外国人旅行者から突然「How can I get to the station?」と尋ねられ、場所はわかるのに英語が出てこなかった経験はないでしょうか。反対に、海外で道に迷い、右や左、出口の番号をうまく確認できず不安になることもあります。
一人で声に出す練習に加え、相手からの質問に応じて話す練習もしたい場合は、英語教室で扱われる会話形式も選択肢になります。まずはこの記事にある短い型を使い、地名や目印を身近なものへ置き換えてみましょう。
英語の道案内は「短い文を移動順に」が基本
英語の道案内では、難しい文法や長い説明は必要ありません。「まっすぐ進む」「角を曲がる」「右手に見える」という短い文を、歩く順番に並べれば伝わりやすくなります。最初に覚えたいのは、質問、移動、目印、到着地点を表す少数の型です。
この記事では、道を尋ねる表現と案内する表現を、駅、交差点、横断歩道、バスなどの場面に分けて確認します。発音、聞き返し方、間違いやすい語順、米英で異なる道路用語まで練習できるため、旅行前の準備にも、日本で旅行者を助ける場面にも活用できます。
- 一文に一つか二つの動作だけを入れる
- 現在地から目的地まで、実際に歩く順番で伝える
- 方向だけでなく、所要時間と目印も添える
英語で道を伝えるときに最も大切なのは、流暢な長文を作ることではなく、一つずつ順番に伝えることです。聞く側は土地勘がなく、周囲を見ながら説明を覚えなければなりません。情報が一文に詰め込まれていると、途中の右折や横断を取り違えやすくなります。
たとえば、「まっすぐ進んで2番目の交差点を右に曲がり、銀行を過ぎて横断歩道を渡る」と一息で話すより、動作ごとに区切るほうが明快です。相手がうなずいたことを確認してから、次の指示へ進むこともできます。
2番目の交差点までまっすぐ進んでください。そこで右に曲がってください。銀行を通り過ぎて、信号のところで道路を渡ってください。
命令文ですが、道案内では通常の案内として自然です。Go STRAIGHT、turn RIGHT、past the BANKのように、方向や目印をやや強く発音すると要点が届きやすくなります。
複数の曲がり角や目印を含む道順を、初めて訪れた人に伝える場面です。
すべてを一文に連結すると聞き取りにくくなります。長い説明では、文を区切り、thereで直前の場所を受けると整理しやすくなります。
案内の組み立ては、①距離の目安、②最初の動作、③曲がる場所、④目印、⑤目的地の位置、という順にすると安定します。「徒歩で約5分です」と最初に伝えれば、相手は歩ける距離かどうかを判断できます。
- It’s about a five-minute walk.(徒歩で約5分です)
- Go straight along this street.(この通りをまっすぐ進んでください)
- Turn left at the traffic light.(信号で左に曲がってください)
- Walk past the library.(図書館を通り過ぎてください)
- The museum will be on your right.(博物館は右手にあります)
この五段階を毎回すべて使う必要はありません。目的地が目の前なら「It’s across the street.」だけで足りますし、遠い場合は交通手段を先に勧めます。大切なのは、相手が次に何をすればよいか迷わない量に調整することです。

基本の考え方がわかったら、実際に道を尋ねる最初の一言を確認しましょう。声のかけ方と質問の型が決まっていれば、知らない土地でも会話を始めやすくなります。
英語で道を尋ねる丁寧なフレーズ
- 知らない人にはExcuse me.で声をかける
- How do I get to …?を基本形として覚える
- 徒歩の可否や所要時間も追加で確認する
道を尋ねるときは、Excuse me.から始めると自然です。これは謝罪そのものではなく、「すみません、少しよろしいですか」と相手の注意を丁寧に引く働きをします。
Sorry.も「すみません」と訳されますが、基本的には謝る場面で使われます。人にぶつかったならSorry.、道を尋ねるために呼びかけるならExcuse me.と分けると覚えやすいでしょう。
最も使いやすいHow do I get to …?
すみません。市役所へはどう行けばよいですか。
get toは会話でつながって「ゲットゥ」に近く聞こえることがあります。目的地の名称を明瞭に発音し、語尾を少し上げると質問だと伝わりやすくなります。
目的地までの経路や交通手段を知りたいときに、幅広く使えます。City Hallをthe station、the museum、the airportなどに置き換えられます。
here、there、homeの前には通常toを置きません。How do I get to there?ではなく、How do I get there?とします。
より丁寧なCould you tell me …?
