海外の洋服店で気に入った服を見つけたのに、「Mサイズはありますか」「試着してもいいですか」が出てこない。そんな経験を想像すると、店員に声をかけるだけでも緊張してしまいます。さらに、同じMでも日本で着ているMと大きさが違うことがあり、英語が通じても服選びで迷う場合があります。
安心して買い物を進めるために必要なのは、長い英文ではありません。「探す」「サイズを尋ねる」「試着する」「着用感を伝える」という四つの段階で、短い定番表現を使えるようにすることです。この記事では、店頭と通販で役立つサイズ表記、実寸の読み方、試着時の会話、自然な発音まで順番に身につけます。
英語を声に出して練習したい場合は、英語教室で店員役と客役に分かれ、実際の買い物に近いやり取りを試す方法もあります。まずは、海外のサイズ表記を日本の感覚だけで判断しない理由から確認しましょう。
服のサイズを英語で選ぶときの基本
- S・M・Lは共通の寸法規格ではなく、ブランドや商品の形によって大きさが変わる
- タグだけで決めず、試着またはサイズ表の実寸確認を行う
- sizeは大きさの区分、fitは体への合い方を表す
最初に押さえたいのは、同じMでも寸法は一定ではないという点です。small、medium、largeという名称は広く使われますが、胸囲や着丈を世界共通で固定する規格ではありません。国、ブランド、商品カテゴリー、細身かゆったり型かによって実際の大きさが変わります。
たとえば、普段Mを着る人でも、細身のジャケットではLが快適で、ゆったり設計のセーターではSが合うことがあります。そのため、「日本ではMです」と伝えることは出発点になりますが、その情報だけで購入サイズを確定するのは避けたほうが安全です。
S・M・Lは何の略?
基本表記は、XSがextra small、Sがsmall、Mがmedium、Lがlarge、XLがextra largeです。XXLや2XLは、double extra largeまたはtwo extra largeと読まれることがあります。店頭では記号を一文字ずつ読むより、「a medium」「a large」のように名称で伝えると明確です。
Sサイズのsmallをmallと書かないようにしましょう。smallは「小さい」、mallは「大型商業施設」を表す別の単語です。smallの最初には子音が重なるため、発音では「ス」と「モール」を完全に分けず、唇を閉じるmへ素早く移ります。
sizeとfitの違い
sizeはS、M、L、8、10などの区分や寸法を指します。一方、fitは実際に着たときの体への合い方です。タグが自分の普段のsizeでも、肩だけがきつい、袖が長い、全体がだぶつくといったfitの問題は起こります。
商品名にslim fitとあれば細身、regular fitなら標準的、relaxed fitならゆったりした形が目安です。skinny fitはより体に密着し、straight fitは脚の線が比較的まっすぐ、oversized fitは意図的に大きく見えるよう設計されています。サイズとシルエットを別々に確認することが、失敗を減らす基本です。

基本が分かったところで、次は入店直後に使う表現です。最初の一言が言えれば、店員との会話は短い質問と返答で進められます。
入店して欲しい服を探す英語
- I’m looking forの後ろに商品名やsomethingを置けば希望を伝えられる
- 見ているだけならI’m just looking, thank you.と返す
- 用途、色、素材を一つ加えると店員が候補を探しやすい
欲しい服を伝える基本形は、I’m looking for ~.です。「私は~を探しています」という意味で、商品名を入れ替えるだけで使えます。難しい説明を始めるより、この一文で会話の目的を示すほうが店員にも伝わりやすくなります。
- フレーズ
- I’m looking for a jacket.
- 日本語訳
- ジャケットを探しています。
- 使う場面
- 入店後、店員からMay I help you?やCan I help you find something?と声をかけられたときに使います。jacketをshirt、dress、sweaterなどに置き換えられます。
- 注意点・誤用例
- 数えられる単数の商品にはaが必要です。I’m looking for jacket.ではなく、I’m looking for a jacket.とします。jeansやpantsにはaを付けず、a pair of jeansの形も使えます。
- 発音・ニュアンス
- looking forは会話で「ルッキン(グ)フォ」のようにつながります。すべてを強く読むのではなく、探している品名のjacketをやや明確に発音します。
商品名が分からないときはsomethingが便利です。I’m looking for something warm.なら「何か暖かいもの」、something lightweightなら「何か軽いもの」、something formalなら「何かフォーマルなもの」です。旅行中の用途を示すなら、I’m looking for something waterproof.のように必要な機能を伝えられます。
- フレーズ
- I’m just looking, thank you.
