「明日は在宅です」と英語で伝えたいだけなのに、telework なのか remote work なのか work from home なのか、指が止まってしまう。そんな経験はないでしょうか。

日本語ではどれも「テレワーク」でひとまとめにできますが、英語ではそれぞれの語が違う情報を相手に届けてしまいます。だからこそ、単語を覚えるだけでは足りず「どの場面でどれを選ぶか」という判断の軸が必要になります。

この記事では、四つの主要表現の輪郭を整理したうえで、上司への申請、社内外へのメール、オンライン会議での一言、進捗報告といった実務の場面ごとに、そのまま口に出せる例文を並べていきます。誤用しやすいポイントと発音のリズム、記憶に残す練習の手順まで一続きで扱うので、読み終えたその日から使い始められます。

なお、覚えた表現を実際の会話で試す相手が必要になった段階では、オンラインの英語教室の体験レッスンのような場を使うのも一つの手です。まずは、多くの人がつまずく「telework はそのまま通じるのか」という疑問から片づけていきます。

「テレワーク」は英語でも通じる?まず押さえたい4つの言い方

この章の要点
  • telework は和製英語ではなく、辞書に載っている正式な英単語である
  • ただし日本語の「テレワーク」より使われる文脈が狭く、制度や政策寄りの硬い語
  • 実務で使い分ける中心は telework / telecommute / remote work / work from home の四つ
  • 日常会話の頻度が最も高いのは work from home(WFH)

先に答えを置きます。telework は英語として通じます。和製英語ではありません。

tele- は「遠い」「遠隔の」を意味する接頭辞で、telephone(電話)、television(テレビ)、telescope(望遠鏡)、teleshopping(通信販売)と同じ仲間です。そこに work が付くことで「離れた場所で働く」という意味が成立します。

語源をたどると、アメリカ航空宇宙局のプロジェクトに関わっていた技師ジャック・ニールズによる造語とされ、発祥は1970年代のロサンゼルス周辺です。当時はエネルギー危機と自動車通勤による渋滞、大気汚染が深刻で、「人を移動させる代わりに情報を移動させる」という発想から生まれました。

つまり telework は、環境政策や交通政策の文脈で育った言葉です。この出自を知っておくと、後で扱う telecommute とのニュアンスの違いも自然に飲み込めます。

日本語の「テレワーク」が指す範囲

日本では、普段から自宅を仕事場にしている人も、家庭の事情で一時的に自宅にいる人も、同じように「テレワークです」と言います。「リモートワーク」「在宅勤務」も、ほぼ交換可能な言葉として流通しています。

総務省や厚生労働省、日本テレワーク協会などの定義では、テレワークは「ICT(情報通信技術)を活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」とされています。その中には、自宅で働く在宅勤務、モバイル端末を使って移動先で働くモバイルワーク、本社から離れた拠点で働くサテライトオフィス勤務という三つの形態が含まれます。

日本語の「テレワーク」は、こうした複数の形態をまとめて指す上位概念であり、制度や政策の用語として設計された言葉です。日常英会話で使う単語としてはやや硬い部類に入る、と考えておくと選択に迷いにくくなります。

英語では単語ごとに前提が違う

一方の英語では、語ごとに含まれる前提が異なります。どこを本拠地として働いているのか、通勤という行為があるのかないのか、場所は自宅なのかそれ以外なのか。こうした情報が単語選びににじみ出ます。

そのため、日本語の感覚のまま置き換えると、相手が受け取る勤務イメージがずれてしまいます。四つの表現の輪郭を先に一覧で押さえておきましょう。

  • teleworktelecommute:オフィス出社が基本にあり、その一部を別の場所へ振り替えている働き方
  • remote workwork remotely:オフィスに行かないことを前提とした働き方(場所は自宅に限らない)
  • work from home(WFH):今日どこにいるかを伝える、最も日常的な言い方
  • work from ○○:場所を入れ替えて応用できる汎用の型

ここで品詞にも注意しておきます。telework は動詞としても名詞としても使えますが、動詞として使う場面が多く、名詞で「テレワークという働き方」を指すときは teleworking の形が自然になることがあります。He teleworks two days a week.(彼は週に2日テレワークをしている)のように動詞で組み立てるのが英語らしい発想です。

閉じたノートパソコンと白紙のノート、無地のカレンダーが並ぶ整った自宅デスクに朝の光が差し込んでいる様子
自分の勤務日程を書き出してみると、選ぶべき英語表現が自然と決まってきます

では、四つの表現はそれぞれどんな場面で力を発揮するのでしょうか。出社が基本にある人向けの二語から順に見ていきます。

telework と telecommute:出社が基本にある人の遠隔勤務

この章の要点
  • どちらも「オフィス勤務が基礎にあり、一部を別の場所に振り替える」イメージ
  • telecommute は commute(通勤する)由来で「通勤しないこと」に光を当てた語
  • 公的文書や社内アナウンスなど、かたい文脈で選ばれやすい
  • 同僚との雑談で多用すると、やや時代がかった硬い響きになる

telework と telecommute を選ぶ場面は、オフィスが本拠地である人の遠隔勤務です。週に数日だけ自宅で作業する、繁忙期だけ在宅にする、といった働き方が典型例になります。