最寄り駅への行き方を教えていただけますか。
Could youは速い会話で「クッジュー」に近くつながります。自分が話すときは無理につなげず、Could you/tell me/how to get to …と意味のまとまりで区切れば十分です。
初対面の人や駅員、施設の担当者へ丁寧に尋ねる場面に向いています。
Could you tell me how can I get to the station?という語順は避けます。how I can get to the station、またはhow to get to the stationが自然です。
間接疑問では、Could you tell me where is the station?ではなく、Could you tell me where the station is?とします。疑問詞の後ろを通常の文の語順に戻す点が重要です。
場所、距離、徒歩の可否を尋ねる
経路全体ではなく、目的地の場所だけを聞くならWhere is …?が使えます。ただし、場所を教えてもらっても遠さがわからない場合があります。続けて徒歩の可否や所要時間を確認すると、移動手段を選びやすくなります。
- Where is the nearest convenience store?(最寄りのコンビニはどこですか)
- Is it far from here?(ここから遠いですか)
- Is it within walking distance?(歩いて行ける距離ですか)
- Can I walk there from here?(ここから歩いて行けますか)
- How long does it take on foot?(歩くとどのくらいかかりますか)
- Should I walk or take a taxi?(徒歩とタクシーならどちらがよいですか)
質問ができても、返ってきた説明が速ければ聞き取れないことがあります。しかし、そこで会話を諦める必要はありません。後ほど使える聞き返し表現も扱いますが、その前に、案内する側が使う方向表現を身につけましょう。
まっすぐ進む・曲がる・渡るを伝える基本表現
- Go straight、Turn right、Cross the streetを軸にする
- 曲がる場所はat、道に沿う場合はalongを使う
- 曲がりくねった道ではFollow this road.が役立つ
方向を伝える基本は、動作と場所を一組にすることです。Turn left.だけでも方向は伝わりますが、Turn left at the traffic light.なら曲がる地点まで明確になります。
まっすぐ進む
この通りに沿って2区画まっすぐ進んでください。
straightは「ストレイト」に近い一音節で、語末のtは弱くなることがあります。straightとstreetは音が似ているため、Go STRAIGHT/along this STREETと区切って練習します。
碁盤目状の街路や、進む通りが明確な場所で使います。距離を示さない場合はGo straight along this street.だけでも使えます。
Go straight this street.は不自然です。通りに沿う意味ではalongを入れるか、Go down this street.を使います。downは常に下り坂を表すわけではありません。
Keep going straight.は「そのまま直進してください」という継続の感覚があります。道が曲がっていても道なりに進んでほしいなら、Go straight.よりFollow this road.のほうが誤解されにくい場合があります。
- Go straight ahead.(そのまままっすぐ進んでください)
- Keep going straight until you see a bridge.(橋が見えるまで直進してください)
- Follow this road for about five minutes.(この道を5分ほど道なりに進んでください)
- Follow the signs for the station.(駅の標識に従ってください)
- Head toward the river.(川の方向へ向かってください)
右や左に曲がる
2番目の交差点を右に曲がってください。
turnは日本語の「ターン」より母音を短くし、舌を奥へ引く意識で発音します。leftとrightは特に重要なので、ほかの語より少し強く言います。
現在地から数えて2番目の交差点で右折してもらう場面です。信号ならat the traffic light、角ならat the cornerへ置き換えます。
rightには「右」と「正しい」の意味があります。方向を明確にしたいときはTurn right here.と言い、手でも方向を示すと安心です。
Take the first left.は「最初の左折路に入る」、Take the second right.は「2本目の道を右に曲がる」という意味です。turnとtakeのどちらも使えますが、曲がれる道を数える場面ではtakeが便利です。
建物を通り過ぎる
銀行を通り過ぎ、次の角を左に曲がってください。
pastは「パースト」に近い音ですが、地域により母音が異なります。重要なのはgo pastを一まとまりで言い、その後の目印を明瞭にすることです。
曲がる場所の少し手前に、見つけやすい建物がある場面で使います。