- 日本語訳
- 見ているだけです。ありがとうございます。
- 使う場面
- まだ手伝いが必要でなく、自分で店内を見たいときに使います。I’m just browsing, thanks.も自然です。
- 注意点・誤用例
- Looking only.のような単語だけでも推測される場合はありますが、I’m just looking.と文にすると自然です。最後にthank youを添えると、手助けを断りながらも穏やかな印象になります。
- 発音・ニュアンス
- justの語尾のtは強く破裂させず、次のlookingへ滑らかにつなげることがあります。笑顔や軽いうなずきを添えると意図が伝わりやすくなります。
希望をもう一段具体的にする
店員に候補を出してもらいたいときは、色、用途、素材、予算のうち一つか二つを加えます。I’d like something lightweight.は「軽いものが欲しいです」、I need something for cold weather.は「寒い時期に使うものが必要です」という意味です。
おすすめを尋ねるなら、What do you recommend?、Could you recommend something?、Do you have any suggestions?が使えます。仕事用なら、I’m looking for a jacket for work. My budget is around 150 dollars. What would you recommend?のように、用途と予算を続けると候補を絞りやすくなります。
match、go with、suit、fitを使い分ける
日本語の「合う」は、英語では内容によって語が変わります。色や柄が調和するならmatch、組み合わせがよいならgo with、人の外見や雰囲気に似合うならsuit、寸法が体に合うならfitです。
- Do these shoes match this dress?:この靴はこのドレスと色や雰囲気が合いますか。
- Does this shirt go with these trousers?:このシャツはこのズボンと組み合わせがよいですか。
- Do you think this style suits me?:このスタイルは私に似合うと思いますか。
- This jacket fits me well.:このジャケットは私の体にうまく合います。
It suits you.は見た目や雰囲気に似合うという評価で、It fits you.は寸法が体に合うという評価です。この違いを押さえると、試着後の感想も正確に理解できます。では、肝心のサイズを店員にどう尋ねればよいのでしょうか。
服のサイズを尋ねて自分のサイズを伝える
- 商品のサイズはWhat size is this?で確認できる
- 普段のサイズはI usually wear a medium.と伝える
- 分からなければI’m not sure of my size.と正直に伝えてよい
タグが見つからないときは、What size is this?と尋ねます。複数の商品を指すならWhat sizes are these?です。商品を手に持つか指で示しながらthisやtheseを使えば、服の名前が分からなくても会話を進められます。
- フレーズ
- What size is this?
- 日本語訳
- これは何サイズですか。
- 使う場面
- サイズタグがない、表示の場所が分からない、数字表記の意味を店員に確かめたいときに使います。
- 注意点・誤用例
- What size this?ではbe動詞が抜けています。単数はWhat size is this?、複数はWhat sizes are these?と組み合わせます。
- 発音・ニュアンス
- size isが「サイズィズ」のようにつながります。疑問文でも、語尾を極端に上げなくて構いません。商品を示す動作が理解を助けます。
店員からサイズを聞かれたとき
店員はWhat size do you wear?またはWhat size do you take?と尋ねることがあります。どちらも「普段は何サイズですか」という意味です。ジャケットについてならWhat size do you take in jackets?、靴ならWhat size do you take in shoes?のように対象が加わる場合もあります。
- フレーズ
- I usually wear a medium.
- 日本語訳
- 普段はMサイズを着ます。
- 使う場面
- 店員に普段のサイズを聞かれたときの返答です。数字ならI usually wear a size 8.と言えます。
- 注意点・誤用例
- 海外でも必ずMが合うという断定ではありません。必要ならin Japanを加え、I usually wear a medium in Japan.と伝えると、店員も複数サイズを提案しやすくなります。
- 発音・ニュアンス
- usuallyは「ユージュアリー」に近い音です。mediumの最初の音節をやや強くし、「ミーディアム」に近いリズムで発音します。
SとMの間くらいなら、I’m between a small and a medium.と言えます。確信がなければ、I’m not sure. A medium, I think.と、分からないことを示してから予想を続けると自然です。
- フレーズ
- I’m not sure of my size. Could you help me find the right size?
