海外の交差点に立ったとき、「信号が青になったら渡ろう」と言いたいのに、英語で何と言えばいいのか一瞬で出てこない。レンタカーを借りたら助手席の人に「次の信号を右」と伝えたいのに、traffic light だったか traffic signal だったかで迷ってしまう。そんな引っかかりを覚えたことはありませんか。

信号は、車を運転しない人にとっても避けて通れない話題です。道案内の目印として登場し、横断歩道で「まだ赤だよ」と言う場面でも使い、待ち合わせの説明にも出てきます。つまり、単語ひとつを知っているかどうかで会話の通りやすさが変わる分野だということです。

この記事では、信号を表す英単語の使い分け、赤・黄・青の呼び方、セットで使う動詞、道案内と横断の実用フレーズ、街の英語表示、そして日本語からの直訳で失敗しやすい点までを、そのまま口に出せる形で並べていきます。読み終えたときには、迷いなく信号の話ができる状態を目指しましょう。独学で不安が残る部分を人に聞きながら進めたい方は、英語教室のような会話の場を併用するのも選択肢のひとつです。

緑に点灯した縦型の信号機の前で、横断歩道を渡ろうとスマートフォンを手に信号を見上げる東アジア系の学習者と、周囲で待つ多様な歩行者たち
信号の英語は、運転する人だけでなく歩いて旅する人にも必要な基本語彙です。

まずは、いちばん知りたい「信号は英語で何と言うのか」からはっきりさせていきます。

目次 [ close ]
  1. 「信号」「信号機」を英語で言うときの基本形
    1. 会話では二度目から the light に短くする
    2. traffic signal は公式寄りの硬い言い方
    3. stoplight はアメリカのカジュアルな口語
    4. light や signal 単独でも十分通じる
    5. 歩行者用信号は pedestrian signal / walk signal
    6. 鉄道の信号は railway signal
    7. 発音で気をつけたい一点
    8. 単数か複数か、アメリカとイギリスの違い
  2. なぜ日本語では緑の信号を「青」と呼ぶのか
    1. 由来として挙げられる二つの説
    2. 英語では green light 以外の選択肢がない
  3. 信号の色を表す英単語と米英の違い
    1. 黄信号は yellow か amber か
    2. 歩行者用信号のカウントダウン表示
  4. 信号とセットで使う動詞を使い分ける
    1. turn — 色が変わる
    2. change — 変わったという事実
    3. be動詞 — 今の色を伝える
    4. cross — 渡る
    5. wait — 信号待ち
    6. blink / flash — 点滅する
    7. run — 信号無視をする
    8. catch / miss — 間に合う、間に合わない
    9. be stuck — 引っかかる、変わらない
  5. ドライブ中の会話例で流れをつかむ
  6. 会話に出てきた表現をひとつずつ確認する
    1. We haven't gone for a drive for a long time.
    2. go for a drive
    3. Hopefully
    4. coastal highway
    5. almost there
    6. Make a right at the third light.
    7. It's gone green.
  7. 道案内で信号を目印にする表現
    1. 案内を受ける側の確認フレーズ
  8. 旅行先の横断歩道で役立つフレーズ
    1. 信号の場所を尋ねる
    2. 横断するとき
    3. 信号の不具合を伝える
  9. 街で見かける英語表示の読み方
  10. 国によって違う信号の並びとルール
  11. green light は「許可」の比喩でも活躍する
  12. 日本語からの直訳でつまずきやすい点
  13. 一緒に覚えたい交差点まわりの語彙
  14. 発音練習と1週間の復習プラン
    1. 音読で確認したい3つのポイント
    2. 1週間の練習手順
  15. 今日から口に出したい2文と次の一歩
  16. 信号の英語表現に関するよくある質問

「信号」「信号機」を英語で言うときの基本形

この章の要点
  • 日常会話でどこでも通じる基本形は traffic light。まずこれを覚えれば困らない。
  • traffic signal は行政・規則・技術寄りの硬い言い方で、正式には traffic control signal とも言う。
  • アメリカの口語では stoplight もよく使われる。
  • 文脈が信号の話だと分かっていれば light や signal だけで十分通じる。
  • 歩行者用は pedestrian signal / walk signal、鉄道用は railway signal。

道路にある信号機を指すなら、答えは traffic light です。これ一語を押さえておけば、アメリカでもイギリスでもオーストラリアでも問題なく通じます。

理由は語の作り方に表れています。traffic(交通)を light(光)で制御するもの、という説明そのままの名づけなので、聞いた相手も一切迷いません。言い換え候補が複数あるとき、迷ったら意味が透けて見える語を選ぶのが安全です。

フレーズ
Turn left at the traffic light.
日本語訳
信号を左に曲がってください。
使う場面
道を尋ねられて答えるとき、カーナビ代わりに助手席から指示を出すとき。
注意点
「信号を左に曲がる」を cross ではなく turn で言うこと。turn at で「その地点で曲がる」を表します。
発音・ニュアンス
/ˈtræfɪk laɪt/。traffic の traf を強く、light の語末は伸ばさず止めます。丁寧さは中立なので、初対面の相手にも使えます。