なぜそう使われるのか。telecommute は commute(通勤する)に tele- を付けた語であり、語の作り自体に「本来なら通勤するはずだった」という前提が組み込まれているからです。通勤時間の削減や環境負荷の軽減を語るときに選ばれやすく、アメリカの公的文書にも登場します。electronic の頭文字を借りた e-commute という言い方もあります。

フレーズ
He teleworks two days a week.
日本語訳
彼は週に2日テレワークをしています。
使う場面
同僚や他部署の人の勤務形態を、第三者に説明するとき。人事制度の説明でも使えます。
注意点・誤用例
×He is telework two days a week. / telework は動詞なので be動詞と並べません。三人称単数なら teleworks、進行形なら is teleworking の形にします。
発音・ニュアンス
telework は「テレワーク」ではなく「テリワーク」に近く、最初の te に強勢が来ます。work の r を意識して口を丸めると伝わりやすくなります。
フレーズ
Please note that our team will be teleworking on Fridays starting next month.
日本語訳
来月より弊社チームは金曜日をテレワークとしますので、ご承知ください。
使う場面
社外の取引先へ勤務体制の変更を知らせるメール。かたい telework がむしろ適している場面です。
注意点・誤用例
Please note that は「念のためお知らせします」という中立的な前置きです。命令口調に聞こえるのを避けたいときは Please be advised that に置き換えられます。
フレーズ
Telecommuting has reduced our company’s carbon footprint.
日本語訳
テレコミューティングによって当社の環境負荷が下がりました。
使う場面
環境への取り組みを説明するプレゼンや報告書。carbon footprint は温室効果ガスの排出量を指します。
発音・ニュアンス
commute は「コミュート」ではなく「カミュート」に近く、mu の部分に強勢が来ます。telecommuting は長い語なので、tele と commuting の二つの塊に分けて練習すると言いやすくなります。

この系統の表現は、他にも次のような形で使えます。声に出して口に馴染ませてみてください。

  • He started telecommuting to save commuting time.(通勤時間を節約するために彼はテレコミューティングを始めました)
  • The government is promoting telework as a way to reduce office crowding.(政府はオフィスの混雑を緩和する手段としてテレワークを推進しています)
  • E-commuting is a good option for parents of school-age children.(在宅で働くことは、学齢期の子を持つ親にとって良い選択肢です)
  • Our telework policy allows up to three days per week.(当社のテレワーク制度では週3日まで認められています)

かたい語が似合う場面が見えてきたところで、次はもっと広く使われる remote work に移ります。両者の境界線がどこにあるのかが、使い分けの山場です。

remote work と work remotely:会社に行かない前提の働き方

この章の要点
  • remote work はオフィスへ出向かないことを前提とした働き方を指す
  • 場所は自宅に限らず、カフェ、コワーキングスペース、旅先まで広くカバーする
  • 名詞は remote work / remote working、動詞句は work remotely
  • 雇用形態を伝えるなら fully remote、remote position を足すと正確になる

remote work を選ぶ基準は明確です。オフィスに行かないことが前提の働き方なら、この語がぴたりと当てはまります。

理由は remote という語の性質にあります。remote は「遠い」「遠隔の」という意味に加えて、技術を用いて通常の場所から離れて活動する、というニュアンスを持ちます。そのため、場所を特定せずに柔軟さを伝えたいときに便利です。

フリーランスのライターやデザイナー、エンジニア、完全在宅の雇用契約で働く人などが典型的な使い手です。自宅に限定されないので、カフェ、コワーキングスペース、滞在先といった「オフィス以外のどこか」をまとめて表せます。

フレーズ
She works remotely three days a week.
日本語訳
彼女は週に3日リモートで働いています。
使う場面
チームメンバーの勤務パターンを共有するとき。日数を添えると具体性が増します。
注意点・誤用例
×She works remote three days a week. / 動詞 work を修飾するのは副詞の remotely です。remote は形容詞なので a remote job のように名詞の前で使います。
発音・ニュアンス
remote は後ろの mote に強勢があり、「リモウト」に近い音です。「リ」を強く言うと別語に聞こえやすいので、後半を伸ばす感覚で言うと安定します。
フレーズ
I’m currently working remotely, but I can join the meeting via video call.
日本語訳
現在リモート勤務中ですが、ビデオ通話で会議に参加できます。
使う場面
対面での打ち合わせを打診されたときの返信。「行けない」ではなく「この形なら参加できる」と代案を示す型です。
注意点・誤用例
via は「〜経由で」という意味で、via video call、via Zoom のように使えます。硬さを避けたいときは on a video call でも問題ありません。

言い換えのバリエーションも一緒に持っておくと、会話が単調になりません。

  • Our team has switched to remote work.(うちのチームはリモートワークに移行しました)
  • One of the significant challenges of remote work is ensuring effective management.(リモートワークの大きな課題のひとつは、マネジメントをどう機能させるかです)
  • I’m in a fully remote role.(完全リモートの職務に就いています)
  • This is a remote position based in Japan.(これは日本を拠点とするリモート職です)
  • We hire remote workers from different time zones.(当社は異なる時間帯のリモートワーカーを採用しています)