- 日本語訳
- 自分のサイズがよく分かりません。合うサイズを探すのを手伝っていただけますか。
- 使う場面
- 初めて買うブランド、数字表記しかない商品、体型区分が複数ある売り場で役立ちます。
- 注意点・誤用例
- rightはここでは「右」ではなく「適切な」という意味です。採寸を頼む場合はCould you take my measurements?ですが、店舗によって対応できないこともあります。
- 発音・ニュアンス
- Could youは会話で「クッジュー」に近くつながります。断定を避けつつ助けを求める、丁寧で実用的な言い方です。
サイズを言えたら、次は売り場に希望の一着があるかを確認します。ここでは前置詞inが重要な役割を持ちます。
別サイズ・色違い・在庫を頼む英語
- 「この商品のM」はDo you have this in a medium?と尋ねる
- 一つ上はthe next size up、一つ下はthe next size downで表せる
- 売り場になければ奥や別店舗の在庫を確認してもらう
特定の商品についてサイズや色の展開を尋ねるときは、this in ~の形が便利です。サイズならin a medium、色ならin blackを続けます。指している商品と同じデザインで、条件だけを変えたいことが明確になります。
- フレーズ
- Do you have this in a medium?
- 日本語訳
- これのMサイズはありますか。
- 使う場面
- 手元の商品と同じデザインのMサイズを探しているときに使います。数字表記ならDo you have this in size 8?です。
- 注意点・誤用例
- Different size?だけでは依頼の意図が曖昧です。Do you have this in another size?と文にすると、「この商品の別サイズ」が明確になります。
- 発音・ニュアンス
- have thisは「ハヴディス」に近くつながることがあります。mediumを強めに言い、必要ならタグを見せると聞き間違いを防げます。
一つ大きい・一つ小さいサイズ
今着ているものを基準にするなら、Do you have one size bigger?やDo you have one size smaller?が使えます。より自然な比較表現として、a larger size、a smaller sizeも便利です。big sizeだけで終えるより、比較級を使うと「今のものより大きい」という関係が伝わります。
- フレーズ
- Could I try the next size up?
- 日本語訳
- 一つ上のサイズを試してもよいですか。
- 使う場面
- 試着した服が少しきつく、次の段階のサイズを持ってきてもらいたいときに使います。小さくしたい場合はthe next size downです。
- 注意点・誤用例
- upは服を上方向へ動かす意味ではなく、サイズ段階を上げる意味です。Could I try a large?なら特定のL、the next size upなら現在より一段上を指します。
- 発音・ニュアンス
- next sizeでは二つの音が続くため、一音ずつ切らず「ネクスサイズ」に近くつなぎます。Could Iは丁寧でありながら、店頭で堅すぎない依頼です。
色とサイズを同時に指定する
色違いはDo you have this in black?、別の色全般ならDo you have this in another color?です。サイズと色を一度に指定するなら、Do you have this in black, size medium?と伝えられます。丁寧に在庫確認を頼むなら、Could you check if you have this in black in a medium?が使えます。
色の展開を知りたい場合はWhat colors does this come in?、サイズ展開ならWhat sizes does this come in?です。come inは、商品が特定の色やサイズで用意されていることを表します。
売り場に見当たらないとき
ラックに希望サイズがなくても、奥に在庫がある場合があります。Could you check in the back?は「奥を確認していただけますか」、Do you have any more in stock?は「在庫はほかにありますか」です。店員のLet me check in the back.は「奥を確認してきます」という意味です。
- Is this the only one left?:残っているのはこれだけですか。
- When will this be back in stock?:これはいつ再入荷しますか。
- Is it available at another store?:別の店舗に在庫はありますか。
- Could you check the stock for me?:在庫を確認していただけますか。
希望の商品を見つけたら、いよいよ試着です。試着では、許可を求める表現だけでなく、代名詞の位置にも注意しましょう。
試着を頼み、試着室で確認する英語
- Can I try this on?で試着の許可を求められる
- itやthemはtryとonの間に置く
- 試着室の場所や持ち込める点数も短い質問で確認できる
「試着する」はtry onです。最も使いやすい表現は、Can I try this on?です。複数ならthisをtheseに変えます。I’d like to try on this jacket.のように、希望として伝えることもできます。
- フレーズ
- Can I try this on?
