrumbs |
| 大豆 | soy / soya | tofu, miso, soy sauce, soy protein |
| ピーナッツ | peanuts | peanut butter, peanut oil, satay sauce |
| 木の実類 | tree nuts | almonds, walnuts, cashews, pistachios |
| ごま | sesame | sesame oil, tahini, sesame paste |
| 甲殻類・貝類 | shellfish | shrimp, prawns, crab, lobster, clams |
| 魚 | fish | fish sauce, fish stock, anchovies |
| そば | buckwheat | buckwheat flour, soba noodles |
| マスタード | mustard | mustard powder, mustard seeds |
| 亜硫酸塩 | sulfites / sulphites | wine, dried fruit, preserved foods |
peanutsとtree nutsは分けて伝える
ピーナッツと木の実類は、英語の表示で別々に扱われることがあります。ピーナッツだけに反応するのか、アーモンド、クルミ、カシューナッツなども避けるのかを明確にします。
- フレーズ
- I’m allergic to both peanuts and tree nuts.
- 日本語訳
- 私はピーナッツと木の実類の両方にアレルギーがあります。
- 使う場面
- ナッツ類を使う料理、デザート、ソース、菓子を注文するときに使います。
- 注意点・誤用例
- nutsだけでは、話し手と聞き手が想定する範囲が異なる場合があります。避ける必要がある種類をカードにも列挙します。
- 発音・ニュアンス
- both A and Bは「AとBの両方」という明確な言い方です。tree nutsは二語を切り離しすぎず、一まとまりで発音します。
shellfishは具体名を添える
shellfishは、エビやカニなどの甲殻類に加え、カキ、二枚貝、ムール貝、ホタテなどを含む広い表現として使われることがあります。反応する種類が限られているなら、“I’m allergic to shrimp and crab, but I can eat scallops.”のように範囲を示します。
地域によってエビはshrimpまたはprawnと呼ばれます。カードには両方を書いておくと確認しやすくなります。
milkとdairyを関連食品まで広げる
milkは乳そのもの、dairy productsはバター、チーズ、クリーム、ヨーグルトなどを含む乳製品全般を指します。乳由来成分を広く避ける必要がある場合は、milkだけで終わらせず、関連する食品や成分を加えます。
植物性ミルクにも別の注意があります。soy milkには大豆、almond milkにはアーモンド、cashew milkにはカシューナッツが使われます。カフェでは、牛乳と同じスチームノズルや容器を使うかも確認対象になります。
wheat、gluten、buckwheatを混同しない
小麦アレルギーはwheat allergyです。gluten intoleranceやceliac diseaseとは区別して伝えます。gluten-freeという表示だけで、自分が避ける必要のある原材料や微量混入まで条件を満たすとは限りません。
- フレーズ
- I have a wheat allergy. Gluten-free does not necessarily mean wheat-free for me.
- 日本語訳
- 私は小麦アレルギーがあります。私の場合、グルテンフリーが必ずしも小麦不使用を意味するわけではありません。
- 使う場面
- gluten-freeメニューを提案されたときに、自分の条件を改めて確認する場面で使います。
- 注意点・誤用例
- wheatとglutenを無条件に同じ意味として扱わず、必要な回避条件を店側へ具体的に伝えます。buckwheatはそばであり、小麦とは別です。
- 発音・ニュアンス
- wheatは「ウィート」、buckwheatは「バックウィート」に近い音です。not necessarilyは「必ずしも~とは限らない」という慎重な表現です。
アレルギー・不耐症・好みを英語で区別する
- food allergyとintoleranceは同じ意味ではない
- preferenceやdislikeは好みを表す
- 必要な調理対応を受けるため、理由を正確に述べる
食べられない理由は、医学的なアレルギーかどうかを明確にします。理由が曖昧だと、店側が調理器具の交換や作業場所の清掃を必要と判断できないことがあるためです。
- food allergy:免疫系が関係する食物アレルギー
- intolerance:特定の成分を消化または処理しにくい不耐症
- sensitivity:特定の成分に敏感であること
- dietary restriction:宗教、信条、健康上の事情を含む食事制限
- preference:食事上の好み
- dislike:嫌いであること
たとえば“I’m lactose intolerant.”は乳糖不耐症を表します。牛乳アレルギーがある人がこの文を使うと、乳糖を除いた乳製品なら食べられると受け取られる可能性があります。
- フレーズ
- This is a medically diagnosed food allergy, not a preference.
