海外の洋服屋で店員に声をかけられた瞬間、知っているはずの英語が出てこなくなった経験はありませんか。「見るだけです」「この服のSサイズはありますか」「試着したいです」と伝えたいのに、単語を並べるだけで精いっぱいになることもあります。
この記事では、「洋服屋」を表すclothes shop、clothing store、boutiqueの違いから、商品探し、サイズ確認、試着、支払い、交換までを順番に学べます。主要表現には使う場面、誤用しやすい点、発音やニュアンスも添えているため、声に出しながら読み進めてください。会話練習を継続したい場合は、英語教室で学ぶ方法もあります。
「洋服屋」を英語で表す基本語
けれども、洋服屋の英会話には繰り返し使われる型があります。商品名、色、サイズを入れ替えるだけで、入店から会計、返品までの多くの場面に対応できます。長い英文を即興で作る必要はありません。
最初に覚えたいのは、I’m looking for ~.、Do you have this in ~?、Can I try it on?、I’ll take it.の四つです。この四つを軸にすれば、買い物の流れを英語でつなげられます。では、店そのものの呼び方から確認しましょう。
- イギリスではclothes shop、アメリカではclothing storeが使いやすい
- boutiqueとtailorは一般的な洋服屋とは意味が異なる
- clothesとclothingでは文法上の扱いにも違いがある
「洋服屋」の無難な表現は、clothes shopまたはclothing storeです。どちらも服を販売する店を指しますが、地域によって好まれる語が少し異なります。
clothes shop
clothes shopは、特にイギリス英語で使いやすい表現です。小さな店にも一般的な衣料品店にも使えます。近くの洋服屋を探すなら、Is there a clothes shop around here?と言えます。
この辺りに洋服屋はありますか。
clothesは「クロウズ」に近く、最後の音を長く分けて「クローゼズ」とは発音しません。shopは比較的小さな店にも自然です。
街中、ホテル、観光案内所などで、近くの衣料品店を尋ねるときに使います。
clothesは複数扱いであり、a clothesとは言いません。一着ならa shirt、a jacket、an item of clothingなどを使います。
clothing store
clothing storeは、アメリカ英語で広く使える「衣料品店」です。ショッピングモールの大型店にも、小規模な店舗にも使えます。storeを使うため、商品を販売する店舗だと明確に伝わります。
clothingは「衣類」を集合的に表す不可算名詞です。通常はa clothingやtwo clothingsとはしません。一着を数えたい場合はan item of clothing、複数ならsome clothesが自然です。
clothes storeとboutique
clothes storeも意味は通じ、日常会話で使われます。ただし、迷った場合は地域に応じてclothes shopまたはclothing storeを選ぶと安定します。
boutiqueは、小規模で選び抜かれた服、個性的な商品、デザイナーズ商品などを扱う店を表します。一般的な大型量販店をboutiqueと呼ぶと、実際の雰囲気と合わないことがあります。
tailorは「仕立屋」
tailorは、主に服を仕立てたり寸法を直したりする人や店を指します。既製服を買う一般的な洋服屋を探しているなら、clothing storeのほうが目的に合います。裾上げや袖丈の調整を頼む場面ではtailorが適切です。
アメリカ英語のpantsは「ズボン」ですが、イギリス英語では下着を表すことがあります。イギリスでズボンを指す場合はtrousersを使うと誤解を避けやすくなります。

入店直後の声かけに自然に答える英語
- 店員の質問には短い返答だけでも十分対応できる
- 見るだけならI’m just looking, thank you.が使いやすい
- 探し物があればI’m looking for ~.で始める
入店時は、店員の言葉を日本語の「いらっしゃいませ」と同じだと考えず、短く返答するのが自然です。May I help you?やCan I help you?は、手伝いが必要かどうかを尋ねています。
何も決めていなければ、I’m just looking, thank you.と答えます。商品を自由に見たい意思と感謝を同時に伝えられるため、覚えやすく実用的です。
見ているだけです。ありがとうございます。
I’m just lookingは「アイム・ジャスト・ルッキング」を一語ずつ切らず、justの最後とlookingの最初を軽くつなげます。browsingを使ったI’m just browsing.も同じ場面で使えます。
店員からCan I help you?と聞かれたものの、まだ手伝いが必要でないときに使います。
Just looking.だけでも通じますが、thank youを添えると柔らかい印象になります。返答せずに立ち去るより、短く言葉を返すほうが自然です。
探している商品があるなら、I’m looking for ~.を使います。a skirt、a jacket、black shoesのように、後ろの商品だけを入れ替えれば構いません。
結婚式用のドレスを探しています。
looking forは会話では「ルッキング・フォー」よりも、forを弱く発音します。丁寧ながら堅すぎず、幅広い店舗で使えます。