会話では二度目から the light に短くする

一度 traffic light と言って話題が共有されたら、それ以降は the light だけで通じます。むしろ毎回 traffic light と繰り返すほうが不自然に響きます。

  • There are traffic lights at the corner. Wait for me at the light. 角に信号があります。その信号のところで待っていてください。
  • Go straight through the light. 信号を直進してください。

この「初出はフルネーム、以降は短縮」という運用は、英語全般に共通する自然な流れです。信号の語彙で身につけておくと、他の名詞でも応用できます。

traffic signal は公式寄りの硬い言い方

traffic signal も誤りではありませんが、交通行政の文書、規則の説明、技術的な話題で使われるフォーマルな響きがあります。正式名称としては traffic control signal(交通を制御するための信号)という言い方も存在します。

signal という語の核には「情報や指示を伝える合図」という意味があります。そのため traffic signal は「ランプという物体」よりも「交通に対して出される指示・設備」という捉え方に寄ります。標識に Traffic Signal Ahead(この先信号あり)と書かれているのは、まさにこの語感によるものです。

stoplight はアメリカのカジュアルな口語

アメリカでは stoplight という呼び方も日常的に耳にします。stop(止まれ)+ light(光)で、「止まれと知らせる光」に注目した言い方です。

フレーズ
I got caught at every stoplight this morning.
日本語訳
今朝は信号に引っかかりまくった。
使う場面
遅刻の言い訳、同僚との雑談、家族との軽い会話。
注意点
くだけた語なので、公的な文書や説明資料には向きません。書き言葉では traffic light か traffic signal を選びます。
発音・ニュアンス
/ˈstɑːplaɪt/。stop を強く読み、get caught at で「引っかかる」というぼやきの気分が出ます。

light や signal 単独でも十分通じる

道案内のように、文脈から信号の話だと明らかな場面では、traffic や stop を省いて light や signal だけで足ります。

  • Take a right at the third signal. 3つ目の信号を右に曲がって。
  • Keep going until you hit a light. 信号に出るまでまっすぐ進んで。
注意点

signal を単独で使うと「合図」「電波」「兆候」など幅広い意味を持ちます。電話中に The signal is bad. と言えば「電波が悪い」の意味です。交通の話だと相手に分かっていない段階では、省略せず traffic light と言い切ったほうが誤解が生まれません。

歩行者用信号は pedestrian signal / walk signal

車用と歩行者用を区別したいときは、次のように言い分けます。

  • pedestrian signal 歩行者用信号(設備としての呼び方)
  • walk signal 歩行可を示す合図。会話でよく使われる
  • pedestrian-control signal 押しボタン式信号
  • crossing button / push button 横断用の押しボタン

The walk signal is on.(歩行者用信号が青だよ)は、横断歩道の前で実際によく使われる一言です。is on は「点灯している」という状態を表し、渡ってよいという合図が出ていることを意味します。

鉄道の信号は railway signal

道路以外にも触れておくと、鉄道の信号機は railway signal です。踏切の警報機はアメリカ英語で grade crossing signal、イギリス英語で level crossing signal、railroad crossing signal という言い方もあります。ここでも話の流れが明らかなら signal だけで通じます。

発音で気をつけたい一点

traffic light は /ˈtræfɪk laɪt/。traffic の母音は「ア」と「エ」の中間に置き、最初の traf を強く読みます。light は「ライトー」と伸ばさず、語末をすっと止めると英語らしくなります。

traffic signal は /ˈtræfɪk ˌsɪɡnəl/。signal の g はしっかり発音しますが、同じ語族の sign では g を発音しません。混同しやすいので、signal と sign をセットで音読して区別を体に入れておくと安心です。

単数か複数か、アメリカとイギリスの違い

アメリカでは a traffic light と単数で言うことが多く、イギリスでは traffic lights と複数で言うのが一般的です。ひとつの交差点に複数のランプが並んでいることを意識した言い方です。

  • Turn right at the lights.(英) 信号を右折してください。
  • Go straight through the lights.(英) 信号を通過してまっすぐ。
  • Turn right at the light.(米) 信号を右折してください。

イギリスの道案内では、the lights だけで「信号のある交差点」を指すこともあります。複数形が聞こえてきても「信号がいくつもある」という意味ではないので、落ち着いて交差点そのものだと受け取ってください。

単語の輪郭がつかめたところで、次は日本人がいちばん引っかかる「色の呼び方」に進みます。

なぜ日本語では緑の信号を「青」と呼ぶのか

この章の要点
  • 日本語の「青」は古くから緑を含む広い色域を指す語だった。
  • 法令上の正式な呼称も「青色の灯火」であるため、日常語としても定着している。
  • 英語で進んでよい信号は green light。blue light は別の物を想像させる。
  • 色名を日本語から直訳しない習慣をつけることが誤用防止につながる。
青空を背景に、上が赤・中央が黄・下が緑に並ぶ縦型三灯式の信号機のクローズアップ
縦型の信号は上から赤・黄・緑。この並びは世界的にほぼ共通しています。

