会社を出て駅へ向かう道すがら、「あ、台所の電気が切れてた」「電池も買わなきゃ」と思い出す。この感覚は、日本語でも英語でもまったく同じように訪れます。
そんなときに口をついて出るのが on the way home(帰宅途中で) という一言です。たった4語なのに、日本語話者がつまずく要素が驚くほど詰まっています。
home の前に to は必要なのか。on the way と on my way はどう違うのか。似た形の in the way が正反対の意味になるのはなぜか。さらに買い物を相談する場面では、must(〜に違いない)や may as well(〜した方がいい)といった助動詞の生きた使い方が次々に登場します。
この記事では、帰り道の会話をまるごと1本たどりながら、語順のルール、家電の不調の伝え方、電池や照明の語彙、電話を貸し借りするやりとりまでを順にほどいていきます。読み終えたその日の帰り道から、そのまま口に出せる形で持ち帰ってもらうことがねらいです。英語教室のレッスンで会話練習をしている方にも、自習の材料として使える構成にしました。
まずは、いちばん知りたい「意味」から片づけましょう。

- on the way home の意味は「家に帰る途中で」
- 会話例で全体像をつかむ:帰り道に買い物を思い出す
- home の前に to を置かない理由:語順のルール
- on the way / on my way / in the way の違い
- 会話の助動詞:should・must・may・may as well
- left と forgot の使い分け:「置き忘れた」の伝え方
- doesn't work で「動かない・故障している」を伝える
- 照明・電池・買い物先の語彙を揃える
- 帰宅途中の買い物で使えるフレーズ集
- 電話を借りる・貸すときのやりとり
- 相づちとお礼への返答を反射で出す
- 間違えやすいポイントの総点検
- とっさに出てこないときの言い換えと発音練習
- 1週間で定着させる練習プラン
- よくある質問
- 生活に根ざした表現ほど身につきやすい
on the way home の意味は「家に帰る途中で」
- on the way home は「家に帰る途中で」「帰りがけに」を表す
- way は「方法」ではなく「道・目的地までのルート」
- on は「ルートの上に乗っている」感覚で、そこから「途中で」の意味が生まれる
- 移動そのものにも、道中で何かをする場面にも使える
on the way home の意味は「家に帰る途中で」「帰りがけに」です。日本語の「帰りに寄って買っておく」「帰る途中で見かけた」に、そのまま重なる表現だと考えてください。
なぜこの形で「途中」を表せるのか。鍵は way の意味です。ここでの way は「方法」ではなく 「道・進路・目的地までのルート」 を指しています。
前置詞 on には「面に接している」だけでなく、「線やルートの上に乗っている」という感覚があります。on the train(電車に乗って)や on Route 1(1号線上を)と同じ発想です。つまり on the way は「目的地へ続く道の上にいる状態」で、そこから「向かっている途中」という訳が自然に生まれます。
具体例を見てみましょう。
- I saw Mai on the way home.(帰宅途中にマイを見かけました)
- I’ll pick up dinner on the way home.(帰りがけに夕食を買って帰ります)
- Can you buy bread on the way home?(帰る途中でパンを買ってきてくれる?)
- We talked about the meeting on the way home.(帰り道で会議のことを話しました)
1つ目は「移動中に起きたこと」、2つ目と3つ目は「道中で何かをする」用法です。移動そのものにも、そのついでの行動にも使えるところが、この表現のいちばんの便利さだと言えます。
- フレーズ
- I’ll pick up dinner on the way home.
- 日本語訳
- 帰りがけに夕食を買って帰るね。
- 使う場面
- 仕事を終えて家族や同居人にメッセージを送るとき。「今日は作らなくていいよ」という含みも伝わります。
- 注意点・誤用例
- × I’ll pick up dinner on the way to home. と to を入れないこと。また pick up は「買ってくる・受け取ってくる」で、料理を作る意味にはなりません。
- 発音・ニュアンス
- 「アイル ピカップ ディナー オンザ ウェイホウム」。pick up は1語のようにつなげ、on the way home は way と home をひと息で言うと自然に響きます。
意味の輪郭がつかめたところで、実際の会話ではどんな流れで登場するのかを見ていきましょう。
会話例で全体像をつかむ:帰り道に買い物を思い出す
- 帰り道の10往復の会話に、日常表現の核が凝縮されている
- I wonder if(〜かしら)、must(〜に違いない)、may as well(〜した方がいい)が連続で登場
- doesn’t work(動かない)、left(置き忘れた)、my pleasure(どういたしまして)も同じ場面で使える
まずは英語のまま通して読んでみてください。役割は「学習者」と「同僚」の2人です。分からない語があっても、いったん止まらずに最後まで目を通すのがおすすめです。
- 会話(英語)
- 学習者: I wonder if I should buy a fluorescent lamp on the way home. The lamp in the kitchen doesn’t work. And I need to buy some batteries.
同僚: Oh, do you?
学習者: But my husband must be thinking the same thing. He may go shopping, too.
同僚: That would be a waste. Then what will you do?
学習者: It may be as well to call him first.
同僚: That’s a good idea.
学習者: Oh my god! I left my cell phone at my office!
