海外の駅で路線図を見ても、「どちら方面に乗るの?」「乗り換えは必要?」「この急行は目的の駅に止まる?」と不安になることがあります。駅員に聞こうとしても、長い英文を頭の中で組み立てているうちに、言葉が出なくなる人も少なくありません。
駅で必要なのは、難しい英文ではありません。目的地を伝えたあとに、電車、路線、ホーム、乗り換え、降りる駅を短い質問で一つずつ確認すれば、必要な経路を整理できます。この記事では、質問する側と案内する側の両方から、すぐに使える英語を身につけられます。
旅行前に会話練習も取り入れたい場合は、英語教室で駅員役と旅行者役を交互に練習する方法もあります。まずは、次の5項目を順番に確認する型を覚えましょう。
- 目的地はどこか
- どの路線・どちら方面に乗るか
- 何番ホームから出るか
- どの駅で何回乗り換えるか
- どの駅で降り、どの出口を使うか
すべてを一息で尋ねる必要はありません。最初に「目的地までどう行きますか」と聞き、わからなかった箇所だけ追加で確認するのが実践的です。では、会話の入口になる一文から見ていきましょう。
- 最初の一言は「How do I get to ~?」で通じる
- 乗る路線・電車・方面を短い質問で確認する
- ホームと発車場所はplatformまたはtrackで尋ねる
- 乗り換えはchange trainsとtransferで確認する
- 降りる駅と停車駅数はget offとstopsで押さえる
- 所要時間・発車時刻・運行間隔を確認する
- 切符・運賃・予約について尋ねる
- 駅の出口と到着後の道順を尋ねる
- 聞き取れないときは聞き返しと復唱で確認する
- 外国人旅行者へ案内するときはtake・change・get offの順で話す
- 旅行前にできる発音練習とロールプレイ
- 間違えやすい英語を出発前に整理する
- 駅で役立つ単語と優先して覚えたい10フレーズ
- 電車での行き方を尋ねる英語のQ&A
最初の一言は「How do I get to ~?」で通じる
- 行き方全体を尋ねるなら、How do I get to ~? が使いやすい
- 目的地を見せながら this station と言っても伝えられる
- 丁寧に頼むときは Could you tell me how to get to ~? を使う
最初に覚えたいのは、How do I get to ~? です。「~へはどうやって行けばよいですか」という意味で、電車だけでなく、徒歩やバスを含む移動方法全体を尋ねられます。
理由は、get to に「目的地へ着く」という到達の感覚があるからです。駅名、空港、ホテル、観光施設などを後ろに置くだけで質問になります。前置詞や複雑な時制を考えなくても使えるため、緊張しやすい場面にも向いています。
- フレーズ
- How do I get to Central Station?
- 日本語訳
- 中央駅へはどうやって行けばよいですか?
- 使う場面
- 駅員や案内所の係員に、目的地までの経路全体を尋ねる場面です。
- 注意点・誤用例
- get の直後に目的地を置くのではなく、get to Central Station とします。How do I get Central Station? では、移動先を示す to が抜けています。
- 発音・ニュアンス
- How do I は「ハウ・ドゥ・アイ」を一語ずつ切らず、「ハウダイ」に近い流れで発音すると自然です。駅名は急がず、はっきり言いましょう。
電車で行きたいことまで明示するなら、文末に by train を加えます。たとえば、How do I get to the airport by train? なら「空港まで電車でどう行けばよいですか」と尋ねられます。
目的地の発音に自信がないとき
駅名を何度言っても伝わらない場合は、スマートフォンの地図や予約票を見せ、I’d like to go to this station. と伝えましょう。this station と指し示せば、発音だけに頼らず目的地を共有できます。
- フレーズ
- Could you tell me how to get to this station?
- 日本語訳
- この駅までの行き方を教えていただけますか?
