海外で道に迷ったとき、「英語を間違えたら恥ずかしい」「相手の返事を聞き取れなかったらどうしよう」と不安になり、声をかけられないことがあります。けれども、道を聞くために長い英文を作る必要はありません。

最初に覚えたいのは、Excuse me. How do I get to ~? という形です。これに「ゆっくり話してください」と「この道で合っていますか」を加えれば、駅、空港、観光地、ホテル、商業施設など、多くの場面に対応できます。

この記事では、声のかけ方から目的地の尋ね方、距離・交通手段・目印の確認、聞き返し、道順の復唱までを順番に身につけます。同行者とはぐれた場合の伝え方や、安全のために意識したい行動も確認できます。

一人で練習しにくい場合は、英語教室で店員役や駅員役との会話を試す方法もあります。まずは、実際の会話がどのような順序で進むのかを見てみましょう。

目次 [ close ]
  1. 英語で道を聞くときは「短く分ける」と伝わりやすい
  2. まず覚えたい道の尋ね方は3種類
    1. How do I get to ~?:覚えやすい基本形
    2. Could you tell me how to get to ~?:丁寧な形
    3. Where is ~?:緊急時にも使える短い形
  3. 地図や住所を見せると目的地を正確に共有できる
  4. 距離・所要時間・交通手段は追加質問で確認する
    1. バスや地下鉄を使う場合の質問
  5. 道案内で返ってくる英語を聞き取る
    1. まっすぐ進む表現
    2. 右や左へ曲がる表現
    3. 通り過ぎる・渡る表現
    4. 目的地の位置を示す表現
  6. 聞き取れないときは「速度・繰り返し・部分確認」で立て直す
    1. 左右や順番だけを確認する
    2. 最後に道順を復唱する
  7. 場面別の会話例で実際の流れをつかむ
    1. 観光地への行き方を尋ねる
    2. 駅で乗る電車を確認する
    3. 百貨店やスーパーで売り場を尋ねる
  8. 同行者とはぐれたときは状況と特徴を順番に伝える
  9. 安全に道を聞くための準備と行動
    1. 地図と住所を端末や紙に残す
    2. 集合場所と時刻を決める
    3. 尋ねる相手と場所を選ぶ
    4. 歩きながら地図を見続けない
    5. 違和感があれば別の人にも確認する
  10. 短い発音練習で「知っている」を「言える」に変える
    1. 左右の聞き分けを練習する
    2. first、second、thirdを目印と組み合わせる
    3. 一人二役で会話を完成させる
  11. その場で確認できる道案内フレーズ一覧
  12. 英語で道を聞くときのよくある質問

英語で道を聞くときは「短く分ける」と伝わりやすい

この章の要点
  • 質問は一度に詰め込まず、一つずつ尋ねる
  • 声かけ、行き方、確認、お礼の順に進める
  • 分からない部分を聞き返すことも会話の一部

道を聞く会話では、流ちょうさよりも目的地を明確にすることが大切です。質問を短く区切れば、話す側の負担が減るだけでなく、相手の返答も短くなりやすいためです。

基本の順序は、「Excuse me. と声をかける」「目的地への行き方を尋ねる」「距離や目印を確認する」「分からない部分を聞き返す」「道順を復唱する」「お礼を言う」の六段階です。すべてを一息で話す必要はありません。

  1. 相手の前方から近づき、Excuse me. と声をかける
  2. How do I get to ~? で目的地を伝える
  3. Can I walk there? など、必要な情報を一つ尋ねる
  4. 聞き取れなければ、もう一度言ってもらう
  5. 右、左、曲がる場所を短く復唱する
  6. Thank you for your help. とお礼を伝える

たとえば、最初から「駅への最短経路と所要時間と乗るべきバスと降りる停留所を教えてください」と尋ねると、返事が長くなります。最初に駅への行き方を聞き、その後で「歩けますか」「何分ですか」と追加する方が理解しやすくなります。