同僚: You can use my cell phone.
学習者: Thanks a lot.
同僚: It’s my pleasure. - 日本語訳
- 学習者: 帰る途中で蛍光灯を買おうかしら。台所の電気がつかなくなっちゃったの。それに、電池も買わなくちゃ。
同僚: そうなの?
学習者: でも、夫が同じことを考えているに違いないわ。彼も買い物に行くかもしれない。
同僚: それは無駄になるわね。じゃあ、どうするの?
学習者: まず、彼に電話をした方が良いわね。
同僚: それが良いわね。
学習者: あらいやだ!会社に携帯を置き忘れて来ちゃった!
同僚: 私の電話を使ってちょうだい。
学習者: どうもありがとう。
同僚: どういたしまして。 - 使う場面
- 同僚や友人と一緒に帰りながら、家の用事について雑談する場面。買い物の相談、家電の不調、忘れ物という日常のトラブルが一続きで出てきます。
わずか10往復ですが、推量の must、可能性の may、控えめな提案の may as well、置き忘れの left、お礼への返し my pleasure と、日常会話の骨格になる表現が並んでいます。
この会話を分解していけば、on the way home 単体だけでなく「帰り道の会話ひとかたまり」が手に入ります。では、いちばん質問の多い語順の話から片づけていきましょう。
home の前に to を置かない理由:語順のルール
- home は「家へ」という方向を含む副詞として働けるので to は不要
- here、there も同じ理由で to を付けない
- the station、work、school などの名詞には to が必要
- on the way back home、on the way home from work という形も使える
正解を先に示します。on the way home が正しく、on the way to home は誤りです。
理由は home の品詞にあります。この home は名詞ではなく、「家へ・家に」という方向の意味をすでに含んだ副詞として働けるからです。方向がすでに語の中に入っているので、方向を示す to を重ねる必要がありません。
同じ理屈で go home、come home、head home、get home にも to は入りません。「to を落としている」のではなく「最初から要らない」と理解しておくと、迷いが消えます。

here と there も方向を含む副詞なので、同じ扱いになります。
- on the way here(こちらへ来る途中で)
- on the way there(そこへ行く途中で)
- I got caught in the rain on the way here.(こちらへ来る途中で雨に降られました)
一方、駅やオフィスのような普通の名詞を続けるときは to が必要です。ここが混ざりやすいので、セットで覚えてしまいましょう。
- on the way to the station(駅へ向かう途中で)
- on the way to work(通勤途中で)
- on the way to school(通学途中で)
- on the way to the airport(空港へ向かう途中で)
- I ran into an old friend on the way to the station.(駅へ向かう途中で旧友に偶然会いました)
work と school は無冠詞で使う点にも注目してください。to work、to school は「勤め先へ」「学校へ」という機能を表す決まった形で、the は付けません。
× on the way to home / × on the way to here / × on the way to there は誤りです。逆に、× on the way the station のように名詞の前で to を落とすのも誤りになります。「home・here・there は to なし、それ以外の場所名詞は to あり」という2本立てで記憶するのが安全です。
応用形も押さえておきましょう。on the way back home、on my way back(帰り道で)のように back を入れると「戻る」方向がはっきりします。出発点を添えたいときは from を使います。
- on the way home from work(仕事帰りに)
- on the way home from shopping(買い物からの帰りに)
- on the way back from the gym(ジムからの帰りに)
- I stopped at the bakery on the way home from work.(仕事帰りにパン屋に寄りました)
語順が固まったら、次はもう一つの大きな疑問です。所有格を入れる on my way とは、何が違うのでしょうか。
on the way / on my way / in the way の違い
- 人の移動を伝えるなら I’m on my way.(今向かってます)が定番
- 荷物や知らせなど「向かってきているもの」には on the way が自然
- 所有格は主語に合わせて my / your / his / her / our / their に変える
- in the way は「進路をふさいで邪魔になって」という別の意味
待ち合わせの連絡で「今向かってるよ」と伝えるときの定番は I’m on my way. です。所有格を入れることで「私はもう自分の移動ルートに乗っている」という意味がはっきりします。
- I’m on my way. I’ll be there in ten minutes.(今向かってます。10分で着きます)
- Are you on your way?(もう出た?)
- They’re on their way.(彼らは向かっているところです)
- He’s on his way to the office.(彼はオフィスへ向かっています)
- The package is on the way.(荷物は配送中です)
人の移動なら on my way、荷物や知らせのように「こちらへ向かってきているもの」なら on the way が自然になる場面が多い、と覚えておくと迷いにくくなります。もちろん on the way home のように、道中そのものを一般的に指すときは the のままで問題ありません。
所有格は主語に合わせて変えるのが原則です。× on me way のような形は誤りなので、my / your / his / her / our / their を反射で切り替えられるようにしておきましょう。
- フレーズ
- I’m on my way. I’ll be there in ten minutes.