- 日本語訳
- これは医師から診断を受けている食物アレルギーで、好みの問題ではありません。
- 使う場面
- 店員が「少しなら大丈夫ですか」「嫌いなだけですか」と確認したときに使います。
- 注意点・誤用例
- “I can’t eat it.”だけでは、理由や必要な対応が伝わりません。“because I’m allergic to it”を加えると明確です。
- 発音・ニュアンス
- medically diagnosedは「医学的に診断された」という意味です。強い口調にせず、not a preferenceをはっきり区切って伝えます。
“A little is okay.”は「少量なら大丈夫」という意味です。微量でも避ける必要がある場合は、“Even a tiny amount is not safe for me.”と反対の内容を明示します。
言葉の区別ができたら、次は旅行中に英語だけへ頼らなくて済むよう、出発前の準備を整えます。
渡航前は薬・書類・カード・連絡先を一組で準備する
- 旅行計画と必要な薬について主治医へ相談する
- 英文の医療書類とアレルギーカードを用意する
- 救急薬、緊急番号、保険情報を同行者とも共有する
海外での安全は、現地で話す英語だけで決まりません。出発前に複数の伝達手段を準備しておくことで、騒がしい場所や本人が話せない状況にも備えられます。
主治医に確認する項目
- 旅行中に必要な薬の種類と量
- 自己注射薬の携行本数と使用条件
- 薬の保管方法と有効期限
- 時差がある場合の服薬時刻
- 英文診断書や処方内容を示す書類
- 本人に合った緊急時行動計画
- 渡航先で受診が必要になった場合の注意事項
英文診断書はdoctor’s note、medical certificate、medical letterなどと呼ばれます。氏名、診断名、アレルゲン、薬の一般名と商品名、薬を携行する必要性、医師の署名や連絡先など、必要な記載内容を医療機関へ相談します。
薬の持ち込み条件は国や地域で異なります。大使館、領事館、税関、保健当局、航空会社など、渡航先に応じた公的な案内も確認します。
薬の場所を英語で共有する
- フレーズ
- My epinephrine auto-injector is in the front pocket of this bag.
- 日本語訳
- アドレナリン自己注射薬は、このバッグの前ポケットに入っています。
- 使う場面
- 同行者、客室乗務員、ホテルスタッフなどへ薬の位置を伝えるときに使います。
- 注意点・誤用例
- 商品名だけでなく、一般的な名称も準備します。米国ではepinephrine、英国などではadrenalineという語がよく使われます。
- 発音・ニュアンス
- auto-injectorは「オート・インジェクター」に近い音です。front pocket、side pocketなど、実際の保管場所に合わせて言い換えます。
アレルギーカードに入れる内容
カードには、アレルゲン、関連食品、重症度、微量混入への対応、調理条件、安全に用意できない場合は知らせてほしいという一文を入れます。英語と現地語を併記し、紙とスマートフォンの両方に保存すると紛失や電池切れに備えられます。
- フレーズ
- I have a life-threatening allergy to [allergen]. Even a small amount could cause a severe reaction. Please use clean utensils, cookware, and preparation surfaces. If you cannot prepare the meal safely, please tell me.
- 日本語訳
- 私は[アレルゲン]に命に関わるアレルギーがあります。微量でも重い反応を起こす可能性があります。清潔な調理器具、鍋、作業台を使ってください。安全に用意できない場合は教えてください。
- 使う場面
- レストランの責任者や調理担当者へカードを渡す場面で使います。
- 注意点・誤用例
- life-threateningは、医師から説明を受けている自分の状態に合う場合に使います。カードを渡すだけで終わらず、相手が読んで理解したかも確認します。
- 発音・ニュアンス
- life-threateningは「命を脅かす」という強い表現です。cannot prepare safelyは、安全な調理ができない場合に率直な回答を求める言い方です。
準備が整ったら、実際のレストランで「いつ、何を、どの順番で言うか」を確認しましょう。
レストランでは入店時から配膳時まで段階的に確認する
- 入店時に対応可能かを尋ねる
- 注文前に原材料、ソース、だし、調味料を確認する
- 配膳時にも自分の料理かを再確認する
レストランでは、一度伝えれば終わりではありません。入店時・注文時・配膳時の三段階で確認すると、担当者が交代した場合にも情報をつなぎやすくなります。
入店時に対応できるか尋ねる
- フレーズ
- I have a severe shellfish allergy. Can your restaurant accommodate it safely?