用途が決まっていて、店員に候補を提案してもらいたいときに使います。for work、for a party、for winterのように用途を変えられます。
一着の数えられる商品にはaまたはanが必要です。I’m looking for skirt.ではなく、I’m looking for a skirt.とします。
商品名がわからない場合は、スマートフォンの画像を見せてI’m looking for something like this.と言えます。実物を指しながらDo you have anything like this?と尋ねてもよいでしょう。次は、案内された場所を正しく理解するための表現です。
商品の場所を尋ねて案内を聞き取る
- Where can I find ~?で売り場を尋ねられる
- over there、next to、at the backなどの位置表現を押さえる
- 聞き取れないときは短い聞き返しを使う
売り場を直接尋ねるなら、Where can I find ~?が便利です。Where can I find jeans?なら「ジーンズはどこにありますか」という意味になります。
店員の案内では、over there「あちら」、next to ~「~の隣」、behind ~「~の後ろ」、just past ~「~を過ぎてすぐ」などがよく使われます。店の奥はat the back of the store、上の階はupstairs、下の階はdownstairsです。
学習者: すみません。スカートはどこにありますか。店員: ジーンズ売り場を過ぎたすぐ先、右手にあります。学習者: ジーンズ売り場を過ぎた右手ですね。店員: そのとおりです。
just pastは「ジャスト・パスト」と強く分けず、軽くつなげます。on your rightのrightを聞き取ると方向を判断しやすくなります。
広い店やデパートで売り場の方向を確認するときに使います。聞いた内容を短く繰り返すと、理解が合っているか確認できます。
skirtsのような複数名詞を受ける代名詞はtheyです。一着のskirtならIt’s over there.となります。
説明が速ければ、Sorry, could you say that again?と聞き返してください。方向を指してほしいときは、Could you point me in the right direction?が使えます。聞き返すことは失礼ではなく、間違った売り場へ行くより確実です。
サイズと色を確認する英語
- Do you have this in ~?にサイズや色を入れる
- 一つ上・下のサイズはthe next size upまたはdown
- 表記だけでなくサイズ表や試着でも確認する
手元の商品についてサイズや色を尋ねるなら、Do you have this in ~?を使います。空欄にa small、black、size 8などを入れるだけで質問が完成します。
これのもっと小さいサイズはありますか。
smallerの最初の音をはっきりさせます。largerに変えれば「もっと大きいサイズ」になります。biggerも使えますが、サイズについてはlarger sizeが明確です。
試着前または試着後に、現在の商品より小さいサイズの在庫を確認するときに使います。
Don’t you have smaller one?は、aが抜けているうえ、「もっと小さい物はないのですか」という不満や驚きが加わりやすい表現です。単純な在庫確認ではDo you have ~?を選びます。
特定の表記を指定するなら、Do you have this in a small?、Do you have this in size 6?と言えます。普段のサイズを伝えるときはI usually wear a small.が自然です。
海外では、同じS、M、Lでも国、ブランド、商品の形によって実寸が異なります。自分のサイズがわからなければ、I’m not sure what size I am here.と伝え、Do you have a size chart?と尋ねましょう。
色違いはDo you have this in black?、別の色全般はDo you have it in another color?で確認できます。ほかの色を一覧で知りたい場合は、What other colors does this come in?が便利です。
petite、regular、tall、plus size
petiteは単にXSより小さいという意味ではなく、小柄な人に合わせて袖丈、股下、胴の位置などを調整した規格です。tallは背の高い人向け、regularは標準的な丈、plus sizeは大きいサイズの区分を表します。
I need a small-size skirt.でも意図は伝わりますが、店頭ではI’m looking for a skirt in a small.またはI usually wear a small.のほうが自然です。
サイズと色を確認できたら、次は実際の着心地を確かめます。ここでは、語順を間違えやすいtry onが重要になります。
試着室で使う英語とtry onの語順
- 試着の許可はCan I try this on?で尋ねる
- itやthemはtryとonの間に置く
- 試着点数を聞かれたら数字だけでも答えられる
試着したいときは、Can I try this on?と言います。少し丁寧にしたければCould I try this on?、より改まった響きならMay I try this on?も使えます。
それを試着してもいいですか。