- 日本語訳
- これを試着してもよいですか。
- 使う場面
- 商品を試着室へ持っていく前に、店員へ許可を求める場面です。複数ならCan I try these on?と言います。
- 注意点・誤用例
- 代名詞を使う場合はtry it on、try them onの語順です。try on it、try on themとはしません。名詞ならtry on this jacketとtry this jacket onの両方が可能です。
- 発音・ニュアンス
- try thisは「トライディス」に近くつながることがあります。Can Iは日常的で自然です。さらに控えめに尋ねたい場合はCould I try this on?も使えます。
試着室の場所と持ち込み点数
試着室はfitting roomまたはchanging roomです。Where is the fitting room?と尋ねれば場所を案内してもらえます。複数形でWhere are the changing rooms?と表示や地域に合わせて言うこともできます。
店舗によって持ち込み点数が決まっているため、服を何着も選んだ場合はHow many items can I take into the fitting room?と確認します。全部試したいならCan I try all of these on?です。itemは商品を一つ、二つと数えるときに役立ちます。

試着までの会話例
- 会話
- 店員:Can I help you find something?
学習者:Yes, I’m looking for a shirt to wear with this suit.
店員:What color would you prefer?
学習者:White or light blue. Do you have any suggestions?
店員:This light blue one would go well with your suit. What size do you wear?
学習者:I’m not sure. I usually wear a medium in Japan.
店員:You might want to try both a small and a medium.
学習者:That sounds good. Where is the fitting room? - 日本語訳
- 店員:何かお探しですか。
学習者:はい。このスーツに合わせるシャツを探しています。
店員:何色がよいですか。
学習者:白か薄い青がよいです。何かおすすめはありますか。
店員:この薄い青ならスーツによく合います。普段は何サイズですか。
学習者:よく分かりません。日本では普段Mサイズです。
店員:SとMの両方を試すとよいかもしれません。
学習者:そうします。試着室はどこですか。 - 使う場面
- 用途に合う服を店員と選び、普段のサイズを伝えて複数サイズを試す一連の流れです。
- 注意点・誤用例
- both a small and a mediumはSとMの両方を意味します。店員の提案へThat sounds good.と返すと、提案を受け入れる流れが自然になります。
- 発音・ニュアンス
- 会話全体を一息で覚える必要はありません。I’m looking for、What size、fitting roomという意味の核をやや強く読み、相手の反応を待ちながら一文ずつ進めます。
服を着られたとしても、そこでサイズ確認は終わりではありません。肩、胸、ウエスト、袖、裾など、どこが合わないのかを具体的に伝えられると、店員が適切な代案を出しやすくなります。
きつい・ゆるい・丈が合わないと伝える英語
- tightはきつい、looseはゆるい、baggyはだぶついた状態を表す
- around the shouldersなどを加えると問題の場所を指定できる
- ちょうどよければIt fits perfectly.やIt’s just right.を使う
試着後にHow does it fit?と聞かれたら、まず全体の評価を短く返します。ちょうどよいならIt fits well.、It fits perfectly.、It’s just right.です。合わない場合は、状態と場所を組み合わせると具体的になります。
- フレーズ
- It’s a little tight around the shoulders.