- 日本語訳
- 今向かっています。10分で着きます。
- 使う場面
- 待ち合わせに少し遅れそうなとき、電話やメッセージで状況を知らせる場面。到着予定を添えると相手が動きやすくなります。
- 注意点・誤用例
- I’m on my way. は「まだ着いていない」という意味です。到着済みなら I’m here.、もう間もなくなら I’m almost there. と言い分けます。× I’m in the way. は「私が邪魔になっています」になってしまいます。
- 発音・ニュアンス
- 「アイム オンマイ ウェイ」。on my がくっついて「オンマイ」になり、way に軽く強勢が乗ります。急いでいる雰囲気を出したいときは短くきびきび言うのがコツです。
そして、前置詞ひとつで意味が反転するのが in the way です。
- on the way … 目的地へ向かう途中・ルートの上に乗っている
- in the way … 進路の中に入り込んで、邪魔になっている
- I’m on my way to the door.(ドアの方へ向かっています)
- Your bag is in the way of the door.(あなたのバッグがドアの邪魔になっています)
- Sorry, am I in the way?(すみません、邪魔ですか?)
- Could you move that chair? It’s in the way.(その椅子を動かしてもらえますか。邪魔なんです)
「今向かってます」と伝えたいのに I’m in the way. と言うと、「私が通行の邪魔になっています」という意味になります。相手は状況をつかめず混乱するので、待ち合わせの連絡では on my way を確実に選んでください。in と on を混同しやすい人は、on=道の上、in=道の真ん中に入り込む、と体の動きでイメージすると定着しやすくなります。
語順と使い分けが整理できました。ここから先は、会話の中で on the way home と一緒に登場した助動詞を見ていきます。
会話の助動詞:should・must・may・may as well
- I wonder if 〜 は「〜かなあ」と結論の出ていない思考を口に出す形
- must は会話では「〜に違いない」という強い推量で使われることが多い
- may / might は「〜かもしれない」で確信度は半々以下
- 提案の強さは may as well < should < had better の順に強くなる
会話の冒頭 I wonder if I should buy a fluorescent lamp on the way home. から見ていきます。wonder は「不思議に思う」よりも「あれこれ思いめぐらす」に近い動詞です。
I wonder if 〜 にすると「〜かなあ」「〜ではないかしら」という、まだ結論の出ていない思考をそのまま口に出す形になります。独り言のようでありながら、同時に相手の意見も引き出せる便利な言い方です。
- I wonder if it will rain tomorrow.(明日は雨かしら)
- I wonder if he’s still at the office.(彼はまだ会社にいるのかな)
- I wonder if I left it on the train.(電車に置いてきたのかな)
この形は依頼にも応用できます。過去進行形にした I was wondering if you could 〜 は、遠回しで丁寧な依頼として職場でも頻繁に使われます。
- I was wondering if you could help me with this.(これを手伝っていただけないかと思っていたのですが)
- I was wondering if we could reschedule.(日程を変更できないかと思いまして)
Can you 〜? より柔らかく響くため、上司や取引先への依頼にも向いています。
should は「〜した方がいい」
should は「絶対にしなければならない」ではなく、「〜した方がいい」という助言や妥当性を表します。疑問文にすると相手への相談になります。
- Should I buy it now, or wait for a sale?(今買うべき?それともセールを待つ?)
- You should call him first.(まず彼に電話した方がいいよ)
- Should we take the bus instead?(代わりにバスにする?)
義務の強さは must / have to(必須)> should(望ましい)と整理しておくと、使い分けの判断が速くなります。
must は「〜に違いない」で使われることが多い
must を「〜しなければならない」で覚えている人は多いのですが、会話ではむしろ強い推量、つまり「〜に違いない」の用法がよく登場します。
会話文の My husband must be thinking the same thing. は義務ではなく、「夫も同じことを考えているはず」という確信の表明です。be動詞や進行形が後に続くときは推量である可能性が高い、と考えると読み間違いが減ります。
- You must be tired.(お疲れでしょう)
- She must be at home now.(彼女は今家にいるに違いない)
- He must have forgotten.(彼は忘れたに違いない=過去の推量)
- You must be joking.(冗談でしょう)
否定の推量には must not を使わず can’t を用います。He can’t be serious.(彼が本気なわけがない)が典型例です。must not は「〜してはいけない」という禁止になるので、混ぜないように注意してください。
may / might は「〜かもしれない」
may は可能性の表明で、体感としては半々くらい。might にすると確信度がやや下がるか、より控えめな響きになります。
- He may go shopping, too.(彼も買い物に行くかもしれない)
- It may rain later.(後で雨が降るかもしれない)
- She might already know.(彼女はもう知っているかもしれない)
must(ほぼ確実)→ may / might(半々以下)という強さの階段を意識すると、会話の思考の流れがそのまま追えます。「夫は同じことを考えているに違いない(must)。買い物に行くかもしれない(may)」という2段階の推測です。
may as well は控えめな提案
It may be as well to call him first. は may as well の系統に属する言い方で、「〜しておいた方がよさそうね」という控えめな提案を表します。
may(かもしれない)と as well(同じくらい良い)が組み合わさり、「そうしない場合と比べても、そうする方が悪くない」という発想から「〜した方がいい」の意味が生まれます。
- It may be as well to call him first.(まず彼に電話した方がいいわね)
- We may as well leave now.(もう出た方がいいでしょう)
- You may as well ask her directly.(彼女に直接聞いた方がいいよ)
might as well にすると「他に良い手もないので、どうせなら〜しよう」という消極的な選択の色が濃くなります。
- We might as well take a taxi.(どうせならタクシーで行こうか)
- If no one else is going, I might as well stay home.(誰も行かないなら、家にいた方がましだ)
提案の強さは may as well / might as well(控えめ)< should(助言)< had better(警告に近い)の順です。had better は「そうしないとよくないことになる」という含みがあるため、目上の人や取引先に向けると威圧的に響くことがあります。日常の相談では may as well や should を選ぶ方が無難です。
助動詞が整理できたら、次は多くの学習者がつまずく「置き忘れた」の言い方に進みます。
left と forgot の使い分け:「置き忘れた」の伝え方
- left は leave の過去形で「その場に残してきた」が基本の感覚
- 置き忘れた場所を言うなら leave を使うのが原則
- forget は「持ってくるのを忘れた」という行為に焦点がある
- Oh my god! は場面によって Oh my goodness! などに言い換えられる
I left my cell phone at my office. の left は leave の過去形・過去分詞です。「その場に残してきた」という感覚が基本で、そこから「置き忘れた」の意味になります。
- I left my cell phone at my office.(会社に携帯を置き忘れた)
- I left my umbrella on the train.(電車に傘を置き忘れた)
- Did you leave the key in the car?(車の中に鍵を置いてきた?)