- 使う場面
- 地図や画面上の駅名を見せながら、丁寧に助けを求める場面です。
- 注意点・誤用例
- Could you tell me how can I get there? ではなく、how I can get there または how to get there とします。文中の疑問表現では通常の疑問文の語順にしません。
- 発音・ニュアンス
- Could you は会話で「クッジュー」に近くつながります。丁寧ですが堅すぎず、駅で知らない人に頼むときにも使えます。
Could you tell me how can I get there? は語順が不自然です。how to get there と短くすれば、語順で迷いにくくなります。
入口の質問ができたら、次は路線と方面を絞ります。ここからは、駅員の返答を理解するための語も一緒に確認しましょう。
乗る路線・電車・方面を短い質問で確認する
- 路線は Which line、具体的な電車は Which train で尋ねる
- 方面は bound for、toward、northbound などで示される
- 急行が目的駅に停車するか必ず確認する
複数の路線が集まる駅では、まず Which line should I take? と尋ねると整理しやすくなります。line は路線、train は実際に走る電車です。
たとえば「ブルーラインを利用してください」と言うなら Take the Blue Line. です。一方、「次の電車に乗ってください」なら Take the next train. となります。路線名と一本の電車を区別できると、案内を聞いたときの混乱が減ります。

- フレーズ
- Which train should I take to get to Oxford?
- 日本語訳
- オックスフォードへ行くには、どの電車に乗ればよいですか?
- 使う場面
- 同じ目的地へ向かう電車が複数あり、種別や発車時刻を選ぶ必要がある場面です。
- 注意点・誤用例
- Which train I should take? とせず、直接尋ねるときは Which train should I take? の語順にします。
- 発音・ニュアンス
- Which train の語末と語頭を軽くつなげます。should は強く読まず、目的地の Oxford をはっきり発音すると要点が伝わります。
take・get on・boardの違い
交通手段として電車を利用するなら take が基本です。Take the Green Line. は「グリーンラインを利用してください」という経路案内になります。get on は「車両へ乗り込む」という動作、board は「乗車する」というやや改まった表現です。
- take a train:交通手段として電車を利用する
- get on a train:電車へ乗り込む
- board a train:電車に乗車する
- get off a train:電車から降りる
take a train の a は、まだ特定されていない一本を表します。take the train は、会話に出た電車や、状況からどの電車かわかる場合に使います。路線名には Take the Yamanote Line. のように the を伴う形が一般的です。
反対方向を避けるために方面を聞く
同じホームや隣り合うホームから反対方向の電車が出る場合、路線名だけでは十分ではありません。Is this train going toward Shibuya? と尋ねれば、「この電車は渋谷方面へ向かいますか」と確認できます。
- フレーズ
- Is this the train for Manchester?
- 日本語訳
- これはマンチェスター行きの電車ですか?
- 使う場面
- ホームに到着した電車へ乗る直前に、行き先を最終確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- for Manchester はマンチェスター行きを表します。目的地が途中駅なら、Does this train stop at ~? も続けて確認すると安全です。
- 発音・ニュアンス
- this the は素早くつながりますが、無理につなげなくても構いません。行き先を上げ調子で言うと、確認の意図が伝わりやすくなります。
案内では bound for ~ が「~行き」、going toward ~ が「~方面へ向かう」を表します。Take the train bound for Takao and get off at Kanda. と言われた場合、高尾まで乗るのではなく、高尾方面へ向かう電車に乗って神田で降ります。
快速や急行が停車するか確認する
速い列車が目的の駅に停車するとは限りません。そこで役立つのが Does this train stop at ~? です。電光表示で行き先が合っていても、停車駅まで確認しましょう。
- local train:各駅停車
- rapid train:快速
- express train:急行
- limited express:特急
- semi-express:準急
- non-stop train:途中駅に停車しない列車
express や rapid の名称と停車パターンは、地域や鉄道会社によって異なります。名称だけで判断せず、Does this train stop at ~? と目的駅を入れて確認してください。
乗る電車を特定できたら、次は発車する場所です。大きな駅ではホームが離れていることもあるため、番号だけでなく行き方まで尋ねると安心です。
ホームと発車場所はplatformまたはtrackで尋ねる
- 何番ホームかは Which platform should I go to? で確認できる
- 発車場所は leave from または depart from で表す
- 番号は platform 3、track 7 の語順にする
ホーム番号を尋ねる基本表現は、Which platform should I go to? です。駅の表示が Track なら、platform を track に置き換えても構いません。
- フレーズ
- What platform does the airport train leave from?
- 日本語訳
- 空港行きの電車は何番ホームから出ますか?