- 日本語訳
- 肩のあたりが少しきついです。
- 使う場面
- ジャケットやシャツを着たとき、肩周りに圧迫感がある場面です。chestやwaistに置き換えて場所を変えられます。
- 注意点・誤用例
- tightは寸法や締め付けがきつい状態です。服の見た目が似合わないことを表すsuitとは異なります。非常にきついならtoo tight、少しならa little tightやa bit tightです。
- 発音・ニュアンス
- tightの最後のtは軽く止める程度でも通じます。a littleを加えると表現が柔らかくなりますが、交換が必要なほどならtoo tightとはっきり伝えて構いません。
ゆるい・大きい・だぶつく
ゆるい場合はIt’s too loose.、自分には大きすぎるならIt’s too big for me.です。見た目がだぶつくならIt’s a little baggy.と表せます。ウエストだけならThe waist is too loose.、肩幅が広すぎるならThe shoulders are too wide.です。
looseとloseはつづりも発音も異なります。looseは「ゆるい」で、語末は濁らないsの音です。loseは「失う」で、語末はzのように濁ります。服のサイズ感ではlooseを使います。
袖、裾、パンツ丈を伝える
- The sleeves are too long.:袖が長すぎます。
- The hem is a little short.:裾が少し短いです。
- These pants are too long for me.:このパンツは私には長すぎます。
- The length is just right.:丈はちょうどよいです。
- Do you have these with a shorter inseam?:これより股下が短いものはありますか。
pantsはアメリカ英語で一般的な「ズボン」ですが、イギリス英語では下着を指すことがあります。イギリスでズボンを明確に表したいときはtrousersが便利です。pantsとtrousersは複数形として扱うため、these pants、those trousers、a pair of pantsと言います。
一本のズボンをone pantsとは言いません。a pair of pantsと数えます。また、靴も左右一組なので、These shoes are too small.やThey’re too tight.のように複数扱いにします。
別サイズを頼む会話例
- 会話
- 店員:How does it fit?
学習者:It’s a little tight around the shoulders. Could I try the next size up?
店員:Certainly. I’ll bring you a large.
学習者:Thank you. Could you also bring me the same shirt in white?
店員:Of course. - 日本語訳
- 店員:サイズはいかがですか。
学習者:肩のあたりが少しきついです。一つ上のサイズを試してもよいですか。
店員:もちろんです。Lサイズをお持ちします。
学習者:ありがとうございます。同じシャツの白も持ってきていただけますか。
店員:もちろんです。 - 使う場面
- 試着室から出た後、合わない場所を伝え、サイズ違いと色違いを同時に頼む場面です。
- 注意点・誤用例
- same shirt in whiteは同じデザインの白を指します。another white shirtでは、別デザインの白いシャツと解釈される可能性があります。
- 発音・ニュアンス
- 合わない場所を指しながらshouldersと言うと伝わりやすくなります。Could you alsoは追加の依頼を穏やかに示す表現です。
店頭での表現を覚えても、数字サイズや通販の寸法表で迷うことがあります。続いて、タグに書かれた英単語と、自宅でできる測り方を整理します。
海外の数字サイズと通販のサイズ表を読む
- 数字サイズは国やブランドで基準が異なるため固定換算に頼りすぎない
- body measurementsとgarment measurementsを区別する
- インチかセンチか、伸縮性、着用モデル、返品条件まで確認する
女性服、スーツ、パンツなどでは数字サイズが使われます。しかし、同じ「8」でも国が違えば対応する寸法が同じとは限りません。ブランド独自の基準もあるため、日本の号数と海外の数字を一対一で固定して覚えるより、各商品のsize chartを見るほうが確実です。
服の採寸で使う英単語
- chest:胸囲、胸部
- bust:主に女性服で使われるバスト寸法
- shoulder width:肩幅
- neck:首回り
- sleeve length:袖丈
- body length/garment length:着丈
- waist:ウエスト
- hips:ヒップ
- inseam:股下
- rise:股上
- outseam:脇丈、総丈
- thigh:太もも周り
- leg opening:裾幅
パンツではwaistだけでなくinseamも重要です。What is the inseam on these pants?と尋ねれば、「このパンツの股下はどのくらいですか」という意味になります。ジャケットでは肩幅と袖丈、シャツでは胸囲と首回りも確認対象になります。
- フレーズ
- Are these measurements in inches or centimeters?