形が変化する点も押さえておきたいところです。名詞なら remote work / remote working、動詞句なら work remotely。日本語の「リモートワーク」は名詞の顔しか持ちませんが、英語では動詞として組み立てるほうが会話に馴染みます。

ここまでは勤務形態を語る表現でした。次は、日々のやり取りで最も出番が多い一語に進みます。

work from home(WFH):最も日常的な在宅勤務の言い方

この章の要点
  • 英語圏の会話やチャットで頻度が最も高いのが work from home
  • 略記の WFH はメール、カレンダー、チャットのステータスとして定着している
  • 「今日だけ」か「普段から」かを明示しないため、余計な説明を省ける
  • 名詞・形容詞として使うときは work-from-home とハイフンでつなぐ

迷ったときの第一候補は work from home です。日常の連絡ではこれが最も自然で、相手に余分な解釈を求めません。

この表現の便利さは、判断材料を最小限に絞れることにあります。今日だけ自宅にいるのか、普段から自宅で働いているのかを明示しないため、「今日は家から仕事します」とだけ伝えられます。

逆に言えば、勤務形態そのものを説明したい場面では情報不足になります。面接や商談で自分の雇用形態を伝えるときは、前章の fully remote などを足すほうが正確です。

フレーズ
I’ll be working from home tomorrow.
日本語訳
明日は在宅勤務です。
使う場面
同僚や上司に翌日の居場所を伝える、最も基本の一文。チャットでもメールでも使えます。
注意点・誤用例
×I will work in home tomorrow. / 前置詞は from が定番です。また、予定として決まっていることは will be -ing の形にすると押しつけがましさが消え、報告として自然に響きます。
発音・ニュアンス
work from home は「ワークフロムホーム」と区切らず、from が弱く縮んで「ワークフラムホウム」のように一息で流れます。強く読むのは work と home の二か所です。
フレーズ
I’m WFH today, so please reach me by email or chat.
日本語訳
今日は在宅なので、メールかチャットで連絡をお願いします。
使う場面
社内チャットへの短い投稿やステータス設定。連絡手段を添えるのが実務上の作法です。
注意点・誤用例
WFH は社内向けの略記です。初めてやり取りする社外の相手には working from home と書き切ったほうが誤解がありません。読み方はアルファベットを一つずつ「ダブリュー・エフ・エイチ」と発音します。

書き言葉での形も確認しておきましょう。名詞や形容詞として使うときは work-from-home のようにハイフンでつなぎます。a work-from-home day(在宅勤務の日)、work-from-home arrangements(在宅勤務の取り決め)のような形です。

  • Our company has a work-from-home policy.(当社には在宅勤務の制度があります)
  • I was unable to prepare the equipment needed to work from home.(在宅で働くために必要な機材をそろえられませんでした)
  • Thursday is my work-from-home day.(木曜日は在宅勤務の日です)

work from ○○:場所を差し替えて応用する

work from の後ろは home 以外にも自由に入れ替えられます。場所名を置くだけで「そこで働く」という意味が成立するため、応用範囲がとても広い型です。

明るいカフェの窓際でノートパソコンとノートを広げ、イヤホンを着けて話している東アジア系の若い人
work from a café のように、場所を入れ替えるだけで表現の幅が一気に広がります
  • I’m going to work from a café tomorrow.(明日はカフェで仕事をする予定です)
  • She’s working from a coworking space this week.(彼女は今週コワーキングスペースで働いています)
  • I’ll be working from our Osaka office on Thursday.(木曜日は大阪オフィスから仕事をします)
  • I’m working from my parents’ house for a few days.(数日間、実家から仕事をします)
  • He’s working from a hotel until Friday.(彼は金曜までホテルから仕事をしています)

work from anywhere(略して WFA)という言い方も広がっています。場所の制約を一切設けない制度を指すときに使われ、制度名としてそのまま採用している企業もあります。

work at home との微妙な差

work from home と似た形の work at home もありますが、こちらは「家で作業している」状態そのものを指す色合いが強く、家事や趣味の作業を含めて使われることがあります。

雇用された仕事を自宅で行うことを明確に伝えたいなら、work from home のほうが誤解が少ない選択です。from には「自宅を起点として(会社の仕事に接続している)」という感覚があり、この前置詞の違いがニュアンスを分けています。

注意点

「在宅勤務です」を I work in home. と言ってしまう誤りは非常によく見られます。in home という形は英語として不自然に響き、意味も伝わりにくくなります。前置詞は from を使い、I work from home. と組み立ててください。同様に、I am telework now. も文法が崩れています。telework は動詞なので I’m teleworking today. または I’m working from home today. とします。

四つの表現の性格が見えてきました。では、実際の会話でどれを選ぶべきか、判断の手順を整理します。

迷ったときの判断基準

この章の要点
  • 軸は「主として働く場所はどこか」の一点
  • 相手が知りたい情報の粒度に合わせて語を選ぶ
  • 英語圏でも境界は揺れるため、日数や場所を添えるのが最も確実

単語選びの軸は、主として働く場所はどこかという一点に集約できます。この問いに答えるだけで、候補はほぼ一つに絞られます。

オフィスが本拠地で、一部を別の場所に振り替えているなら telework や telecommute。オフィスに行かないことが前提の働き方なら remote work。そして、普段の働き方には触れず「今日は家から」とだけ言いたいなら work from home が最適です。

