街中や駅で突然「Excuse me.」と声をかけられると、知っているはずの英語が出てこなくなることがあります。目的地は分かっているのに、「まっすぐ」「2つ目の信号」「右側に見える」をどう並べればよいか迷う人も多いでしょう。
この記事では、尋ねられた英語の聞き取り方から、基本フレーズ、keep walkingの意味、前置詞、電車の案内、聞き返し方、分からない場合の断り方まで順に学べます。会話練習を増やしたい場合は、英語教室で、地図を見せながら相手とやり取りする練習を取り入れる方法もあります。
英語の道案内は4段階に分けると伝わりやすい
英語の道案内では、長く整った英文を一度に話す必要はありません。「進む」「曲がる」「目印を見る」「目的地を見つける」という順番で、短い文を一つずつ伝えれば十分です。Go、Turn、Keep、Cross、You’ll seeの5つを軸にすると、駅、ホテル、観光施設、コンビニなど幅広い目的地に対応できます。
まずは、道案内を驚くほど簡単にする「4段階の型」から確認しましょう。この型が分かると、単語を一つ忘れても別の表現で言い直しやすくなります。
- 道順は「進む・曲がる・目印・到着位置」に分ける
- 一つの動作につき一文にすると聞き取りやすい
- 最初はGo、Turn、You’ll seeの3つだけでも案内できる
最初に覚えたいのは、道案内を4つの情報に分ける方法です。道順をすべて一文に詰め込むと、話す側は文法を組み立てるのに時間がかかり、聞く側も途中の情報を忘れやすくなります。
- 最初に進む方向を示す:Go straight along this street.
- 曲がる場所を示す:Turn right at the first traffic light.
- 見つけやすい目印を示す:You’ll see a large hotel.
- 目的地の位置を示す:The station is next to it.
たとえば、「この道を進んで、最初の信号で右に曲がり、大きなホテルの隣にある駅を探す」という案内を考えてみましょう。短く区切れば、次のように伝えられます。
この通りをまっすぐ進んでください。最初の信号で右に曲がってください。大きなホテルが見えます。駅はその隣です。
straightは「ストレート」より「ストレイト」に近く、語尾のtを強く響かせすぎなくても通じます。traffic lightは「トラフィック・ライト」と二つに区切って練習すると安定します。
駅や観光施設まで、曲がり角が一度だけある比較的簡単な道を案内するときに使えます。
一息で続けず、文ごとに小さく間を置きます。「Go straight, turn right, pass the hotel…」と情報を連結しすぎると、相手が曲がる地点を聞き逃すことがあります。
短い文は、不親切な英語ではありません。相手が今いる場所から順番に進めるよう、行動の順に伝えることのほうが大切です。文を言うたびに相手の表情を見て、必要なら指さしや手ぶりを添えましょう。

では、最初の動作である「まっすぐ進む」は、どのように言い分ければよいのでしょうか。特に質問の多いkeep walkingも含めて見ていきます。
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「まっすぐ進む」とkeep walkingの使い方
- Go straightは短く直接的な基本表現
- keep+動詞のing形で「そのまま続ける」を表す
- 道を限定するときはalong this streetなどを加える
「まっすぐ進んでください」は、まずGo straight.と覚えましょう。進む道が目の前にあり、指で方向を示せる場面なら、この二語だけでも意図は伝わります。
この通りに沿ってまっすぐ進んでください。
alongは「アロング」に近い音です。Go straightのあとに短く間を取り、along this streetを続けると聞き取りやすくなります。
複数の道が見える場所で、今いる通りをそのまま進んでもらうときに適しています。alongは「〜に沿って」という意味です。
Go down this streetも「この通りを進む」の意味で使われ、必ずしも坂を下るとは限りません。誤解を避けたいときはGo straight along this streetが明確です。
すでに相手が正しい方向を向いているなら、Keep walking.やKeep going.が便利です。keep+動詞のing形は「〜し続ける」という形で、道案内では「方向を変えず、そのまま進む」という感覚を表します。
銀行が見えるまで、そのまま歩き続けてください。
keepの語尾とwalkingの頭を分け、「キープ・ウォーキング」と一定のリズムで言います。命令文でも、落ち着いた声と案内する手ぶりがあれば強い命令には聞こえにくい表現です。
現在の道を変えず、銀行、橋、信号などの目印まで歩いてもらう場面です。untilを加えると、どこまで続けるのかが明確になります。