日本の車用信号機は赤・黄・緑で構成され、歩行者用は赤・緑です。実際の色は緑なのに、私たちはそれを「青」と呼びます。日本語を学ぶ人が最初に戸惑うポイントのひとつがここです。

由来として挙げられる二つの説

ひとつは、日本語では古くから緑色のものを「青」と表現してきたという説です。「青葉」「青々とした草」「青りんご」「青菜」は、いずれも実際の色が緑でありながら青と呼ばれます。日本語の「青」はもともと、現在の青と緑を含む広い色域を指す語だったという背景があります。

もうひとつよく挙げられるのが、日本で最初に信号機が設置されたときの新聞報道が「青信号」と書き、その表現が定着したという説です。法令上の正式な呼称は現在も「青色の灯火」であるため、日常語としても法律用語としても「青」が生き続けています。

英語では green light 以外の選択肢がない

英語で進んでよい信号を指すときは green light です。ここで blue light と言うと、青色のパトライトや緊急車両の回転灯、あるいは画面から出るブルーライトなど、まったく別のものを思い浮かべられてしまいます。

  • ○ The light turned green. 信号が青になった。
  • × The light turned blue. (別の意味に受け取られる)
注意点

日本語の色名をそのまま英語に置き換える発想が、この誤用の原因です。青りんごが blue apple ではなく green apple であるのと同じで、日本語の「青」が指す範囲は英語の blue より広いと考えてください。信号の話をするときは、頭の中で「青」を green に置き換える一手間を挟むと安全です。

色名の落とし穴が分かったところで、赤・黄・青の英語をまとめて整理していきましょう。

信号の色を表す英単語と米英の違い

この章の要点
  • 基本は red light / yellow light / green light の三色構成。
  • 黄信号はアメリカで yellow、イギリスでは amber が公式にも日常にも定着。
  • amber はもともと「琥珀色」を指す語。
  • 歩行者用信号の残り秒数表示は countdown timer / countdown signal。

まず押さえるべき語は4つだけです。

  • traffic light 信号機
  • red light / stoplight 赤信号
  • yellow light / amber 黄信号
  • green light 青信号

黄信号は yellow か amber か

黄信号の呼び方には地域差があります。アメリカでは日本と同じく yellow light、イギリスでは amber light が公式にも日常会話でも一般的です。amber はもともと琥珀色を指す語で、そこから黄信号の意味に広がりました。

イギリスで yellow と言っても意味は通じますが、現地の交通教習や標識では amber が使われます。どちらが正しいかではなく、どちらの地域の言い方かという整理で覚えるのが実用的です。

フレーズ
The light was amber, so I slowed down.(英)/ The light turned yellow right as I got there.(米)
日本語訳
黄信号だったので減速した。/ 着いた瞬間に黄色に変わった。
使う場面
運転中の状況説明、遅れた理由の説明、ヒヤリとした出来事の報告。
注意点
amber を「アンバー」と一語で覚えると色名だと気づかれないことがあります。amber light と light を添えると、どの地域でも確実に伝わります。
発音・ニュアンス
amber は /ˈæmbər/。right as は「まさにその瞬間に」という残念さのニュアンスを添えます。

歩行者用信号のカウントダウン表示

海外では、歩行者用信号に残り秒数を示すディスプレイが付いているものが多く見られます。あとどのくらいで信号が変わるかが分かるので、急いでいる時間帯や、渡りきれるか判断したいときに役立ちます。これは countdown timer や countdown signal と呼ばれます。

  • The countdown timer says five seconds. Let’s wait. 残り5秒だって。待とう。
  • How much time do we have to cross? 渡る時間はどのくらいある?

歩行者用信号が、数字ではなく人型や手のアイコンで示される地域もあります。手のマークは「止まれ」、歩いている人のマークは「渡ってよい」という意味です。

では、これらの単語を文の中で動かすための動詞に進みましょう。ここが自然さの分かれ目になります。

信号とセットで使う動詞を使い分ける

この章の要点
  • 色が変わるときは turn が基本。turn green / turn red で覚える。
  • change は「変わった」という事実を述べる感覚。色を言うなら changed to green。
  • 渡る対象は信号ではなく道路。cross the street が自然。
  • 信号待ちは wait at the traffic light(s)、点滅は blink / flash。
  • run a red light で「赤信号を無視して進む」。

turn — 色が変わる

信号の色が変わるときは turn を使うのが基本です。turn には「一定の方向へ移り変わる」というニュアンスがあり、色の変化によくなじみます。

  • The traffic light turned red. 信号が赤に変わった。
  • Wait until the light turns green. 信号が青になるまで待って。

change — 変わったという事実

change も使えますが、こちらは「信号が変わった」という事実そのものを述べる感覚です。色を明示するなら turn を使うか、changed to green のように to を添えます。

  • The light changed. 信号が変わった。
  • The light changed to green. 信号が青に変わった。

change は「物体や事象そのものが入れ替わる」感覚が強い語です。I changed my clothes.(服を着替えた)のような場面が本来の得意領域だと考えると、色の変化に turn がなじむ理由が見えてきます。

be動詞 — 今の色を伝える

現在の状態だけを伝えるならbe動詞で足ります。難しい構文は要りません。

  • The traffic light is green. 信号は青だよ。
  • The light is still red. まだ赤のままだ。

cross — 渡る

「信号を渡る」は英語では cross を使いますが、目的語の選び方に注意が必要です。日本語では「信号を渡る」と言うのに対し、実際に渡っているのは道路や横断歩道なので、英語では street や road を目的語にするのが自然です。