もう一つの判断材料は、会話の相手が求めている情報です。同僚に翌日の居場所を伝えるだけなら work from home で十分ですし、面接や取引先への説明で雇用形態を伝えるなら remote position や fully remote といった語を足したほうが正確に伝わります。制度や統計の話題なら telework が収まりやすい。

相手が何を知りたいのかに合わせて粒度を選ぶ、という発想が使い分けの実質です。次の対応表を頭の片隅に置いておくと、判断が速くなります。

  • 翌日の居場所を同僚に伝える → I’ll be working from home tomorrow.
  • 自分の勤務パターンを初対面の人に説明する → I work from home on Mondays and Fridays.
  • 完全在宅の雇用形態を伝える → I’m in a fully remote role.
  • 会社の制度変更を社外に知らせる → Our team will be teleworking on Fridays.
  • 通勤削減や環境負荷の話をする → Telecommuting has reduced our commuting time.

なお、辞書の定義をたどると、telework を「自宅で働きながら電話やメールで会社と連絡を取る」働き方として説明するものもあり、remote work との境界は文脈や話者によって揺れます。

厳密な線引きが英語圏でも完全に固定しているわけではないため、誤解を避けたいときは Two days in the office, three days at home.(オフィス2日、自宅3日です)のように具体的な日数や場所を添えるのが最も確実です。単語の選択に悩むより、事実を一言足すほうが早い場面は少なくありません。

ここからは、実際の会話の流れの中でどう使われるのかを見ていきましょう。

会話例で確かめる:同僚同士のやり取り

この章の要点
  • 在宅を伝える会話は「理由+連絡手段」の二点セットで完成する
  • Well done / Good job は同僚や後輩向けで、上司には使わない
  • if something comes up は在宅連絡の定番フレーズ

仕事終わりに、同僚同士が翌日の予定について話している場面です。役割名は同僚Aと同僚Bとします。

同僚A
Well done today. Do you have work tomorrow?
(今日もお疲れさま。明日も出勤?)
同僚B
Good job. I’m gonna work from home.
(お疲れ。明日は家からリモートで仕事するよ)
同僚A
Oh? Why?
(え、どうして?)
同僚B
My son isn’t doing so well, so I need to take care of him.
(子どもが体調を崩してさ。面倒を見ながら仕事しようと思って)
同僚A
That makes sense. I hope he gets better soon.
(なるほどね。早く良くなるといいね)
同僚B
Thanks. I’m not going to the office, so please call my cell phone if something comes up.
(ありがとう。会社には行かないから、何かあったら携帯に電話して)
同僚A
Got it!
(了解!)

短いやり取りですが、在宅を伝える会話の骨格が全部入っています。予定・理由・連絡手段の三点がそろえば、それ以上の説明は不要です。

会話に出てきた表現の整理

Well done / Good job(お疲れさま)はどちらも相手の仕事をねぎらう言い方ですが、使う相手を選びます。同僚や後輩、対等な間柄には自然に響く一方、上司や取引先に向けると「よくできました」と評価を下すような響きになり、失礼にあたります。

目上の人には Thank you for your help today.(今日はご協力ありがとうございました)や Have a good evening.(良い夜をお過ごしください)のように言い換えるのが安全です。

注意点

Well done や Good job は、評価する立場の人が使う言葉です。上司や社外の取引先に向けて言うと、上から目線に受け取られる可能性があります。ねぎらいを伝えたい相手が目上の場合は、Thank you for your time today. や Thanks for everything today. のように感謝の形に変えてください。

Not doing so well(調子がよくない)は、体調にも仕事の進捗にも使える便利な言い方です。My son isn’t doing so well. で「子どもの具合が悪い」、The project isn’t doing so well. で「プロジェクトが順調ではない」となり、直接的な表現を避けて柔らかく伝えられます。

That makes sense.(なるほど、納得だね)は相手の説明を受けて理解を示す定番句です。I see. よりも「話の筋が通っている」という納得感が伝わります。

if something comes up(何かあったら)の come up は「(用事や問題が)持ち上がる」の意味です。Let me know if something comes up. で「何かあったら教えて」となり、在宅勤務の連絡では出番の多い型です。Something came up. だけで「急用ができた」という断りの言葉にもなります。

Please call my cell phone. の携帯電話は cell phone(アメリカ)または mobile phone(イギリス)が一般的です。cellular phone は硬く古風な響きになるため、会話では避けたほうが自然に聞こえます。

会話の型がつかめたところで、実務で必要になる場面別の例文を一気に集めていきます。

場面別に使える実践例文集

この章の要点
  • 申請は「希望日+理由+依頼形」の三点で組み立てる
  • メールは勤務状況に加えて連絡手段と対応時間を添える
  • オンライン会議では接続トラブルと離席の定型句を持っておく
  • 進捗報告は on track / ahead of schedule で状態を一言で示す