- I think I left my wallet at the register.(レジに財布を置いてきた気がする)
ここで押さえたいのが forget との違いです。場所を言うときは leave を使うのが原則で、forget は「持ってくるのを忘れた」という行為そのものを指します。
- ○ I left my wallet at home.(家に財布を置いてきた)
- ○ I forgot my wallet.(財布を忘れた)
- △ I forgot my wallet at home.(口語では耳にするが、本来は left が正しい形)
「置いてきた場所」まで言うなら left、単に「忘れた」なら forgot。この一点で切り替えれば、口に出す瞬間に迷わなくなります。
- フレーズ
- Oh no! I left my phone at the office.
- 日本語訳
- ああ、しまった。会社にスマホを置いてきちゃった。
- 使う場面
- 駅に着いてから忘れ物に気づいた場面。同行者に事情を説明し、助けを求める前置きになります。
- 注意点・誤用例
- Oh my god! は god を軽く口にすることを好まない人もいるため、相手を選ぶ場面では Oh my goodness! / Oh my gosh! / Oh no! / Oh, shoot! に置き換えると安全です。
- 発音・ニュアンス
- 「オウ ノウ アイ レフト マイ フォウン アッザ オフィス」。left の t は次の語とつながって軽く消えがちです。Oh no! を落ち込んだ下がり調子で言うと、感情がそのまま伝わります。
忘れ物の次に会話でよく必要になるのが、「壊れた・動かない」の言い方です。
doesn’t work で「動かない・故障している」を伝える
- work は「機能する・うまくいく」という広い意味を持つ動詞
- doesn’t work は恒常的な故障、isn’t working は一時的な不調
- 物理的な破損には broken、掲示には out of order
- 電球が切れたときは burn out を使う
The lamp in the kitchen doesn’t work. の work は「働く」だけの動詞ではありません。機械や設備、さらには計画や薬にまで使える 「機能する・うまくいく」 という広い意味を持っています。
だからこそ否定形 not work は、あらゆる「動かない」を表せます。専門用語を知らなくても、これ一つで大半の場面を切り抜けられます。
- The microwave doesn’t work.(電子レンジが動かない)
- The elevator doesn’t work.(このエレベーターは動かない=常時使えない状態)
- My phone charger doesn’t work anymore.(充電器がもう使えない)
- This medicine really works.(この薬はよく効く)
- That plan won’t work.(その計画はうまくいかないよ)
doesn’t work と isn’t working の差
現在形と進行形では、伝わる時間の幅が変わります。doesn’t work は「そういう状態にある」という恒常的な故障。isn’t working は「今は動いていない」という一時的な不調に寄ります。
- The air conditioner isn’t working today.(今日はエアコンが動いていない)
- The vending machine doesn’t work.(この自販機は故障している)
- The Wi-Fi isn’t working right now.(今Wi-Fiがつながっていない)
主語が複数なら don’t work になります。The lights in my room don’t work.(部屋の照明がつかない)のように、照明器具が複数ある場合は複数扱いになる点にも気をつけてください。
broken、out of order、burn out
似た表現を並べて、使い分けの軸を持っておきましょう。
- It doesn’t work.(動かない、機能しない)
- It’s not working right now.(今は動いていない)
- It’s broken.(壊れている=物理的な破損を含む)
- It’s out of order.(故障中=掲示や公共設備によく使われる)
- The bulb burned out.(電球が切れた)
- The battery is dead.(電池が切れている)
- It keeps shutting off.(勝手に電源が切れ続ける)
- It’s making a strange noise.(変な音がする)
- The drain is clogged.(排水口が詰まっている)
- The heater won’t turn on.(ヒーターがつかない)
won’t turn on の won’t は「どうしても〜しようとしない」という抵抗のニュアンスを帯びます。機械が言うことを聞かないときの、少し感情のこもった言い方です。
broken は「割れた・折れた・壊れた」という物理的な損傷を含みます。見た目に異常のない家電が動かないだけの状態を It’s broken. と言うと、修理担当者に実態とずれた印象を与えることがあります。外見に破損がなければ It doesn’t work. の方が正確です。
修理や点検を頼むときは、次の型がそのまま使えます。
- Could you take a look at the air conditioner? It doesn’t work.(エアコンを見ていただけますか。動かないんです)
- I’d like to have it repaired.(修理してもらいたいのですが)
- Is it still under warranty?(まだ保証期間内ですか?)