フレーズ
Excuse me. Could you help me?
日本語訳
すみません。助けていただけますか。
使う場面
通行人、駅員、店員などへ話しかけ、質問してよいか確認したいときに使います。
注意点・誤用例
Help me. だけでは、命令のように響くことがあります。緊急でなければ Excuse me. や Could you を添えると穏やかです。
発音・ニュアンス
Excuse の後半に力を置き、「イクスキューズ ミ」のようにつなげます。Could you は会話では「クッジュー」に近く聞こえることがあります。

相手が急いでいたり、道を知らなかったりして答えられないこともあります。その場合は自分の英語が悪かったと決めつけず、Thank you anyway. と伝えて、駅員や店舗スタッフなど別の人に尋ねましょう。

英語圏の街の歩道で地図を確認しながら道を尋ねる準備をする英語学習者
安全な場所で立ち止まり、目的地を示せる状態にしてから声をかけます。

まず覚えたい道の尋ね方は3種類

この章の要点
  • 基本形は How do I get to ~?
  • 丁寧に尋ねるなら Could you tell me how to get to ~?
  • 短く尋ねたい場合は Where is ~? でも伝わる

初心者が最初に覚えるなら、How do I get to ~? が使いやすい形です。「~へはどう行けばよいですか」という意味で、徒歩の道順にも交通手段にも使えます。

How do I get to ~?:覚えやすい基本形

フレーズ
Excuse me. How do I get to the nearest station?
日本語訳
すみません。最寄り駅へはどう行けばよいですか。
使う場面
目的地までの方向や経路を広く尋ねるときに使います。station を hotel、museum、airport などに入れ替えられます。
注意点・誤用例
How do I go to ~? でも意図は伝わりますが、道順を尋ねる定番の形として get to を一組で覚えると便利です。
発音・ニュアンス
How do I は区切りすぎず、「ハウドゥアイ」のようにつなげます。get to も「ゲット・トゥ」と一語ずつ強く言うより、軽く続けると自然です。

固有の駅名や地名には、通常は冠詞を付けません。How do I get to London Bridge? や How do I get to Central Park? のように言えます。一方、一般的な施設を指す場合は the station、the airport、the museum のように the が付くことがあります。

冠詞に迷って言葉が止まるくらいなら、地図を見せて How do I get here? と尋ねても構いません。道を聞く場面では、文法を細かく整えることより、どこへ行きたいのかを正確に共有することが優先されます。

Could you tell me how to get to ~?:丁寧な形

フレーズ
Could you tell me how to get to City Hall?
日本語訳
市役所への行き方を教えていただけますか。
使う場面
通行人や施設スタッフへ、少し丁寧に道順を尋ねる場面に適しています。
注意点・誤用例
Could you tell me where is the station? とはせず、Could you tell me where the station is? とします。Could you tell me の後ろでは通常の語順になるためです。
発音・ニュアンス
Could you tell me は「クッジュー・テルミー」に近くつながります。すべてを速く言う必要はなく、目的地の名前をはっきり発音する方が重要です。
注意点

Could you tell me where is ~? は語順に注意が必要です。where the station is、where the restroom is のように、主語の後ろへ動詞を置きます。

Where is ~?:緊急時にも使える短い形

時間がないときや、文章がすぐに出てこないときは Where is the station? だけでも伝わります。最初に Excuse me. を添えれば、短い質問でも丁寧な印象になります。

フレーズ
Excuse me. Where is Gate 12?
日本語訳
すみません。12番ゲートはどこですか。
使う場面
空港や駅などで、目的地の位置を短く確認したいときに使います。
注意点・誤用例
Where Gate 12? のように動詞を省いても状況次第で推測されますが、Where is ~? を一まとまりで覚える方が安定します。
発音・ニュアンス
Where is は「ウェアリズ」のようにつながります。Gate 12 の数字は聞き違いを避けるため、急がず明確に言います。