  • I cross the street on the green light. 青信号で道を渡る。
  • Let’s cross here. ここで渡ろう。
  • Cross at the traffic light, not here. ここではなく信号のある場所で渡って。
注意点

cross the traffic light と言うと「信号機そのものを乗り越える」ような不自然な絵になってしまいます。渡る対象は道、信号は場所の目印。cross the street at the light と組み立てれば、意味も自然さも両立します。

wait — 信号待ち

「信号待ちをする」は wait at the traffic light(s) です。何を待っているかを明示したいときは wait for the light to change と不定詞を続けます。

  • I was waiting at the traffic lights. 信号待ちをしていました。
  • We had to wait for the light to change. 信号が変わるのを待つしかなかった。

点滅は blink または flash で表します。blink には「まばたきする」という意味もあり、光が細かく点いたり消えたりするイメージと重なります。

  • The signal started blinking. 信号が点滅し始めた。
  • The yellow traffic light is blinking. 黄色信号が点滅している。
  • The signal is flashing. Should we wait? 信号が点滅してる。待ったほうがいい?

点滅信号そのものは flashing signal、点滅灯は flashing light です。名詞として使うときは -ing 形になる点を押さえておきましょう。

run — 信号無視をする

run a red light で「赤信号を無視して進む」という意味になります。run には「走る」以外に、信号や停止標識を守らず通過するという用法があります。

フレーズ
Don’t run the light. It’s not worth it.
日本語訳
信号無視はやめて。それだけの価値はないよ。
使う場面
同乗しているときに運転者へ声をかける場面、危険な運転を止めたいとき。
注意点
硬い言い方をするなら to ignore the traffic lights や signal violation(信号違反)。信号無視を撮影するカメラは red-light camera です。
発音・ニュアンス
It’s not worth it. は「割に合わない」と諭す言い方で、強く責めるより落ち着いた響きになります。

catch / miss — 間に合う、間に合わない

信号に間に合うかどうかは catch と miss で言い分けます。電車に間に合う・乗り遅れるのと同じ発想です。

  • catch that light あの信号に間に合う
  • We caught every green light. 信号が全部青で通れた。
  • I missed the light. 信号に間に合わなかった。

be stuck — 引っかかる、変わらない

be stuck は「動けない状態にはまる」という語感です。信号の話では二通りの意味になります。

  • to be stuck at a red light 赤信号に引っかかる
  • We got stuck at a red light for ages. 赤信号でずっと待たされた。
  • The light is stuck on red. 信号が赤のまま変わらない。

最後の例は信号機の故障を疑う言い方になります。前置詞が at なら「その場所で待たされている」、on なら「その色に固定されている」と整理しておくと迷いません。

動詞がそろったら、あとは実際の会話の流れで確認するのがいちばん早い方法です。

ドライブ中の会話例で流れをつかむ

この章の要点
  • 信号の語彙は「道案内」と「色の変化」の二場面でまとめて出てくる。
  • Make a right at the third light. のように light 単独で自然に通じる。
  • It’s gone green. はイギリス寄りの「青になった」という言い方。
東アジア系の旅行者が地元の歩行者に道を尋ね、相手が交差点の先の信号を指さして案内している街角の様子
信号は道案内でもっとも使われる目印。指さしと一緒に覚えると忘れません。

ここでは「運転する人」と「助手席の人」が海沿いをドライブしながら、信号を目印に道を確認する会話を見ていきます。役割ごとに声に出して読むと、そのまま自分の会話に転用できます。

運転する人
We haven’t gone for a drive for a long time.(久しぶりのドライブだね)
助手席の人
Yeah, exactly. Hopefully the roads are quiet.(そうね。道が混んでないといいわね)
運転する人
Let’s go for a drive on the coastal highway.(海沿いをドライブしに行こう)
助手席の人
Light breeze, isn’t it?(風が気持ちいいね)
運転する人
Sorry, I’m not sure where the cafe on the riverside is.(ごめん、川沿いのカフェがどこにあるか分からないなぁ)
助手席の人
Um… Make a right at the third light.(えっとね、3つ目の信号を右に曲がって)
運転する人
Third light, I got it. Thank you.(3つ目ね、了解。ありがとう)
助手席の人
It’s gone green.(青になったよ)
運転する人
Alright, let’s go! We’re almost there.(よし!あと少しで着くね)

短いやり取りの中に、道案内の指示、色の変化、到着間近の表現がすべて入っています。この会話を三回音読するだけでも、信号まわりの言い回しが口になじみます。

それぞれの表現を、使い方まで踏み込んで確認していきましょう。

会話に出てきた表現をひとつずつ確認する

この章の要点
  • 「久しぶりの〜」は現在完了の否定文で表すのが定番。
  • go for a drive で「ドライブを楽しむ」というニュアンスが加わる。
  • make a right / take a right は turn right と同じ「右折する」。
  • It’s gone green. は turn を使わずに色の変化を伝える言い方。

We haven’t gone for a drive for a long time.