- 日本語訳
- 私は重度の甲殻類・貝類アレルギーがあります。安全に対応できますか。
- 使う場面
- 席へ案内される前や予約時に、店の対応可否を確認します。
- 注意点・誤用例
- accommodateは、単にアレルゲンを抜くだけでなく、必要な条件へ対応できるかを尋ねる語です。相手が断言できない場合は、責任者やシェフへの確認を頼みます。
- 発音・ニュアンス
- accommodateは「アコモデイト」に近い音です。難しければ、“Can you prepare a safe meal for me?”と言い換えられます。
原材料を料理の構成要素ごとに尋ねる
料理本体にアレルゲンが見えなくても、ソース、マリネ液、だし、ドレッシング、衣、飾りに含まれることがあります。“Does this dish contain milk?”に続けて、材料の範囲を広げて尋ねます。
- What ingredients are used in the sauce?:ソースには何が使われていますか
- Is the soup made with fish or shellfish stock?:魚や甲殻類・貝類のだしを使っていますか
- Does the dressing contain sesame or tahini?:ドレッシングにごまやタヒニが入っていますか
- Does the batter contain eggs or milk?:衣に卵や牛乳が含まれていますか
- Could you check the original package?:元のパッケージを確認していただけますか
- フレーズ
- Could you ask the chef to check every ingredient, including the sauce and seasoning?
- 日本語訳
- ソースや調味料を含むすべての材料を、シェフに確認していただけますか。
- 使う場面
- 店員から“I think it’s okay.”などの曖昧な返答を受けたときに使います。
- 注意点・誤用例
- “I think”や“probably”は確実な回答ではありません。“I need a definite answer.”と続け、確認できる人へ取り次いでもらいます。
- 発音・ニュアンス
- includingは「~を含めて」という意味です。every ingredientを少し強く言うと、付属のソースや調味料も確認したい意図が伝わります。
食材を抜くときは新しく作る必要性を伝える
“Please remove the nuts.”だけでは、完成した料理からナッツを取り除けばよいと受け取られる可能性があります。必要な場合は、最初から使わずに新しい料理を作ってほしいと伝えます。
“Please prepare a new dish without nuts. Removing them from the finished dish is not safe for me.”と伝えると、「ナッツなしで新しく作る必要があり、完成後に取り除くだけでは安全ではない」と明示できます。
入店から注文までの会話
- 会話
- 学習者:Before I order, I need to tell you that I have a severe peanut and tree nut allergy.
店員:Thank you for telling me. Are all nuts a problem?
学習者:Yes. Even a small amount could cause a serious reaction. Could you show this card to the chef?
店員:Of course. Which dish are you considering?
学習者:The grilled chicken. Does the marinade contain peanuts, peanut oil, cashews, or any other nuts?
店員:I’ll check with the chef.
学習者:Thank you. Could you also check whether it is cooked on a shared grill? - 日本語訳
- 学習者:注文前に、重度のピーナッツと木の実類のアレルギーがあることをお伝えします。
店員:教えてくださりありがとうございます。すべてのナッツが問題ですか。
学習者:はい。微量でも重い反応を起こす可能性があります。このカードをシェフに見せていただけますか。
店員:承知しました。どの料理をお考えですか。
学習者:グリルチキンです。マリネ液にピーナッツ、ピーナッツ油、カシューナッツ、ほかの木の実類は含まれますか。
店員:シェフに確認します。
学習者:ありがとうございます。共用のグリルで調理されるかも確認していただけますか。 - 使う場面
- 注文候補を決めてから、材料と調理工程を順番に確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- 一度にすべてを早口で伝えず、店員の回答を待ちながら確認項目を進めます。カードを預けた場合は、料理が来る前に返してもらいます。
- 発音・ニュアンス
- marinadeは「マリネイド」、shared grillは「共用のグリル」です。Could you also checkで、追加確認を丁寧に頼めます。

共用器具・揚げ油・ビュッフェの微量混入を確認する
- 包丁、まな板、鍋、グリル、手袋、作業台を確認する
- フライヤーと油が共用かを尋ねる
- ビュッフェでは厨房から新しい一皿を頼めるか確認する
原材料にアレルゲンがなくても、調理中に別の食品から移る可能性があります。そこで、単に“Is it allergen-free?”と尋ねるだけでなく、具体的な器具と工程を確認します。
- Could you use a clean knife and cutting board?:清潔な包丁とまな板を使えますか
- Is this prepared on the same grill as the shrimp?:エビと同じグリルで調理しますか
- Can it be prepared in a separate area?:別の場所で調理できますか
- Are clean gloves used for my order?:私の注文には清潔な手袋を使いますか
- Is the same blender used for drinks containing nuts?:ナッツ入り飲料と同じミキサーを使いますか
共用の揚げ油を確認する
- フレーズ
- Is this cooked in a shared fryer? I cannot eat food cooked in the same oil as shrimp or breaded foods.