基本の尋ね方が分かったら、次は地図や住所を使い、発音しにくい目的地でも確実に伝える方法へ進みます。

地図や住所を見せると目的地を正確に共有できる

この章の要点
  • 目的地名を発音できなくても地図や住所で補える
  • 現在地と進行方向を別々に確認する
  • スマートフォンは自分で持ったまま示す

知らない地名の発音に自信がないときは、画面を指してHow do I get here? と言えば、目的地を視覚的に伝えられます。ホテルの予約画面や紙に書いた住所も役立ちます。

フレーズ
I’m trying to get to this address. Could you show me how to get there?
日本語訳
この住所へ行こうとしています。行き方を示していただけますか。
使う場面
住所、予約確認画面、地図上の印を相手に見せながら尋ねる場面で使います。
注意点・誤用例
here は自分が示している場所、there は会話ですでに共有した目的地を指します。画面を見せるときは here が分かりやすい場合があります。
発音・ニュアンス
I’m trying to は「今そこへ向かおうとしている」という状況を柔らかく伝えます。trying の語尾を強く言いすぎず、address をはっきり言います。

現在地が分からなければ、Could you show me where I am on this map? と尋ねます。方向だけを確認したい場合は Am I going in the right direction?、道そのものを確認したい場合は Is this the right way to the station? が便利です。

  • Where are we now?:私たちは今どこにいますか
  • What street is this?:ここは何通りですか
  • Is this Oxford Street?:ここはオックスフォード・ストリートですか
  • Am I going in the right direction?:正しい方向へ進んでいますか
  • Is this the right way to the hotel?:ホテルへはこの道で合っていますか

スマートフォンを見せる場合、相手へ手渡す必要はありません。自分で持ったまま目的地を指し、周囲の通行を妨げない場所で確認します。住所と一緒に施設名や郵便番号を見せると、同名施設との取り違えも避けやすくなります。

距離・所要時間・交通手段は追加質問で確認する

この章の要点
  • 方向が分かった後に徒歩で行けるか確認する
  • on foot、by bus で移動手段を指定できる
  • 乗る路線、乗り換え、降りる場所を分けて尋ねる

道順を教えてもらっても、歩ける距離とは限りません。そこで、Can I walk there? や Is it within walking distance? を追加し、移動手段を判断します。

フレーズ
How long does it take to get there on foot?
日本語訳
そこまで歩くと、どのくらいかかりますか。
使う場面
徒歩で向かう場合の所要時間を確認するときに使います。on foot を by bus や by subway に替えられます。
注意点・誤用例
徒歩は by foot ではなく、通常 on foot と表します。バスや電車では by bus、by train を使えます。
発音・ニュアンス
How long に少し力を置くと、知りたい情報が時間だと伝わります。does it は会話では「ダズィット」に近くつながります。

回答では It’s about five minutes from here. や It’s a fifteen-minute walk. のような表現が使われます。a fifteen-minute walk では、fifteen-minute が walk を説明しているため、minute を複数形にしません。

  • Is it near here?:この近くですか
  • Is it far from here?:ここから遠いですか
  • Is it within walking distance?:歩いて行ける距離ですか
  • Is it about a ten-minute walk?:歩いて10分ほどですか
  • What’s the quickest way to get there?:一番速い行き方は何ですか
  • What’s the easiest way to get to the hotel?:ホテルへの分かりやすい行き方は何ですか

バスや地下鉄を使う場合の質問

交通機関を使う場合は、「何に乗るか」「どこで乗るか」「乗り換えるか」「どこで降りるか」を一つずつ確認します。まとめて尋ねると返答が長くなるため、相手の答えを聞いてから次へ進みます。