try it onは三つをばらばらにせず、「トライリットン」に近い流れで発音します。語尾を強く上げなくても、丁寧な表情と声で質問だと伝わります。
手に持っている一着の服を指し、試着してよいか店員に確認するときに使います。
代名詞itを使う場合、Can I try on it?とはせず、tryとonの間に置きます。複数の商品ならCan I try them on?です。
試着室の場所はWhere is the fitting room?と尋ねます。複数の試着室を指すならWhere are the fitting rooms?です。changing roomも使われ、特にイギリスで耳にすることがあります。
入口でHow many items do you have?と聞かれたら、Three.のように数字だけで答えても問題ありません。I have three items.なら「3点あります」と明確に伝えられます。番号札を渡される店もありますが、一般的な商品管理の手続きです。

着心地・丈・似合い方を伝える英語
- サイズが合うときはIt fits well.を使う
- きつい、ゆるい、長いなどは部位と一緒に伝えられる
- fit、suit、matchは表す「合う」が異なる
試着後の感想は、短い形容詞だけでも伝わります。ぴったりならIt fits perfectly.、少しきついならIt’s a little tight.、大きすぎるならIt’s too big.です。
ウエストが少しきつすぎます。
tightは最後のtを強く母音化せず、短く止めます。looseは「ルース」に近く、loseとは母音と語末の音が異なります。
服全体ではなく、特定の部分だけが合わないことを説明するときに使います。waistをshoulders、sleeves、chestに替えられます。
too tightは「必要以上にきつい」という否定的な意味です。少しだけ気になる場合はa littleを加えると、程度を穏やかに伝えられます。
丈についてはThe sleeves are too long.「袖が長すぎます」、The hem is a little short.「裾が少し短いです」と言えます。ズボンの裾上げが可能か尋ねるならCan these pants be shortened?、寸法直し全般はDo you offer alterations?です。
fit、suit、matchの違い
fitは、サイズや形が体に合うことです。This jacket fits me well.なら「このジャケットは私の体によく合います」という意味になります。
suitは、色やデザインが人に似合うことです。Blue suits you.は「青があなたに似合います」を表します。matchは物同士の組み合わせが合うことで、These shoes match your bag.なら靴とバッグの相性について述べています。
店員からIt looks good on you.と言われたら、「よくお似合いです」という意味です。ただし、購入前には鏡の前で腕を上げる、座る、少し歩くなどして、自分でも動きやすさを確認しましょう。
デザイン・素材・手入れ方法を確認する
- 柄や形はDo you have ~?とI’m looking for ~.で伝える
- 素材はWhat is this made of?で尋ねる
- 洗濯表示や手入れ方法も購入前に確認できる
色以外の希望も、短い形容詞を知っていれば伝えられます。無地はplain、しま模様はstriped、チェック柄はchecked、花柄はfloral、水玉模様はpolka-dotです。
形については、long-sleeved「長袖の」、sleeveless「袖なしの」、loose-fitting「ゆったりした」、slim-fit「細身の」、high-waisted「股上の深い」、cropped「丈の短い」などが役立ちます。希望が曖昧なら、I’d prefer something less formal.のようにsomethingを使えます。
これは何でできていますか。
made ofは会話では音がつながります。素材を予想できる場合はIs this made of cotton?のように尋ねると、返答を聞き取りやすくなります。
品質表示が読みにくいときや、肌触り、アレルギー、季節への適性を考えて素材を確認するときに使います。
Where was this made?は「どこで製造されましたか」であり、素材ではなく生産地を尋ねる質問です。混同しないようにしましょう。
代表的な素材はcotton「綿」、wool「羊毛」、linen「麻」、silk「絹」、leather「革」、polyester「ポリエステル」、cashmere「カシミヤ」です。洗濯機で洗えるかはIs it machine-washable?、ドライクリーニングが必要かはDoes this need to be dry-cleaned?と尋ねます。
縮みが心配ならWill this shrink in the wash?、防水性はIs this waterproof?で確認できます。服は購入後の手入れも必要なので、価格や見た目と一緒に確認すると判断しやすくなります。
値段・割引表示・購入判断の英語
- 値段はHow much is this?で確認する
- up toやfinal saleの意味を見落とさない
- 買わない場合も短く丁寧に断れる
値札が見当たらなければ、How much is this?と尋ねます。複数の商品ならHow much are these?です。値札を探したことまで伝えるなら、I couldn’t find the price tag.と言えます。