go pastのpastは前置詞です。passを使うならPass the bank and turn left.のように、pass自体を動詞にします。
道路や横断歩道を渡る
信号のところで道路を渡ってください。
crossは語末のsをはっきり出します。Cross the STREETのように渡る対象を強くすると、行動が明確になります。
安全に渡れる地点を指定して、道路の反対側へ移動してもらう場面です。
Cross the traffic light.では、信号機そのものを横切るように聞こえます。渡る対象はstreetやroadです。また、Cross across the street.と重ねず、Cross the street.かWalk across the street.のどちらかにします。
移動を伝えられたら、目的地が右手か左手か、何の隣にあるかを示す必要があります。次は、建物同士の位置関係を表す語句を整理します。
目的地の位置と目印を伝える前置詞
- 相手が進む向きを基準に右手と左手を伝える
- 隣、向かい、間、角を表す語句を使い分ける
- 最後に建物の色や形を添える
目的地の位置を示すときは、相手が歩いていく方向から見た左右を使います。案内している自分が反対向きに立っている場合、自分の右と相手の右は逆になります。話す直前に、相手の進行方向を頭の中で確認しましょう。
左手、公園の隣に博物館が見えます。
You’ll see …は「進めば見えてきます」という案内らしい表現です。LEFTとPARKをやや強く発音すれば、方向と目印が残りやすくなります。
目的地へ近づいたときに、左右と隣接する目印を組み合わせて位置を特定する場面です。
nearは「近く」であり、必ずしも隣接していません。すぐ隣ならnext toを使います。また、on your leftは案内を受ける相手から見た左です。
位置関係ごとの使い分け
- next to:すぐ隣に
- near:近くに
- in front of:正面や前方に
- behind:裏に、後ろに
- across from:道路などを挟んだ向かい側に
- opposite:向かい側に
- between A and B:AとBの間に
- on the corner:角に
- at the end of the road:道の突き当たりに
「建物の前」という日本語は曖昧です。建物の正面付近ならin front of、道路を挟んだ向かいならacross fromを選ぶと、位置関係が明確になります。
ホテルは駅の向かい側にあります。
across fromは会話で音が連結しますが、ゆっくり区切っても問題ありません。opposite the stationでも同様の位置を表せます。
駅とホテルの間に道路や広場があり、反対側に位置するときに使います。
acrossだけでは基準となる場所との関係が不足することがあります。「駅の向かい」はacross from the stationとします。
カフェは銀行と書店の間にあります。
betweenは後半のtweenにアクセントがあります。銀行と書店の名称をそれぞれ明瞭に言い、二つの目印を区別します。
目的地の両側に、見つけやすい二つの建物がある場面です。
betweenの後ろでは、二つの対象をandで結びます。between the bank to the bookstoreとはしません。
外観を最後に加える
方向と位置が正しくても、似た建物が並んでいると目的地を見落とすことがあります。最後に色、高さ、素材、看板などを一つ添えると、到着地点を認識しやすくなります。
- It’s a tall brown building.(背の高い茶色の建物です)
- It has a large blue sign.(大きな青い看板があります)
- It’s the glass building on your right.(右手にあるガラス張りの建物です)
- You can’t miss it.(すぐにわかります)
ただし、店舗名だけに頼ると、閉店や移転で目印が変わる可能性があります。駅、公園、橋、公共施設、大きな交差点など、比較的変わりにくい対象を優先すると安心です。
交差点・横断歩道・歩道の英単語と米英の違い
- 交差点はintersection、角はcornerで区別する
- 横断歩道と歩道には地域による呼び方の違いがある
- blockは区画が明確な地域で使う
道路に関する名詞がわかると、方向表現をより正確にできます。まず覚えたいのは、intersection、corner、traffic lightの三つです。
intersectionとcorner
intersectionは複数の道路が交わる「交差点」です。cornerは道の「角」や建物が位置する「街角」を表します。Turn left at the corner.では角を曲がり、The bank is on the corner.では銀行が角にあります。
- Turn left at the second intersection.(2番目の交差点を左に曲がってください)
- City Hall is just past the intersection.(市役所は交差点を少し過ぎた場所です)
- Turn right at the corner.(角を右に曲がってください)
- There is a bank on the corner.(角に銀行があります)