- 日本語訳
- この寸法はインチ表記ですか、それともセンチ表記ですか。
- 使う場面
- 通販サイトや店頭のサイズ表で単位が明記されていないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 1インチは2.54センチです。単位を取り違えると大幅な差が出ます。measurementは測定値や寸法という意味で、複数項目ならmeasurementsとします。
- 発音・ニュアンス
- measurementsは「メジャーメンツ」に近い音です。in inches or centimetersの二択部分をゆっくり言えば、相手が単位を答えやすくなります。
body measurementsとgarment measurements
body measurementsは、そのサイズを着る人の体の寸法です。garment measurementsは、平置きなどで測った衣服そのものの実寸です。たとえば体の胸囲と服の胸囲がまったく同じでは、素材によっては動きにくくなります。服にはデザイン上のゆとりが含まれるため、二つを取り違えないことが大切です。
自宅では、体を測るだけでなく、手持ちの中でよく合う服を平らに置いて比較できます。肩幅、身幅、着丈、袖丈を測り、商品ページのgarment measurementsと比べます。パンツならウエスト、股上、股下、裾幅も確認します。
通販で読むサイズ感の表現
- True to size:標準的なサイズ感
- Runs small:一般的な感覚より小さめ
- Runs large:一般的な感覚より大きめ
- Stretchy:伸縮性がある
- Non-stretch:伸縮性がない
- Model is wearing size S:モデルはSサイズを着用
- Size & Fit guide:サイズと着用感の案内
通販では、表記単位、体寸法か商品実寸か、モデルの身長と着用サイズ、素材の伸縮性、購入者のサイズ感、返品条件を確認します。レビューのruns smallは参考になりますが、体型や好みでも評価は変わるため、自分の実寸との比較を中心に考えます。
Petite、Tall、Plus、One size
Petiteは主に小柄な人向けで、単に横幅が細いだけではなく、袖丈や着丈が短めに設計される場合があります。Tallは高身長向けで、袖丈、着丈、股下などが長めです。Regularは標準的な丈や仕様、PlusまたはPlus sizeは主に女性用の大きいサイズ区分として見られます。
One sizeは日本語の「フリーサイズ」に近い表記です。One size fits mostは「多くの人に合うワンサイズ」であり、全員に合うという意味ではありません。伸縮性のある服でも、着丈、袖丈、対応寸法を確認しましょう。
英語圏の通販で、日本式のfree sizeが常に同じ意味で使われるとは限りません。One sizeやOne size fits mostを探し、必ず具体的な寸法と返品条件を確認してください。
服が決まった後も、会計や交換でサイズに関する会話が続くことがあります。購入前に返品条件を一言確認しておけば、旅行中や通販での不安を減らせます。
購入・交換・返品で使う英語
- 購入を決めたらI’ll take it.で伝えられる
- 購入前にreturn policyを確認する
- 交換ではexchange this for another sizeの形を使う
試着して気に入ったら、I’ll take it.で「これにします」と伝えられます。複数の商品ならI’ll take them.、両方ならI’ll take both.です。買わない場合はI’ll think about it.やI’ll pass, thank you.と穏やかに断れます。
- フレーズ
- It fits perfectly. I’ll take it.
- 日本語訳
- ぴったりです。これにします。
- 使う場面
- 試着した服のサイズが合い、購入を決めたときに使います。
- 注意点・誤用例
- takeはここでは「持っていく」から転じて「買うことに決める」という意味です。複数の商品を指してI’ll take it.とはせず、I’ll take them.とします。
- 発音・ニュアンス
- I’ll take itは「アイル・テイキット」に近くつながります。短い表現ですが、購入の意思を明確に示せます。
会計で使う短い表現
- How much is this?:これはいくらですか。
- Is this on sale?:これはセール品ですか。
- Does the price include tax?:価格に税金は含まれていますか。
- Can I pay by credit card?:クレジットカードで支払えますか。
- Do you accept contactless payments?:タッチ決済は使えますか。
- Could I have a receipt, please?:レシートをいただけますか。
thisにはis、複数のtheseにはareを使います。How much are these?なら「これらはいくらですか」です。免税についてはDo you offer tax-free shopping?と尋ねられますが、条件や必要書類は国と店舗で異なるため、店頭で確認します。
返品とサイズ交換
購入前にWhat is your return policy?と尋ねれば、返品条件を確認できます。サイズが合わない場合に返品できるかは、Can I return this if it doesn’t fit?です。セール品、下着、水着などは返品対象外の場合があるため、レシートや商品タグを保管します。
- フレーズ
- I’d like to exchange this for a larger size.