- 日本語訳
- これは共用のフライヤーで調理されますか。エビや衣付き食品と同じ油で調理したものは食べられません。
- 使う場面
- フライドポテト、揚げ物、ドーナツなど、複数の商品を同じ油で調理する可能性がある場面で使います。
- 注意点・誤用例
- 料理自体にアレルゲンが含まれないという回答だけでは、油の共用状況は分かりません。shared fryerとsame oilを分けて確認します。
- 発音・ニュアンス
- fryerは「フライアー」に近い音です。I cannot eatと明言すると、自分に必要な条件として伝えられます。
ビュッフェでは厨房から新しい分を頼む
ビュッフェでは、客がトングを入れ替えたり、隣の料理をこぼしたりする可能性があります。“Could I have a fresh portion from the kitchen rather than from the buffet?”と尋ねれば、ビュッフェ台ではなく厨房から新しい一皿を出せるか確認できます。
対応できないと言われた場合は、個別包装の商品があるか、自分の携行食を食べられるかを尋ねます。店や施設の規則があるため、持ち込み食品を無断で食べるのではなく、事情を説明して許可を得ます。
スーパーでは原材料欄と注意表示を別々に読む
- ingredient listとallergen statementの両方を見る
- ContainsとMay containは意味と位置付けが異なる
- veganやlactose-freeだけで安全を判断しない
包装食品では、表面の大きな表示だけでなく、裏面や側面のingredient listを読みます。アレルゲン表示の制度や対象食品は国や地域で異なるため、渡航先の公的な案内も確認してください。
- Contains: Milk, Wheat, and Soy.:乳、小麦、大豆を含みます
- May contain peanuts.:ピーナッツを含む可能性があります
- May contain traces of nuts.:微量のナッツ類を含む可能性があります
- Made in a facility that also processes tree nuts.:木の実類も扱う施設で製造されています
- Made on shared equipment with products containing milk.:乳を含む商品と共用設備で製造されています
“May contain”などの予防的な注意表示は、国や企業によって表現や運用が異なります。表示が見当たらないことだけを理由に、微量混入の可能性がないとは判断できません。不明な場合は、製造会社や販売店へ確認します。
便利な表示にも範囲がある
- vegan:動物由来の食品を使わないという表示
- vegetarian:肉や魚を使わないという表示
- dairy-free:乳製品不使用を示す表示
- lactose-free:乳糖不使用を示す表示
- gluten-free:定められた条件に沿ってグルテンを制限した表示
- nut-free:対象とされるナッツ類を使わないという表示
vegan食品に大豆、ごま、木の実類が使われることはあります。また、lactose-freeの乳製品に乳由来のたんぱく質が残る場合があるため、牛乳アレルギーと乳糖不耐症を同じ条件として扱わないことが大切です。
- フレーズ
- Could you help me read this ingredient label? Does it contain anything derived from milk?
- 日本語訳
- この原材料表示を読むのを手伝っていただけますか。乳由来のものが含まれていますか。
- 使う場面
- スーパー、売店、ホテルの朝食会場などで、表示を一人で確認できないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 店員の推測ではなく、原材料欄や製造会社の回答を確認します。輸入食品では、貼付ラベルと元の包装の両方を見る方法もあります。
- 発音・ニュアンス
- derived fromは「~に由来する」という意味です。milkだけでは見つけにくい乳由来成分について尋ねるときに役立ちます。
機内・ホテル・カフェ・友人宅でも条件を具体化する
- 航空会社とホテルには出発前に連絡する
- 特別食の名称だけで自分の条件を満たすと判断しない
- カフェや家庭では共用器具と材料の包装を確認する
機内やホテルでは、その場で初めて相談するより、予約後に連絡しておくほうが確認項目を整理できます。ただし、事前連絡や特別食があっても、アレルゲンの完全な排除を意味するとは限りません。
航空会社への連絡例
- フレーズ
- I have a severe peanut allergy. What accommodations are available for passengers with food allergies? I will carry my medication and safe food.