at the cornerは「角の地点で動作する」、on the cornerは「角に位置する」と捉えると区別しやすくなります。crossingは横断場所も意味するため、「2番目の交差点」を明確にするならthe second intersectionが適しています。
traffic lightと横断歩道
信号機はtraffic lightです。会話ではtraffic lightsやa set of traffic lightsという言い方もあります。横断歩道はpedestrian crossingと表現でき、アメリカ英語ではcrosswalk、イギリス英語ではzebra crossingという語も使われます。
横断歩道を渡り、次の信号で右に曲がってください。
pedestrianは「ペデストリアン」に近く、des付近にアクセントがあります。難しい場合は短いcrosswalkを選んでも構いません。
道路を安全に渡った後、別の信号で曲がる順序を示す場面です。
pedestrianは「歩行者」です。単語が難しければUse the crosswalk.やCross the street here.でも伝えられます。道路状況を実際に確認し、安全な場所を示してください。
sidewalkとpavement
歩道は、アメリカ英語ではsidewalk、イギリス英語ではpavementが一般的です。アメリカ英語でpavementは舗装面全体を指すことがあるため、地域による意味の幅を知っておくと混乱を減らせます。
- Walk along the sidewalk.(歩道に沿って歩いてください)
- Stay on the pavement.(歩道を進んでください)
- Use the pedestrian overpass.(歩道橋を使ってください)
- Take the underpass.(地下道を使ってください)
blockと道の突き当たり
blockは道路で囲まれた一区画です。道路が格子状の街では便利ですが、日本の入り組んだ路地では、どこまでを一区画と数えるか迷うことがあります。その場合は信号や公共施設を目印にしましょう。
- Go straight for two blocks.(2区画直進してください)
- It’s three blocks from here.(ここから3区画先です)
- Go to the end of the road.(道の突き当たりまで進んでください)
- Turn left at the end of the street.(通りの突き当たりを左に曲がってください)
街路の表現を押さえたら、次は日本で質問される可能性が高い駅の案内です。駅では、出口だけでなく、改札、階段、地上階まで順序を追って伝える必要があります。
駅の出口・改札・ホームを英語で案内する
- 出口は方角または番号で明確にする
- 改札から地上までを移動順に伝える
- 階数の違いを避けたいときはstreet levelを使う
駅では、目的地への道より先に、どの出口を使うかが重要です。違う出口から地上へ出ると、道路の反対側に出たり、目印が見えなくなったりします。そこで、出口を最初に指定します。
- east:東
- west:西
- south:南
- north:北
- exit:出口
- entrance:入口
- ticket gate:改札
- stairs:階段
- escalator:エスカレーター
- elevator/lift:エレベーター
- platform:ホーム
- station attendant:駅員
改札を通り、右に曲がって、東口から駅を出てください。
eastは語末のstを意識します。eastとwestの聞き違いを避けるため、出口表示を指しながら言うと確実です。
駅構内から特定の出口まで案内する場面です。番号付きの出口ならthrough Exit 3のように置き換えます。
出口を通って出ることを明確にするならthroughが便利です。leaveは目的語を直接取れるため、leave from the stationではなくleave the stationとします。
地上階へ案内する
建物の階数は地域によって呼び方が異なります。アメリカ英語のfirst floorは通常、日本の1階に相当しますが、イギリス英語のfirst floorは日本の2階に当たります。駅から地上へ案内するなら、ground floorやstreet levelが明確です。
エレベーターで地上階へ行ってください。4番出口は左手にあります。
elevatorは最初のe付近を強くします。Exit 4は数字をはっきり発音し、指で四を示すと確認しやすくなります。
地下駅から地上へ移動し、その後に特定の出口を探してもらう場面です。
elevatorは主にアメリカ英語、liftは主にイギリス英語です。どちらも広く理解されます。階数で迷う可能性がある場合はstreet levelを使います。
電車とバスを案内する
- Take the train bound for Shibuya.(渋谷行きの電車に乗ってください)
- Get off at the third stop.(3つ目の駅で降りてください)
- Change trains at Shinjuku Station.(新宿駅で乗り換えてください)
- Transfer to the subway there.(そこで地下鉄に乗り換えてください)
- The train leaves from Platform 2.(電車は2番ホームから出ます)