- When can someone come and check it?(いつ見に来てもらえますか?)
状態を伝えられるようになったら、買いに行く物の名前も揃えておきたいところです。
照明・電池・買い物先の語彙を揃える
- 蛍光灯は fluorescent lamp / light / tube、日常会話では the kitchen light が最も自然
- 電池は battery、複数は batteries(butteries は綴りの誤り)
- 単三は AA、単四は AAA batteries
- 照明用品はスーパーの家庭用品売り場や hardware store で扱われる
fluorescent は「蛍光の」という意味です。蛍光灯は fluorescent lamp、fluorescent light、細長い直管型なら fluorescent tube とも呼ばれます。
家庭の照明まわりの語彙をまとめておきましょう。
- light bulb … 電球
- LED bulb … LED電球
- ceiling light … シーリングライト、天井照明
- desk lamp … 卓上ランプ
- light switch … 照明のスイッチ
- lamp shade … 電球のかさ、シェード
会話の The lamp in the kitchen は「台所の照明」を指しています。日常会話では the light in the kitchen、the kitchen light と言うのがもっとも一般的です。
海外では蛍光灯よりも電球やLEDが主流の住宅も多く、fluorescent と聞くと学校やオフィス、駐車場などの業務用照明を思い浮かべる人も少なくありません。買い物の場面では、実物の形状に合わせて bulb か tube かを言い添えると誤解が減ります。
battery の綴りと状態表現
電池は単数 battery、複数 batteries です。butter(バター)と混同して butteries と書いてしまう例が多いので、発音とあわせて確認しておきましょう。
- AA batteries … 単三電池
- AAA batteries … 単四電池
- rechargeable batteries … 充電式電池
- a battery pack … バッテリーパック
電池の状態を表す言い方もセットにすると、実際の場面で困りません。
- The battery is dead.(電池が切れている)
- The batteries have run out.(電池が切れてしまった)
- My phone is low on battery.(スマホの電池が少ない)
- Do you have a charger?(充電器を持ってる?)
- I need two AA batteries for the remote.(リモコン用に単三電池が2本必要です)
買い物先を表す語彙
- convenience store … コンビニ
- supermarket / grocery store … スーパー
- drugstore / pharmacy … ドラッグストア、薬局
- hardware store / home improvement store … 金物店、ホームセンター
- electronics store … 家電量販店
- discount store … 量販店、ディスカウントストア
蛍光灯や電池のような日用の消耗品は、アメリカでは hardware store や大型の home improvement store、あるいはスーパーの household goods(家庭用品)売り場で買うのが一般的です。売り場名を知っていると、店員に場所を尋ねるときにも役立ちます。
- 会話(店で尋ねる)
- 学習者: Excuse me, where can I find light bulbs and batteries?
店員: Household goods, aisle seven. The batteries are right by the register, too.
学習者: Thank you. Do you have AA batteries?
店員: Yes, they’re on the bottom shelf. - 日本語訳
- 学習者: すみません、電球と電池はどこにありますか。
店員: 家庭用品売り場の7番通路です。電池はレジの横にもありますよ。
学習者: ありがとうございます。単三電池はありますか。
店員: はい、いちばん下の棚にあります。 - 使う場面
- 帰宅途中に立ち寄った店で、売り場を探すとき。Where can I find 〜? は物の場所を尋ねる定型表現です。
- 注意点・誤用例
- × Where is battery? のように単数無冠詞にすると不自然です。商品として尋ねるときは複数形 batteries を使います。aisle(通路)は「アイル」と読み、s は発音しません。
- 発音・ニュアンス
- batteries はアメリカ英語では t が軽い弾き音になり「バラリーズ」に近く聞こえます。fluorescent は「フル レ ス ント」で、レの部分に強勢が来ます。
語彙が揃ったところで、いよいよ実践編です。「ついでに買ってきて」を英語でどう言うかを見ていきます。
帰宅途中の買い物で使えるフレーズ集
- pick up と grab は buy より口語的で「軽く買ってくる」感覚
- stop by / drop by は「ちょっと寄る」
- run errands で「用事を済ませる」
- 二重買いを防ぐ確認には check with 人 が便利
買い物を頼む、引き受ける表現は、家族や同居人とのやりとりで毎日のように登場します。まずは基本の型を並べます。
- I’ll pick up some milk on the way home.(帰りに牛乳を買ってくるね)
- Can you grab some eggs on your way home?(帰りに卵を買ってきてくれる?)