ここからは、そのまま使える文をまとめて並べます。すべてを覚える必要はありません。自分の状況に一番近い一文を選び、単語だけ差し替えて使うのが実用的な進め方です。

上司に在宅勤務を申請する

フレーズ
I would like to request to work from home next Wednesday due to personal matters.
日本語訳
私用のため、来週水曜日に在宅勤務をさせていただきたいです。
使う場面
上司へのメールや申請フォーム。理由を詳しく言いたくないときに due to personal matters が便利です。
注意点・誤用例
I want to work from home. だと要求が直接的に響きます。I would like to や Would it be possible to を使うと丁寧さが確保できます。
フレーズ
Would it be possible for me to work remotely on Friday? I have a doctor’s appointment in the morning.
日本語訳
金曜日にリモート勤務は可能でしょうか。午前中に通院の予定があります。
使う場面
許可を仰ぐ場面全般。理由を一文添えると、判断する側が承認しやすくなります。
発音・ニュアンス
Would it be possible は「ウディッビ ポッシブル」のようにつながります。単語ごとに切らず、一つの塊として覚えると口が動きやすくなります。
  • I’m planning to telework tomorrow. Is there anything you’d like me to prepare beforehand?(明日はテレワークの予定です。事前に準備しておくべきことはありますか)
  • My son has a fever, so I’d like to work from home today to look after him.(息子が熱を出したので、看病しながら今日は在宅で働きたいです)
  • Could I switch my in-office day from Tuesday to Thursday this week?(今週、出社日を火曜から木曜に振り替えてもよいでしょうか)

メールで勤務状況を知らせる

フレーズ
I will be working from home tomorrow due to a doctor’s appointment. Please feel free to contact me by email or phone.
日本語訳
明日は通院のため在宅勤務となります。メールでも電話でもご連絡ください。
使う場面
社内外への事前連絡メール。連絡手段を明示することで、相手の不安を先に消せます。
注意点・誤用例
件名は WFH tomorrow (Oct 3) のように日付を入れると検索しやすくなります。社外宛てには略記を避け、Working from home tomorrow と書き切るほうが無難です。
  • I’m out of the office today and working remotely. I’ll respond to your request by this afternoon.(本日は不在でリモート勤務中です。ご依頼は午後までに対応いたします)
  • Just a heads-up: I’ll be WFH for the rest of the week.(お知らせです。今週の残りは在宅勤務にしています)
  • I’ll be available online from 9 a.m. to 6 p.m. as usual.(通常どおり午前9時から午後6時までオンラインで対応可能です)
  • If you need an urgent response, please reach me on Slack.(急ぎのご返信が必要な場合は、Slackでご連絡ください)

オンライン会議・電話で

フレーズ
I’m calling in from home today as I’m working remotely.
日本語訳
今日はリモート勤務のため自宅から参加しています。
使う場面
会議の冒頭、自分だけ遠隔参加のときの自己申告。call in は「電話や通信で参加する」という意味です。
注意点・誤用例
as は「〜なので」という理由を示す接続詞です。because より軽い響きで、事情説明の一言に向いています。
  • Sorry for the background noise. I’m working from a café today.(雑音が入ってすみません。今日はカフェで仕事をしています)
  • Can everyone hear me? I’m joining from my home office.(皆さん聞こえていますか。自宅の作業部屋から参加しています)
  • Let me excuse myself for a moment.(少し席を外します)
  • I’ll be back in ten minutes or so.(10分ほどで戻ります)
  • Could you share your screen again? My connection dropped for a second.(もう一度画面共有をお願いできますか。接続が一瞬切れました)
  • You’re on mute.(ミュートになっていますよ)
  • I might freeze, so please let me know if you can’t hear me.(映像が止まるかもしれないので、聞こえなくなったら教えてください)
  • Let me turn on my camera.(カメラをオンにします)

通信トラブルの一言は、覚えておくと精神的な余裕が生まれます。慌てて黙り込むより、My connection is unstable.(接続が不安定です)と口に出すほうが会議は前に進みます。

在宅勤務中の進捗報告

  • While working remotely this week, I completed the project ahead of schedule.(今週リモートで作業し、予定より早くプロジェクトを終えました)
  • Everything is on track on my end. I’ll send the draft by the end of the day.(こちらは順調です。今日の終わりまでに草案を送ります)
  • I’m having trouble accessing the shared folder from home. Could you check my permissions?(自宅から共有フォルダにアクセスできません。権限を確認していただけますか)
  • I’ve finished the report and shared it in the team folder.(報告書を仕上げ、チームのフォルダに共有しました)
  • I’d like to sync up briefly tomorrow morning if you have ten minutes.(10分お時間があれば、明日の午前に少し状況を合わせたいです)

on my end は「私の側では」という意味で、離れて働くときに重宝します。sync up は「情報を合わせる」というくだけた言い方で、短時間の打ち合わせを提案するのに向いています。

例文の土台ができたら、周辺の語彙を足していきます。単語が一つ増えるだけで、言えることは大きく広がります。

押さえておきたい関連語彙

この章の要点
  • 在宅勤務の会話は、勤務時間と会議に関する語彙とセットで使われる
  • 打刻、休憩、待機状態を表す表現を持つと連絡が一言で済む
  • フレックスや柔軟な勤務制度を表す語も押さえておくと説明が楽になる