割引はすでに適用されていますか。
includedは第二音節付近に強さを置きます。値引きを迫る表現ではなく、表示内容を確認する穏やかな質問です。
値札の金額が割引前か割引後かわからないときに使います。割引後の金額はHow much is it after the discount?で確認できます。
up to 50% offは「最大50%引き」であり、全商品が半額という意味ではありません。対象商品ごとの表示を確認します。
20% offは20%引き、half priceは半額、clearanceは在庫処分を表します。Buy one, get one freeは一つ買うともう一つ無料、Buy one, get one 50% offは一つ買うと二つ目が半額です。条件が付く場合があるため、対象商品も確認しましょう。
final saleと表示された商品は、返品や交換ができないことがあります。また、地域によっては値札に税が含まれず、会計時の支払額が表示価格より高くなる場合があります。
試着しても購入する必要はありません。少し考えたいならI’ll think about it.、もう少し店内を見たいならI’m going to look around a little more.と伝えます。今回は見送るならI’ll pass for now, thank you.が使えます。
試着した商品を戻す場所がわからないときは、Where should I leave these?と尋ねます。別の棚へ適当に戻すより、店員に渡すほうが安全です。購入を決めた場合は、次の会計表現へ進みましょう。
購入・会計・袋・レシートで使う英語
- 購入を決めたらI’ll take it.を使う
- 支払い方法はby cardまたはin cashで伝える
- 袋やレシートへの返答はYes, please.だけでもよい
購入を決めたときの定番は、I’ll take it.です。複数ならI’ll take these.、二つとも買うならI’ll take both.と伝えます。
こちらを買います。
I’llはI willの短縮形です。「アイル」を短く発音し、takeに少し強さを置くと聞き取りやすくなります。
複数の候補から一つを選び、購入意思を店員に伝えるときに使います。
I’ll buy it.でも意味は通じますが、店頭で「これにします」と選ぶ場面ではI’ll take it.が自然です。
レジはアメリカではregister、イギリスではtillと呼ぶことがあります。場所がわからなければWhere can I pay?と言えば地域差を気にせず尋ねられます。列を確認するならIs this the checkout line?です。
カード払いはCan I pay by card?、現金ならI’ll pay in cash.と伝えます。タッチ決済はDo you accept contactless payments?で確認できます。店員のCash or card?にはCard, please.またはCash, please.で十分です。
Would you like a bag?と聞かれ、必要ならYes, please.、不要ならNo, thank you.と答えます。自分の袋がある場合はI have my own bag.です。袋が有料か確かめるならIs there a charge for the bag?と尋ねます。
返品の可能性があるなら、レシートを保管してください。Could I have the receipt, please?で受け取れます。袋に入れてほしいならIn the bag, please.と答えます。
返品・交換で希望を正確に伝える
- returnは返品、exchangeは交換、refundは返金
- 理由と希望する対応を分けて伝える
- 期限、値札、レシートなどの条件を確認する
返品では、最初にI’d like to return this.と伝えます。その後にIt doesn’t fit.「サイズが合いません」などの理由を続けると、手続きが進みやすくなります。
これをもっと小さいサイズに交換できますか。
exchangeは後半のchangeに強さを置きます。Could I ~?を使うことで、店の規定を尊重しながら可能かどうかを尋ねる響きになります。
商品そのものは気に入っているものの、サイズだけを変更したいときに使います。different colorに替えれば色交換を希望できます。
refundは返金されるお金または返金処理を指します。別商品への変更を望む場合はreturnだけでなくexchangeを使うと希望が明確です。
商品に問題があるならThis item is damaged.「この商品は傷んでいます」、I noticed a stain when I got home.「帰宅してから汚れに気づきました」と説明できます。購入日を伝える場合はI bought this yesterday.のように続けます。
返品条件はWhat is your return policy?で尋ねます。Is this returnable?、How many days do I have to return it?、Can sale items be returned?も役立ちます。店ごとに期限や商品の状態に関する条件が異なるため、購入前の確認も有効です。
レシートなし、値札を外した商品、着用済みの商品、衛生に関わる商品、final saleの商品は、返品や交換が認められない場合があります。店の表示と規定を確認してください。