フレーズ
Which bus should I take, and which stop should I get off at?
日本語訳
どのバスに乗り、どの停留所で降りればよいですか。
使う場面
バスの系統と降車場所を確認するときに使います。聞き取りが不安なら、二つの質問に分けても構いません。
注意点・誤用例
take は交通機関を利用する、get off は降りるという意味です。降りる場所を尋ねるときは get off at の後ろに停留所や駅が続きます。
発音・ニュアンス
Which bus、which stop の名詞部分を明確にします。get off は二語を分断しすぎず、「ゲトフ」に近く聞こえる場合があります。
  • Should I take a bus or the subway?:バスと地下鉄のどちらがよいですか
  • Which line should I take?:どの路線に乗ればよいですか
  • Where can I catch the airport bus?:空港バスにはどこから乗れますか
  • Do I need to change trains?:乗り換えが必要ですか
  • Where should I change trains?:どこで乗り換えればよいですか
  • Which platform does the train leave from?:電車は何番ホームから出ますか
  • Does this train stop at Baker Street?:この電車はベーカー・ストリート駅に止まりますか
都市の案内カウンターで地図を指しながら係員に交通経路を尋ねる旅行者
交通手段、乗り換え、降りる場所は順番に確認すると聞き取りやすくなります。

道案内で返ってくる英語を聞き取る

この章の要点
  • straight、turn、past を優先して聞く
  • first、second と left、right の組み合わせに注意する
  • 目的地の位置は next to、across from、between で示される

質問できても、返事をすべて聞き取れるとは限りません。まずは方向を決める単語だけを拾いましょう。特に straight、right、left、first、second、past、before、after が重要です。

まっすぐ進む表現

  • Go straight.:まっすぐ進んでください
  • Go straight ahead.:そのまま直進してください
  • Go straight down this street.:この通りをまっすぐ進んでください
  • Keep going straight.:そのまま直進し続けてください
  • Follow this road.:この道に沿って進んでください

keep going は「進み続ける」という意味です。直進を続ける場合は Keep going straight. と言います。Go straight still. のような組み合わせは避けましょう。

右や左へ曲がる表現

  • Turn right at the next corner.:次の角を右に曲がってください
  • Turn left at the traffic lights.:信号を左に曲がってください
  • Take the first right.:最初の右折路へ入ってください
  • Take the second left.:2つ目の左折路へ入ってください

Take the first right. は、最初に現れる右へ曲がれる道へ入るという意味です。turn right と同じ方向を示しますが、first や second によって何本目の道かを指定できます。

通り過ぎる・渡る表現

  • Cross the street.:通りを渡ってください
  • Go across the intersection.:交差点を渡ってください
  • Walk past the bank.:銀行を通り過ぎてください
  • Go past the traffic lights.:信号を通り過ぎてください
  • Continue until you reach the bridge.:橋に着くまで進んでください

past は目印の前で止まらず、その先へ進む合図です。銀行の前で曲がるのか、銀行を通り過ぎてから曲がるのかで経路が変わるため、聞き取れなければ After the bank, right? と確認します。

目的地の位置を示す表現

  • It’ll be on your right.:右手にあります
  • It’s next to the bank.:銀行の隣にあります
  • It’s across from the post office.:郵便局の向かいにあります
  • It’s between the hotel and the pharmacy.:ホテルと薬局の間にあります
  • It’s behind the station.:駅の裏にあります
  • It’s in front of City Hall.:市役所の前にあります
  • It’s on the corner.:角にあります

通りの名称には on がよく使われます。The hotel is on King Street. のように、その施設がどの通りに面しているかを示します。in King Street より on King Street の方が一般的です。