- Take the number 10 bus.(10番のバスに乗ってください)
- It’s five stops from here.(ここから5つ目の停留所です)
電車やバスの運行状況、ホーム、乗り場は変わることがあります。確信がない情報を断定せず、案内表示や駅員への確認を勧めてください。
駅から市役所へ向かう会話を通して、ここまでの表現をつなげてみましょう。質問、出口、横断、右折、目印、到着地点がどの順で現れるかに注目してください。
駅から市役所まで案内する実践会話
- 最初に目的地と出口を確認する
- 聞き手が復唱できる間を作る
- 最後に建物の外観と所要時間を伝える
実際の会話では、案内する人だけが一方的に話すのではなく、聞き手が途中で確認します。復唱を挟む会話にすると、左右や交差点の数を取り違えにくくなります。

学習者: すみません。市役所への行き方を教えていただけますか。案内役: もちろんです。まず、東口から駅を出てください。出口までお連れできます。学習者: ありがとうございます。案内役: この横断歩道を渡って右に曲がり、2番目の交差点までまっすぐ進んでください。学習者: 2番目の交差点ですね。案内役: そのとおりです。そこでは道路を渡らず、角を左に曲がってください。左手に背の高い茶色の建物が見えます。それが市役所です。学習者: どのくらいかかりますか。案内役: ここから歩いて約10分です。学習者: わかりました。どうもありがとうございます。案内役: どういたしまして。
聞き手のThe second intersection, right?は「2番目の交差点ですね」という確認です。案内役のThat’s right.ではrightが「そのとおり」という意味になります。
駅構内から出口まで一緒に進み、その後の道順を口頭で伝える場面です。市役所をホテルや博物館へ置き換えて練習できます。
Don’t cross the street there. Turn left at the corner.のように分けると、「渡らずに曲がる」ことが明確です。また、「問題ありません」のNo problem.にはカンマを入れません。No, problem.では不自然な意味になります。
相手を途中まで連れていく
口頭で説明するより、一緒に移動したほうが早いこともあります。目的地まで行けない場合でも、わかりやすい交差点や出口までなら案内できると伝えられます。
- I’ll take you to the east exit.(東口までお連れします)
- Let me take you there.(そこまでお連れします)
- I can take you as far as the corner.(その角までならお連れできます)
- I’m going that way, too.(私もそちらへ行くところです)
- Shall I walk you there?(そこまでご一緒しましょうか)
- Please follow me.(ついてきてください)
- Here we are.(着きました)
take A to Bは「AをBへ連れていく」という形です。as far asを使えば、同行できる範囲を示せます。相手の同意を得てから歩き始め、到着時にはHere we are.やThere it is.で知らせます。
困っている旅行者へ声をかける
すみません。何かお手伝いが必要ですか。
Do youは「ドゥーユー」またはつながって「ジュ」に近く聞こえる場合があります。自分から話すときは、笑顔でゆっくり発音すれば十分です。
地図を見ながら周囲を探している旅行者へ、こちらから穏やかに声をかける場面です。
Are you lost?も使えますが、直接的に響く場合があります。Do you need any help?のほうが柔らかな申し出です。相手が断ったら、その意思を尊重します。
会話例をそのまま暗記するだけでなく、聞き取れなかったときの対処も準備しておきましょう。聞き返すことは失敗ではなく、道順を正確に理解するための大切な行動です。
聞き返し・所要時間・わからないときの伝え方
- 聞き取れなければ、繰り返しや速度調整を頼む
- 道順は自分の言葉で復唱する
- 確信がない場合は断定せず、確認先を示す
説明を一度で理解できなくても、わかったふりをする必要はありません。特に、交差点の数、右と左、出口番号は、小さな聞き違いが大きな遠回りにつながります。短く聞き返して復唱する習慣をつけましょう。
すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか。
catchはここでは「言葉を聞き取る」という意味です。Sorryの後に短く間を置き、say that againを落ち着いて伝えます。
周囲が騒がしいとき、相手の話す速度が速いとき、知らない地名が含まれていたときに使います。
I don’t understand.だけでも意味は通じますが、どの部分を再度聞きたいのかが伝わりません。Did you say the second intersection?のように対象を限定すると効率的です。
確認に使える短い質問
- Could you repeat that, please?(繰り返していただけますか)
- Could you speak a little more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか)