働く場所の話は、単独では完結しません。時間や会議に関する語とセットで覚えるほうが、実際の会話で取り出しやすくなります。

  • commute(通勤・通勤する)/commuter(通勤者)
  • starting work(始業)/ending work(終業)
  • clock in / clock out(勤務開始・終了の打刻)
  • meeting(打ち合わせ)/virtual meeting(オンライン会議)
  • video conference / video conferencing(ビデオ会議)/teleconference(電話・遠隔会議)
  • screen sharing(画面共有)/breakout room(分科会用の小部屋)
  • lunch break(昼休憩)/break time(休憩時間)
  • home office setup(自宅の作業環境)
  • flexible work arrangement(柔軟な勤務形態)
  • core time(コアタイム)/flextime(フレックス勤務)
  • on call(連絡がつく待機状態)/offline(離席・不在)

これらは短い文に組み込むと定着が早まります。I’ll clock in at nine and clock out at six.(9時に始業して18時に終業します)、I’m on call until noon.(正午まで連絡がつく状態です)のように、自分の実態に合わせて一文作ってみてください。

語彙が増えたところで、テレワークの周辺にある働き方の名前も押さえておきましょう。会話の中で相手が使ってきたときに、意味がわかるだけで会話の流れが止まらなくなります。

テレワーク以外の働き方を表す英語

この章の要点
  • hybrid work は出社と在宅を組み合わせる方式で、日数を添えると伝わりやすい
  • 「フリーアドレス」は英語では hot-desking と言う
  • digital nomad、work sharing、SOHO なども働き方を語る基本語彙

働き方の多様化に合わせて、英語の語彙も増えています。自分や同僚の状況を説明するときに役立つ言葉を整理します。

hybrid work(ハイブリッド勤務)は、出社と在宅を組み合わせる方式です。We’re on a hybrid schedule—three days in the office.(ハイブリッド勤務で、週3日は出社です)のように、日数を添えると具体的に伝わります。

mobile work(モバイルワーク)は、ノートパソコンやスマートフォンを携えて移動しながら働く形態です。外勤中心の営業職や、訪問先で作業する職種にも当てはまります。物理的な拠点に縛られない働き手の集団を mobile workforce と呼ぶ言い方も定着しています。

digital nomad(デジタルノマド)は、決まった勤務地を持たず、カフェや滞在先を移りながら働く人を指します。nomad は「遊牧民」を意味し、日本語の「ノマドワーカー」に近い概念です。

work sharing(ワークシェアリング)は、一人分の仕事を複数人で分け合う考え方で、1970年代のヨーロッパで広まりました。一人あたりの労働時間と賃金は抑えられますが、雇用の維持や、フルタイムが難しい人への就業機会の創出につながります。

hot-desking(フリーアドレス)は、固定席を設けずに空いている席を使う運用です。「フリーアドレス」は英語として通じにくいので、この語を覚えておくと役立ちます。

distance work(遠隔勤務)はオフィスから物理的に離れて働くことを強調する言い方、home-based work / homeworking(在宅の仕事)は雇用形態の説明に使われます。SOHO は small office home office の頭文字で、自宅や小規模事務所を仕事場とするスタイルを指します。satellite office(サテライトオフィス)は本社から離れた小規模拠点です。

work from anywhere(WFA)は場所を問わない制度を表し、relocation(転居)や time zone difference(時差)といった語と一緒に登場することが増えました。海外の同僚と働く場合は、I’m in Japan Standard Time, which is nine hours ahead of London.(私は日本時間で、ロンドンより9時間進んでいます)のような一文も用意しておくと便利です。

語彙が増えると、今度は「正しく発音できるか」が気になってきます。次は音の練習に移ります。

発音とリズムを整える練習

この章の要点
  • カタカナ発音と英語の強勢位置がずれやすい語を先に矯正する
  • work from home は前置詞を弱く縮めて一息で読む
  • WFH はアルファベットを一つずつ読む

この分野の語は、日本語の中でカタカナとして使われているものが多く、そのぶん強勢の位置がずれやすいという特徴があります。先に音を整えておくと、実際の会議で聞き返される回数が減ります。

  • telework:「テレワーク」より「テリワーク」に近く、最初の te を強く読む
  • telecommute:「テレコミュート」ではなく、mu の部分を強く「テリカミュート」に近い音
  • remote:後ろの mote に強勢。「リモウト」と伸ばす感覚
  • commute:「カミュート」。co を強く読むと別語に聞こえやすい
  • hybrid:「ハイブリッド」で問題ないが、hy を強く、後半は軽く落とす
  • WFH:「ダブリュー・エフ・エイチ」と一文字ずつ読む

文単位のリズムも練習しておきましょう。英語は強く読む語と弱く読む語が交互に現れます。次の三文は、太字にした部分だけを強く、それ以外は軽く流す練習に向いています。

練習文1
I’ll be working from home tomorrow.(明日は在宅勤務です)
from は「フラム」と弱く縮み、work・home・mor の三か所だけが立ちます。
練習文2
She works remotely three days a week.(彼女は週3日リモートで働いています)
a は「ア」とほとんど聞こえないほど軽く。days a week がひと塊になります。
練習文3
Please reach me on Slack if something comes up.(何かあればSlackで連絡してください)
comes up は「カムザップ」のようにつながって聞こえます。