「歩き続ける」をKeep to walk.とは通常言いません。Keep walking.が基本です。ただし、Keep to the right.のtoは場所や側を示し、「右側を進む」という別の形です。
時間を付けるならKeep walking for about five minutes.、道路をたどるならKeep following this road.と言えます。少し硬めの表現としてContinue straight for two blocks.も使えますが、初心者はGo straightとKeep walkingを優先して覚えると負担が減ります。
Keep walking.だけでは、いつまで歩くのか分からない場合があります。距離が長いときや途中に分岐があるときは、for about three minutes、until you reach the bridge、to the next traffic lightなど、終了地点を加えましょう。
直進を伝えたあとは、曲がる地点を明確にします。右と左だけでなく、「最初の道」「2つ目の信号」の言い方を押さえておきましょう。
右・左に曲がる場所を正確に伝える
- Turn rightとTurn leftが基本
- 曲がる地点にはatを使う
- 何本目かを示すならTake the first rightなどが便利
右折はTurn right.、左折はTurn left.です。曲がる地点を加えるときは、at+地点の形にします。Turn right at the traffic light.なら「信号で右に曲がる」という意味です。
2つ目の信号で左に曲がってください。
rightは語尾を「ト」と強く出しすぎず、leftは最後のftを意識します。左右を言うときに手でも方向を示すと、音が聞き取れなくても補えます。
曲がる場所を信号の順番で指定できる場面です。最初ならfirst、2つ目ならsecond、3つ目ならthirdを使います。
小さな信号が連続する場所では、どれを数えるか相手が迷うことがあります。「just after the post office」のように、郵便局などの目印も添えると安全です。
角ならat the corner、交差点ならat the intersection、銀行のある地点ならat the bankを使えます。建物を目印にしたTurn right at the bank.は、銀行の建物内で曲がるという意味ではなく、銀行がある場所で右折するという意味です。
何本目の道へ入るかを伝えるなら、Take the first right.で「1本目の道を右へ」、Take the second left.で「2本目の道を左へ」と言えます。特に道路が格子状に並ぶ地域では、曲がれる道の順番を短く示せます。
1本目の道を右に曲がり、そのあと2本目の道を左に曲がってください。
first rightとsecond leftをひとかたまりで練習します。アメリカ英語ではMake a right.やMake a left.も聞かれますが、Turn rightとTurn leftは広く理解されやすい表現です。
通りの名前より、曲がる道を数えたほうが分かりやすい場所で使います。
狭い路地を数えるかどうかが曖昧な場所では使いにくい表現です。その場合はTurn right at the bank.のように目印を指定します。
相手が確認するときは、Right at the first traffic light, correct?やSo I turn left at the bank?のように聞くことがあります。rightには「右」と「正しい」の両方の意味がありますが、turn rightなら「右へ曲がる」、the right wayなら「正しい道」と判断できます。
次は、信号、交差点、横断歩道、建物などを使い、相手が途中で迷いにくい案内へ整えていきましょう。
信号・交差点・目印を使って迷いにくくする
- 信号はtraffic light、交差点はintersection
- 道路を渡る場所は信号や横断歩道まで示す
- 店名だけでなく建物の種類や外観も伝える
知らない場所では、通りの名前よりも信号、橋、駅、大きなホテルなどが役立つことがあります。道案内の目印は、相手がその土地を初めて訪れていても見分けられるものを選びましょう。
信号はtraffic light、交差点はintersectionです。Go straight through the intersection.なら「交差点をそのまま直進する」、The station is just beyond the intersection.なら「駅は交差点を越えてすぐ」と伝えられます。
信号のところで道を渡り、銀行を通り過ぎてください。
crossは「クロス」、pastは「パスト」に近い音です。crossとgo pastは動作が逆になりやすいため、道路を横切る手ぶりと、建物の先を指す動きを使い分けます。