聞き取れないときは「速度・繰り返し・部分確認」で立て直す

この章の要点
  • 聞き取れなかった事実を短く伝える
  • 全部ではなく左右や数字だけ確認してよい
  • 最後に自分の言葉で道順を復唱する

分からないまま歩き始めるより、その場で聞き返す方が安全です。聞き返すことは失礼ではありません。相手も、正しく伝わったか確認できるため安心します。

フレーズ
Could you speak a little more slowly, please?
日本語訳
もう少しゆっくり話していただけますか。
使う場面
相手の説明が速く、単語を区別できないときに使います。
注意点・誤用例
Slowly! だけでは命令のように響く場合があります。Could you と please を添えると依頼として伝わります。
発音・ニュアンス
slowly を少し強めに発音し、何を変えてほしいのか伝えます。a little を入れると「少し」という穏やかな響きになります。
  • Could you say that again, please?:もう一度言っていただけますか
  • Sorry, could you repeat that?:すみません、繰り返していただけますか
  • I didn’t catch that.:聞き取れませんでした
  • Which street did you say?:何通りとおっしゃいましたか
  • Could you write the street name down?:通りの名前を書いていただけますか

I don’t understand. でも伝わりますが、道順の一部だけを聞き逃した場合は I didn’t catch that. が使いやすい表現です。理解力全体の問題ではなく、今の発言を聞き取れなかったと伝えられます。

左右や順番だけを確認する

フレーズ
Did you say the first right or the second right?
日本語訳
最初の角を右ですか、それとも2つ目の角を右ですか。
使う場面
first と second のどちらかを聞き取れなかったときに、選択肢を示して確認します。
注意点・誤用例
first と fast は音が似て聞こえる場合があります。指を一本、二本と示しながら確認すると誤解を減らせます。
発音・ニュアンス
first、second、right をそれぞれ明確にします。or の前後でわずかに間を取ると、二択の質問だと伝わりやすくなります。

最後に道順を復唱する

復唱すると、聞き間違いだけでなく、相手の説明の言い漏らしにも気づきやすくなります。So I go straight and turn right at the second traffic light. Is that correct? のように、重要な部分だけを短く確認します。

  • Let me make sure I understood.:理解できたか確認させてください
  • So I take the first left, correct?:つまり最初の角を左ですね
  • After the bank, not before it, right?:銀行の手前ではなく、通り過ぎてからですね
  • Then it’ll be on my right, correct?:その後、右手にあるのですね

場面別の会話例で実際の流れをつかむ

この章の要点
  • 屋外、駅、施設内で使う単語は異なる
  • 役割を決めて音読すると会話の順序が身につく
  • 一度に完璧に話さず、確認を挟んで進める

実際の会話では、覚えた文を一つ言って終わりではありません。相手の返答を受け、必要な点を尋ね直します。ここでは短い往復に分けて確認します。

観光地への行き方を尋ねる

会話
学習者:Excuse me. I think I’m lost. How do I get to the museum?
通行人:Go straight and turn left at the second traffic light.
学習者:Sorry, did you say the second traffic light?
通行人:Yes. Then the museum will be on your right.
学習者:So I turn left at the second light, and it’ll be on my right. Is that correct?
通行人:That’s right.
学習者:Thank you for your help.
日本語訳
学習者:すみません。道に迷ったようです。博物館へはどう行けばよいですか。
通行人:まっすぐ進み、2つ目の信号を左に曲がってください。
学習者:すみません、2つ目の信号とおっしゃいましたか。
通行人:はい。その後、博物館が右手にあります。
学習者:2つ目の信号を左に曲がり、右手にあるのですね。合っていますか。
通行人:そのとおりです。
学習者:助けてくださり、ありがとうございます。
使う場面
街中で観光施設への徒歩経路を尋ね、曲がる場所を確認する場面です。
注意点・誤用例
light だけでは照明を指すこともありますが、道案内の文脈では traffic light の意味で使われることがあります。自分から尋ねるときは traffic light と言うと明確です。
発音・ニュアンス
second と left、right を強めに言います。復唱では全文を暗唱するのではなく、方向と目印をゆっくり発音します。