音読は一文につき5回ほどで十分です。同じ文を何度も繰り返すより、翌日にもう一度戻ってくるほうが記憶に残りやすくなります。

続いて、独学で陥りやすい落とし穴を確認しておきます。ここを避けられれば、実務で恥ずかしい思いをする場面はほぼなくなります。

誤用を避けるための注意点

この章の要点
  • カタカナ語をそのまま直訳すると品詞や前置詞が崩れる
  • 「今日だけ」と「常時」を言い分けないと勤務形態が誤解される
  • 在宅を伝えるときは連絡手段を必ず添える

つまずきやすい箇所は、実はそれほど多くありません。品詞・前置詞・粒度の三つを意識すれば、大半の誤用は防げます。

まず品詞です。telework は動詞なので、I am telework now. とすると文が崩れます。I’m teleworking today. または I’m working from home today. と組み立ててください。remote も同様で、動詞 work を修飾するなら remotely の形が必要です。

次に前置詞です。work in home は避け、work from home を使います。in home という形は英語として不自然に響き、意図が伝わりにくくなります。

そして粒度です。制度として在宅勤務をしているなら I work remotely full-time. や I’m in a fully remote role.、その日限りなら I’m working from home today. と言い分けます。ここを曖昧にすると、面接や商談で誤解が生まれかねません。

注意点

I’m remote today. という言い方は社内では通じますが、社外の相手には情報が足りず、そっけなく響くこともあります。取引先や初対面の相手には I’m working from home today. と言い切り、加えて Please reach me by email.(メールでご連絡ください)のように連絡手段を添えてください。在宅を伝えるだけでは、相手は「どうやって連絡すればよいのか」という宿題を抱えることになります。

telecommute の使いどころにも触れておきます。硬く、やや時代がかった響きがあるため、書類や公式なアナウンスでは有効ですが、同僚との雑談なら WFH のほうが自然です。

連絡手段を添える習慣は、語学力以上に評価されるポイントです。Please reach me on Slack.(Slackで連絡してください)や I’ll be available until 6 p.m.(18時まで対応可能です)のような一文を足すと、実務上の配慮が伝わります。

言葉の使い方が固まったら、背景知識にも少し触れておきましょう。相手の国の事情を知っていると、会話が一段深くなります。

歴史と各国の状況を知っておくと会話が深まる

この章の要点
  • テレワークは1970年代のアメリカで、石油危機と渋滞対策として生まれた発想
  • アメリカでは公務部門への導入が法整備を伴って進んだ経緯がある
  • 日本では制度の歴史が浅く、企業ごとの運用差が大きい

冒頭で触れたように、テレワークという発想は1970年代のアメリカ西海岸で、石油危機と交通渋滞への対処として生まれました。人の移動を情報の移動に置き換えるという当初の目的は、環境政策としての性格を持っていました。

アメリカではテレワーク推進のための連邦法が成立し、人事管理局が中心となって公務部門への導入を進めてきました。制度としての運用実績が長く、telework という語が公的文書で使われる背景にはこうした経緯があります。

日本では、東京オリンピック開催決定の前後から通勤混雑対策として関心が高まり、その後の感染症拡大で一気に普及しました。総務省の情報通信白書では、民間企業における実施率が全体で38.4%と示された時期があります。

制度の歴史が浅い分、企業ごとに運用のばらつきが大きいのも特徴です。同じ「在宅勤務」という言葉でも、想定される自由度がまるで違うことがあります。

こうした違いは、海外の同僚や取引先と働き方の話をするときに温度差として表れます。相手にとっては十数年前から当たり前だったことが、こちらでは数年前に始まった変化かもしれない。前提が違うことを踏まえて話すと、会話がかみ合いやすくなります。

背景まで押さえたら、あとは覚えた表現を自分のものにする作業です。無理のない練習手順を示します。

表現を定着させる7日間の練習プラン

この章の要点
  • まず自分の勤務スケジュールを英語で一文にする
  • カレンダーやチャットのステータスを英語表記に置き換える
  • 会議の冒頭と退席時の定型句を数パターン用意しておく

働く場所に関する表現は、使う場面が毎日訪れるという点で学習効率が高い分野です。だからこそ、机に向かう勉強よりも日常の中に混ぜる練習が向いています。

一週間で回せる手順を並べます。1日あたり5分から10分を想定しており、途中で抜けた日があっても続けられる構成です。

  1. 1日目:自分の勤務スケジュールを一文で書く。I work from home on Mondays and Fridays, and I’m in the office the rest of the week. のように、実態に合った文を作って声に出す。
  2. 2日目:カレンダーの予定名を英語に置き換える。WFH、Working remotely、Out of office until 3 p.m. の三つを実際に登録してみる。
  3. 3日目:上司への申請文を一通書く。この記事の申請例文から一つ選び、日付と理由を自分の事情に差し替える。
  4. 4日目:オンライン会議の冒頭の一言を三つ音読する。Can everyone hear me? / I’m joining from home today. / Sorry, you’re on mute.
  5. 5日目:離席と復帰の言い方を練習する。Let me excuse myself for a moment. / I’m back, sorry about that.
  6. 6日目:関連語彙から五つ選び、それぞれを使った短文を作る。clock in、on call、hybrid schedule など。
  7. 7日目:1日目に作った自己紹介文を、見ないで言えるか確認する。言えなければ言い換えて短くする。