- 日本語訳
- 私は重度のピーナッツアレルギーがあります。食物アレルギーのある乗客には、どのような対応が可能ですか。薬と安全に食べられる食品を携行します。
- 使う場面
- 予約後の問い合わせや搭乗手続き時に使います。便名、搭乗日、予約番号も用意します。
- 注意点・誤用例
- 食品を持参する場合は、機内持ち込みと入国時の食品規則も確認します。薬は必要時に取り出せる場所で管理し、扱いは医師と航空会社の案内に従います。
- 発音・ニュアンス
- passengerは「パッセンジャー」に近い音です。What accommodations are available?は、可能な対応内容を広く尋ねる表現です。
ホテルには厨房と冷蔵設備を確認する
“Could you let the restaurant and kitchen staff know before my arrival?”で、到着前にレストランと厨房スタッフへ共有してほしいと頼めます。安全な携行食を保管したい場合は、“Does my room have a refrigerator?”と確認します。
朝食がビュッフェ形式なら、共用トング、トースター、ワッフルメーカー、スプーンなども確認対象です。個別包装された食品や、厨房で別に用意できる料理があるかを尋ねます。
カフェではミルクと器具の両方を確認する
- What type of milk is used in this drink?:この飲み物には何のミルクを使いますか
- Is the steaming wand also used for cow’s milk?:スチームノズルは牛乳にも使いますか
- Is the same blender used for drinks containing nuts?:ナッツ入り飲料と同じミキサーを使いますか
- Could you use a clean scoop?:清潔なスクープを使えますか
non-dairyやveganの飲み物でも、大豆、アーモンド、カシューナッツ、ココナッツなどが使われる場合があります。表示名から推測せず、自分が避ける食材を一つずつ確認します。
友人宅では感謝と条件を一緒に伝える
- フレーズ
- Thank you for cooking for me. Could I see the packages of the ingredients you used?
- 日本語訳
- 料理を作ってくださりありがとうございます。使った材料のパッケージを見せていただけますか。
- 使う場面
- ホームステイ先、友人宅、学校行事などで手料理を勧められたときに使います。
- 注意点・誤用例
- 相手の厚意に感謝しつつ、必要な確認は省略しません。安全を確認できなければ、持参した食事を選ぶことも伝えます。
- 発音・ニュアンス
- Could I seeは丁寧な依頼です。packagesと複数形にすると、調味料を含む複数の包装を確認したい意図を示せます。
症状が出たら短い命令文で助けを求める
- 症状、必要な行動、薬の場所を短く伝える
- 緊急時は完璧な文章より明確さを優先する
- 本人の緊急時行動計画と医療担当者の指示に従う
緊急時には、長い説明を組み立てる必要はありません。Call an ambulance nowのような短い文を、周囲の一人に向けてはっきり伝えます。
| 症状 | 英語 |
|---|---|
| じんましん | hives |
| 唇の腫れ | swollen lips |
| 舌の腫れ | a swollen tongue |
| 喉の締め付け | throat tightness |
| 呼吸困難 | difficulty breathing |
| ぜん鳴 | wheezing |
| 吐き気 | nausea |
| 嘔吐 | vomiting |
| めまい | dizziness |
| 意識が遠のく感じ | feeling faint |
- フレーズ
- I’m having a severe allergic reaction. Call an ambulance now. My epinephrine auto-injector is in my bag. Do not leave me alone.