道路の反対側へ移動し、その先の建物を通過してもらう場面です。go pastは「〜を通り過ぎる」を表します。
交通量の多い道でCross the street.だけを使うと、どこで渡るのか不明確です。at the traffic lightやUse the crosswalk.を加え、安全に渡れる位置を示します。
横断歩道はアメリカ英語でcrosswalk、イギリス英語ではpedestrian crossingやzebra crossingと呼ばれます。どの表現を使う場合でも、実際の安全な経路に合っているかを確認してから案内してください。
目印を知らせるときは、You’ll see+目印が便利です。You’ll see a bank on your right.なら「右側に銀行が見える」、Look for a large glass building.なら「大きなガラス張りの建物を探す」となります。
角に大きなガラス張りの建物が見えます。博物館はその向かいです。
You’llはyou willの短縮形で「ユル」に近くつながります。across fromは二語を続け、「アクロス・フロム」と練習します。
目的地自体が見つけにくく、向かい側に目立つ建物がある場面です。建物の色、形、大きさを加えると見分けやすくなります。
地域で知られた店名だけでは、旅行者が判断できないことがあります。店名に加え、a family restaurant with a pale pink signのように種類や外観も伝えます。
看板、店名、建物の色は変わる場合があります。可能であれば、信号や大きな交差点、駅、公園、橋など比較的確認しやすい目印も組み合わせてください。
目印まで案内できたら、目的地が左右のどちらにあるか、何の隣にあるかを伝えます。ここでは、混同しやすい位置の表現を整理します。
目的地の位置を示す前置詞と距離の伝え方
- on your rightとon your leftは相手から見た方向
- nearは近く、next toはすぐ隣
- 正確な距離が不明なら無理に数字を言わない
目的地の位置は、相手から見た方向で伝えます。The station is on your right.なら「駅はあなたの右側」、You’ll see the hotel on your left.なら「左側にホテルが見える」という意味です。説明する自分の右左ではない点に注意してください。
- next to:すぐ隣
- between A and B:AとBの間
- across from:向かい側
- in front of:前
- behind:後ろ
- near:近く
- on the corner:角にある
特に区別したいのはnearとnext toです。nearは少し離れていても使える「近く」、next toは隣接した「すぐ隣」です。実際には数軒離れている場所をnext toと説明すると、相手が目的地を見落とす可能性があります。
ATMは銀行とコンビニの間にあります。
betweenは後半のtweenをやや強くします。bank and theの部分は一語ずつ切りすぎず、軽くつなげると自然です。
目的地の両側に、相手が見つけやすい建物がある場面です。二つの目印で挟むため、位置を限定しやすくなります。
betweenのあとには通常、二つの対象をandで結びます。between the bank to the storeではなく、between the bank and the storeとします。
所要時間はIt takes about five minutes on foot.で「歩いて約5分」、It takes about twenty minutes by train.で「電車で約20分」と言えます。徒歩であることを名詞の形で伝えるなら、It’s a five-minute walk.も便利です。この場合、five-minuteのminuteには複数形のsを付けません。
距離はIt’s about 300 meters from here.のように示せます。ただし、正確な距離を知らないなら、It’s not far.、It’s quite close.、It’s a bit far to walk.などを使いましょう。不確かな数字を断定しないことも親切な案内の一部です。
ここから歩いて約5分です。
five-minuteを続けて発音し、walkを少し強めます。aboutを使うことで厳密な所要時間ではなく、おおよその目安だと伝わります。
目的地まで徒歩で行けるか、どのくらいかかるかを尋ねられた場面です。
a five-minutes walkとはせず、five-minuteをひとかたまりの形容詞として扱います。歩く速さで差が出るため、aboutを添えると柔らかく伝えられます。
徒歩では遠い場合、駅までの道だけでなく、路線、乗り換え、出口まで説明する必要があります。次は交通機関で使う表現です。
地下鉄・電車・バスの行き方を伝える