- Did you say the second intersection?(2番目の交差点とおっしゃいましたか)
- Do I turn left at the traffic light?(信号で左に曲がるのですか)
- Should I cross the street?(道路を渡ればよいですか)
- Is it on the right or the left?(右側ですか、左側ですか)
- Is this the right way?(この道で合っていますか)
- Am I heading in the right direction?(正しい方向へ向かっていますか)
つまり、まっすぐ進み、銀行のところで右に曲がるのですね。
Soを使うと「今のお話では」という流れを作れます。最後を少し上げ、確認を求める調子で発音します。
聞いた道順を自分の言葉で復唱し、理解が合っているか確かめる場面です。
語尾のcorrect?は確認を求める働きです。より会話的にはright?も使えますが、方向のrightと重なる場面ではcorrect?が明確です。
地図を使って確認する
- Could you show me on the map?(地図で示していただけますか)
- Could you point it out on my phone?(私のスマートフォン上で示していただけますか)
- Is this where we are now?(現在地はここですか)
- Which exit should I use?(どの出口を使えばよいですか)
スマートフォンを相手に渡す必要はありません。画面を自分で持ったまま示してもらえば、落下や誤操作を防ぎやすくなります。地図上では、現在地、曲がる場所、目的地の三点を順番に確認します。
距離と時間を伝える
所要時間は案内の最初か最後に添えます。正確な時間がわからない場合はaboutやroughlyを使い、目安であることを示します。
- It takes about five minutes on foot.(歩いて約5分かかります)
- It’s about a ten-minute walk.(徒歩で約10分です)
- It’s about 500 meters from here.(ここから約500メートルです)
- It’s quite close.(かなり近いです)
- It’s a little far to walk.(歩くには少し遠いです)
- It’s too far to walk. You should take a bus.(歩くには遠すぎるので、バスに乗ったほうがよいです)
a ten-minute walkのminuteは、名詞の前でまとまりになっているため単数形です。一方、It takes ten minutes.では通常の名詞として複数形になります。
道がわからないとき
すみませんが、この辺りには詳しくありません。案内所で尋ねるとよいでしょう。
I’m afraid I don’t know.も丁寧な断り方です。afraidはここで恐怖ではなく、残念な内容を柔らかく伝える働きをします。
場所を知らない、または記憶が曖昧で、正確な案内ができない場面です。
不確かな方向を断定するより、わからないと伝えるほうが安全です。推測ならI thinkやprobablyを付け、完全には確信していないことを明示します。
使える表現が増えたところで、短時間でも続けやすい練習方法へ進みます。読むだけで終わらせず、自宅周辺の道へ置き換えると、必要なときに言葉が出やすくなります。
道案内の英語を定着させる実践練習
- 四つの核となる文を声に出す
- 地名と目印だけを入れ替えて反復する
- 地図を見ながら質問役と案内役を交代する
道案内の表現は、単語帳だけで覚えるより、地図上の動きと結びつけるほうが実践的です。最初に四つの核となる短文を口に出し、その後で場所を追加します。
- Go straight.(まっすぐ進んでください)
- Turn right/left.(右/左に曲がってください)
- Cross the street.(道路を渡ってください)
- It’s on your right/left.(右手/左手にあります)

ステップ1:方向語を反射的に言う
紙に右矢印、左矢印、上向き矢印、横断歩道の簡単な絵を描きます。カードを一枚ずつ見て、Turn right.、Turn left.、Go straight.、Cross the street.と声に出してください。
最初は正確さを優先し、慣れてから間を短くします。rightとleftを混同する場合は、利き手や腕時計など、自分だけの身体的な目印と結びつける方法があります。
ステップ2:場所を一つ追加する
短い文が言えたら、at the corner、at the traffic light、along this streetなどを加えます。一度に複数の要素を増やさず、基本文へ一つずつ足してください。
- Turn right. → Turn right at the corner.
- Turn left. → Turn left at the traffic light.
- Go straight. → Go straight along this street.
- Cross the street. → Cross the street at the crosswalk.