- 日本語訳
- 重いアレルギー反応が出ています。今すぐ救急車を呼んでください。アドレナリン自己注射薬はバッグの中です。私を一人にしないでください。
- 使う場面
- 重い反応が疑われ、周囲へ救急要請と支援を求める場面で使います。
- 注意点・誤用例
- 薬の使用方法や使用時期は、本人の行動計画と医師の指示に従います。症状が落ち着いて見える場合も、救急担当者の案内に従って医療評価を受けます。
- 発音・ニュアンス
- ambulanceは最初を強くして「アンビュランス」に近づけます。緊急時のnowは、急ぐ必要があることを明確にします。
救急電話での会話
- 会話
- 同行者:We need an ambulance. A person is having a severe allergic reaction.
通信担当者:What symptoms are they having?
同行者:They are having trouble breathing, and their face is swelling.
通信担当者:Has epinephrine been given?
同行者:Yes. One auto-injector was used five minutes ago.
通信担当者:What is your location?
同行者:We are at [hotel name, address, and room number]. - 日本語訳
- 同行者:救急車が必要です。重いアレルギー反応を起こしている人がいます。
通信担当者:どのような症状がありますか。
同行者:呼吸が苦しく、顔が腫れています。
通信担当者:アドレナリンは使用しましたか。
同行者:はい。5分前に自己注射薬を1本使用しました。
通信担当者:現在地はどこですか。
同行者:[ホテル名、住所、部屋番号]にいます。 - 使う場面
- 同行者が救急機関へ、症状、薬の使用状況、現在地を伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- 現地の緊急番号は出発前に調べます。ホテル名だけでなく、住所、部屋番号、目印を紙にも記録します。
- 発音・ニュアンス
- having trouble breathingは「呼吸が困難」という重要な情報です。数字、住所、部屋番号は一語ずつ区切って復唱します。
一週間の練習で「読む英語」を「口から出る英語」に変える
- 自分専用の短い説明文を作る
- 通常の注文と緊急時を分けて音読する
- 聞き返しや断られる場面も含めて練習する
読んで分かる表現も、緊張した場面ではすぐに出ないことがあります。そこで、自分に必要な文だけを選び、一週間かけて場面別に声へ出します。
自分専用の説明文を作る
次の空欄を、自分の診断内容と医師から受けた説明に合わせて埋めます。関連食材や症状は、必要なものだけを入れてください。
- フレーズ
- I have a [mild / severe / life-threatening] allergy to [allergen]. I must also avoid [related foods]. Even [a small amount / cross-contact] can cause [symptoms]. Please use clean utensils and separate cookware. If you are not certain that the meal is safe, please tell me.
- 日本語訳
- 私は[軽度・重度・命に関わる][アレルゲン]アレルギーがあります。[関連食品]も避ける必要があります。[微量・微量混入]でも[症状]を起こす可能性があります。清潔な調理器具と分けた鍋を使ってください。料理が安全だと確信できない場合は教えてください。
- 使う場面
- レストラン、ホテル、航空会社への連絡文やアレルギーカードの原案として使います。
- 注意点・誤用例
- 重症度や症状を推測で書かず、本人の診断内容に合わせます。長すぎる場合は、一文ずつカードの行を分けます。
- 発音・ニュアンス
- must avoidは「避けなければならない」という必要性を示します。not certainは「確信がない」という意味で、曖昧な場合に正直に知らせてほしいと伝えられます。
七日間の練習メニュー
- 一日目:allergy、allergic、allergenと自分のアレルゲン名を十回ずつ音読する
- 二日目:重症度と微量混入を伝える二文を、カードを見ずに言う
- 三日目:ソース、だし、衣、揚げ油に関する質問を練習する
- 四日目:店員役から“I’m not sure.”と言われ、シェフへの再確認を頼む
- 五日目:安全を確認できない店で、感謝を示しながら注文を断る
- 六日目:症状、救急要請、薬の場所を短い文で続けて言う
- 七日目:入店から配膳までを通して録音し、言いにくい箇所を修正する
聞き取れないときの三つの表現
- Could you say that again more slowly, please?:もう一度、もう少しゆっくり言っていただけますか
- Could you write that down for me?:それを書いていただけますか