- 使う場面
- 列車名や行き先はわかっているものの、発車ホームがわからない場面です。
- 注意点・誤用例
- 前置詞 from は文末に置けます。What platform does the train leave? だけでも推測されますが、leave from と覚えるほうが発車場所を明確に示せます。
- 発音・ニュアンス
- platform の最初の pla をやや強く発音します。数字を聞いたら、Platform three? のように上げ調子で復唱すると聞き間違いを防げます。
答えは It leaves from platform 3. や Go to platform 3. のようになります。depart from も「~から出発する」という意味で、案内放送や掲示では departure とともによく使われます。
日本語の「3番線」に引かれて number 3 platform と並べるより、platform 3 と覚えましょう。同じ型で gate 4、track 7、Exit 2 と言えます。
ホームまでの位置を聞く
番号を聞いても、階段や通路の場所がわからないことがあります。その場合は、How do I get to platform 3? と尋ねます。The platform is downstairs. は「ホームは下の階です」、Go up the stairs and turn left. は「階段を上がって左へ曲がってください」という案内です。
エレベーターが必要なら、Is there an elevator to the platform? と聞けます。大きな荷物がある場合や階段の利用が難しい場合は、ホーム番号だけでなく移動経路も早めに確認してください。
ホームへ着いたら、乗り換えの有無を確認します。ここは change と transfer の型を知っていると、質問も案内も短くできます。
乗り換えはchange trainsとtransferで確認する
- 乗り換えの有無は Do I need to change trains? で確認する
- 乗り換え駅は Where should I change trains? と尋ねる
- 路線を指定するときは change to または transfer to を使う
乗り換えが必要かわからないときは、Do I need to change trains? と尋ねます。直通を希望するなら、Is there a direct train to the airport? も便利です。
- フレーズ
- Where should I change trains?
- 日本語訳
- どこで電車を乗り換えればよいですか?
- 使う場面
- 乗り換えがあることはわかっており、乗り換える駅名を確認したい場面です。
- 注意点・誤用例
- change train と単数にするより change trains が自然です。今の電車から別の電車へ移るため、複数形が使われます。
- 発音・ニュアンス
- change trains は二語を分断せず、「チェインジ・トレインズ」と滑らかにつなげます。駅名を聞き取れなければ、地図を指して確認しましょう。
案内では Change trains at Shibuya Station. のように、at の後ろへ乗り換え駅を置きます。乗り換え先の路線も伝えるなら、Change to the Inokashira Line at Shibuya. です。
transfer も同じ場面で使えます。Transfer to the Central Line at Oxford Circus. なら「オックスフォード・サーカスでセントラル線に乗り換えてください」となります。change と transfer のどちらか一方だけでも使えるようにしておけば十分です。
乗り換え回数と改札の確認
経路が長いときは、How many times do I need to change? と回数を尋ねます。You only need to change once. は1回、You’ll need to change twice. は2回です。3回以上は three times のように表します。
鉄道会社をまたぐ場合は、Do I need to go through the ticket gates to transfer? と尋ねると、「乗り換えるために改札を通る必要がありますか」を確認できます。同じ切符を使えるか不明なら、Can I use the same ticket for the whole journey? と続けましょう。

乗り換え会話を順番どおりに練習する
- フレーズ
- 学習者:Could you tell me how to get to the museum?
駅員:Take the Red Line and change to the Blue Line at Central Station.
学習者:Which direction should I take on the Blue Line?
駅員:Take the train bound for Riverside and get off at City Hall.
学習者:So, the Red Line, then the Blue Line at Central Station. Is that right?
駅員:Yes, that’s right. - 日本語訳
- 学習者:博物館までの行き方を教えていただけますか?
駅員:レッドラインに乗り、中央駅でブルーラインに乗り換えてください。
学習者:ブルーラインでは、どちら方面に乗ればよいですか?
駅員:リバーサイド行きに乗り、市庁舎前で降りてください。
学習者:つまり、レッドラインに乗り、中央駅でブルーラインですね。合っていますか?
駅員:はい、合っています。 - 使う場面
- 二つの路線を乗り継ぐ経路を聞き、最後に理解した内容を復唱する場面です。
- 注意点・誤用例
- 長い案内を丸ごと暗記しようとせず、最初の路線、乗り換え駅、次の路線、降車駅の四つに分けます。わからない部分だけを再質問して構いません。
- 発音・ニュアンス
- So, を少し伸ばしてから復唱すると、「理解を確認しています」という合図になります。Is that right? は責める響きではなく、経路の確認に自然な表現です。
乗り換えを理解できたら、降りる駅と停車駅数を確認します。ここまで押さえると、車内放送が聞き取りにくい状況にも対応しやすくなります。
降りる駅と停車駅数はget offとstopsで押さえる
- 電車を降りるときは get off を使う
- 目的地までの駅数は How many stops ~? で尋ねる
- 不安なときは到着時に知らせてもらう
電車やバスを降りる動作には get off を使います。Where should I get off? は「どこで降りればよいですか」、Get off at Kichijoji Station. は「吉祥寺駅で降りてください」です。
- フレーズ
- How many stops are there from here to Shibuya?