- I need to stop by the drugstore.(ドラッグストアに寄らないと)
- Let’s drop by the supermarket on the way home.(帰りにスーパーに寄ろう)
- Could you drop this off on your way?(行く途中でこれを届けてもらえる?)
- I have a few errands to run after work.(仕事の後、いくつか用事があるんだ)
- While you’re at it, could you get batteries too?(ついでに電池も買ってきてくれる?)
pick up と grab は「軽く買ってくる」感覚で、buy より口語的です。stop by / drop by は「ちょっと寄る」、drop off は「届けて置いてくる」。errand は「ちょっとした用事」で、run errands で「用事を済ませる」となります。

二重買いを防ぐやりとり
会話の中で学習者が悩んでいたのは、まさに「夫と同じものを買ってしまうかも」という状況でした。実際の会話ではこう言えます。
- Did you already buy it?(もう買った?)
- Let me check with him first.(先に彼に確認してみる)
- I’ll text him so we don’t buy the same thing.(同じ物を買わないようにメッセージしておく)
- We don’t need two of those.(それは2つも要らないよね)
- I already got it, so don’t worry.(もう買ったから大丈夫)
- Are we out of batteries?(電池、切らしてる?)
check with 人(人に確認する)は職場でも家庭でも便利な言い方です。be out of 〜 は「〜を切らしている」で、冷蔵庫や日用品の在庫を話すときに頻出します。
- フレーズ
- Can you grab some eggs on your way home?
- 日本語訳
- 帰りに卵を買ってきてくれる?
- 使う場面
- 家族や同居人に買い物を頼むメッセージ。親しい相手へのカジュアルな依頼にぴったりです。
- 注意点・誤用例
- 相手のことを言うので on your way home になります。× on my way home にすると自分の帰り道の話になり、依頼として噛み合いません。丁寧にしたいときは Could you 〜? に変えます。
- 発音・ニュアンス
- 「キャニュー グラブ サム エッグズ オンニョア ウェイホウム」。can you はつながって「キャニュー」に、on your は「オンニョア」に近くなります。文末を上げ調子にすると依頼らしく響きます。
買い物の連絡には電話が欠かせません。次は、その電話をめぐるやりとりです。
電話を借りる・貸すときのやりとり
- cell phone はアメリカ英語、mobile phone はイギリス英語
- 貸す側は You can use my phone. / Feel free to use mine.
- 借りる側は Could I borrow your phone for a second?
- Do you mind if 〜? には Not at all. と否定形で答えると「構いません」の意味になる
cell phone はアメリカ英語で「携帯電話」。イギリスでは mobile phone(会話では単に mobile)が普通です。スマートフォンなら smartphone、または単に my phone と言えばほぼ通じます。
貸してあげる側の申し出は、次のような形になります。
- You can use my phone.(私の電話を使っていいよ)
- Feel free to use mine.(遠慮なく使って)
- Do you want to use my phone?(私の電話使う?)
- Here, use this.(はい、これ使って)
借りる側は、丁寧さの度合いを選べるようにしておくと安心です。
- Could I borrow your phone for a second?(少し電話を貸していただけますか)
- Do you mind if I use your phone?(電話を使ってもいいですか)
- I need to make a quick call.(ちょっと電話をかけたいのですが)
- Sorry to bother you, but could I use your phone?(お手数ですが、電話をお借りできますか)
Do you mind if I use your phone? は直訳すると「使ったら気にしますか」です。許可するときは Not at all. や Of course not. と否定形で答えます。ここで Yes. と答えると「気にします=困ります」という拒否の意味になってしまうので、返答の向きを取り違えないよう注意してください。
なお、街頭の公衆電話は英語で pay phone(有料電話)、public phone と呼ばれ、電話ボックスは phone booth(イギリスでは telephone box)です。携帯の普及で台数は世界的に減っており、必要なときに見つからないという経験は各国共通になっています。
- Is there a pay phone around here?(この辺に公衆電話はありますか)
- I couldn’t find a pay phone anywhere.(公衆電話がどこにも見つからなかった)
親切にしてもらったら、返す言葉も必要です。次はその相づちとお礼への応答を見ていきます。
相づちとお礼への返答を反射で出す
- Oh, do you? は相手の使った動詞に合わせて助動詞を選ぶ
- my pleasure は「こちらこそ喜んで」という温かい返し
- You’re welcome. はどんな場面にも合う標準形
- No problem. / No worries. はカジュアル、Not at all. は控えめ
会話に出てきた Oh, do you? は、相手の発言を受けて「そうなの?」と返す相づちです。ポイントは、相手が使った動詞に合わせて助動詞を選ぶことです。
- I need to buy some batteries. → Oh, do you?
- I went to Kyoto last week. → Oh, did you?
- She’s moving to Osaka. → Oh, is she?
- I can’t come tomorrow. → Oh, can’t you?
- He’ll be here soon. → Oh, will he?