駅で乗る電車を確認する

会話
学習者:Excuse me. Is this the right train for Victoria Station?
駅員:Yes, but you’ll need to change at Green Park.
学習者:Could you say that again more slowly, please?
駅員:Change trains at Green Park.
学習者:Green Park. Which line should I take after that?
駅員:Take the southbound line.
学習者:Thank you.
日本語訳
学習者:すみません。これはヴィクトリア駅へ行く電車ですか。
駅員:はい。ただし、グリーン・パークで乗り換える必要があります。
学習者:もう一度ゆっくり言っていただけますか。
駅員:グリーン・パークで乗り換えてください。
学習者:グリーン・パークですね。その後はどの路線に乗ればよいですか。
駅員:南行きの路線に乗ってください。
学習者:ありがとうございます。
使う場面
ホームや改札付近で、電車の行き先と乗り換えを確認する場面です。
注意点・誤用例
northbound や southbound は進行方向を示します。地名だけで判断せず、ホームの表示や路線図でも確認します。
発音・ニュアンス
駅名は聞き慣れない発音になることがあります。Green Park? のように駅名だけを上がり調子で繰り返しても確認できます。

百貨店やスーパーで売り場を尋ねる

建物の中では street や traffic light より、floor、elevator、escalator、hallway、entrance、exit といった語が多く使われます。商品を探す場合は Where can I find ~? が便利です。

  • Where can I find bottled water?:ペットボトルの水はどこにありますか
  • Which floor is the electronics department on?:電化製品売り場は何階ですか
  • Do you sell travel adapters?:旅行用の変換プラグは売っていますか
  • Could you show me where this item is?:この商品の場所を示していただけますか
  • Where is the information desk?:案内所はどこですか
  • How do I get to the food court?:フードコートへはどう行けばよいですか

商品名が分からなければ、写真を示して Do you have something like this? や I’m looking for this. と言えます。ここでも、スマートフォンは自分で持ったまま画面を見せると安心です。

同行者とはぐれたときは状況と特徴を順番に伝える

この章の要点
  • We got separated. で、はぐれた状況を伝える
  • 最後に見た場所と時刻を先に整理する
  • 身長、髪、服装、持ち物の順で特徴を伝える

同行者が見つからない場合は、まず電話やメッセージを試し、事前に決めた集合場所や最後に一緒にいた場所を確認します。安全上の心配がある場合は、施設の係員や警察へ早めに相談し、最後に見た場所と時刻を伝えます。

  • I can’t find my friend.:友人が見つかりません
  • We got separated.:私たちは、はぐれました
  • I got separated from my family.:家族とはぐれました
  • I lost sight of my friend in the crowd.:人混みで友人を見失いました
  • The last time I saw her was in front of City Hall.:最後に彼女を見たのは市役所の前です
注意点

子ども、高齢者、持病のある人などの安全が心配される場合や、事件・事故の可能性がある場合は、現地の係員や警察へ早めに相談してください。緊急通報番号や領事窓口は国や地域によって異なるため、旅行前に公的機関の案内を確認します。

会話
学習者:Excuse me, officer. I can’t find my friend. We got separated.
警察官:When and where did you last see your friend?
学習者:About twenty minutes ago, in front of City Hall.
警察官:What does your friend look like?
学習者:My friend is tall and slim, with long curly brown hair.
警察官:What was your friend wearing?
学習者:A plaid jacket and a blue cap, and my friend was carrying a red bag.
警察官:Do you have a recent photo?
学習者:Yes, I have one on my phone.
日本語訳
学習者:すみません。友人が見つかりません。はぐれてしまいました。
警察官:最後に友人を見たのは、いつ、どこですか。
学習者:20分ほど前、市役所の前です。
警察官:お友達はどのような外見ですか。
学習者:背が高く細身で、長い巻き毛の茶髪です。
警察官:どのような服を着ていましたか。
学習者:格子柄の上着と青い帽子で、赤いかばんを持っていました。
警察官:最近の写真はありますか。
学習者:はい、携帯電話にあります。
使う場面
警察官や施設係員へ、同行者とはぐれた状況と外見を伝える場面です。
注意点・誤用例
I missed my friend. だけでは「会えなくて寂しい」「待ち合わせに間に合わなかった」など別の意味にも取れます。人混みで見失った場合は I lost sight of my friend. が明確です。
発音・ニュアンス
separated は長いため、「セパ・レイ・ティド」のように小さく分けて練習します。緊急時は We got separated. が難しければ I can’t find my friend. だけでも状況を伝えられます。