- 日本語訳
- ここから渋谷まで何駅ありますか?
- 使う場面
- 車内放送を聞き逃す不安があり、自分で停車回数を数えたい場面です。
- 注意点・誤用例
- station は駅という施設、stop は停車地点や停車回数に意識が向く語です。「何駅先か」には How many stops が自然です。
- 発音・ニュアンス
- stops の最後は「ス」だけでなく、p の閉じる音を作ってから s を添えます。数字の答えは six stops のように単位まで復唱しましょう。
答えは It’s six stops from here. のようになります。Get off at the third stop. は「3つ目の駅で降りてください」です。乗り換えを挟む場合は、It’s four stops to Kanda, then one stop to Ochanomizu. のように区切って伝えられます。
駅名を聞き逃したとき
次の駅は What’s the next station?、目的駅が次かどうかは Is Shibuya the next stop? と尋ねます。通り過ぎた可能性があるなら、Have we passed Shibuya already? と周囲の人へ確認できます。
到着時に知らせてほしい場合は、Please let me know when we get to Kichijoji. と頼めます。ただし、相手も途中で降りる可能性があります。相手の返事だけに頼らず、車内表示や地図も併用しましょう。
電車を降りる意味で take off は使いません。take off は衣服を脱ぐ、飛行機が離陸するといった意味です。公共交通機関は get on と get off の組み合わせで覚えましょう。
経路が合っていても、所要時間や運行間隔によって予定は変わります。続いて、時間に関する質問を一つの型に整理します。
所要時間・発車時刻・運行間隔を確認する
- 所要時間は How long does it take? で尋ねる
- 運行間隔は How often do the trains run? で確認する
- 遅延・運休時は代替経路と切符の有効性も聞く
所要時間を尋ねる基本形は、How long does it take? です。目的地を入れるなら、How long does it take to get to Kichijoji? とします。
- フレーズ
- How long does it take to get to the airport?
- 日本語訳
- 空港までどれくらい時間がかかりますか?
- 使う場面
- 乗る電車が決まり、目的地までの移動時間を確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- How long time does it take? とはせず、How long だけで時間の長さを尋ねます。答えには It takes about 45 minutes. を使えます。
- 発音・ニュアンス
- does it は「ダズ・イット」と分けすぎず、「ダズィット」に近くつなげます。about や around が返答に入る場合は、おおよその時間です。
到着時刻を知りたいなら、What time will I arrive? と尋ねます。特定の列車については What time does the train arrive in Edinburgh? と言えます。小さな地点には arrive at the station、都市や国には arrive in London の形が基本です。
運行間隔と次の電車
運行頻度は How often do the trains run? と尋ねます。答えでは every がよく使われ、The trains run every 15 minutes. なら「15分おきに運行しています」です。
- every five minutes:5分おき
- every half hour:30分おき
- twice an hour:1時間に2本
- once every two hours:2時間に1本
次の発車時刻は When is the next train? または What time is the next train to Bristol? と確認できます。「次の電車まであと何分か」を直接聞くなら、How long until the next train? が簡潔です。
遅延・運休が起きたとき
Is the train delayed? は「電車は遅れていますか」、Has the train been cancelled? は「電車は運休になりましたか」です。運休なら Is there an alternative route? と別経路を尋ねます。
- フレーズ
- 学習者:Is the Airport Line running?
駅員:No, it’s temporarily suspended.
学習者:Is there another way to get to the airport?
駅員:Take the Green Line to West Station and transfer to the airport bus.
学習者:Can I use this ticket on the bus?
駅員:No, you’ll need a separate bus ticket. - 日本語訳
- 学習者:空港線は運行していますか?
駅員:いいえ、一時的に運転を見合わせています。
学習者:空港へ行く別の方法はありますか?
駅員:グリーンラインで西駅へ行き、空港バスに乗り換えてください。
学習者:この切符をバスでも使えますか?