直訳は「私たちは長い間ドライブに行っていない」ですが、これで「久しぶりのドライブだね」という気持ちを表せます。日本語の「久しぶりの〜」は、英語では 現在完了の否定文で表現するのが定番です。

  • I haven’t had cake for a long time. 久しぶりのケーキだ。
  • We haven’t seen each other in ages. ずいぶん会っていないね。

for a long time の代わりに in ages を使うと、よりくだけた響きになります。どちらも「長らく」という時間の幅を示す表現です。

go for a drive

車に乗って出かけること、楽しみとして車を走らせることを go for a drive と言います。drive 単体だと「車を運転する」という行為そのものの意味が強くなるため、go for a を付けることで「ドライブを楽しむ」というニュアンスが加わります。

  • I like going for a drive. 私はドライブが好きです。
  • Let’s go for a drive this weekend. 週末ドライブに行こう。

同じ形で go for a walk(散歩に行く)、go for a swim(泳ぎに行く)も作れます。動詞を名詞として使い、go for a を前に置くという型で覚えると応用範囲が広がります。

Hopefully

文頭に置いて、話し手の願望を添える副詞です。Hopefully the roads are quiet. で「道がすいているといいな」となります。I hope that … と言い換えられますが、Hopefully のほうが軽く自然に響きます。

coastal highway

海岸線に沿って走る道路のことです。coastal road とも言います。川沿いなら riverside、湖畔なら lakeside。場所の描写ができると、道案内の会話に厚みが出ます。

almost there

「もう少しで着く」という便利な一言です。目的地に限らず、作業の進捗や目標達成が近いときにも使えます。

  • I’m almost there. もうすぐ着きます。
  • We’re almost home. もうすぐ家だよ。

Make a right at the third light.

道案内では turn の代わりに make を使っても同じ「曲がる」の意味になります。make a right(右折する)、make a left(左折する)はアメリカの日常会話でとてもよく使われる形です。take a right / take a left も同様です。

  • Make a right at the third light. 3つ目の信号を右に。
  • Take a left at the second signal. 2つ目の信号を左に。
  • Turn right at the next traffic light. 次の信号を右に。

この三例のように、文の中では traffic light や traffic signal と言い切らず、light や signal だけで十分通じます。数を表す序数(third / second / next)と組み合わせるのが実用の型です。

It’s gone green.

It’s gone green. は「(信号が)青に変わった」という、イギリス寄りの言い方です。go には「ある状態へ移る」という用法があり、それが現在完了で「今その状態になった」と表されています。It turned green. や The light’s green now. でも同じ内容を伝えられます。

表現の中身が見えたところで、いよいよ実践の中心である道案内フレーズをまとめていきます。

道案内で信号を目印にする表現

この章の要点
  • 「曲がる」は turn at、「通過する」は go through で区別する。
  • 数の指定(next / second / third)を必ず添えると誤解が減る。
  • past the light、after the lights で「信号を過ぎた先」を表す。

信号は道案内の目印としてもっとも頻繁に登場します。押さえるべきは、曲がるのか通過するのかを動詞で区別するという一点です。

  • Turn right at the next traffic light. 次の信号で右に曲がってください。
  • Go through two traffic lights. 信号を2つ通過してください。
  • It’s just past the second traffic light. 2つ目の信号を過ぎたすぐ先です。
  • Stay in the left lane at the light. 信号では左車線にいてください。
  • The station is on your right after the lights. 信号を過ぎると右手に駅があります。
  • You’ll see a big intersection with a traffic light. 信号のある大きな交差点が見えてきます。
  • Keep going until you hit a light. 信号に出るまでまっすぐ進んでください。
注意点

「2つ目の信号で曲がる」は turn at the second traffic light、「信号を2つ通過する」は go through two traffic lights。前置詞と動詞の組み合わせを混同すると、案内された相手がまったく違う場所に着いてしまいます。at は地点、through は通り抜けと覚えておきましょう。

案内を受ける側の確認フレーズ

案内する側だけでなく、聞き返す表現も持っておくと安心です。数を復唱するだけでも確認になります。

  • The second light or the third? 2つ目の信号ですか、3つ目ですか。
  • So I turn right at the light, is that right? 信号を右折する、ということですね。
  • Do I go through the light or turn there? 信号は通過しますか、それともそこで曲がりますか。
  • Could you say that again a bit slower? もう少しゆっくり、もう一度お願いできますか。

次は、車を運転しない旅行者にとってもっとも出番の多い、横断歩道の場面です。

旅行先の横断歩道で役立つフレーズ

この章の要点
  • 場所を尋ねる、横断する、不具合を伝えるの三場面で整理する。
  • 押しボタン式の交差点では Do I need to press this button? が便利。
  • 信号の故障は isn’t working / stuck on red / is out で言い分ける。