この手順の狙いは、暗記量を増やすことではありません。自分の実態に合った文を数本持ち、それを口が覚えている状態にすることです。初対面の相手に働き方を聞かれたとき、詰まらずに答えられれば目的は達成されています。

夕方のデスクでノートパソコンの横にある罫線ノートへ短い英語のメモを書いている手元
自分の勤務パターンを一文書き出すところから、練習は始まります

一人で書いて音読するところまでは独学で進められますが、相手の反応を見ながら言い換える練習は、やはり誰かと話す場が必要になります。実際の会話で試してみたい段階に来たら、こうした場を用意するのも選択肢の一つです。

最後に、読み進める中で浮かびやすい疑問をまとめて片づけておきます。

よくある質問

この章の要点
  • telework は通じるが、日常会話では work from home が無難
  • WFH は社内向けの略記で、社外には書き切るほうが安全
  • 迷ったら日数や場所を添えると誤解が消える

読者から寄せられやすい疑問を、短く答える形で並べます。判断に迷ったときの早見表としても使えます。

「テレワーク」は和製英語ですか?

和製英語ではありません。telework は辞書に載っている英単語で、tele-(遠い)と work(働く)が結びついた語です。1970年代のアメリカで生まれた造語とされ、公的文書にも登場します。ただし日本語の「テレワーク」より使われる文脈が狭く、制度や政策を語る場面に向いた硬い語であるため、日常会話では work from home のほうが自然に響きます。

telework と remote work はどう違いますか?

telework はオフィス勤務が基礎にあり、その一部を自宅などに振り替えているイメージで使われます。一方 remote work は、オフィスへ出向かないことを前提とした働き方を指し、場所も自宅に限らずカフェやコワーキングスペースまで含みます。ただし英語圏でも境界は話者によって揺れるため、正確に伝えたいときは Two days in the office, three days at home. のように日数を添えるのが確実です。

WFH という略語は社外の相手に使っても大丈夫ですか?

WFH は社内チャットやカレンダーの予定名として定着した略記なので、社内では問題なく通じます。ただし初めてやり取りする社外の相手や、フォーマルな文書では working from home と書き切るほうが誤解がありません。読み方はアルファベットを一文字ずつ「ダブリュー・エフ・エイチ」と発音します。

work from home と work at home はどちらが正しいですか?

どちらも英語として存在しますが、意味の重心が違います。work at home は「家で作業している」状態そのものを指す色合いが強く、家事や趣味の作業を含めて使われることがあります。雇用された仕事を自宅で行うことを明確に伝えたいなら work from home が誤解の少ない選択です。from には自宅を起点として会社の仕事に接続している感覚があります。

「今日は在宅です」を一番短く言うとどうなりますか?

I’m working from home today. が最も汎用的です。社内チャットなら I’m WFH today. でも通じます。ここに連絡手段を一言足して I’m WFH today, so please reach me by email or chat. とすると、相手が次にどう動けばよいかまで伝わり、実務上の親切さが加わります。

上司に在宅勤務を申請するとき、失礼にならない言い方はありますか?

I would like to request to work from home next Wednesday due to personal matters. や Would it be possible for me to work remotely on Friday? のように、依頼の形にすると丁寧さが確保できます。I want to で始めると要求が直接的に響くため避けたほうが無難です。理由を一文添えると、判断する側が承認しやすくなります。

「フリーアドレス」は英語で通じますか?

free address という言い方は英語として通じにくいため、hot-desking を使ってください。固定席を設けず空いている席を使う運用を指します。関連して、本社から離れた小規模拠点は satellite office、出社と在宅を組み合わせる方式は hybrid work と表します。

オンライン会議で接続が乱れたとき、何と言えばよいですか?

My connection dropped for a second. Could you say that again? のように、状況と依頼をセットで伝えるのが基本です。相手の音声が聞こえないときは You’re on mute. と伝え、自分の映像が不安定なときは My connection is unstable, so I might freeze. と先に予告しておくと会議が滞りません。

自分の働き方を自分の言葉で説明する

この章の要点
  • telework は制度や政策、remote work は出社しない前提、work from home は今日の居場所
  • telecommute は通勤しないことに光を当てた表現
  • work from ○○ の型と、連絡手段の一文で実務に耐える説明が作れる

オフィスに集まることが唯一の選択肢ではなくなり、働く場所は個人の事情や職種によって細かく分岐しています。だからこそ、自分がどんな形で働いているのかを短く正確に伝える力が求められます。

telework は制度や政策を語る語、remote work はオフィスに行かない前提の働き方、work from home は今日どこにいるかを伝える最も手軽な言い方、telecommute は通勤しないことに光を当てた表現。この四つの輪郭をつかんでおけば、場面に応じた選択に迷わなくなります。

あとは work from ○○ の型で場所を入れ替え、連絡手段や時間帯の一文を添えるだけです。それだけで、実務に耐える説明が組み立てられます。

覚えた表現は、明日の予定を同僚に伝えるひと言から使い始めるのがおすすめです。それではまた、See you!