駅員:いいえ、バスの切符が別に必要です。 - 使う場面
- 予定していた路線が運休し、別の交通手段と切符の扱いを確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- another way は別の行き方、another train は別の電車です。バスへ乗り継ぐ場合、同じ切符が有効とは限らないため確認します。
- 発音・ニュアンス
- running はここでは「走っている」より「運行している」という意味です。temporarily suspended が聞き取れなくても No に続く説明と掲示を確認しましょう。
移動時間を確認したら、切符や追加料金も忘れずに見ます。特急、空港列車、指定席では通常の乗車券とは別の料金が必要な場合があります。
切符・運賃・予約について尋ねる
- 切符の購入場所は Where can I buy a ticket? で尋ねる
- 追加料金や座席予約の必要性を確認する
- 片道・往復、カード払い、交通系カードの使用可否も聞ける
切符の購入場所がわからなければ、Where can I buy a ticket? と尋ねます。券売機を使えるか確認する場合は、Can I buy a ticket from the machine? です。
- フレーズ
- Do I need a separate ticket for the express train?
- 日本語訳
- 急行列車には別の切符が必要ですか?
- 使う場面
- 通常の乗車券や交通系カードを持っており、優等列車の追加料金が必要か確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- ticket と reservation は同じとは限りません。乗車券を持っていても、座席指定や追加料金が別に必要なことがあります。
- 発音・ニュアンス
- separate は最初の sep を強く読みます。必要と言われたら、Where can I buy it? と続けるだけでも購入場所を聞けます。
- a one-way ticket:片道切符
- a return ticket:往復切符
- a round-trip ticket:往復切符
- a reserved seat:指定席
- a non-reserved seat:自由席
- fare:運賃
- ticket machine:券売機
- ticket gate:改札
運賃は How much is a ticket to Oxford?、カード払いは Can I pay by card? で確認できます。交通系カードを見せながら Can I use this travel card? と聞けば、その路線で使えるか確かめられます。
予約が必要かは Is a reservation required?、座席予約が必要かは Do I need to reserve a seat? です。required は「必要とされている」、reserve は「予約する」という意味です。
無事に目的駅へ着いても、出口を間違えると目的地から遠ざかることがあります。最後の一区間を迷わないため、出口と目印まで確認しましょう。
駅の出口と到着後の道順を尋ねる
- 最寄りの出口は Which exit is closest to ~? で確認する
- 駅を出た後は曲がる方向と目印を聞く
- 地図を見せてもらえば長い説明を補える
目的地に近い出口を尋ねるなら、Which exit is closest to the museum? が便利です。単に Which exit should I use? と聞いても構いません。
- フレーズ
- Which exit should I use for the British Museum?
- 日本語訳
- 大英博物館へ行くには、どの出口を使えばよいですか?
- 使う場面
- 目的駅へ着いたあと、観光施設やホテルに近い出口を知りたい場面です。
- 注意点・誤用例
- exit の番号と方角の両方がある駅では、Exit 3 or the east exit? のように復唱します。番号だけを聞き取って逆側へ進まないようにします。
- 発音・ニュアンス
- exit は最初の e を強く読み、「エグズィット」に近い音です。施設名が伝わりにくければ地図を見せましょう。
案内でよく使われるのは、Go straight.「まっすぐ進む」、turn left「左へ曲がる」、go past the department store「デパートを通り過ぎる」、across from the post office「郵便局の向かい側」です。
最寄り駅自体を探しているなら、Where is the nearest station? と尋ねます。徒歩で行ける距離かは Is the station within walking distance?、距離は How far is the station from here? で確認できます。
目印は landmark です。Is there a landmark near the hotel? と聞けば、ホテル付近で見つけやすい建物などを確認できます。道順が複雑なら、Could you show me on the map? と地図を見せてもらいましょう。
ここまで質問を増やしても、返答を聞き取れなければ経路は確定しません。次は、聞き返しと復唱を失礼なく行う表現です。
聞き取れないときは聞き返しと復唱で確認する
- 聞き返すことは失礼ではなく、経路確認に必要な行動
- 数字は二択で確認すると聞き間違いを減らせる
- 最後に路線・乗換駅・降車駅を復唱する
駅構内では、電車の音や周囲の会話で説明が聞こえにくくなります。わかったふりをせず、Could you say that again? と聞き返しましょう。
- Sorry, could you say that again?:すみません、もう一度言っていただけますか?
- Could you speak a little more slowly?:もう少しゆっくり話していただけますか?
- Could you write it down for me?:書いていただけますか?