会話を止めずに転がすための潤滑油のような表現です。Really? / Is that right? / You are? なども同じ役割を担うので、まずは1つを口癖にしてしまうと会話が続きやすくなります。
お礼への返答も整理しておきましょう。my pleasure は「こちらこそ喜んで」という気持ちが込もった、少し丁寧で温かい響きを持ちます。接客の場面でもよく耳にします。
- You’re welcome.(標準的でどんな場面にも合う)
- My pleasure. / It’s my pleasure.(丁寧で温かい)
- No problem. / No worries.(カジュアル)
- Not at all. / Don’t mention it.(イギリス英語でよく聞く控えめな返し)
- Anytime.(いつでも言って)
- Sure. / Of course.(軽い返答)
Thanks a lot. と言われたら、まずは You’re welcome. か My pleasure. が反射で出るようにしておくと、沈黙で気まずくなる場面を避けられます。pleasure は「プレジャー」で、真ん中の s は「ジャ」の音になる点にも気をつけましょう。
ここまでの内容を、間違えやすい形で総点検しておきます。
間違えやすいポイントの総点検
- to の有無、所有格、in と on の3点が最大のつまずきどころ
- must を機械的に「〜しなければならない」と訳さない
- 場所を伴う「忘れた」は left
- batteries の綴りと broken / doesn’t work の区別も要チェック
学習者がつまずきやすい箇所を、誤用例とあわせて8点にまとめます。読み終えたら、自分がやりそうなものに印をつけておくと復習が楽になります。
1. on the way to home と言ってしまう
home、here、there は方向を含む副詞なので to は不要です。on the way home が正解になります。
2. I’m in the way. で「今向かってます」を伝えてしまう
in the way は「邪魔になって」。移動中を伝えるなら I’m on my way. です。
3. 所有格を忘れる、または間違える
on my way、on your way、on his way。主語に合わせて変えます。相手に頼むときは on your way home になる点も忘れないでください。
4. must を常に「〜しなければならない」と訳す
My husband must be thinking 〜 は「考えているに違いない」。be動詞や進行形が続くときは推量の可能性が高いと考えると読み間違いが減ります。
5. 「忘れた」を全部 forget で済ませる
場所を伴うなら left です。I left it at the office. が自然な形になります。
6. batteries の綴りを butteries と書く
bat(コウモリ・バット)と同じ母音で始まります。butter とは別物なので、書くときも読むときも区別しましょう。
7. broken と doesn’t work を混同する
外見上壊れていない家電がつかないなら doesn’t work。物理的な破損には broken を使います。
8. I’m on my way. を「もう着いた」の意味で使う
これは移動中を表します。着いたなら I’m here.、間もなくなら I’m almost there. と言い分けてください。
誤用の型が見えたところで、逆に「フレーズが思い出せないとき」の備えも用意しておきましょう。
とっさに出てこないときの言い換えと発音練習
- 熟語が出てこなくても、中身を分解すれば十分に伝わる
- before I get home、while I was going home などが代替になる
- on the way home は way と home をつなげてひと息で言う
- the は「ザ」より弱く短く、内容語に強勢を置く
とっさにフレーズが浮かばないとき、知っている基本語で分解すれば会話は止まりません。
- I’ll buy it before I get home.(家に着く前に買っておく)
- I’ll stop somewhere on my way back.(帰りにどこかで寄る)
- I saw her while I was going home.(家に帰る途中で彼女を見かけた)
- I’m going there now.(今そこへ向かっています)
- I’m coming now.(今そちらへ行きます)
完璧な熟語を思い出せなくても、「家に着く前」「帰る途中」「今向かっている」という中身を言い換えれば意図は届きます。この柔らかさこそが、実際の会話力を支える部分です。
音のつながりを意識して読む
on the way home は、単語をひとつずつ切って読むと不自然に響きます。way と home をつなげ、ひとかたまりとして「オンザ ウェイホウム」と言うのがコツです。
the は「ザ」とはっきり発音せず、短く弱く添える程度でかまいません。強勢が乗るのは way と home の内容語です。この強弱のリズムが出るだけで、聞き取りやすさが大きく変わります。
章の中で扱った語の読み方も、あわせて確認しておきましょう。
- fluorescent … 「フルレスント」。レの部分に強勢
- batteries … 「バラリーズ」に近い。t が弾き音になる
- pleasure … 「プレジャー」。s は「ジャ」の音
- errand … 「エランド」。最初の音に強勢
- aisle … 「アイル」。s は読まない
読み方が固まったら、あとは口に出す回数を積むだけです。1週間の進め方を提案します。
1週間で定着させる練習プラン
- まず会話を二役で音読し、リズムを体に入れる
- 蛍光灯や電池を自分が本当に買う物に差し替える
- 穴埋めで語順と助動詞を確認する
- お礼への返答はペアで反射練習する
読んで理解するところから、口に出せるようになるまでには一段の隔たりがあります。1日5分を目安に、次の順で進めてみてください。

1〜2日目:二役で音読する
学習者と同僚のせりふを交互に音読します。特に I wonder if 〜 と It may be as well to 〜 は、リズムをつかむまで繰り返す価値があります。録音して聞き返すと、切れ目の位置が客観的に分かります。
3〜4日目:自分の生活に置き換える
蛍光灯と電池を、自分が本当に買う必要のあるものに差し替えて言い直します。I wonder if I should buy some coffee beans on the way home. のように、実際の予定を英語にすると記憶に残りやすくなります。
5日目:穴埋めで確認する
次の空所を埋めてみてください。答えを見る前に、声に出して読むのがおすすめです。
- I’ll pick up some bread( )the way home.