- 日本語訳
- これをもっと大きいサイズに交換したいです。
- 使う場面
- 購入後にサイズが合わないと分かり、同じ商品の大きいサイズへ交換したいときに使います。
- 注意点・誤用例
- exchange A for Bで「AをBに交換する」です。返金を希望するreturnと、別商品や別サイズに替えるexchangeを区別します。
- 発音・ニュアンス
- exchangeは後半のchangeをやや強く読みます。I’d like toは要求を直接ぶつけず、希望として丁寧に伝える形です。
ここまでの表現を実際の場面で出せるようにするには、単語帳を見るだけでなく、店内の順序に沿って声に出すことが役立ちます。最後に、短時間で行える実践練習へ進みましょう。
店頭で言えるようになる実践トレーニング
- 買い物の順番に沿って十個の基本フレーズを練習する
- 手持ちの服を測り、英語の部位名と結びつける
- 短い会話を店員役と学習者役に分けて音読する
覚える順番は、入店、商品探し、サイズ確認、試着、感想、購入の流れに合わせます。単独の文を無作為に暗記するより、次に何を言うかを場面と結びつけたほうが思い出しやすくなります。まずは次の十個の基本フレーズを声に出してください。
- I’m looking for a jacket.:ジャケットを探しています。
- I’m just looking, thank you.:見ているだけです。ありがとうございます。
- What size is this?:これは何サイズですか。
- Do you have this in a medium?:これのMサイズはありますか。
- Do you have this in another color?:これの色違いはありますか。
- Can I try this on?:これを試着してもよいですか。
- Where is the fitting room?:試着室はどこですか。
- It’s a little tight around the shoulders.:肩のあたりが少しきついです。
- Could I try the next size up?:一つ上のサイズを試してもよいですか。
- It fits perfectly. I’ll take it.:ぴったりです。これにします。
練習1:一語だけ入れ替える
I’m looking for a jacket.のjacketだけをshirt、dress、sweater、coatへ入れ替えます。次にDo you have this in a medium?のmediumをsmall、large、size 8へ変えます。文型を固定して一語だけ交換すると、文法を毎回組み立て直さずに済みます。
同様に、It’s tight around the shoulders.のshouldersをchest、waist、armsへ変えます。袖や丈ならThe sleeves are too long.、The length is too short.のように文全体を一つの型として覚えます。
練習2:手持ちの服を測る
自分によく合うシャツを一着選び、肩幅、身幅、着丈、袖丈を測ります。測りながらshoulder width、chest width、garment length、sleeve lengthと声に出します。パンツならwaist、rise、inseam、leg openingを確認してください。
測定値はセンチで控え、通販ページがインチ表記なら2.54を基準に換算します。ただし、生地の伸縮、測り方、立体的な裁断によって着心地は変わるため、数値だけで完全に判断できるわけではありません。返品条件も併せて確認します。
練習3:三段階で発音する
最初は英文を意味のまとまりで区切ります。Do you have this / in a medium?、It’s a little tight / around the shoulders.のように読みます。次に区切りを保ったまま速度を少し上げ、最後に商品を指す動作や肩に触れる動作を加えます。
発音では、すべての単語を同じ強さにしません。Do you have this in a medium?なら、意味の中心であるthisとmediumを明確にします。冠詞aや前置詞inは軽く読みます。多少音が不完全でも、重要語と身ぶりがそろえば意図を伝えやすくなります。

練習4:店員役と学習者役を交互に読む
- 会話
- 店員:May I help you?
学習者:Yes, please. I’m looking for a lightweight jacket.
店員:What size do you wear?
学習者:I’m not sure. I usually wear a medium in Japan.
店員:Why don’t you try a small and a medium?
学習者:That’s a good idea. Can I try them on?
店員:Certainly. The fitting room is over there.