- Could you show me on the map?:地図で示していただけますか?
- Let me make sure I understood correctly.:正しく理解できたか確認させてください。
13と30のように音が似た数字は、Did you say platform 13 or platform 30? と二択で聞きます。相手は数字を言い直しやすくなり、自分も確認する箇所を絞れます。
- フレーズ
- So, I take the Green Line, change at Central Station, and get off at Park Street. Is that right?
- 日本語訳
- つまり、グリーンラインに乗り、中央駅で乗り換え、パークストリートで降りるのですね。合っていますか?
- 使う場面
- 駅員の案内を聞いた直後に、自分の理解が正しいか確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- 相手の説明を一字一句繰り返す必要はありません。乗る路線、乗り換え駅、降りる駅の三点を自分の言葉で確認します。
- 発音・ニュアンス
- 路線名と駅名の前で短く間を置くと、情報の区切りが明確になります。最後の Is that right? は上げ調子で確認します。
聞き返しは英語力不足の表明ではなく、安全な移動のための確認です。特に最終電車、空港への経路、乗り換え時間が短い場面では、曖昧なまま進まないことが大切です。
次に、自分が外国人旅行者へ案内する側になった場合の組み立て方を見てみましょう。使う動詞は三つに絞れます。
外国人旅行者へ案内するときはtake・change・get offの順で話す
- 乗る路線、乗り換える駅、降りる駅の順に話す
- 一文を短く区切り、数字や固有名詞を明確に言う
- 最後に相手へ経路を復唱してもらう
案内する側は、take・change・get off の順で組み立てると伝えやすくなります。複雑な経路も、移動の時系列に沿って三つへ分けられるからです。
- フレーズ
- Take the Yamanote Line. Change to the Chuo Line at Kanda. Get off at Ochanomizu.
- 日本語訳
- 山手線に乗ってください。神田で中央線に乗り換えてください。御茶ノ水で降りてください。
- 使う場面
- 日本の駅で外国人旅行者に、乗り換えを含む経路を順序立てて伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- すべてを一文へ詰め込むと、固有名詞の境目がわかりにくくなります。三文に区切り、路線図を指しながら話すと伝わりやすくなります。
- 発音・ニュアンス
- 路線名と駅名をゆっくり明瞭に言います。命令文の形でも、親切な案内として自然です。表情や指さしを添えると柔らかく伝わります。
方面まで必要なら、Take the train bound for Tokyo. を加えます。ホーム番号は It leaves from platform 3.、駅数は It’s four stops from here.、所要時間は It takes about 20 minutes. と一情報ずつ伝えます。
駅員を英語で表すとき
一人の駅員を表すなら、a station staff member、a station employee、a station attendant などが自然です。staff は職員全体を示す集合的な使い方があるため、一人を指して a station staff とするより明確です。
「駅員に質問しました」は I asked a station staff member a question. と言えます。ask someone something の語順なので、ask a question to a station staff member より簡潔で自然です。
相手が理解できていない様子でも、同じ長い説明を大声で繰り返すだけでは伝わりにくいことがあります。文を短くし、地図、ホーム番号、指さしを組み合わせてください。
表現を理解したら、実際に口から出せる状態へ変える必要があります。ここからは、旅行前に短時間で取り組める練習手順です。
旅行前にできる発音練習とロールプレイ
- 全文暗記ではなく、駅名を入れ替えられる型を練習する
- 質問、返答、復唱の三段階でロールプレイする
- 数字と固有名詞は速度より明瞭さを優先する
実際の駅で言葉を出すには、文章を読むだけでなく声にする練習が必要です。ただし、長い会話を丸暗記する必要はありません。入れ替え可能な型を使い、目的地や路線名だけを変えて練習します。

ステップ1:五つの質問を音読する
- How do I get to the airport?
- Which line should I take?
- Which platform should I go to?
- Where should I change trains?
- Where should I get off?
最初は英文を見ながら、意味を思い浮かべて3回ずつ読みます。次に airport を museum、hotel、Central Station などへ入れ替えます。語順を保ったまま目的地だけ変えられれば、現地でも応用できます。
ステップ2:数字を含む返答を練習する
Platform 3、six stops、about 45 minutes、every 15 minutes のように、数字と単位をセットで読みます。数字だけ聞き取れても、それがホーム、駅数、時間のどれか判断できないことがあるためです。
特に thirteen と thirty、fourteen と forty、fifteen と fifty はアクセント位置が異なります。聞き取れないときは推測せず、Did you say thirteen or thirty? と確認する練習も加えましょう。
ステップ3:質問から復唱まで通して話す
- フレーズ
- 学習者:Excuse me. How do I get to King’s Cross?