- My husband( )be thinking the same thing.
- I( )my cell phone at the office.
- The light in the kitchen( )work.
- It may be( )well to call him first.
- Sorry, am I( )the way?
- Can you grab some eggs on( )way home?
解答:1. on / 2. must / 3. left / 4. doesn’t / 5. as / 6. in / 7. your
6〜7日目:返答の型を反射にする
Thanks a lot. → My pleasure. のペアを、考える前に出るまで練習します。Oh, do you? の相づちも、相手の動詞を変えながら10往復ほど回してみましょう。
ひとりで声に出すところまで進んだら、次は相手のいる場で試す段階です。相づちや依頼のフレーズは、実際に反応が返ってくる環境で使うと定着の速度が変わります。
最後に、よく寄せられる疑問をまとめて片づけておきます。
よくある質問
- to の有無、on my way との違い、in the way との区別が質問の中心
- 依頼の型、故障表現の使い分け、お礼への返答も頻出
- 迷ったら短い基本語の言い換えに切り替えれば伝わる
on the way home に to は必要ですか?
必要ありません。home は「家へ」という方向の意味を含んだ副詞として働けるため、to を重ねる必要がないからです。on the way home が正しい形で、on the way to home は誤りになります。here と there も同じ理由で to を付けません。一方、the station や work のような場所を表す名詞を続けるときは on the way to the station、on the way to work のように to が必要です。
on the way と on my way はどう違いますか?
所有格を入れる on my way は「私自身がもう移動ルートに乗っている」という意味がはっきりします。人の移動を伝えるときは I’m on my way. が定番で、荷物や知らせのように向かってきているものには The package is on the way. のように the を使う場面が多くなります。所有格は主語に合わせて my、your、his、her、our、their と変え、on me way のような形は使いません。
in the way と on the way を間違えると、どう伝わりますか?
in the way は「進路の中に入り込んで邪魔になっている」という意味になります。待ち合わせで I’m in the way. と言うと「私が通行の邪魔になっています」と受け取られ、状況が伝わりません。移動中であることを知らせたいときは I’m on my way. を使ってください。Sorry, am I in the way? は「すみません、邪魔ですか」という別の場面の表現です。
「帰りにパンを買ってきて」と頼むときの自然な言い方は?
Can you grab some bread on your way home? や Could you pick up some bread on your way home? が自然です。相手の帰り道の話なので on your way home になります。pick up と grab は buy より口語的で「軽く買ってくる」感覚を伝えられます。ついでに何かを追加したいときは While you’re at it, could you get batteries too? のように言えます。
doesn’t work と is broken はどう使い分けますか?
doesn’t work は「機能しない」で、外見に破損がなくても動かない状態に使えます。broken は「割れた、折れた、壊れた」という物理的な損傷を含みます。今この瞬間だけ動いていない場合は isn’t working が近く、公共設備の掲示には out of order がよく使われます。電球が切れたときは The bulb burned out.、電池が切れたときは The battery is dead. と言います。
I forgot my wallet at home は間違いですか?
口語では耳にしますが、本来は I left my wallet at home. が正しい形です。置いてきた場所を言うときは leave を使うのが原則で、forget は「持ってくるのを忘れた」という行為そのものに焦点があります。場所を言わずに単に忘れたと伝えるなら I forgot my wallet. で問題ありません。
Thanks a lot. と言われたら何と返せばいいですか?
You’re welcome. がどんな場面にも合う標準的な返答です。My pleasure. は「こちらこそ喜んで」という温かく丁寧な響きで、接客の場面でもよく使われます。親しい相手には No problem. や No worries.、控えめに返すなら Not at all. や Don’t mention it. も使えます。まずは You’re welcome. と My pleasure. の2つを反射で出せるようにしておくと安心です。
生活に根ざした表現ほど身につきやすい
- on the way home は「家に帰る途中で」、to は不要
- 移動を伝えるなら on my way、邪魔なら in the way
- 自分が本当に経験する場面と結びつけると記憶に残りやすい
携帯電話は今や生活と切り離せないものになりました。それでも、家に置き忘れる、会社の机に置いたまま出てしまうという失敗は誰にでも起こります。
そんなときに限って急な連絡が必要になり、しかも公衆電話は街から姿を消していて見つからない。誰かに一言 Could I borrow your phone? と言えるかどうかが、その日の困り方を大きく変えます。
蛍光灯が切れる、電池を買い足す、家族と買い物がかぶらないよう連絡する。こうした地味な用事の英語は、旅行会話やビジネス英語よりも実は口に馴染みやすいものです。自分が本当に経験する場面と結びついた表現は、記憶の引っかかりが強くなるからです。
まずは I’m on my way. と I’ll get it on the way home. の二文を、今日の帰り道の場面に当てはめて口にしてみてください。その一歩が、次のフレーズを呼び込む足がかりになります。
See you then.