信号の場所を尋ねる

  • Is there a traffic light near the crossing? 横断する場所の近くに信号はありますか。
  • Where is the pedestrian signal? 歩行者用信号はどこですか。
  • Do I need to press this button? このボタンを押す必要がありますか。
  • Where can I cross safely? どこで安全に渡れますか。

押しボタン式の交差点は、ボタンを押さないといつまでも歩行者用信号が変わらないことがあります。Do I need to press this button? は、初めて訪れた街で本当に役立つ一文です。

横断するとき

  • Wait until the light turns green. 信号が青になるまで待ってください。
  • The walk signal is on. 歩行者用信号が青です。
  • We can cross now. 今渡れるよ。
  • The signal is about to change. もう信号が変わりそう。
  • Let’s wait for the next one. 次の信号を待とう。
フレーズ
Wait until the light turns green.
日本語訳
信号が青になるまで待ってください。
使う場面
子どもや同行者に呼びかけるとき、渡ろうとしている人を引き止めるとき。
注意点
until の後は未来のことでも現在形。turns と三人称単数のsを落とさないよう気をつけます。blue ではなく green を使うこともここで確認。
発音・ニュアンス
Wait until は「ウェイティル」のようにつながります。命令形ですが、安全を促す文脈では丁寧さを欠きません。

信号の不具合を伝える

  • The traffic light isn’t working. 信号が動いていません。
  • The light is stuck on red. 信号が赤のまま変わりません。
  • The traffic signal is out. 信号が消えています。
  • Someone is directing traffic by hand. 誰かが手信号で交通整理をしています。

be out は「消灯している」「機能していない」という状態を表す言い方です。停電時に The lights are out. と言えば、部屋の照明でも信号でも文脈で通じます。

フレーズが増えてきたところで、街に出たときに目に入る英語の表示も読めるようにしておきましょう。

街で見かける英語表示の読み方

この章の要点
  • 英語圏の交差点では絵ではなく英語の表示で指示が出ていることがある。
  • WALK / DON’T WALK は歩行者への直接の指示。
  • No Turn on Red は赤信号での右左折禁止を意味する重要表示。

アイコンではなく文字で指示が出ている交差点も少なくありません。表示を読めるかどうかは安全に直結するので、旅行前にざっと目を通しておくと落ち着いて行動できます。

  • WALK 歩行可
  • DON’T WALK 歩行禁止
  • Wait お待ちください
  • Push Button for Walk Signal 歩行者信号のボタンを押してください
  • Pedestrian Signal 歩行者用信号
  • No Turn on Red 赤信号での右左折禁止
  • Stop Here on Red 赤信号ではここで停止
  • Traffic Signal Ahead この先信号あり
  • Signal Not in Use 信号は停止中
  • Flashing Signal 点滅信号

Signal Not in Use は、工事中や運用停止中の信号に掲げられます。点灯していない信号を見て戸惑ったときは、この表示がないか確認してみてください。

表示が読めるようになったら、信号そのものの並び方やルールの違いも押さえておきましょう。

国によって違う信号の並びとルール

この章の要点
  • 世界的には縦並びの信号のほうが主流で、上が赤・下が緑という順序は共通。
  • 右側通行の国では横並びの信号が「緑・黄・赤」と日本と逆になる。
  • アメリカの多くの地域では right turn on red が認められているが例外も多い。
  • 点滅信号の扱いも国や州で異なるため、現地の標識と法規の確認が必要。

日本のような横並びの信号よりも、縦並びの信号のほうが世界的には主流です。気をつけたいのは、海外で横並びの信号を見つけたときです。

欧米などの右側通行の国では、横並びの信号は「緑・黄・赤」と、日本とは並びが逆になります。運転席から近い側に赤が来るように配置されているためで、日本の並びに慣れていると一瞬混乱します。縦並びの場合は上が赤、下が緑という順序が世界的に共通しているので、そちらのほうが直感的に読めます。

ルールそのものにも違いがあります。アメリカの多くの地域では、一時停止して安全を確認した上での right turn on red(赤信号での右折)が認められています。ただし No Turn on Red の標識がある場所では禁止で、ニューヨーク市のように原則禁止としている地域もあります。

注意点

「他の車が曲がっているから大丈夫」という判断は危険です。赤信号右折の可否は地域や交差点ごとに異なり、標識で個別に指定されていることも多くあります。渡航して運転する予定があるなら、必ず現地の標識と交通法規を事前に確認してください。点滅信号の扱いも国や州で運用が分かれます。赤の点滅は一時停止、黄の点滅は徐行というのが一般的な考え方ですが、細部は現地のルールに従う必要があります。

ここまでは実物の信号の話でした。次は、信号の色が日常のビジネス会話に登場する比喩表現を見ていきます。

green light は「許可」の比喩でも活躍する

この章の要点
  • green light は「計画を進めてよいという許可・承認」の比喩として広く使われる。
  • give the green light で許可を与える、get the green light で許可を得る。
  • 同義表現に go-ahead があり、get the go-ahead と言い換えられる。
  • red flag は「危険信号・警戒すべき兆候」を指す比喩。

green light は「青信号」から転じて、「計画を進めてよいという許可・承認・ゴーサイン」という比喩でも広く使われます。仕事の場面で頻出する表現なので、覚えておくと会議やメールの理解が一段深まります。