駅員:Take the northbound train from platform 2.
学習者:Do I need to change trains?
駅員:No. It’s a direct train. Get off at the fifth stop.
学習者:So, platform 2, northbound, and the fifth stop. Is that right?
駅員:Yes. - 日本語訳
- 学習者:すみません。キングス・クロスへはどう行けばよいですか?
駅員:2番ホームから北方面行きの電車に乗ってください。
学習者:乗り換えは必要ですか?
駅員:いいえ、直通です。5つ目の駅で降りてください。
学習者:つまり、2番ホームから北方面行きに乗り、5つ目で降りるのですね。合っていますか?
駅員:はい。 - 使う場面
- 直通電車の経路を聞き、ホーム、方面、停車駅数をまとめて確認する練習です。
- 注意点・誤用例
- 復唱では完全な文にこだわらず、platform 2、northbound、the fifth stop のように重要語だけを並べても確認できます。
- 発音・ニュアンス
- northbound は north と bound の境目を意識します。fifth は発音しにくければ、Five stops? と言い換えて確認しても意図は伝わります。
ステップ4:予定外の状況を一つ加える
通常の会話に、急行が止まらない、電車が遅れている、路線が運休している、出口が閉まっている、といった条件を一つ加えます。予定どおりでない場面を練習すると、短い質問へ切り替えやすくなります。
- Does this train stop at Green Park?
- Is the train delayed?
- Which train should I take instead?
- Is there another exit?
- Can I use this ticket on another train?
一人で練習する場合は、スマートフォンへ自分の声を録音し、駅名と数字が聞き取れるか確認します。速く話すことより、相手が必要な情報を区別できる発音を優先してください。
間違えやすい英語を出発前に整理する
- 移動手段として乗る場合は take が使いやすい
- 公共交通機関は get on・get off を使う
- line、train、station、stop の役割を区別する
駅の英語では、日本語の「乗る」「駅」をそのまま一語へ置き換えようとすると迷いやすくなります。そこで、場面ごとの組み合わせとして覚えましょう。
rideよりtakeを基本にする
ride a train も文脈によって使われますが、移動手段として電車を利用するなら take a train が一般的です。I take the train to work. は「電車で通勤しています」、We took a train to Paris. は「電車でパリへ行きました」です。
get offとget out ofを分ける
電車やバスなど、立って移動できる公共交通機関では get on・get off が基本です。車やタクシーなどには get in・get out of を使います。
- get on the train:電車に乗る
- get off the bus:バスを降りる
- get in a taxi:タクシーに乗る
- get out of the car:車を降りる
lineとtrainを分ける
line は路線、train は車両または一本の列車です。Take the Ginza Line. は銀座線を利用する案内、Take the next train. は次に来る電車へ乗る案内です。
stationとstopを分ける
station は駅という場所や施設を指します。stop は停車地点や「何駅目」という数え方で使われます。Which station should I change at? は乗り換え駅、How many stops is it? は目的地までの駅数を尋ねます。
go toとget toを分ける
go to は「~へ行く」、get to は「~へ到着する、たどり着く」という感覚です。I’d like to go to Kichijoji. は希望を伝え、How do I get to Kichijoji? は到達方法を尋ねます。
arrive の後ろへ場所を置く場合は、arrive at the station、arrive in London のように前置詞を使います。arrive to the station は一般的な形ではありません。迷う場合は get to the station と言えます。
駅で役立つ単語と優先して覚えたい10フレーズ
- 単語は案内表示と結び付けて覚える
- 10個の質問を目的別に使い分ける
- 全部思い出せなくても Which train? など短く尋ねられる
駅で見る単語は、単独で暗記するより、表示や質問と結び付けるほうが使いやすくなります。特に platform・transfer・departure・delay は、案内を読むためにも重要です。
| 英語 | 日本語 | 関連する表現 |
|---|---|---|
| platform | ホーム、乗り場 | platform 3 |
| track | 線路、番線 | track 7 |
| line | 路線 | the Blue Line |
| direct train | 直通電車 | without changing trains |
| transfer | 乗り換え | transfer to the Red Line |
| departure | 出発 | departure time |
| arrival | 到着 | arrival time |
| fare | 運賃 | How much is the fare? |
| delay | 遅延 | How long is the delay? |
| cancellation | 運休、取り消し | train cancellation |
| last train | 終電 | What time is the last train? |
| exit | 出口 | Exit 2 |
質問する側が優先したい10フレーズ
- How do I get to ~?:~へはどう行けばよいですか?