- 路線はTake the ~ Lineで示す
- 乗車はget on、降車はget off
- 乗り換え駅と出口番号を分けて伝える
交通機関を使う案内でも、短い手順に分ける考え方は同じです。「どこで乗る」「何線を使う」「どこで乗り換える」「どこで降りる」「何番出口を使う」の順にすると整理できます。
- Take the Hibiya Line.:日比谷線に乗ってください。
- Get on at Hibiya Station.:日比谷駅で乗ってください。
- Change trains at Ginza Station.:銀座駅で乗り換えてください。
- Transfer to the Ginza Line.:銀座線に乗り換えてください。
- Get off at the third stop.:3つ目の駅で降りてください。
- Use Exit A5.:A5出口を使ってください。
地下鉄に乗り、銀座駅で銀座線に乗り換えてください。渋谷駅で降りてください。
change trainsは「チェインジ・トレインズ」、get offは「ゲット・オフ」と区切って練習します。transferは少し硬めですが、駅の表示でも見かける語です。
目的地まで電車の乗り換えが一度ある場面です。路線図を指しながら言うと、駅名や路線名を確認しやすくなります。
get onは乗る、get offは降りるです。反対に覚えないよう、onは乗り物の上に入る、offはそこから離れるイメージで区別します。
行き先を示すbound forも便利です。Take the train bound for Ueno.で「上野方面行きの電車に乗る」となります。ホームが方向別に分かれている駅では、路線名だけでなく行き先の方向まで伝えると乗り間違いを減らせます。
駅には複数の出口があるため、出口番号が分かるならUse Exit 3.やTake Exit A5.と添えます。The elevator is near the north exit.と伝えれば、荷物が多い人や階段を使いにくい人にも役立ちます。
運行状況や出口の閉鎖などを確実に把握していない場合は、断定を避けて駅の案内表示や係員への確認を勧めましょう。You may want to check with the station staff.で「駅員に確認するとよいかもしれません」と伝えられます。
ここまでで、案内する側の表現はそろいました。しかし、相手の最初の質問を聞き取れなければ会話を始められません。次は、旅行者が使いやすい質問と聞き返し方です。
道を尋ねる英語を聞き取り、確認する
- Where is、Is there、How do I get toを聞き分ける
- 施設名が不明なら地図や日本語名を見せてもらう
- 一度で聞き取れなくても短く聞き返せばよい
道を尋ねる表現では、Where is ~?が最も直接的です。Where is the nearest subway station?なら「最寄りの地下鉄駅はどこですか」、Where is the restroom?なら「お手洗いはどこですか」と尋ねています。
Is there ~ near here?は「この近くに〜はありますか」、How do I get to ~?は「〜へはどう行けばよいですか」という質問です。Could you tell me how to get to the station?は、より丁寧に行き方を尋ねています。
バス停がどこにあるか教えていただけますか。
Could youは会話で「クッジュー」に近くつながることがあります。すべてを聞き取ろうとせず、where、bus stop、stationなどの中心語を拾います。
旅行者が丁寧に場所を尋ねる場面です。tell meのあとの内容を聞き取ると、目的地を把握できます。
自分が尋ねる場合も、Could you tell me where is the bus stop?とはせず、where the bus stop isの語順にします。文中では「バス停がどこにあるか」というひとかたまりです。
Am I going the right way?やIs this the right way to the museum?と聞かれたら、正しい方向かを確認されています。合っていればYes, you’re going the right way.、違えばI’m afraid you’re going the wrong way.と返せます。
聞き取れないときは、分からない部分だけ確認します。Could you say that again?、Could you speak a little more slowly?、What’s the name of the place?を使えば、会話を止めずに情報を取り直せます。

その場所を地図で見せていただけますか。
show meは「ショウ・ミー」、on the mapは「オン・ザ・マップ」に近い音です。丁寧な依頼なので、聞き取れなかった場面でも使いやすい表現です。