外見は、身長、体格、髪、服装、持ち物の順で話すと整理しやすくなります。thin は人によって否定的に受け取られることがあるため、通常の説明では slim が比較的穏やかです。ただし、捜索では正確さが必要なので、目立つ特徴を具体的に伝えます。

安全に道を聞くための準備と行動

この章の要点
  • 地図、住所、集合場所を通信できない場合にも備えて残す
  • 役割の分かる係員や人通りのある場所を選ぶ
  • 歩きながら画面を見続けず、安全な場所で確認する

英語のフレーズと同じくらい大切なのが、迷った後に安全に立て直せる準備です。通信障害や端末の電池切れが起きても、宿泊先へ戻れる情報を残しておきます。

地図と住所を端末や紙に残す

宿泊先、空港、主要駅、訪問予定地の地図を事前に保存します。施設名だけでなく、住所、電話番号、最寄り駅も画面の画像や紙に残すと、運転手や係員に見せられます。

集合場所と時刻を決める

複数人で移動する場合は、「はぐれたら正面入口」「毎時00分に案内所」など、具体的な場所と時刻を決めます。連絡手段が使えなくても戻れる目印を選びましょう。

尋ねる相手と場所を選ぶ

駅員、警察官、観光案内所、ホテル、店舗のスタッフなど、役割が分かる人へ尋ねると安心です。夜間の人通りが少ない場所では、明るい店舗や駅へ移動してから質問します。

歩きながら地図を見続けない

画面に集中して歩くと、車、自転車、段差、周囲の人に気づきにくくなります。安全な場所で立ち止まり、次の目印までの方向を覚えてから端末をしまい、周囲を見て歩きます。

違和感があれば別の人にも確認する

説明が地図と大きく異なる場合や、遠回りに感じる場合は、別の係員にも尋ねます。Just to make sure, is this the right way to the station? と言えば、「念のため」という気持ちを添えて再確認できます。

短い発音練習で「知っている」を「言える」に変える

この章の要点
  • 最初は三つの必須フレーズに絞る
  • 目的地だけを入れ替えて反射的に言う
  • 地図を使った役割練習で聞き返しまで試す

旅行前にすべての例文を暗記する必要はありません。まずは質問・聞き返し・復唱の三つを声に出せる状態にします。

  1. Excuse me. How do I get to ~? を三回読む
  2. ~へ station、hotel、airport、museum を入れる
  3. Could you speak more slowly, please? を三回読む
  4. So I turn right at the second traffic light. Is that correct? を三回読む
  5. right を left、second を first に入れ替える

長い文を一息で読もうとせず、意味のまとまりで区切ります。「Excuse me.」「How do I get to」「the station?」の三つに分け、慣れたら間を短くします。

左右の聞き分けを練習する

left と right は道案内の中心です。左手を少し上げながら left、右手を少し上げながら right と発音すると、音と動作を結びつけられます。turn left、on your left、take the first left の三種類を続けて練習します。

first、second、thirdを目印と組み合わせる

紙に簡単な交差点を三つ描き、Take the first right.、Take the second left.、Turn right at the third traffic light. と声に出します。指で該当箇所を示すと、順番の意味を視覚的に確認できます。

一人二役で会話を完成させる

学習者役では道を尋ね、案内役では Go straight. や Turn left. と答えます。その後、学習者役へ戻って Did you say left? と聞き返し、最後に So I turn left at the bank. Is that correct? と復唱します。