- Which line should I take?:どの路線に乗ればよいですか?
- Which platform should I go to?:どのホームへ行けばよいですか?
- Do I need to change trains?:乗り換えは必要ですか?
- Where should I change trains?:どこで乗り換えればよいですか?
- Does this train stop at ~?:この電車は~に止まりますか?
- How many stops is it from here?:ここから何駅ですか?
- How long does it take?:どれくらいかかりますか?
- How often do the trains run?:電車はどれくらいの頻度で走っていますか?
- Which exit should I use?:どの出口を使えばよいですか?
全文が出てこない場合も、Excuse me. のあとに Which train?、Which platform?、Where should I change? と短く尋ねられます。地図や駅名を見せれば、短い言葉でも質問の意図を補えます。
旅行前には、実際に利用する予定の駅名と路線名を10フレーズへ入れて音読してください。現地では、目的地、路線、方面、乗り換え駅、降車駅の五つを確認し、最後に復唱します。この流れがあれば、長い説明をすべて聞き取れなくても経路を組み立てられます。
電車での行き方を尋ねる英語のQ&A
- 駅で迷いやすい語順と単語の違いを確認する
- 短い質問でも必要な情報を得られる
- 聞き返しと復唱を組み合わせる
最後に、駅での英会話について特に迷いやすい点を確認します。出発前の見直しにも使えるよう、質問ごとに短く整理しました。
「電車で目的地までどう行けばよいですか」は英語で何と言いますか?
How do I get to the destination by train? と言えます。実際には destination の部分へ airport や Central Station などの目的地名を入れます。交通手段が明らかなら、by train を省いて How do I get to ~? だけでも通じます。
「どの電車に乗ればよいですか」は英語で何と言いますか?
Which train should I take? と言います。路線を尋ねたい場合は Which line should I take? に変えます。具体的な電車と路線を分けて尋ねると、案内を整理しやすくなります。
change trainsはなぜ複数形なのですか?
今乗っている電車から別の電車へ移るため、複数の電車が関係するからです。そのため I need to change trains at Shibuya. のように trains を複数形にするのが一般的です。路線を示す場合は change to the Ginza Line と言えます。
platformとtrackはどう使い分けますか?
platform は乗客が電車を待つホーム、track は線路や番線を指します。地域や駅によって案内表示の言葉が異なるため、現地の表示が Platform なら platform、Track なら track を使うと伝わりやすくなります。
急行が目的の駅に止まるか確認するにはどう言いますか?
Does this express train stop at ~? と尋ね、~へ目的の駅名を入れます。列車種別の名称や停車パターンは地域によって異なるため、express という表示だけで判断せず、駅名を入れて確認すると安心です。
駅員の説明が聞き取れないときはどうすればよいですか?
Sorry, could you say that again? と聞き返します。ゆっくり話してほしい場合は Could you speak a little more slowly?、地図で確認したい場合は Could you show me on the map? が使えます。最後に路線、乗り換え駅、降車駅を復唱すると誤解を減らせます。
電車を降りるときにtake offを使えますか?
電車を降りる場合は get off を使います。take off は衣服を脱ぐ、飛行機が離陸するという意味で使われるため、電車の降車には適しません。Where should I get off? と言えば、降りる駅を尋ねられます。
短い英語だけでも駅で行き方を尋ねられますか?
駅名や地図を見せながら Which train?、Which platform?、Where should I change? と尋ねれば、必要な情報を段階的に確認できます。長い英文を一度に話すより、目的地、路線、方面、乗り換え駅、降車駅を一つずつ確かめる方法が実用的です。
駅で迷ったときは、最初に How do I get to ~? と目的地を伝えます。その後、Which line?、Which platform?、Where should I change?、Where should I get off? と情報を足してください。
案内を受けたら、Take the Green Line, change at Central Station, and get off at Park Street. Is that right? のように復唱します。短く尋ね、聞き返し、最後に確認する。この一連の流れを声に出して練習しておけば、慣れない駅でも落ち着いて必要な情報を集めやすくなります。