ステップ3:目印と到着地点を加える
次に、bank、park、stationなどの目印を使います。目的地の位置まで加えると、一つの小さな道案内が完成します。
この通りをまっすぐ進み、銀行のところで左に曲がってください。駅は右手にあります。
各文の間に一拍置きます。速さよりも、STRAIGHT、LEFT、BANK、RIGHTという要点が明確に聞こえることを優先します。
身近な地図を使い、直進、左折、到着地点を一つの流れとして練習する場面です。
自分が地図を見ている向きと、旅行者が歩く向きを混同しないようにします。on your rightは旅行者から見た右です。
ステップ4:一人二役で会話する
質問役と案内役を交互に読みます。質問役では目的地、徒歩の可否、所要時間を尋ね、案内役では方向、目印、到着地点を答えます。録音して聞くと、leftとrightが明確か、文の間に十分な間があるかを確認できます。
- 学習者: Excuse me. How do I get to the museum?
- 案内役: Go straight and turn right at the traffic light.
- 学習者: Do I cross the street?
- 案内役: Yes. Cross at the crosswalk. The museum is next to the park.
- 学習者: How long does it take?
- 案内役: It’s about a five-minute walk.
ステップ5:一週間の復習例
長時間を一度だけ確保するより、短い練習を複数回行う方法があります。次の流れは一例なので、生活に合わせて回数や内容を調整してください。
- 1回目:Go straight、Turn right、Turn left、Cross the streetを音読する
- 2回目:intersection、corner、traffic light、crosswalkを加える
- 3回目:next to、across from、betweenを使って位置を説明する
- 4回目:駅から自宅または公共施設までの道順を英語にする
- 5回目:聞き返しを含む会話を一人二役で読む
- 6回目:地図を変え、即興で三文の案内を作る
- 7回目:見ずに話し、詰まった表現だけ復習する
練習時に完璧な文章を目指す必要はありません。単語が出てこなければ、地図や身ぶりを併用し、短い文へ戻ります。実際の道案内でも、正確さと安全が流暢さより優先されます。
英語の道案内で起こりやすい間違い
- 日本語を単語単位で直訳しない
- 似た形のpassとpast、crossとacrossを分ける
- 不自然な語順は定番の型ごと覚える
道案内では、少しの文法ミスがあっても身ぶりや状況で伝わることがあります。ただし、方向や渡る場所に関わる誤りは、相手を別の道へ進ませる可能性があります。特に動詞と前置詞の組み合わせを確認しましょう。
Go straight the street.と言う
「この道をまっすぐ」を直訳してGo straight this street.とするのは不自然です。Go straight along this street.またはGo down this street.を使います。坂道を上るならGo up the hill.、下るならGo down the hill.です。
crossとacrossを重ねる
crossは「横切る」という動詞なので、Cross the street.だけで文が作れます。acrossを使う場合はWalk across the street.とします。Cross across the street.と両方を重ねる必要はありません。
passとpastを混同する
Pass the bank.ではpassが動詞です。Go past the bank.ではgoが動詞で、pastが位置関係を表します。どちらも「銀行を通り過ぎる」という意味になります。
arriveとget toを同じ形で使う
get toの後ろにはget to the stationのように目的地を置けます。arriveでは、駅などの地点にarrive at the station、都市や国にはarrive in Tokyoのように前置詞を使い分けます。道を尋ねるときはHow do I get to …?を型として覚えると扱いやすくなります。
数字だけで曲がる場所を示す
the third cornerだけでは、細い路地や建物の入口を数えるべきか迷うことがあります。Turn left at the third corner. There is a bank there.のように、数字と目印を組み合わせてください。
方向が曖昧なときに、たぶん合っているという理由だけで案内を続けないでください。I’m not completely sure.と伝え、地図、案内所、駅員など確かめられる手段を示すほうが安全です。
最後に、学習中や実際の会話で生じやすい疑問をQ&A形式で確認します。必要な項目だけを見返し、直後に例文を一度声に出してみてください。
英語の道案内に関するQ&A
- 最低限の表現だけでも道案内は組み立てられる
- 聞き取れない場合は遠慮せず確認する
- 正確さに自信がなければ別の確認方法を提案する
ここまでの内容から、特に使用頻度の高い疑問を選びました。まずは自分が使いそうな場面に関係する回答から確認してください。
信号は英語で?traffic lightとgreen lightの使い分け・道案内フレーズ・歩道橋の言い方まで例文で総点検