- I want to make sure I understood correctly.:正しく理解できたか確認したいです
練習では、店員がすぐ理解してくれる場面だけを再現しないことが大切です。早口で返答された場合、担当者が材料を知らない場合、共用設備しかない場合なども想定すると、次に言う文を選びやすくなります。

一人での練習が難しい場合は、店員役から予想外の質問を受ける練習を取り入れる方法があります。自分のアレルゲンに合わせた会話を繰り返し、言葉が出にくい部分をカードで補える形に整えてください。
出発前チェックリストで伝達漏れを防ぐ
- 医療、食事、移動、緊急連絡の四つに分けて確認する
- 重要な情報はスマートフォンと紙の両方に保存する
- 旅行中も薬、カード、携行食を取り出せる位置に置く
出発直前は確認事項が増えるため、項目を分けたチェックリストを使います。すべての人に同じ準備が必要とは限らないため、主治医や利用する交通機関の案内を踏まえて調整してください。
医療と薬
- 主治医に旅行計画を相談した
- 必要な薬と携行本数を確認した
- 本人の行動計画に沿って使用方法を確認した
- 英文診断書や処方内容を示す書類を用意した
- 薬の持ち込み条件、保管条件、有効期限を確認した
- 同行者へ薬の場所を伝えた
食事と移動
- 航空会社と宿泊先へ事前連絡した
- 安全に食べられる携行食を用意した
- 食品の持ち込みと申告に関する規則を確認した
- 英語と現地語のアレルギーカードを複数用意した
- アレルゲンと関連食品の名称を保存した
- 利用予定の店へ対応方法を問い合わせた
緊急時の備え
- 現地の救急番号を調べた
- 滞在先周辺の医療機関を確認した
- 旅行保険の補償内容と連絡先を確認した
- 音声通話ができる通信手段を用意した
- ホテルの住所を現地語表記でも保存した
- 保険情報と緊急連絡先を同行者へ共有した
食物アレルギーを英語で伝える中心表現は、“I have a food allergy.”と“I’m allergic to…”です。そこへ、重症度、関連食品、微量混入、必要な調理条件を一つずつ加えます。
安全を確認できない場合に食べない判断をすることも、準備の一部です。短い英語、カード、医療書類、薬、同行者との共有を組み合わせ、自分だけが情報を持つ状態を避けましょう。
食物アレルギーの英語に関するQ&A
- 文法、表示、外食、緊急時の疑問を確認する
- 一語だけでなく、必要な条件を短い文で加える
- 迷ったときは推測せず、確認または回避を選ぶ
最後に、間違えやすい点を質問形式で確認します。特にallergyとallergicの文型、表示の読み方、曖昧な返答への対応を押さえてください。
食物アレルギーは英語で何と言いますか?
食物アレルギーはfood allergyです。「食物アレルギーがあります」は“I have a food allergy.”、「卵にアレルギーがあります」は“I’m allergic to eggs.”と表現できます。
“I am allergy to milk.”は正しいですか?
正しくありません。allergyは名詞なので“I have a milk allergy.”とします。形容詞のallergicを使う場合は“I am allergic to milk.”です。
微量混入は英語でどう伝えますか?
食物アレルゲンの意図しない接触にはcross-contactが使われます。“I need to avoid cross-contact.”と伝えたうえで、清潔な包丁、まな板、鍋、手袋、作業台、別の揚げ油が必要かを具体的に説明します。
“May contain”がなければ安全ですか?
表示がないことだけで、微量混入の可能性がないとは判断できません。注意表示の表現や運用は国、地域、企業によって異なります。原材料欄を読み、不明な場合は製造会社や販売店へ確認します。
ヴィーガン料理なら乳・卵以外のアレルギーにも対応できますか?
ヴィーガン料理にも、大豆、ごま、ピーナッツ、木の実類などが使われる場合があります。ヴィーガンという表示だけで判断せず、自分のアレルゲン、ソース、調味料、共用器具を確認してください。
店員に“I think it’s okay.”と言われたらどう返しますか?
“To be safe, could you double-check with the chef?”と再確認を頼みます。確実な回答が得られず、安全を判断できない場合は、感謝を伝えて注文を控える選択もあります。
緊急時に最初に覚える英語は何ですか?
“I’m having a severe allergic reaction.”、“Call an ambulance now.”、“My epinephrine auto-injector is in my bag.”の三つです。薬の使用とその後の対応は、本人の緊急時行動計画、医師、救急担当者の指示に従います。
英語が流暢でなくてもアレルギーを伝えられますか?
短い文を区切って話し、英語と現地語のカードを見せる方法があります。アレルゲン、重症度、微量混入、薬の場所を紙とスマートフォンへ保存し、同行者とも共有しておくと複数の手段で伝えられます。