入店から会計までをつなぐ実践会話
- 短い型を順番につなげれば買い物全体に対応できる
- 店員の質問をすべて理解できなくても重要語で判断できる
- 会話は役割を交代しながら音読すると定着しやすい
実際の買い物では、フレーズを一つずつ独立して使うのではなく、商品探し、色、サイズ、試着、購入の順につなげます。次の会話では、基本の四つの型がどこで使われるか確認してください。
店員: こんにちは。何か必要でしたら声をかけてください。学習者: ありがとうございます。実は、薄手のジャケットを探しています。店員: 何かご希望はありますか。学習者: 春に着られるカジュアルな物がいいです。店員: こちらはいかがですか。ベージュとネイビーもあります。学習者: ネイビーが気に入りました。Sサイズはありますか。店員: 確認します。はい、こちらです。学習者: ありがとうございます。試着してもいいですか。店員: もちろんです。試着室は店の奥です。学習者: 袖が少し長いです。一つ下のサイズを試してもいいですか。店員: もちろんです。こちらがXSです。学習者: こちらのほうがよく合います。これにします。店員: 袋は必要ですか。学習者: いいえ、結構です。自分の袋があります。
全文を同じ強さで読むのではなく、jacket、navy、small、try、long、down、takeなど、情報を担う語を少し強く読みます。
希望がある程度決まっており、店員の助けを借りながら商品を選ぶ場面です。light jacketをdress、shoes、coatなどに替えて練習できます。
next size downは一つ下のサイズ、next size upは一つ上のサイズです。downを「下の階」と受け取らないよう、試着場面ではsizeとのまとまりで覚えます。
一回目は英文を見ながらゆっくり読み、二回目は日本語訳を見て英文を作り、三回目は商品や色を入れ替えます。店員役と学習者役を交互に読むと、質問を聞いた後の反応も練習できます。
洋服屋で役立つ商品名と日本語との違い
- 日本語の商品名が英語では別の意味になることがある
- pants、jeans、shoesなどは複数形で扱う
- 一着・一足と数える場合はa pair ofを使う
商品名を知っていると、I’m looking for ~.の後ろをすぐに作れます。トップスではT-shirt、shirt、blouse、sweater、cardigan、hoodie、jacket、coat、blazerがよく使われます。
日本語の「パーカー」に近い一般的なスウェット素材の服は、英語ではhoodieです。parkaはフード付きの厚手の防寒着を指すことがあります。
ボトムスや一枚物にはskirt、pants、trousers、jeans、shorts、dress、suit、jumpsuitがあります。日本語の「ワンピース」は通常dressです。one-pieceだけでは、水着など別の物を連想される場合があります。
小物にはshoes、sneakers、boots、sandals、socks、belt、scarf、hat、cap、handbag、walletなどがあります。purseは地域によって小型バッグや財布を指すため、財布だと明確に言いたい場合はwalletが使いやすい表現です。
複数形で扱う商品
pants、jeans、shorts、shoesなどは複数形として扱います。そのため、This jeans is too tight.ではなく、These jeans are too tight.とします。靴についてもDo you have these shoes in a larger size?のようにtheseを使います。
黒い靴を一足探しています。
pairとofを軽くつなげます。pairsと複数にする場合は、two pairs of shoesのようにpair側を複数形にします。
一足、一着という単位を明確にして商品を探すときに使います。a pair of jeans、two pairs of pantsにも応用できます。
a shoesとは言いません。数を意識しない通常の買い物ではI’m looking for black shoes.だけでも自然です。
よくある誤用を自然な英語に直す
- oneには必要に応じてaを付ける
- clothesは一着を表す単数名詞として使わない
- 代名詞を使うtry onでは語順に注意する
買い物英語では、単語の意味が合っていても冠詞や語順で不自然になることがあります。特に重要なのは、a smaller one、try it on、some clothesの三つです。
Don’t you have smaller one?
smaller oneは数えられる一つの商品を指すため、a smaller oneとします。また、Don’t you have ~?は「ないのですか」という意外さや不満を帯びる場合があります。在庫確認ならDo you have a smaller one?が穏やかです。
Can I try on it?
itやthemなどの代名詞は、tryとonの間に置きます。したがってCan I try it on?が自然です。名詞ならtry this jacket onとtry on this jacketの両方が可能です。
I bought a new clothes.
clothesは複数扱いなので、a new clothesとは言いません。服を何着か買ったならI bought some new clothes.、シャツを一着買ったならI bought a new shirt.とします。
Please come here.