学習者:Thank you. - 日本語訳
- 店員:何かお探しですか。
学習者:はい。軽いジャケットを探しています。
店員:普段は何サイズですか。
学習者:よく分かりません。日本では普段Mサイズです。
店員:SとMを試してみてはどうですか。
学習者:それはよいですね。両方試着してもよいですか。
店員:もちろんです。試着室は向こうです。
学習者:ありがとうございます。 - 使う場面
- 自分のサイズに確信がなく、二つのサイズを比較したい場面です。一人で練習する場合も、声色や向きを変えて二役を読みます。
- 注意点・誤用例
- Why don’t you ~?は、この場面では理由を追及する質問ではなく「~してみてはどうですか」という提案です。二着を指すため、try it onではなくtry them onを使います。
- 発音・ニュアンス
- Why don’t youは「ワイドンチュー」に近くつながることがあります。学習者側は全文を急がず、lightweight、medium、try them onを明確に読みます。
一週間の復習例
- 1日目:基本の十文を日本語を見ながら音読する
- 2日目:商品名とサイズだけを入れ替えて各文を三回読む
- 3日目:手持ちの服を測り、採寸語を声に出す
- 4日目:試着後のtight、loose、long、shortを体の部位と組み合わせる
- 5日目:店員役と学習者役の会話を交互に読む
- 6日目:日本語だけを見て英語を言い、出なかった文を確認する
- 7日目:入店から購入までを商品を指す動作つきで通して練習する
一度にすべてを暗記する必要はありません。最初はI’m looking for、Do you have this in、Can I try this on、It’s too tightの四つを優先します。この四つが使えれば、商品探しからサイズ変更までの主要な場面に対応できます。
最後に、サイズ英語で迷いやすい疑問を確認します。店頭へ行く直前の見直しにも使えます。
服のサイズに関する英語Q&A
- サイズ名だけでなく実寸と着用感を確認する
- 短い定番文と指さしを組み合わせれば会話を進められる
- fit、suit、matchの違いを意識する
迷ったときの中心表現は、I’m not sure of my size.です。分からないことを無理に隠す必要はありません。その後にCould you help me?を続ければ、店員に相談できます。
「服のサイズ」は英語で何と言いますか?
一般にはclothing sizeまたはclothes sizeと表せます。店頭では単独の用語を言うより、What size is this?やWhat size do you wear?のような文で尋ねるほうが自然です。
日本でMサイズなら海外でもmediumを選べばよいですか?
必ず同じ大きさになるわけではありません。国、ブランド、商品、fitによって寸法が変わります。店頭では複数サイズを試し、通販では胸囲、ウエスト、袖丈、股下などの実寸をサイズ表で確認してください。
「別のサイズはありますか?」は英語でどう言いますか?
Do you have this in another size?と言えます。特定のサイズならDo you have this in a medium?、一つ上ならCould I try the next size up?が使えます。
fitとsuitはどう違いますか?
fitは服の寸法が体に合うこと、suitは色やデザイン、雰囲気が人に似合うことを表します。This jacket fits me.はサイズが合う、This color suits me.は色が似合うという意味です。
試着するとき、try on itと言ってもよいですか?
代名詞itはtryとonの間に置き、try it onとします。複数ならtry them onです。名詞の場合はtry on this jacketとtry this jacket onの両方を使えます。
「少しきつい」は英語で何と言いますか?
It’s a little tight.またはIt’s a bit tight.と言えます。場所を加えるならIt’s a little tight around the shoulders.やIt’s a bit tight in the chest.のように表します。
One size fits mostは全員に合うという意味ですか?
いいえ。「多くの人に合うワンサイズ」という意味で、全員への適合を保証する表現ではありません。対応する胸囲、ウエスト、着丈、素材の伸縮性を確認する必要があります。
英語が途中で出てこないときはどうすればよいですか?
商品やタグを指しながら、Medium?、This one?と確認する方法もあります。続けてI’m not sure of my size. Could you help me?と言えば、会話を立て直せます。完璧な長文より、商品、色、サイズ、着用感を一つずつ伝えることが大切です。
海外で服を選ぶときは、タグのS・M・Lだけで決めず、試着と実寸確認を組み合わせます。店頭ではI’m looking for、Do you have this in、Can I try this on、It’s too tightという短い型を順番に使えば、必要なやり取りを組み立てられます。
まずは手持ちの服を一着測り、十個の基本フレーズを声に出してみてください。自分が買いたい商品名と普段のサイズに置き換えて練習しておくと、店頭でも言葉を取り出しやすくなります。