駅名や施設名の発音が聞き取れないとき、同じ名前の場所が複数あるとき、住所を確認したいときに使います。
相手の端末を急に受け取らず、画面を見せてもらう形にします。必要ならDo you have the address?やCould you show me the Japanese name?も使えます。
目的地が分かったら、実際の会話ではどの程度の長さで案内すればよいのでしょうか。駅、コンビニ、観光施設の3場面で、やり取りの流れを確認します。
場面別の英語道案内会話
- 最初に目的地を確認してから案内を始める
- 相手の確認には短くYesと答え、重要部分を繰り返す
- 最後に距離や所要時間を添えると安心につながる
駅まで案内する会話
旅行者:すみません。最寄り駅へはどう行けばいいですか。学習者:この通りをまっすぐ進み、2つ目の信号で左に曲がってください。旅行者:2つ目の信号ですか。学習者:はい。そのあと3分ほどそのまま歩くと、右側に駅が見えます。旅行者:ありがとうございます。学習者:どういたしまして。よい一日を。
nearestの最初の音をやや強くします。Have a nice day.を添えると、案内の終わりが自然に伝わります。
徒歩圏内の駅を、信号の数と所要時間で案内する場面です。
相手の確認を遮らず、Yesのあとに重要な部分を言い直します。最後の返答はWelcome.だけでなくYou’re welcome.とします。
コンビニまで案内する会話
旅行者:この近くにコンビニはありますか。学習者:はい。銀行を通り過ぎ、信号で道を渡ってください。ホテルの隣にあります。旅行者:遠いですか。学習者:いいえ。歩いて約2分です。旅行者:本当にありがとう。学習者:どういたしまして。
convenienceは長いため、相手の質問ではstoreを中心に聞き取っても構いません。No problem.は日常的で親しみのある返答です。
近くの施設を、通過する建物と隣接する建物で示す場面です。
道路を渡る案内では、安全な横断地点を指定します。ホテルが少し離れている場合はnext toではなくnearを使います。
観光施設まで案内する会話
旅行者:博物館への行き方を教えていただけますか。学習者:もちろんです。橋に着くまで川沿いを歩いてください。橋を渡って右に曲がります。旅行者:何を目印にすればいいですか。学習者:大きな赤い建物を探してください。博物館はその向かいです。旅行者:時間はかかりますか。学習者:歩いて約10分です。
museumは「ミュージーアム」に近く、中央をやや強くします。What should I look for?は目印を尋ねる定番の質問です。
橋や川などの大きな目印を使い、少し離れた観光施設を案内する場面です。
bridgeを渡る前に曲がるのか、渡ったあとに曲がるのかを明確にします。after crossing the bridgeと言い換えることもできます。
会話では、相手の質問に必要な分だけ答えることが大切です。相手が「2つ目の信号ですか」と確認したら、その地点をもう一度伝えます。説明を最初から全部やり直すより、迷っている箇所だけ補うほうが理解されやすくなります。
一方で、自信がない場所を推測して教えるのは避ける必要があります。次に、道が分からないときや、説明が複雑なときの対応を確認しましょう。
分からないときの断り方と一緒に案内する表現
- 知らない場所は推測せず、正直に伝える
- 可能なら地図や駅員への確認を提案する
- 一緒に歩くときは行ける範囲を明確にする
道が分からない場合は、無理に答える必要はありません。推測より正直な返答のほうが、相手が大きく迷う事態を避けられます。I’m sorry, I’m not sure.なら「すみません、よく分かりません」と柔らかく伝えられます。
- Sorry, I’m not from around here.:すみません、この辺りの者ではありません。
- I don’t know exactly where it is.:正確な場所が分かりません。
- You could ask at the station.:駅で聞くとよいと思います。
- Let’s check the map.:地図で確認しましょう。
- I can look it up for you.:こちらで調べられますよ。
すみません、よく分かりません。駅の案内所で尋ねるとよいと思います。
not sureは「ナット・シュア」に近い音です。断定的に拒絶するのではなく、自分には確かな情報がないことを示す表現です。
目的地を知らないとき、経路に自信がないとき、交通情報を確認できないときに使います。
I don’t know.だけでも意味は伝わりますが、ぶっきらぼうに聞こえる場合があります。I’m sorryやI’m not sureを使い、可能なら確認先を提案します。