試着室へ案内する店員の言葉として意味は通じますが、Right this way.「こちらへどうぞ」やPlease follow me.「ついてきてください」のほうが接客では自然です。店員の発言として耳にする可能性があるため、覚えておくと移動の合図を理解できます。
文法的に作れる表現でも、否定疑問文や強い命令形は、状況によって不満や圧力を感じさせることがあります。店頭ではDo you have ~?、Could I ~?、please、thank youを組み合わせると穏やかです。
発音練習と短時間でできる復習手順
- 英文を丸暗記する前に情報を担う語を強く読む
- 商品、色、サイズを入れ替えて反応速度を上げる
- 店員の質問も音読して聞き取りに備える
店頭で通じやすくするには、一語ずつ完璧に発音するより、重要語をはっきり言うことが大切です。I’m looking for a black jacket.なら、looking、black、jacketに情報があります。
第一段階:四つの型をゆっくり読む
I’m looking for a jacket.、Do you have this in a small?、Can I try it on?、I’ll take it.を、それぞれ三回ずつ声に出します。最初は正確さを優先し、慣れたら単語間を軽くつなげます。
第二段階:一部分だけを入れ替える
jacketをdress、skirt、shoesに替えます。a smallをa medium、a larger size、size 8に替えます。blackをnavy、beige、another colorに替えると、一つの文型から多くの質問を作れます。
第三段階:日本語を見て二秒以内に言う
「見ているだけです」「黒はありますか」「試着室はどこですか」「少しきついです」「これにします」という日本語を見て、短い英語を作ります。文全体が出なければ、black、fitting room、tightなどの重要語から口に出してください。
第四段階:店員側の質問に答える
Can I help you?、What size do you need?、How does it fit?、Cash or card?、Would you like a bag?を録音し、少し間を空けて自分の返答を入れます。質問を聞いて答える練習にすると、実際の店頭に近づきます。
見ているだけです。ありがとうございます。黒いジャケットを探しています。これのもっと小さいサイズはありますか。試着してもいいですか。ウエスト回りが少しきつすぎます。これにします。
I’m just looking, thank you.I’m looking for a black jacket.Do you have this in a smaller size?Can I try it on?It’s a little too tight around the waist.I’ll take it.
入店から購入までを一人で通して練習するときに使います。各文の間に、店員の返答を想像するための短い間を置きます。
速さだけを追わず、this、it、theseの指す商品を意識します。何を指しているかわからない場合は、商品名をもう一度使っても構いません。

店頭で迷ったときの最低限フレーズ
- 長文が出なくても短い質問で買い物は進められる
- 商品を指しながらthis、it、theseを活用する
- 聞き返しと確認の表現を一つずつ用意する
すべてを覚えられなくても、次の表現を使えば多くの場面に対応できます。特にthisを指さしと組み合わせる方法は、商品名がわからないときに役立ちます。
- I’m just looking, thank you.:見ているだけです。ありがとうございます。
- I’m looking for a jacket.:ジャケットを探しています。
- Do you have anything like this?:このような物はありますか。
- Do you have this in black?:これの黒はありますか。
- Do you have this in a smaller size?:これのもっと小さいサイズはありますか。
- Can I try this on?:これを試着してもいいですか。
- Where is the fitting room?:試着室はどこですか。
- It’s a little too tight.:少しきつすぎます。
- How much is this?:これはいくらですか。
- I’ll take it.:これにします。
- Can I pay by card?:カードで支払えますか。
- Could I have the receipt, please?:レシートをいただけますか。
- I’d like to exchange this.:こちらを交換したいのですが。
- Sorry, could you say that again?:すみません、もう一度言っていただけますか。
店員の返答を十分に聞き取れなければ、サイズ、色、価格などの重要部分だけを確認します。A small?、In black?、Twenty dollars?のように語尾を上げれば、聞こえた内容の確認になります。
洋服屋の英語では、長く話す力より、必要な情報を短く伝え、相手の質問に一つずつ答える力が役立ちます。まず四つの型を覚え、次にサイズ、色、着心地の語を足していきましょう。
洋服屋の英語に関するQ&A
- 地域差や単語の使い分けを最終確認できる
- 試着、サイズ、返品で迷いやすい点を整理する
- 実際の店頭では短く明瞭に伝えればよい
最後に、洋服屋の英語でよく生じる疑問を確認します。自分が使う一文を各回答から選び、声に出して復習してください。