  • They gave us the green light. 彼らは実行の許可を出してくれた。
  • We got the green light to start the project. プロジェクト開始の承認が下りた。
  • I gave her the green light. 彼女に許可を出しました。
  • The plan is still waiting for a green light. その計画はまだ承認待ちです。

整理すると、give the green light で「許可を与える」、get the green light で「許可を得る」。どちらの立場かで動詞を選ぶだけなので、迷う要素はほとんどありません。

同義表現として go-ahead もあり、get the go-ahead と言い換えられます。反対に「待たされる」「行き詰まる」側の比喩としては hit a red light という言い方が使われることもあります。red flag(危険信号、警戒すべき兆候)も色にまつわる比喩として押さえておくと便利です。

ここからは、身につけた知識を守るための「つまずきやすい点」の点検です。

日本語からの直訳でつまずきやすい点

この章の要点
  • 青信号は green light。blue light は使わない。
  • 渡る対象は道路。cross the street が自然。
  • 色の変化には change よりも turn がなじむ。
  • 信号機は traffic light、標識は traffic sign。

日本語の感覚をそのまま英語に置き換えると、意味が変わったり不自然になったりする箇所があります。次の7点を確認してください。

  • 青信号を blue light と言わない。正しくは green light。
  • 「信号を渡る」を cross the traffic light とは言わない。cross the street が自然。
  • 色の変化には change よりも turn がなじむ。turn green / turn red で覚える。
  • signal 単独は意味が広い。文脈が不明なら traffic light を使う。
  • イギリスでは複数形の the lights で交差点を指すことがある。
  • 黄信号はアメリカで yellow、イギリスで amber。
  • 信号機は traffic light、標識は traffic sign。混同しやすいので区別する。

最後の traffic light と traffic sign の区別は特に注意したい点です。light は光る信号機、sign は文字や図で示す標識。道案内で「標識のところで曲がって」と言いたいのに light と言ってしまうと、相手は存在しない信号を探すことになります。

誤用の芽を摘んだら、あとは周辺語彙を足して会話の守備範囲を広げましょう。

一緒に覚えたい交差点まわりの語彙

この章の要点
  • 交差点・横断歩道・歩道は米英で語が分かれる代表例。
  • intersection(米)と junction / crossroads(英)を対で覚える。
  • jaywalking は信号や横断歩道を無視した横断を指す語。

信号だけでなく、交差点や横断歩道まわりの語彙をまとめて覚えると、道案内の会話が一気に楽になります。米英差のある語は対で記憶するのが効率的です。

  • intersection(米)/ junction, crossroads(英) 交差点
  • crosswalk(米)/ pedestrian crossing(英) 横断歩道
  • zebra crossing(英) しま模様の横断歩道
  • sidewalk(米)/ pavement(英) 歩道
  • pedestrian 歩行者
  • jaywalking 信号や横断歩道を無視した横断
  • arrow signal 矢印信号
  • traffic sign 交通標識
  • traffic control 交通整理、交通制御
  • traffic jam / congestion 渋滞
  • roundabout 環状交差点
  • countdown timer カウントダウン表示
  • red-light camera 信号無視監視カメラ
  • radio signal 無線信号
  • morse code モールス信号

pavement は米英で意味がずれる代表例です。イギリスでは歩道を指しますが、アメリカでは舗装された路面そのものを指すことがあります。混同を避けたいときは sidewalk と言えばどちらでも通じやすくなります。

語彙がそろったら、あとは口が動くかどうかです。短時間でできる練習の手順を用意しました。

発音練習と1週間の復習プラン

この章の要点
  • traffic の /æ/ と light の語末の止め方が発音の要。
  • signal の g は発音し、sign の g は発音しない。
  • 1日5分でも、場面を思い浮かべながら音読すると定着しやすい。
ノートとペン、音声波形を表示したスマートフォン、コーヒーが置かれた朝の光が差し込む学習机
短い時間でも、声に出して繰り返すことが実際の会話につながります。

音読で確認したい3つのポイント

第一に、traffic の母音です。/ˈtræfɪk/ の /æ/ は「ア」と「エ」の中間で、口を横に開いて出します。「トラフィック」とカタカナで発音すると、この母音がつぶれてしまいます。

第二に、light の語末です。/laɪt/ の t は息を止めるように短く終えます。「ライトー」と伸ばさないことで、ぐっと英語らしい響きになります。

第三に、signal と sign の違いです。signal /ˈsɪɡnəl/ は g をしっかり発音しますが、sign /saɪn/ では g を発音しません。二語を交互に10回ずつ声に出すと、区別が体に入ります。