目的地が近い、または途中まで同じ方向へ行く場合は、一緒に歩く選択肢もあります。I’ll show you the way.、Please follow me.、I’m going in the same direction.が使えます。到着したらHere we are.やThis is the place.と伝えます。
説明が難しいので、大通りまで一緒に歩きます。
I’ll walk with youは相手に安心感を与える申し出です。押しつけにならないよう、穏やかな声で伝えます。
細い道や複雑な分岐があり、口頭だけでは伝えにくいものの、分かりやすい地点まで同行できる場面です。
目的地まで同行できないなら、to the main streetのように範囲を先に伝えます。自分の予定や安全を優先し、無理に申し出る必要はありません。
困っている人へこちらから声をかけるなら、Excuse me. Do you need any help?やAre you looking for something?が自然です。相手をforeignerと呼びかけるのではなく、Excuse me.から会話を始めます。
知識を実際の会話で使える形にするには、短い練習を繰り返すことが有効です。最後に、地図一枚でできる練習手順と、よくある疑問への回答を確認します。
道案内を口から出せるようにする練習手順
- 地図を見ながら4段階の型で声に出す
- 同じ経路を短い版と丁寧な版で練習する
- 翌日と数日後に、地図を変えて再現する
道案内表現は、単語帳を見るだけでなく、地図上の経路と結び付けて声に出すと使いやすくなります。紙に駅、銀行、ホテル、信号、橋を簡単に描き、出発点から目的地まで指でたどってください。
- Go straight.だけで最初の方向を言う
- Turn right at the traffic light.で曲がる地点を加える
- Go past the bank.で途中の目印を加える
- The station is on your left.で到着位置を加える
- It takes about five minutes.で所要時間を加える
最初から長い英文を暗記するのではなく、一段階ずつ情報を足すのがポイントです。途中で言葉が止まっても、Go、Turn、Cross、Seeのどれかから再開できます。

1日目は基本動詞を5つ練習する
Go straight、Turn right、Turn left、Cross the street、You’ll see the stationを、地図を指しながら3回ずつ声に出します。発音の細部にこだわりすぎず、右左を間違えずに動作と結び付けることを優先します。
2日目は目印と前置詞を加える
next to、between、across from、on your right、on your leftを使い、目的地の位置を変えて練習します。The café is next to the hotel.のcaféをstationやATMに置き換えると、少ない型で多くの案内を作れます。
3日目は質問への返答を練習する
Is it far?にはIt’s not far.、How long does it take?にはIt takes about five minutes.、Am I going the right way?にはYes, just keep going straight.と答えます。質問と答えをセットにすると、突然話しかけられた場面を想像しやすくなります。
4日目は言い直しを練習する
説明を聞き返された想定で、The second traffic light, not the first one.、It’s on the left, next to the bank.のように重要部分だけ言い直します。流暢に長く話すより、誤解が生じた箇所を短く修正する力が役立ちます。
5日目以降は地図を変えて再現する
同じ地図だけで練習すると、英文ではなく位置関係を丸暗記しやすくなります。駅とホテルを入れ替えたり、曲がる方向を逆にしたりして、表現を選び直してください。翌日、数日後にも短く再現すると、必要な場面で取り出しやすくなります。
2区画まっすぐ進んでください。銀行で右に曲がり、信号で道を渡ってください。図書館は左側、公園の向かいにあります。
各文の動詞Go、Turn、Crossを少し強く言うと、相手が動作を拾いやすくなります。leftとacross fromも到着位置を示す重要語として明瞭に発音します。
直進、右折、横断、位置説明を一続きで練習する場面です。一文ずつ間を置いて発声します。
日本の不規則な道路ではblockが分かりにくい場合があります。実際の案内では信号の数や見つけやすい建物に置き換えます。
一人での音読に慣れたら、相手から予想外の質問を受ける練習を加えると実践に近づきます。地図を使った会話練習に取り組みたい人は、無理のない範囲で学習環境を検討してみてください。
英語の道案内でよくある質問
- 短い命令文でも、穏やかな声なら自然に使える
- 文法より先に方向と目印を正確に伝える
- 不明な場合は聞き返しや地図確認を選ぶ