自宅の机で手描き地図を使いながら道案内の英語を声に出して練習する学習者
簡単な地図を使い、質問、案内、聞き返し、復唱まで一人二役で練習します。

その場で確認できる道案内フレーズ一覧

この章の要点
  • 困ったときは基本の三文へ戻る
  • 目的地、左右、数字を明確に伝える
  • 最後は道順を復唱してから移動する

現地で迷ったら、難しい表現を思い出そうとせず、短い基本文へ戻ります。次の一覧は、画面を見せながら指さしても使えます。

場面 英語 日本語
声をかける Excuse me. すみません
迷ったと伝える I think I’m lost. 道に迷ったようです
行き方を聞く How do I get to the station? 駅へはどう行けばよいですか
方向を確認する Is this the right way? この道で合っていますか
徒歩で行けるか聞く Can I walk there? 歩いて行けますか
所要時間を聞く How long does it take on foot? 歩くとどのくらいかかりますか
目印を聞く Is there a landmark nearby? 近くに目印はありますか
聞き返す Could you say that again? もう一度言っていただけますか
ゆっくり頼む Could you speak more slowly, please? もっとゆっくり話していただけますか
はぐれたと伝える We got separated. 私たちは、はぐれました
お礼を言う Thank you for your help. 助けてくださり、ありがとうございます

特に優先したいのは、Excuse me. How do I get to ~?、Could you speak more slowly, please?、So I turn right at the second traffic light. Is that correct? の三文です。質問、聞き返し、確認がそろえば、短い英語と地図を組み合わせて会話を進められます。

英語で道を聞くときのよくある質問

この章の要点
  • 短い質問でも Excuse me. を添えれば丁寧に伝えられる
  • 聞き取れない場合は遠慮せず速度や部分を確認する
  • 地図、住所、身ぶりを英語と組み合わせてよい

最後に、初心者が迷いやすい点を確認します。大切なのは、難しい文法を見せることではなく、目的地と確認事項を正確に共有することです。

英語で道を聞くとき、最初に何と言えばよいですか?

最初に Excuse me. と声をかけ、続けて How do I get to ~? と目的地を尋ねます。たとえば Excuse me. How do I get to the station? と言えば、駅への行き方を尋ねられます。

Where is ~? だけでも失礼になりませんか?

Where is the station? のような短い質問でも意味は伝わります。最初に Excuse me. を添え、穏やかな声で尋ねれば、旅行中の質問として自然です。

相手の道案内が速くて聞き取れないときはどうしますか?

Could you speak a little more slowly, please? と頼みます。全部を聞き直す必要がなければ、Did you say left? のように、聞き取れなかった部分だけを確認できます。

目的地の英語名を発音できない場合はどうすればよいですか?

地図や住所を自分で持ったまま示し、How do I get here? や I’m trying to get to this address. と伝えます。施設名、住所、最寄り駅を一緒に示すと取り違えを減らせます。

道順を教えてもらった後は何を確認すればよいですか?

曲がる方向、何本目の道か、目印、目的地が右手か左手かを確認します。So I turn right at the second traffic light. Is that correct? のように復唱すると聞き間違いを減らせます。

同行者とはぐれたときは英語で何と伝えますか?

I can’t find my friend. または We got separated. と伝えます。その後、最後に見た場所と時刻、身長、髪、服装、持ち物を順番に説明し、最近の写真があれば係員や警察へ示します。

道を聞く相手は誰を選ぶと安心ですか?

駅員、警察官、観光案内所、ホテル、店舗のスタッフなど、役割が分かる人へ尋ねると安心です。夜間は明るく人通りのある場所へ移動し、違和感があれば別の人にも確認します。

道を聞く場面で必要なのは、長い英文を一度で話す力ではありません。Excuse me. と声をかけ、目的地を示し、分からない部分を聞き返し、最後に左右と目印を復唱することです。

まずは三つの基本文を声に出し、地図を使って一人二役の練習をしてみましょう。現地では英語だけに頼らず、住所、画面、身ぶり、施設の案内表示も組み合わせ、安全な場所で落ち着いて確認してください。