1週間の練習手順

  1. 1日目:traffic light、traffic signal、stoplight、green light、red light、amber light の6語を、意味を思い浮かべながら各5回音読する。
  2. 2日目:turn / change / cross / wait / blink / run を使った例文を、それぞれ声に出して3回ずつ読む。
  3. 3日目:道案内の7例文を、地図を思い浮かべながら読む。曲がるのか通過するのかを指で示しながら読むと定着しやすい。
  4. 4日目:横断歩道の場面のフレーズを、相手に呼びかけるつもりで読む。Wait until the light turns green. は10回。
  5. 5日目:ドライブ中の会話例を、二役を一人で演じて通しで3回読む。
  6. 6日目:街の英語表示10項目を見て、意味を日本語で即答できるか確認する。答えられなかった項目だけ書き出す。
  7. 7日目:green light の比喩4例文と、間違えやすい7点を読み返す。実際に外へ出て、目に入った信号を英語でひとこと言ってみる。

全部やりきれなくても構いません。1日目と4日目だけでも、信号の話題で口が止まる回数は目に見えて減っていきます。大切なのは、机の上の暗記で終わらせず、実際の街の風景と結びつけることです。

最後に、今日から実際に使いたい表現を絞り込んでおきましょう。

今日から口に出したい2文と次の一歩

この章の要点
  • 実際の会話で出番が多いのは、道案内と横断の2文にほぼ集約される。
  • Turn right at the next traffic light. と Wait until the light turns green. を即答できる状態にする。
  • 「青」を green と言い切れるかどうかが、伝わりやすさの分岐点。

覚えることが多いように見えますが、実際の会話で出番が多いのはごく限られた形です。次の2文をそのまま口から出せるようにしておけば、道案内でも横断でも困りません。

  • Turn right at the next traffic light. 次の信号を右に曲がってください。
  • Wait until the light turns green. 信号が青になるまで待ってください。

そして日本語の「青」に引っぱられず、green と言えること。この一点を意識するだけで、信号まわりの英語はぐっと伝わりやすくなります。

読んで理解したフレーズを、実際に人に向けて言ってみる段階では、聞き返されたり言い直したりする経験がいちばんの練習になります。相手のいる環境で試したいときは、下のリンクから会話の場を確認してみてください。

最後に、読者からよく寄せられる疑問をQ&A形式で確認しておきましょう。

信号の英語表現に関するよくある質問

この章の要点
  • 単語の使い分け、色名、動詞、道案内の型についての疑問をまとめて確認できる。
  • 迷ったときは traffic light と green light に戻れば大きく外さない。

「信号」は traffic light と traffic signal のどちらを使えばよいですか。

日常会話では traffic light を選べば問題ありません。どの英語圏でも通じ、意味も明確です。traffic signal は交通行政や規則、技術的な説明で使われるやや硬い言い方で、正式名称としては traffic control signal という表現もあります。標識に Traffic Signal Ahead と書かれるのはこの語感によるものです。アメリカの口語では stoplight もよく使われます。

青信号を blue light と言っても通じませんか。

英語で進んでよい信号は green light です。blue light と言うと、青色のパトライトや緊急車両の回転灯、画面から出るブルーライトなど別のものを想像させてしまいます。日本語の「青」がもともと緑を含む広い色域を指す語だったため「青信号」と呼ばれていますが、英語では色名をそのまま置き換えず green を使ってください。青りんごが green apple であるのと同じ発想です。

黄信号は yellow と amber のどちらが正しいのですか。

地域差なので、どちらも正しい表現です。アメリカでは日本と同じく yellow light、イギリスでは amber light が公式にも日常会話でも一般的です。amber はもともと琥珀色を指す語で、そこから黄信号の意味に広がりました。イギリスで yellow と言っても意味は通じますが、現地の交通教習や標識では amber が使われます。

「信号を渡る」は cross the traffic light でよいですか。

その形は不自然です。日本語では「信号を渡る」と言いますが、実際に渡っているのは道路や横断歩道なので、英語では cross the street や cross the road と言います。信号を場所の目印として示したいときは Cross at the traffic light, not here. のように at を使って「信号のあるところで渡って」と表現してください。

「3つ目の信号を右に曲がって」は英語でどう言いますか。

Make a right at the third light. と言えます。Take a right at the third light. や Turn right at the third traffic light. も同じ意味です。文脈から信号の話だと分かる場面では、traffic を省いて light や signal だけで十分通じます。曲がるのではなく通過してほしい場合は Go through two traffic lights. のように go through を使い、turn at と区別してください。

信号の色が変わるとき turn と change のどちらを使いますか。

色を明示するなら turn が基本です。The light turned red. や Wait until the light turns green. のように使います。change も使えますが、こちらは The light changed. のように「変わったという事実」を述べる感覚が強く、色を言うなら changed to green のように to を添えます。turn には一定の方向へ移り変わるニュアンスがあり、色の変化になじみます。

give the green light はビジネスの場面でも使えますか。

使えます。green light は青信号から転じて、計画を進めてよいという許可や承認を表す比喩として広く使われます。give the green light で許可を与える、get the green light で許可を得るという使い分けになります。They gave us the green light. や We got the green light to start the project. のような形が一般的です。同義表現として go-ahead があり、get the go-ahead とも言えます。

信号は毎日目にするものだからこそ、英語で言えるようになると学んだ実感がすぐに得られる分野です。次に交差点で立ち止まったとき、心の中で The light turned green. とつぶやいてみてください。それだけで、今日読んだ内容は記憶に残る知識に変わっていきます。それではまた、See you!